ポケモンカード先行戦略とエネルギー管理で勝利を掴むための徹底解説

こんにちは!ポケモンカードゲーム、略してポケカの世界へようこそ。

この奥深いゲームで、対戦が始まる際にどちらのプレイヤーが最初に動くかを選ぶ「先攻・後攻」の選択は、その後の試合展開に大きく影響を与えます。

特に「ポケモンカード 先行 エネルギー」というキーワードで検索されているあなたは、きっと先攻のターンでエネルギーをどう扱えばいいのか、また先攻では何ができて何ができないのか、さらにはそもそもポケモンは先行が有利なのか後攻が有利なのか、といった疑問をお持ちのことでしょう。

本記事では、ポケカにおける先攻のルール、エネルギーの基本的な使い方、そして「エネルギー加速」といった重要な戦略、さらにはポケモンカードの進化ルールと先行の関連性まで、初心者の方にも分かりやすく、そして実践的に解説していきます。

あなたのデッキが「ポケモンカード 先行 できないこと」をうまく乗り越え、「ポケカ エネルギー ルール」を最大限に活用し、勝利へと導くためのヒントが満載です。さあ、一緒にポケカの深い世界を探求し、あなたのプレイングを次のレベルへと引き上げましょう。

この記事のポイント
  • ポケモンカードの先攻で可能な行動と制限
  • エネルギーの基本的な使い方と「エネルギー加速」の重要性
  • 先攻・後攻の有利不利がデッキタイプや環境でどう変わるか
  • 先行のメリットを活かし、デメリットを乗り越える具体的な戦略
目次

ポケモンカード 先行 エネルギー:最初のターン、一体何ができる?

  • 先行プレイヤーの最初の番:できることとできないこと
  • ポケカのエネルギー:その使い方と基本ルール
  • 先行ターンでのエネルギー付与がなぜ重要なのか
  • ポケモンカードにおける進化のルールと先行の利点

先行プレイヤーの最初の番:できることとできないこと

先行プレイヤーの最初の番:できることとできないこと

ポケモンカードゲームでは、ジャンケンに勝ったプレイヤーが先攻か後攻かを選びます。そして、その選択によって最初のターンの行動には大きな違いがあります。まず、自分の番が来たら必ず山札からカードを1枚引くことがルールで決まっています。もしこの時に山札が残っていなければ、その時点で負けとなってしまうので注意が必要です。

山札を引いた後、先攻プレイヤーは様々な行動を「自由に」行うことができます。例えば、手札から「たねポケモン」をベンチに出すことができます。ベンチに出せるポケモンは最大5匹までですが、自分の番であればいつでも、何匹でも出すことが可能です。

また、手札にエネルギーカードがあれば、自分のポケモンに1枚だけエネルギーをつけることができます。この時、バトル場のポケモンにもベンチのポケモンにも、どちらにつけても問題ありませんし、ポケモンのタイプと異なるタイプのエネルギーをつけることも可能です。

さらに、手札から「グッズ」や「スタジアム」といった「トレーナーズ」カードを使用することもできます。これらのカードは、ゲームを有利に進めるための効果を持っており、使いたい場合は手札から出して相手に伝え、書かれている効果を適用します。使い終わったトレーナーズカードはトラッシュされます。また、ポケモンが持っている「特性」を使うこともできます。

特性はワザとは異なり、使っても自分の番は終わりませんし、特定の特性は自分の番に何回でも使えるものもあります。バトル場のポケモンをベンチポケモンと入れ替える「にげる」という行動も、必要なエネルギーをトラッシュすることで可能です。

しかし、先攻プレイヤーの最初の番には、明確に「できないこと」も存在します。最も重要なのは、バトルポケモンの「ワザ」を使うことができないという点です。ワザを使うと自分の番が終わってしまうため、先攻1ターン目では攻撃を開始することはできません。

また、「サポート」カードを使うこともできません。サポートカードは強力な効果を持つことが多いですが、先攻プレイヤーは次の番まで待つ必要があります。そして、場に出ているポケモンを「進化」させることもできません。これは後攻プレイヤーの最初の番にも共通するルールであり、場に出たばかりのポケモンや進化したばかりのポケモンも、その番には進化できないという決まりがあります。これらの制限があるからこそ、先攻プレイヤーは最初のターンで攻撃の準備や盤面作りを重視する戦略が求められます。

