ポケポケでランクマッチを頑張っていると、「マスターボールランクに上がるには何ポイント必要なのか」「マスター1万位以内の安全ラインはどのあたりなのか」が気になりますよね。とくに、社会人トレーナーや学生トレーナーにとっては、限られた時間の中で「どこまでポイントを盛れば良いか」がとても重要です。
ポケポケのランクマッチは、スマートフォン向けアプリ「Pokémon Trading Card Game Pocket」の対戦モードの一つで、シーズンごとに世界中のプレイヤーとポイントを競う仕組みになっています。シリーズAではマスター昇格ボーダー1450ポイント、シリーズB1では930ポイントなど、シーズンごとに仕様が微調整されているのも特徴です。
この記事では、ランクマッチの基本仕様から、マスター昇格ボーダー、マスター1000位・10000位の目安、シーズンごとのボーダー変動要因までを整理したうえで、「自分に合った安全ラインの決め方」と「限られた時間でボーダーに追いつくための立ち回り」を解説していきます。
- ポケポケのランクマッチの基本仕様と各ランクの仕組みを整理
- マスターランク昇格ボーダーや1000位・10000位の実例ベースの目安を把握できる
- シーズンごとのボーダー変動を踏まえた安全ラインの考え方が分かる
- 時間が限られている人向けの効率的なポイント管理と立ち回りを紹介
ポケポケ ランクマッチ ボーダーの基礎知識
- ポケポケのランクマッチ概要とシリーズ
- ランク帯とポイント・順位の関係
- マスターランク昇格ボーダーの目安
- 1000位・10000位ボーダーの実例
- シーズンごとのボーダー変動要因
ポケポケのランクマッチ概要とシリーズ

まず最初に整理しておきたいのが、「どのゲームのランクマッチの話なのか」という点です。ここで扱うのは、スマートフォンアプリ「Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」のランクマッチであり、家庭用ゲーム機向けポケモン本編ソフトや、紙のポケモンカードゲームの大会とは別物です。
ポケポケのランクマッチは、シーズン制で開催されるランキングイベントです。バトルで勝利するとランクポイントを獲得し、一定ポイントに到達するごとにランクが上昇します。シーズン終了時点の最終ランクと、マスターボールランクでは最終順位に応じて、エンブレムやパック砂時計などの報酬が配布されます。
ランクマッチは、概ね1か月前後の周期でシーズンが切り替わります。2025年時点では、シリーズA(A2b、A3、A3a、A3b、A4 など)に続いて、11月末からシリーズB1シーズンがスタートしており、シーズン名の頭文字で大まかな環境の区切りが分かるようになっています。
ランクマッチに参加するには、ゲーム内でバトル機能が解放されている必要があり、プレイヤーレベル3に到達するとランクマッチが解禁されます。
この記事では、主にシリーズAの標準的な仕様をベースにしつつ、2025年夏以降のアップデート内容やシリーズB1でのポイント調整にも触れながら、「今のポケポケでボーダーをどう考えるべきか」を整理していきます。
ランク帯とポイント・順位の関係

ポケポケのランクマッチには、ビギナー・モンスターボール・スーパーボール・ハイパーボール・マスターボールという5つの階層があり、ビギナー〜ハイパーボールまでは各ランクが1〜4の4段階、マスターボールは1段階のみという合計17段階の構成になっています。
ビギナー〜ハイパーボールまでは、勝利すると基本的に10ポイント前後のランクポイントを獲得し、一定ポイントに到達すると次のランクに昇格します。モンスターボール級以降は敗北時にポイントが減少し、モンスターボールでは−5、スーパーボールでは−7、ハイパー・マスターでは−10と、上位ランクほど負けたときの痛手が大きくなります。
また、一定の連勝数に応じて追加ポイントが得られる「連勝ボーナス」も存在します。シリーズA初期ではスーパーボールまでが対象でしたが、2025年6月下旬開始のシーズン以降はハイパーボール・マスターボールでも連勝ボーナスが付与されるようになり、うまく連勝を重ねれば短期間で大きくポイントを伸ばせる仕様になりました。
