ポケモンバンク入り中古3DSを買う前に知りたい注意点

ポケモンバンク入り中古3DSを買う前に知りたい注意点

昔プレイしたDSのポケモンを最新作に連れて行きたい——そう考えたとき、「ポケモンバンク」という名前を目にした方は少なくないはずです。

2023年3月28日にニンテンドーeショップのサービスが終了したことで新規ダウンロードが不可能となり、ポケモンバンクが入った中古3DS本体の価格がフリマアプリやオークションサイトで大きく上昇しています。ヤフオクでの平均落札価格は36,942円にのぼり、85,000円まで高騰した落札事例も確認されています。

しかし、この中古市場には「改造品」というリスクが潜んでいます。本体設定の確認方法や改造品の見分け方を知らずに購入すると、意図せず非正規品を手にしてしまう可能性があります。この記事では、ポケモンバンクの現在の状況から中古購入時に注意すべき点、安全な見分け方、そしてポケモンホームへの移行方法までを整理します。

今からポケモンバンクを使いたいのですが、どうすれば入手できますか?

残念ながら、現時点では新規ダウンロードの方法は存在しません。過去にダウンロード済みの3DS本体か、正規品の中古本体を入手する必要があります。

この記事のポイント
  • ポケモンバンクはeショップ終了後も継続利用できるが、新規入手は不可
  • 中古市場ではポケモンバンク入り3DSが数万円規模に高騰している
  • 改造品の見分け方として本体設定画面のSys/Emu表記を確認する
  • ポケモンホームへの引っ越しは一方通行でプレミアムプランが必要
目次

ポケモンバンク入り中古3DSを検討する前に知っておきたいこと

  • ポケモンバンクが今から新規入手できない理由と現在の状況
  • 中古市場でポケモンバンク入り3DSが高騰している背景
  • 中古ポケモンソフトと本体に潜むリスクの種類

ポケモンバンクが今から新規入手できない理由と現在の状況

ポケモンバンクが今から新規入手できない理由と現在の状況

ポケモンバンクは現在も利用できます。2024年4月9日にニンテンドー3DSのオンラインサービスが原則として終了した後も、ポケモンバンクおよびポケムーバーは引き続き利用可能な状態が維持されています。これは、このサービスが単なるデータ保管庫ではなく、過去20年以上にわたるポケモンシリーズの歴史と最新作を繋ぐ役割を担っているためです。

ただし、「利用できる人」と「利用できない人」の間には明確な線引きがあります。2023年3月28日のニンテンドーeショップサービス終了より前に、自身のニンテンドー3DS本体にポケモンバンクをダウンロードしたことがある方は、現在も引き続き利用できます。一度でもダウンロード履歴があれば、eショップ終了後も再ダウンロードのリストからソフトを本体に戻すことができます。

一方、2023年3月28日の期限までに一度もダウンロードしたことがない方は、今から新たに利用を開始することができません。eショップという公式の入り口が閉鎖されたため、正規の方法でソフトを入手する手段は現時点では存在しないのです。

ポケモンバンクの利用料は、2023年3月28日午前9時以降は無料となっています。本来は年間500円(税込)の有料サービスでしたが、eショップの決済機能終了に伴い無償化されました(ファミ通より引用)。

サービス終了時期については「未定」というのが公式の変わらぬ見解です。ポケモン公式からは、将来的にサービスが終了する可能性があるとしてポケモンHOMEへの早期移行が繰り返しアナウンスされています。ダウンロードに「裏ワザ」は存在しません。インターネット上では非公式な方法(いわゆるCFW等)が語られることもありますが、それらは本体の不正改造に当たり、ニンテンドーの利用規約違反・本体の文鎮化・オンライン接続不可・セーブデータ破損といった重大なリスクを伴います。