ポケカのエネルギー:その使い方と基本ルール

ポケカのエネルギー:その使い方と基本ルール

ポケモンカードゲームにおいて「エネルギー」は、ポケモンが「ワザ」を使ったり、「にげる」行動を行うために必要不可欠なカードです。エネルギーカードには大きく分けて「基本エネルギー」と「特殊エネルギー」の2種類が存在します。

基本エネルギーは、草、炎、水、雷、超、闘、悪、鋼の8種類があり、それぞれのポケモンタイプに対応しています。この基本エネルギーは、デッキに何枚でも入れることができるという特徴があります。通常、同じ名前のカードはデッキに4枚までしか入れられないというルールがありますが、基本エネルギーにはこの制限が適用されません。これにより、デッキのタイプに合わせて必要なエネルギーを自由に投入し、安定したエネルギー供給を図ることができます。

一方、特殊エネルギーは、カードの左上に「特殊エネルギー」と記載されており、それぞれに特別な効果がついています。例えば、「ダブルターボエネルギー」は、それ1枚で無色エネルギー2枚分としてカウントされるといった効果を持ちます。特殊エネルギーは、基本エネルギーとは異なり、通常のルールである「同じ名前のカードは4枚まで」という制限が適用されます。そのため、デッキ構築時には基本エネルギーとのバランスを考えることが重要になります。

エネルギーカードの使い方はシンプルです。手札にエネルギーカードがあれば、自分の番に「1枚だけ」ポケモンにつけることができます。この際、エネルギーをつけるポケモンはバトル場にいてもベンチにいても構いません。また、1匹のポケモンにつけられるエネルギーの枚数に上限はありません。一度ポケモンにつけたエネルギーは、ワザを使ったり、ポケモンが進化したりしても、基本的にトラッシュする必要はなく、つけたままの状態を維持します。しかし、「にげる」を使う場合や、カードの特別な説明に指示がある場合は、必要な枚数のエネルギーをトラッシュしなければなりません。ポケモンが「きぜつ」してしまった場合は、そのポケモンについていたエネルギーも全て一緒にトラッシュされます。

ワザを使うために必要なエネルギーの種類や数は、ポケモンによって様々です。例えば、リザードンVSTARの「ばくれつファイヤー」は炎エネルギー2枚と、その他のエネルギー1枚(炎エネルギーを含め、種類は問わない)の合計3枚が必要となります。

また、ワザのコストに記載されている無色エネルギーのマークは、どのタイプのエネルギーでもよいことを意味します。このように、ポケモンのワザを効果的に使うためには、必要なエネルギーを効率よく供給し、適切なタイミングでポケモンに付与することが、ポケカにおける勝利の鍵となるのです。

先行ターンでのエネルギー付与がなぜ重要なのか

先行ターンでのエネルギー付与がなぜ重要なのか

ポケモンカードゲームにおいて、先攻プレイヤーが最初のターンでエネルギーをポケモンに付与できることは、その後の試合展開において非常に大きな意味を持ちます。ポケカは、ポケモンをエネルギーで「育てる」ことで強力なワザを繰り出し、相手のポケモンを倒していくゲームです。そのため、いかに早く、安定して必要なエネルギーをポケモンに供給できるかが、勝敗を左右する重要な要素となります。

先攻プレイヤーは、最初のターンにエネルギーを1枚ポケモンに貼ることができるため、後攻プレイヤーよりも早く、ポケモンにエネルギーを蓄積し始めることができます。この「1ターンの差」が、2ターン目以降の安定したワザ使用へと繋がるのです。

例えば、強力なワザの中には2つ以上のエネルギーが必要なものが多数存在します。ラウドボーンexが良い例で、「かつりょくのうた」は1エネルギーで50ダメージですが、「バーニングボイス」は2エネルギーで270ダメージという大ダメージを出すことができます。先攻で1ターン目にエネルギーを貼っておくことで、2ターン目にはさらにエネルギーを追加しやすくなり、このような強力なワザを相手よりも早く使う準備が整います。