ランク帯ごとのポイント構造は、シリーズAとシリーズBでやや異なります。たとえばシリーズAでは、ハイパーボール1〜4の必要ポイントが710/860/1010/1230、マスターボール昇格ラインが1450ポイントに設定されていました。一方、シリーズB1ではシーズン期間が短いこともあり、ハイパーボール1〜4の必要ポイントは480/570/660/790、マスターボール昇格ラインも930ポイントへと調整されています。
マスターボールランクに到達すると、以降は「ポイントそのもの」ではなく「全プレイヤーの中での順位」が重要になります。マスターボールランクの上位10000位以内に入るとランキングに表示され、順位帯ごとにエンブレムとパック砂時計の報酬が変わります。具体的には、1〜1000位、1001〜5000位、5001〜10000位、10001位以下という区分ごとにエンブレムのデザインやパック砂時計の個数が用意されています。
したがって、「自分はマスターに到達できればOKなのか」「マスター10000位以内を目指したいのか」「できれば1000位以内を狙いたいのか」といった目標によって、見るべきボーダーや意識するべきポイントの位置は大きく変わってきます。
マスターランク昇格ボーダーの目安

次に、多くのプレイヤーが最初の大きな目標とする「マスターランク昇格ボーダー」を整理しておきましょう。
攻略サイトの検証によると、ランクマッチが本格始動したシリーズAでは、マスターランクへの昇格ラインは1450ポイントに設定されています。ハイパーボール1〜4が710/860/1010/1230ポイントで、ハイパー4からさらにポイントを伸ばし、1450ポイントを超えた瞬間にマスターボールランクへ昇格する仕組みです。
一方、2025年11月末から始まったシリーズB1では、シーズン期間が約2週間と短いこともあり、マスター昇格ラインは930ポイントに調整されています。Aシリーズと比べると数字自体は小さく見えますが、1勝あたりの獲得ポイントは基本的に10ポイント前後であることは変わらないため、「必要な勝ち数」という意味では大きく変わっていません。
さらに、2025年7月以降のシーズンでは、A4シーズンから「マスターボール→ハイパーボール」「ハイパーボール→スーパーボール」への降格が廃止されています。そのシーズン中に一度マスターボールに到達すれば、どれだけ負けてもシーズン中はハイパーボール以下には落ちない仕様になりました(シーズン切り替え時のランクリセットは従来通り)。
この仕様変更によって、「1450ポイント(あるいは930ポイント)を超えた後にマスターから落ちる心配」はかなり減りました。その一方で、マスター内の順位は勝敗で大きく上下するため、「マスター到達後もどこまでポイントを伸ばすか」という新しい悩みが増えています。
昇格ボーダー付近でプレイするときの考え方としては、次のようなイメージがおすすめです。
- マスター到達だけが目標の人
シリーズA基準なら1450ポイント、シリーズB1基準なら930ポイントを超えたら、一度そこで区切っても良い。勝率や時間に余裕があるときだけ、少しずつ上を目指す。
- できればマスター内の順位も狙いたい人
昇格ラインを超えたうえで、プラス50〜100ポイント程度を「マスター内の安全圏」として目標にする。マッチング運や連敗を考えると、昇格ラインぴったりで止めるより、少し余裕を持たせた方が気持ち的にも楽です。
- 時間があまり取れない人
シーズンによっては、ハイパーボール3やスーパーボール3あたりで終わる方が、砂時計効率や次シーズンのスタート位置とのバランスが良い場合もあります。攻略サイトの「どのランクを目標にすべきか」の解説も参考にしながら、自分の生活リズムに合うラインを決めると良いでしょう。
1000位・10000位ボーダーの実例

ここからは、多くのプレイヤーが特に気にする「マスターランク内での順位ボーダー」に踏み込んでいきます。
ポケポケのランクマッチでは、マスターボールランクの上位10000位までがランキング表示され、順位帯ごとに専用エンブレムとパック砂時計の報酬が用意されています。1〜1000位、1001〜5000位、5001〜10000位、10001位以下の4区分で報酬が変わるため、「10000位以内に入るかどうか」が一つの大きな目標になりやすい構造です。
実際のボーダーはシーズンによって大きく変動しますが、X(旧Twitter)では「ポケポケ ボーダー」を観測しているプレイヤーがいて、その日の1000位・5000位・10000位付近のポイントを定期的にポストしてくれています。たとえば、シリーズAのあるシーズンでは「1000位安全圏3300pt・5000位2600pt・10000位2400pt」といった目安が共有されており、上位ほど非常に高いポイント帯で争われていることが分かります。