また、利用できるかどうかの判断基準は「過去に、利用したい3DS本体でダウンロードしたことがあるか」という一点に尽きます。友人から借りたり別の本体で持っていたりしても意味はなく、利用したい本体そのものにダウンロード履歴が紐付いている必要があります。SNS上では「ポケモンバンクが終了した」という情報が拡散したことがありましたが、これは「有料サービスの終了」と「サービス自体の終了」が混同されたことによる誤解でした。

中古市場でポケモンバンク入り3DSが高騰している背景

中古市場でポケモンバンク入り3DSが高騰している背景

新規ダウンロードが不可能になったことで、「ポケモンバンク導入済み本体」の希少価値が大幅に上昇しています。「欲しい人はたくさんいるのに、手に入れる手段が極端に限られている」という需要と供給のアンバランスが、中古市場での価格高騰を招いているのです。

オークションファンのデータによると、ヤフオクにおける「3DS 任天堂 ポケモンバンク」の平均落札価格は36,942円です。また85,000円まで高騰した落札事例も確認されており、「正規品」を謳って120,000円の即決価格で出品されているものも存在します。現在ヤフオクでは37件程度が出品中です。

価格帯を見ると、2万円台から5万円台が中心となっており、状態やポケムーバーの有無、同梱ソフトによって価格が変わります。ブックオフやメルカリ、Yahoo!フリマなどでも取引が行われています。

ポケモンバンク入り3DSは、過去と未来のポケモンを繋ぐ「唯一のチケット」としての希少価値が価格に反映されている状態です。

このような価格高騰の背景には、DSやゲームボーイ時代のポケモンを最新のSwitchソフトに連れて行きたいというプレイヤーの根強い需要があります。ポケモンバンクとポケムーバーがなければ、第5世代以前のポケモンをSwitchへ移行することが基本的に不可能になります。そのため「もし手放したら二度と取り戻せない」という希少性が価格を押し上げる要因となっています。

あるユーザーは「友達にポケバンクとポケムーバー入りの3DSを貸してほしいって言われた。他にも欲しい人多いのかな?」とSNSに投稿しており、個人間での需要の高さもうかがえます。なお、3DS本体とニンテンドーアカウントの紐付けを断ち切るためには本体を初期化する必要があり、初期化するとポケモンバンクが削除されて2度と再ダウンロードできなくなるため、所有者が手放しにくいという事情もあります。

中古ポケモンソフトと本体に潜むリスクの種類

中古ポケモンソフトと本体に潜むリスクの種類

中古市場でポケモンソフトや3DS本体を購入する際には、複数のリスクを理解しておく必要があります。

最も注意すべきは「前の所有者による改造データ」の存在です。中古ゲームのデータには「改造、コピー、バグなどを行ったデータが平気で存在する」との指摘があります。レベル0で双子のジグザグマや、レベル100で6Vの色違いデオキシスなど、明らかに不自然なポケモンが含まれているケースがあるとのことです。このような改造データは、オンライン対戦で使用するとアカウントがペナルティを受ける可能性があるとの報告があります。

フリマアプリでは「中古ガチャブームに乗った詐欺師が大量発生している」との指摘もあります。「改造、良くてコピー産」の可能性が高いソフトが販売されているケースもあるとのことで、個人取引には特に注意が必要です。

ソフトの物理的劣化・消耗のリスクも見逃せません。特に「子どもが使っていたケースが多いので、消耗や劣化が進みやすい傾向にある」との指摘があります。さらに、破損や劣化したソフトをゲーム機に差すと本体故障につながる可能性があるとの指摘もあります。ソフト自体に見た目の破損が見つからない場合でも、ソフトのデータ自体が壊れていると本体の故障につながる可能性があるとのことです。

3DS本体そのものに対する非公式改造(CFW等)のリスクも深刻です。本体が文鎮化(起動不能状態)になったり、ニンテンドーネットワークIDへの接続が不可能になったり、セーブデータが破損したりするリスクがあります。見た目だけでは正規品との区別が難しく、購入してから改造品だと発覚するケースも少なくないとのことです。