先に強力なワザを使えるということは、相手のポケモンにダメージを与えたり、場合によっては相手のポケモンを「きぜつ」させて「サイド」カードを先に取ることに繋がります。サイドを先に取ることで、試合の主導権を握り、有利にゲームを進めることができるのです。相手のポケモンを倒し、サイドを取ることは、勝利への基本的な流れでもあります。

また、先攻は、進化前のポケモンを用意して、2ターン目に進化に供えられるというメリットもあります。後述しますが、先攻・後攻ともに最初の番ではポケモンを進化させることはできません。しかし、先攻で場を整えておくことで、次の自分の番(2ターン目)には相手よりも早く進化ポケモンを展開し、強力な特性やワザを持つポケモンでプレッシャーをかけることが可能になります。このように、先攻1ターン目でのエネルギー付与は、単なる1枚のエネルギーを貼る行為にとどまらず、その後の攻撃の準備、サイド取得、そして強力な進化ポケモンの展開といった、勝利への道のりを大きく加速させるための重要な「基盤作り」となるのです。

ポケモンカードにおける進化のルールと先行の利点

ポケモンカードにおける進化のルールと先行の利点

ポケモンカードゲームにおける「進化」は、バトル場やベンチにいるポケモンから、より強力な「進化ポケモン」を手札から重ねて出すことで行われます。進化することで、ポケモンのHPが上がったり、より強力なワザや特性を使えるようになることが多く、デッキの主軸となるポケモンも進化ポケモンが多数存在します。

進化にはいくつかの重要なルールがあります。まず、ゲームの最初の番においては、先攻・後攻を問わず、お互いにポケモンを進化させることはできません。これは、場に出たばかりのポケモンや、その番に進化させたばかりのポケモンも同様で、次の番から進化できるようになります。

進化はバトル場でもベンチでも行うことが可能です。また、進化すると、進化前のポケモンが持っていたワザや特性などの能力は引き継がれません。しかし、のっていたダメカンや、ついていたエネルギーなどはそのまま引き継がれます。さらに、進化することで「特殊状態」がすべて回復し、他にも受けていた効果があればそれもなくなります。

このような進化のルールの中で、先攻プレイヤーが享受できる大きな利点があります。それは、「先にポケモンを進化させられるチャンス」を得られることです。先攻1ターン目では進化できないものの、このターンを利用して、進化させたいポケモンの「たねポケモン」をバトル場やベンチに配置し、エネルギーを付けておくことができます。これにより、次の自分の番、つまり2ターン目には、相手よりも早く進化ラインを完成させることが可能になります。

例えば、アルセウスVSTARから「ふしぎなアメ」を使ってリザードンexへと進化させるようなデッキでは、先攻を取ることでこの強力な動きを最速で実行できるため、先攻を選ぶ理由がないほど有利に働きます。進化ポケモンは強力なワザや特性を持つことが多く、「先に」強力なポケモンをフィールドに展開できることは、相手に大きなプレッシャーを与え、試合の主導権を握る上で非常に有利になります。このように、先攻1ターン目での盤面準備が、2ターン目以降の円滑な進化、ひいてはゲーム全体の有利な流れに直結するのです。

ポケモンカード 先行 エネルギー:有利・不利を乗り越える戦略

  • ポケモンカードは先行が有利?後攻が有利?最新の状況を解説
  • 1ターンに複数のエネルギーを付与!「エネルギー加速」とは
  • 先行のデメリットを理解し、勝利に繋げる戦略
  • 環境デッキから見る、先行で攻撃できないデッキの特徴

ポケモンカードは先行が有利?後攻が有利?最新の状況を解説

ポケモンカードは先行が有利?後攻が有利?最新の状況を解説

ポケモンカードゲームにおいて、先攻と後攻どちらが有利なのか、という議論は常に存在し、環境やデッキタイプによってその結論は変動してきました。以前は一般的に「先攻が有利」と言われることが多かったのは事実です。

その主な理由は、先攻プレイヤーが2ターン目に安定してワザを使える準備ができること、そしてエネルギーを先にポケモンに付与し始められることで、強力なワザを相手より早く使える機会を得られる点にありました。また、先攻は2ターン目に相手より早く進化できる点も大きなメリットとされてきました。これらの要素により、先攻プレイヤーはゲームの序盤から有利な状況を作り出し、試合の流れをコントロールしやすいと考えられてきたのです。