一方、2025年11〜12月のシリーズB1シーズンでは、マスター昇格ライン自体が930ポイントと低めになっていることもあり、中盤時点のボーダーは「1000位が1200ポイント台前半、10000位が1000ポイント前後」といったデータも観測されています。
Q&Aサイトの書き込みでも、「あるシーズンの10000位ボーダーは最終的に1700弱くらいになりそう」といった体感値が共有されており、多くのシーズンで「10000位を安全圏で狙うなら、マスター昇格ラインに加えて数百ポイントは上乗せが必要」という空気感があるのが分かります。
これらの情報を踏まえると、シーズンやシリーズによって数字はかなり変わるものの、ざっくりとした目安は次のように整理できます。
- シリーズAの比較的長いシーズン
- マスター10000位:1600〜2000ポイント台に落ち着くケースが多い
- マスター1000位:2000〜2500ポイント台以上が目安になることが多い
- シリーズB1のような短期シーズン
- マスター10000位:1000ポイント前後
- マスター1000位:1200〜1400ポイント台
(マスター昇格ラインが930ptと低い分、全体のスコアレンジも圧縮される)
もちろん、これはあくまで「過去シーズンの一例」から見た傾向であり、実際のボーダーはシーズン期間・環境・プレイヤーの盛り上がり方によって上下します。そのため、Xのボーダー観測アカウントやYahoo!リアルタイム検索などで「いまのシーズンのボーダーがどのくらいか」を定期的にチェックしながら、自分の目標ポイントを微調整していくのがおすすめです。
シーズンごとのボーダー変動要因

ランクマッチのボーダーは、シーズンによってかなり変動します。ここでは、代表的な変動要因を整理しておきましょう。
1つ目の要因は「シーズン期間の長さ」です。A2bやA3、A3b、A4など、シリーズAの代表的なシーズンはおおむね3〜4週間程度で区切られており、その期間の中でどれだけ対戦するかによって最終ポイントが決まります。期間が長いシーズンほど、自然と対戦数が増え、ボーダーも高くなりやすい傾向があります。
2つ目の要因は「休日・連休との重なり」です。ゴールデンウィークや年末年始など、大型連休とシーズン終盤が重なると、普段より長時間潜れるプレイヤーが増え、ボーダーが一気に押し上げられるパターンが見られます。逆に、平日中心の期間では、全体的にボーダーが落ち着きやすいこともあります。
3つ目の要因は「新パックや新ギミックの追加」です。新しいテーマパックや強力なポケモンexが実装されるタイミングでは、環境が大きく動き、試したいデッキが増えるため、自然と対戦数が増えます。攻略サイトの環境解説でも、新弾直後のシーズンで上位帯のポイントが伸びやすい傾向が指摘されています。
4つ目の要因が「ランクマッチ仕様のアップデート」です。2025年5月末の公式アナウンスでは、6月下旬開始のシーズンからハイパーボール・マスターボールにも連勝ボーナスを追加し、7月下旬開始のシーズンからはマスターボール→ハイパーボール、ハイパーボール→スーパーボールへの降格廃止が実装されました。これにより、上手く連勝できるプレイヤーは以前より短期間で高ポイント帯まで到達しやすくなり、特に上位ボーダーが押し上げられたシーズンもあります。
最後に、プレイヤー側のムーブメントも無視できません。X上でボーダー実況をしてくれるアカウントや、ランクマ配信者が「今シーズンはボーダー高そう」「10000位安全圏は◯◯ポイントくらい」といった話題を出すと、それを目標に頑張るプレイヤーが増え、結果的に全体のポイント水準が上がることがあります。
このように、ボーダーは固定の数字ではなく、「シーズン期間」「休日の配置」「環境の盛り上がり」「仕様アップデート」「プレイヤーの熱量」が組み合わさって決まるものです。過去シーズンの実績値を参考にしつつも、「今シーズンの雰囲気」をXや攻略サイトでチェックしながら、自分なりのボーダー観をアップデートしていく姿勢が大切になります。
ポケポケ ランクマッチ ボーダー攻略法
- 自分に合った目標ランクと安全ライン
- ボーダーに追いつくためのポイント管理