安全に中古3DSを入手してポケモンバンクを使うために

  • 改造品の中古3DS本体を見分けるチェックポイント
  • ポケモンバンクを使った過去作からSwitchへの移行ルート
  • ポケモンホームへの引っ越しで失敗しないための注意点

改造品の中古3DS本体を見分けるチェックポイント

改造品の中古3DS本体を見分けるチェックポイント

中古でポケモンバンク入り3DSを購入する際に、改造品を見抜くための最も有効な方法が「本体設定画面のバージョン情報の確認」です。本体設定画面のバージョン情報の箇所に「Sys」や「Emu」といった表記がある場合、それは改造されている証拠です。購入前に出品者に依頼し、本体設定画面の写真を見せてもらうことが有効です。

本体設定画面のバージョン情報の箇所に「Sys」「Emu」の表記があれば改造品です。正規品にはこれらの文字は表示されません。

出品価格についても注意が必要です。相場(3万円前後)より著しく安い場合は何らかの問題がある可能性があります。また、出品者が多数の同種商品を出品している場合(業者的な出品スタイル)も注意すべきポイントです。

正規のポケモンバンクは、ニンテンドーネットワークID(NNID)と紐付いています。商品説明に「NNIDごと譲渡」という記載があるかを確認することも重要です。また「初期化しないでください」という記載があるかも判断材料になります。初期化するとポケモンバンクが削除されて再取得できなくなるため、正規品の出品者はこうした注意書きをしている傾向があります。

もう一つ重要な点として、ポケモンバンクのダウンロード履歴はその本体に紐付いています。友人や知人が別の3DS本体で持っていても、その本体を借りてポケモンバンクを使うことはできません。あくまでも、過去にダウンロードしたことのある本体そのものが必要です。

これらの確認を事前に行うことで、改造品を掴むリスクを大幅に下げることができます。特に、フリマアプリや個人間取引では問い合わせへの回答を嫌がる場合もあり、写真の提供を拒否する出品者からの購入は避けることが安全です。

ポケモンバンクを使った過去作からSwitchへの移行ルート

ポケモンバンクを使った過去作からSwitchへの移行ルート

ポケモンバンクは、DS・3DS世代のポケモンをSwitchへ移行するための中継点として不可欠な役割を果たしています。元のソフトがどの世代かによって、必要なアプリや手順が異なります。

DSソフト(第5世代:ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2)からポケモンを移行する場合は、「DSソフト → ポケムーバー → ポケモンバンク → ポケモンホーム → Switchソフト」というルートを経由します。ポケムーバーは、DS時代のポケモンをポケモンバンクへ転送するための専用ソフトです。

3DSバーチャルコンソールソフト(赤・緑・青・ピカチュウ・金・銀・クリスタル)の場合は「VCソフト → ポケモンバンク → ポケモンホーム → Switchソフト」のルートです。なお、VCの赤・緑・青・ピカチュウ・金・銀・クリスタルから預けたポケモンは、第7世代(サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン)でしか引き出せない点に注意が必要です。

3DSソフト(X・Y、オメガルビー・アルファサファイア、サン・ムーン、ウルトラサン・ウルトラムーンなど)からは「3DSソフト → ポケモンバンク → ポケモンホーム → Switchソフト」のルートで移行できます。

ポケモンバンクの基本操作は次の手順で行います。3DS本体にゲームカードを挿入し、HOMEメニューからポケモンバンクを起動します。次に利用したいゲームソフトを選択すると、ゲーム内のボックス(左画面)とポケモンバンクのボックス(右画面)が表示されます。移動させたいポケモンをタッチペンでスライドしてバンクのボックスへ移動させ、Xボタンを押してセーブして終了します。この操作で、最大3,000匹のポケモンをクラウド上に預けることが可能です。

バンクとポケモンホームを連携させるには「ひっこしパスワード」を使用します。これについては次のセクションで詳しく説明します。

ポケモンホームへの引っ越しで失敗しないための注意点

ポケモンホームへの引っ越しで失敗しないための注意点

ポケモンバンクからポケモンホームへの引っ越しを行うには、ポケモンホームの「プレミアムプラン(有料)」への加入が必要です。無料プランでは引っ越し機能を利用できないため、事前に加入しておく必要があります。