しかし、後攻プレイヤーにも明確な強みがあります。後攻1ターン目から「ポケモンのワザ」を使うことができ、さらに「サポート」カードを使用できるという点が、先攻とは大きく異なります。サポートカードはデッキの軸となるような強力な効果を持つことが多く、後攻1ターン目からアクロマの実験(ロストギラティナ)やカミツレのきらめき(ミュウV)といったサポートを使うことで、一気に盤面を有利に展開し、攻撃に転じることが可能です。

ワザが使えるということは、たねポケモンのワザを運用するデッキや、ワザによる準備が必要なデッキにとっては非常に大きなアドバンテージとなります。また、相手の最初の動きを見てから、それに対する対策カードを場に出せるという点も、後攻の利点として挙げられます。

そして、最近の環境においては、この先攻・後攻の有利不利の状況が大きく変化してきています。2025年1月下旬から2月上旬にかけての統計データによると、ポケカ全体の先攻・後攻の勝率差は限りなく小さくなり、勝率がほぼ50%に近い状況となっています。これは、長らく先攻優位であったポケカというゲームにおいて「衝撃の結果」と評されており、以前の調査(2024年12月~2025年1月)でも先攻50.7%・後攻49.3%と、すでに大きな差はありませんでした。

このデータは、特定のデッキタイプや構築によっては、後攻からでも十分に渡り合える、あるいは後攻の方が有利になる場合があることを示唆しています。例えば、ロストギラティナやミュウVのようなデッキは、後攻の強みであるサポートやワザの使用を最大限に活かすことができ、先攻のデッキに対しても高い勝率を誇っています。

このことから、ポケカではデッキの相性や構築によって先攻と後攻のどちらを選ぶべきかが決まり、一概にどちらか一方が常に有利とは言えないバランスになっていると言えるでしょう。

1ターンに複数のエネルギーを付与!「エネルギー加速」とは

1ターンに複数のエネルギーを付与!「エネルギー加速」とは

ポケモンカードゲームでは、基本的に自分の番に手札からポケモンにエネルギーを1枚だけつけることができます。しかし、強力なワザの中には、必要なエネルギーの数が非常に多いものも存在し、手札からの1枚のエネルギー付与だけでは攻撃の準備が間に合わないことがあります。そこで重要になるのが「エネルギー加速」という概念です。

エネルギー加速とは、簡単に言うと「カードの効果によって、1ターンに2つ以上のエネルギーをポケモンに付与する行為」を指します。これは、手札からの通常の手貼りに加えて行われるため、1回の自分の番に複数のエネルギーを効率よくポケモンに供給することを可能にします。

エネルギー加速の方法は多岐にわたりますが、主に以下の3つの手段があります。

  1. ポケモンの「ワザ」による加速: 特定のポケモンのワザの中には、ベンチポケモンやバトル場のポケモンにエネルギーをつける効果を持つものがあります。例えば、アルセウスVSTARのワザ「トリニティノヴァ」は、バトル場・ベンチ問わず、自分がエネルギーをつけたいポケモンVに基本エネルギーを3枚までつけることができます。これは、1匹に3枚つけても良いですし、最大3匹のポケモンに1枚ずつ分けてつけることも可能です。
  2. ポケモンの「特性」による加速: ワザとは別に、ポケモンが持つ「特性」の中にもエネルギー加速の効果を持つものがあります。特性による加速はワザと異なり、ターンを終了させることなく行えるため、非常に強力です。例えば、一部のポケモンは、場にいるだけで毎ターン自身にエネルギーを付与する特性を持っていたり、特定のタイプのエネルギーをバトル場のポケモンに付与できる特性を持っていたりします。
  3. 「トレーナーズ」カードによる加速: グッズやサポートといったトレーナーズカードの中にも、エネルギー加速をサポートするものがあります。これらのカードを使うことで、手札から直接ポケモンにエネルギーをつけたり、山札からエネルギーを持ってきて付与したりすることが可能になります。