- 時間がない人向けの立ち回り方針
- ボーダー付近でのメンタルと注意点
- 今後のアップデートとボーダー予測
自分に合った目標ランクと安全ライン

ここからは、実際にランクマッチでどのボーダーを目指すかを、具体的な目標と安全ラインという形で決めていきましょう。
最初に整理したいのは、「自分がどれくらいプレイ時間を確保できるか」と「現在どのくらいの勝率か」です。攻略サイトの試算では、勝率50%前後のプレイヤーがマスターボールに到達するには、それなりの試合数が必要である一方、勝率が高いプレイヤーほど少ない試合数で昇格できることが示されています。
ざっくりとした目安として、次のようなゾーン分けを考えてみましょう。
- 初級者〜中級者
まずはスーパーボール3〜ハイパーボール1あたりを目標にする。マスター昇格は「余裕があれば狙う」くらいのスタンス。
- 中級者〜上級者
マスターランク到達を第一目標にしつつ、シーズン後半に10000位ボーダーを意識してポイントを積み増す。
- 上級者〜ガチ勢
シーズン開始直後から1000位・10000位ボーダーの推移をチェックし、必要試合数や一日のプレイ量を逆算して動く。
このうえで、「安全ライン」を設定します。安全ラインとは、「多少連敗しても、まだ目標を割らないポイント」のことです。たとえばシリーズA基準でマスター10000位を狙う場合、過去のデータから10000位ボーダーが1600〜2000ポイント台に落ち着くことを踏まえて、
- シーズン中盤
少なくともマスター昇格ライン+50〜100ポイント(1500〜1550付近)まで一度上げておく
- シーズン終盤
Xでのボーダー観測値を見ながら、「現在の予想ボーダー+50〜100ポイント」を目指す
といった形で、ボーダーを少し上から見るようにすると、最終日にチキンレースをしなくて済みます。
逆に、「まずはマスターに触ってみたい」という段階であれば、シリーズAなら1450ポイントに到達したうえで、1500〜1550あたりを一つの安全圏として設定しておくと、多少の連敗ではマスターを割りにくくなります。シリーズB1のように昇格ラインが930ポイントのシーズンでは、1000〜1050ポイント付近を安全圏として見る、といった考え方もできます。
大事なのは、「自分の生活リズムと勝率から逆算した現実的な目標」を設定し、そのうえで「連敗しても折れないライン」を少し高めに置いておくことです。これが決まっていると、ポイントが上下しても「まだ安全圏」「そろそろ守りに入る」という判断がしやすくなります。
ボーダーに追いつくためのポイント管理

ボーダーに追いつく、あるいは抜き去るためには、闇雲に潜るよりも「ポイント管理」の考え方を身につけた方がずっと楽です。
まず意識したいのが、「今日(または今週)の目標ポイント」と「現在のボーダー目安」をセットで考えることです。XやYahoo!リアルタイム検索では、「ポケポケ ボーダー」「10000位ボーダー」「マスターボール 1000位」などのキーワードで検索すると、その日のボーダーを観測しているアカウントの投稿が見つかります。
この情報をもとに、「いまのボーダーが1630ptで自分は1500ptだから、今日は1570まで詰める」「週末までにボーダー+30ptあたりまで伸ばす」といった小さな目標を立てると、モチベーションを維持しやすく、プレイ計画も立てやすくなります。
次に大切なのが、「連敗時のストップルール」です。モンスターボール級以降では敗北時にポイントが減少し、特にハイパー・マスターでは1敗で−10ptと重くなります。3連敗したらいったんアプリを閉じて休憩する、デッキを見直す、フリーマッチで感覚を取り戻す、といった自分なりのルールを決めておくと、「負けが混んでいるのに続けてしまって大きく溶かす」という事故を防ぎやすくなります。
具体的には、次のような管理方法がおすすめです。
- 1セットの上限試合数を決める
1回アプリを開いたら5戦まで、とあらかじめ決めておき、それ以上はやらない。セットごとに戦績とポイントを軽くメモしておくと、自分の勝率や好調・不調の波が見えやすくなります。
- 「連勝・連敗ボーナス」の扱いを決める
連勝中は深追いし過ぎない(疲れてきたらむしろ区切る)、連敗中はきっぱりやめる、といった基準を決めておくと、感情に振り回されにくくなります。
- シーズン終盤の「伸び」を意識する