引っ越しの手順は以下の通りです。まず3DS側でポケモンバンクを起動し、メニューから「ポケモンHOMEへのひっこし」を選択して引っ越しさせるボックスを選択します。次にSwitch/スマホ側でポケモンHOMEを起動し、「ひっこし」→「ひっこしをはじめる」を選んでひっこしパスワードを発行します。最後に3DS側で表示されたパスワードを入力すると引っ越しが開始されます。パスワードの有効時間は3分間のため、手際よく操作する必要があります。

引っ越しはポケモンバンクからポケモンホームへの一方通行です。一度引っ越しさせたポケモンを、再びポケモンバンクに戻すことはできません。引っ越し前に移行するポケモンを慎重に選んでおくことをお勧めします。

引っ越し前にポケモンバンク内のボックスを整理しておくことで、HOME側での管理が格段に楽になります。どのポケモンを引っ越しさせるか事前に決めておくと、3分間のパスワード入力時間内に焦らず操作できます。

サービス終了時期について、現時点では公式から具体的な発表はなく「未定」の状態が続いています。ただし、ポケモン公式は「将来的にはサービス終了の可能性がございますので、Pokémon HOMEへのポケモンのひっこしはお早めに」とのアナウンスを繰り返しています。「使えるうちにやっておく」のが最も適切な対応です。3DSのバッテリーが劣化したり、本体が故障してしまってからでは手遅れになるため、まだ移行を済ませていない方は早めに作業を完了させることが推奨されます。

3DS本体を初期化してしまうとポケモンバンクは削除され、再ダウンロードができなくなります。引っ越しが終わるまで初期化しないように注意しましょう。

ポケモンバンク入り中古3DS購入の注意点まとめ

この記事のまとめです。

  • ポケモンバンクは2024年4月9日の3DSオンラインサービス終了後も引き続き利用可能
  • 利用できるのは2023年3月28日以前にダウンロード済みの本体を持つユーザーのみ
  • 新規ダウンロードは終了しており、裏ワザも存在しない
  • 利用料は2023年3月28日から無料化されている
  • サービス終了時期は未定だが、公式は早めのポケモンHOMEへの移行を推奨
  • ヤフオクの平均落札価格は36,942円で、85,000円超の高額落札事例もある
  • 「正規品」を謳って120,000円の即決価格で出品されているものも存在する
  • 改造品の見分け方は本体設定画面のバージョン情報に「Sys」「Emu」の表記がないか確認する
  • 出品価格が相場より著しく安い場合や同種商品を大量出品している業者的な出品者には注意
  • 商品説明に「NNIDごと譲渡」「初期化しないでください」の記載があるか確認する
  • 中古ポケモンソフトには改造データが含まれている可能性があり、不自然なポケモンは改造品の可能性が高い
  • DS・3DS世代からSwitchへの移行にはポケモンバンクが中継点として不可欠
  • DSソフト(第5世代)からはポケムーバーも必要
  • ポケモンバンクからポケモンホームへの引っ越しは一方通行で、プレミアムプランへの加入が必要
  • ひっこしパスワードの有効時間は3分間
ポケモンバンクはもうサービス終了していますか?

サービス自体は終了していません。2026年4月時点でも利用可能な状態が続いています。ただし、新規ダウンロードができなくなっているため、過去にダウンロード済みの3DS本体を持つユーザーのみが利用できます。「有料サービスの終了(無償化)」と「サービス自体の終了」が混同されて誤解が広まりましたが、現在もサービスは継続しています。

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この記事を書いた人

初代ポケモン発売当時からのゲーマー。
発売から29周年にもなる超大ヒットゲームになるとは・・・
旧作から最新版まで、かゆいところにも手が届く情報発信を心がけています。

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