過去シーズンの体験談を見ると、残り数日で1000位・10000位ボーダーが数十ポイント単位で伸びることは珍しくありません。「最終日ぴったりボーダーに合わせる」のではなく、「残り3〜5日でほぼ目標ポイントに到達しておく」くらいの逆算が、結果的に安全です。
また、ポイント管理に意識を取られ過ぎると、「この1敗で全部終わる」と力んでプレイが雑になることもあります。ポイントは長期戦の指標と割り切り、目の前の1戦では「そのターンの最善手」に集中する。この切り替えができると、ボーダー付近でも落ち着いて戦えるようになります。
時間がない人向けの立ち回り方針

社会人トレーナーや学生トレーナーの中には、「毎日長時間潜るのは難しい」「週末しかまとまった時間が取れない」という人も多いと思います。そうした人がボーダーを意識しながらランクマッチを楽しむには、「時間の使い方」を意識した立ち回りが重要です。
まずおすすめなのは、「プレイする時間帯をある程度固定する」ことです。同じ時間帯には似たような実力帯・デッキ傾向のプレイヤーが集まりやすいと言われており、自分が戦いやすい時間帯を見つけて固定すると、対面の予測が立てやすくなります。たとえば、平日なら通勤前の朝と夜の1セットずつ、休日は午前中だけ、といったふうに「潜る枠」を決めてしまうイメージです。
次に大事なのは、「デッキ選択を絞る」ことです。環境上位のデッキをあれこれ触るよりも、自分が使い慣れたデッキをメインに据えた方が、限られた時間でもプレイ精度を維持しやすくなります。攻略サイトの環境デッキ解説で、Tier上位の中から「回し方がシンプル」「プレイ時間が短め」なデッキを1〜2個選び、ランクマッチでは基本的にそれだけを使うようにすると、試合ごとの迷いやプレミが減ります。
さらに、時間がない人ほど、「疲れているときに無理に潜らない」ことが大切です。仕事や勉強でヘトヘトの状態でランクマッチを続けると、集中力が切れて判断ミスが続き、ポイントを大きく溶かしがちです。
- 1日あたりの最大試合数を決める(例:平日は10戦まで)
- 連敗したらその日は撤退する
- 勝ち越したタイミングでやめる(「勝ち逃げ」ルール)
といった「やめどきルール」を決めておくと、トータルの勝率が安定しやすくなります。
また、プレイ時間が限られている分、「ボーダー情報の収集」で効率を上げるのも有効です。Xのボーダー観測アカウントや攻略サイトのシーズン解説をこまめにチェックし、「自分と10000位ボーダーとの差がどれくらいか」「この週末に何ポイント伸ばせば追いつけそうか」をざっくり把握しておくと、無理な追い上げや、現実的でない目標設定を避けやすくなります。
ボーダー付近でのメンタルと注意点

いざボーダー付近まで来ると、ポイントの一つ一つがとても重く感じられます。マスター昇格ライン目前、10000位ボーダー手前、あるいは1000位争いの真っ只中など、「あと一勝」が異常に怖くなるタイミングは誰にでも訪れます。
まず意識したいのは、「ここまで来たのは、これまでのやり方で勝ってきたから」という事実です。ボーダーが近づいたからといって、急に使い慣れていないデッキに持ち替えたり、普段と違うリスキーなプレイを連発したりすると、かえって勝率が落ちがちです。上位勢の解説やコラムでも、「ボーダー付近こそ普段通りを崩さないこと」がよく強調されています。
次に、集中力の扱いにも注意が必要です。ボーダー付近の試合は一戦一戦の負荷が重く、長時間連続でプレイしていると、どうしても判断の質が落ちます。
- 「ここから3戦だけ」「あと2勝したら今日は終わり」といった短い目標を決めて潜る
- 負けた直後に即再戦しない(30秒でも良いので一度画面を切る)
- 負け試合のリプレイやスクショを後で見返すつもりで、「なぜ負けたか」を一つだけメモする
といった工夫をすると、メンタルの消耗を抑えつつ、プレイの質も高めやすくなります。
また、「ポイントの揺れ幅を過大評価しない」ことも重要です。マスター帯では1勝+10pt、1敗−10ptというシンプルな増減なので、数戦の結果でポイントが大きく上下したように感じても、シーズン全体から見ればそこまで致命的ではありません。数日単位で見たときの平均勝率を意識し、「上下しながらも少しずつ右肩上がりならOK」という感覚で構えると、ボーダー付近でも落ち着いて戦えます。
さらに、シーズン最終日はサーバー混雑や通信環境の影響で、思うように試合ができなかったり、ラグでプレイミスが増えたりする可能性もあります。安全策としては、「最終日に全てを賭ける」のではなく、「前日までにボーダー+数十ポイントの位置まで上げておく」ことです。これなら、もし最終日に潜れなかったとしても、「できることはやった」と納得してシーズンを終えられます。
今後のアップデートとボーダー予測

最後に、今後のアップデートとボーダーの関係について触れておきます。
2025年5月末には、公式Xアカウントからランクマッチの大きな仕様変更が予告され、その後実装されました。内容は、
- 6月下旬開始のシーズン以降
ハイパーボールランク・マスターボールランクにも連勝ボーナスを追加
- 7月下旬開始のシーズン以降
シーズン中の「マスターボール→ハイパーボール」「ハイパーボール→スーパーボール」への降格を廃止(シーズン切り替え時のランク変動は従来通り)
という2点です。
このアップデートにより、「一度マスターボールに到達すれば、そのシーズン中はマスターから落ちない」「連勝できるプレイヤーは短期間で高ポイント帯に駆け上がりやすい」という環境になりました。結果として、A3後半〜A4シーズン以降の上位ボーダーは、以前よりも高めに推移するシーズンが増えています。
さらに、シリーズB1ではマスター昇格ラインが930ポイントに引き下げられ、ハイパーボール帯以下の必要ポイントも全体的に低く調整されています。これは、シーズン期間が短いことや、プレイヤー数・環境の変化を踏まえたバランス調整と考えられます。
今後のボーダーを予測するうえでは、次の3つの情報源をセットでチェックしておくと安心です。
1. 公式サイト・公式Xによるランクマッチ仕様やシーズン期間の告知
2. Game8 や GameWith、攻略大百科などの攻略サイトによるシーズン解説・必要ポイント・環境まとめ
3. X 上のボーダー実況アカウントや、Yahoo!リアルタイム検索で拾える日次のボーダー観測値
この3つを組み合わせることで、
- 今シーズンのマスター昇格ラインにどれくらい余裕を持たせるか
- 10000位ボーダーがシーズン終盤にどこまで伸びそうか
- 自分のプレイ時間・勝率で現実的に狙える順位帯はどこか
といったことを、自分なりに予測しやすくなります。
総括:ポケポケ ランクマッチ ボーダーを理解して自分なりの安全ラインを見つけよう
- ポケポケのランクマッチは、スマホアプリ「Pokémon Trading Card Game Pocket」のシーズン制ランク戦モードである
- ランク帯はビギナー〜マスターボールまでの5階層・17段階構造になっている
- 勝利で基本10ポイントを獲得し、モンスターボール級以降は敗北でポイントが減少する
- 連勝ボーナスにより、連勝数に応じて追加ポイントを獲得できる(2025年夏以降はハイパー・マスターにも適用)
- シリーズAのマスター昇格ボーダーは1450ポイント、シリーズB1では930ポイントが基準として設定されている
- A4シーズン以降はシーズン中のマスターボール→ハイパーボール、およびハイパーボール→スーパーボールへの降格が廃止され、一度マスターに到達すればそのシーズンはマスターから落ちない
- マスターボールランク内では上位10000位までがランキング表示され、1〜1000位/1001〜5000位/5001〜10000位/10001位以下で報酬が分かれる
- 過去シーズンの実例から、10000位ボーダーはシーズンやシリーズによっておおよそ1000〜2000ポイント台、1000位ボーダーは2000ポイント以上になるケースが多い
- シーズン期間、休日の配置、新パック実装、仕様アップデート、プレイヤーの盛り上がりなどがボーダーの位置に大きく影響する
- 自分のプレイ時間と勝率から「現実的な目標ランク」と「連敗しても折れない安全ライン」を決めておくと、メンタルを保ちやすい
- 連敗時のストップルールや1日の最大試合数を決めておくことで、ポイントの大きな溶け込みを防げる
- Xや攻略サイトのボーダー情報を活用し、「今日どこまで盛るか」「シーズン終盤にどこに立っていたいか」を逆算すると効率的に動ける
ポケポケのランクマッチは、ボーダーの数字だけを見るとハードルが高く感じられますが、「自分がどの順位帯を目指すか」「今シーズンはどこまでやるか」を最初に決めてしまえば、必要なプレイ量や安全ラインも見えやすくなります。自分に合った目標とペースを見つけて、長く楽しくポケポケのランクマッチに挑戦していきましょう。