エネルギー加速は、特に多くのエネルギーを必要とする強力なアタッカーを運用するデッキや、ゲーム序盤から高火力を出したいデッキにとって、勝利を左右する重要な要素となります。

例えば、先攻1ターン目ではワザを使えないため、エネルギー加速効果を持つ特性やグッズを利用して、2ターン目からの攻撃に備えることができます。このように、エネルギー加速は、基本的なエネルギー付与のルールを超えて、デッキのポテンシャルを最大限に引き出すための戦略的な手段なのです。

先行のデメリットを理解し、勝利に繋げる戦略

先行のデメリットを理解し、勝利に繋げる戦略

先行を取ることは多くのメリットがある一方で、いくつか考慮すべきデメリットも存在します。これらのデメリットを理解し、適切に対処する戦略を立てることが、ポケモンカードゲームでの勝利には不可欠です。

まず、先行プレイヤーの最大のデメリットの一つは、相手に自分の戦略が見えてしまうことです。最初のターンでポケモンを配置し、エネルギーをつけ、グッズやスタジアムを使うことで、あなたがどのようなデッキを使い、どのような展開を狙っているのかが相手に早期に明らかになります。

これにより、相手はあなたの動きを見据えて対策を立てやすくなり、強力なカウンター攻撃を仕掛けてくるリスクが高まります。特に、あなたが場に主力となる強力なポケモンを展開した場合、相手はそのポケモンを標的にした戦術を練りやすくなってしまいます。

この「戦略が見える」というデメリットを最小限に抑えつつ、先行の利点を最大限に活用するためには、いくつかのポイントがあります。

  1. 手札を最大限に活用し、盤面を整える: 先行1ターン目では攻撃やサポート、進化ができないという制限がありますが、それ以外の「できること」を最大限に行うことが重要です。具体的には、可能な限り多くのたねポケモンをベンチに配置し、エネルギーを必要なポケモンにつけ、グッズやスタジアムを使ってフィールドを整えます。これにより、次のターンからのスムーズな展開を準備し、相手に与えるプレッシャーを高めることができます。
  2. 将来を見据えた準備を行う: 最初のターンで攻撃できないという点を理解し、その場で最大のダメージを出すことよりも、数ターン後を見据えた準備を進めることが賢明です。例えば、進化させたいポケモンのたねポケモンをベンチに用意したり、エネルギー加速手段を確保したりするなど、将来的な高火力攻撃や盤面形成のための土台作りを行います。
  3. 相手の戦略を予測し、対応策を練る: 相手に自分の戦略が見えるということは、こちらも相手の戦略を予測するチャンスがあるということです。特に後攻から強力な攻撃を仕掛けてくる可能性があるデッキ(例:ロストバレット、ミライドンex、ミュウなど)に対しては、どのような動きをしてくるかを予測し、対応できる盤面を構築しておくことが重要です。

さらに、一部の「ポケポケ」の解説からはなりますが、先行で後攻の攻撃を乗り越えるための応用戦略として、「攻撃順を入れ替える」という考え方や「エネルギー差を埋める」という概念が紹介されています。

攻撃順を入れ替えるとは、例えば「にげる」行動を戦略的に使い、相手のエースポケモンの攻撃を別のポケモンで受け止め、その返しに自分のエースポケモンを送り出して攻撃することで、実質的に先に攻撃を当てる状況を作り出す戦術です。

また、エネルギー加速以外の方法でエネルギー差を埋める戦略として、相手のエネルギーがついているポケモンを優先的に倒すことで、場からエネルギーを消滅させること、あるいは特定のカード効果で相手のエネルギーを機能させなくしたり、逃げるためにエネルギーを使わせたりして相手の行動を遅らせる戦術も考えられます。

このように、先行戦略を成功させるには、単にできることを行うだけでなく、できないことを補い、相手の動きを予測して対策を練る、戦略的な思考が求められるのです.

環境デッキから見る、先行で攻撃できないデッキの特徴

環境デッキから見る、先行で攻撃できないデッキの特徴

ポケモンカードゲームのルールでは、先攻プレイヤーは最初の番にワザを使うことができません。このルールは、特定のデッキタイプが後攻からすぐに攻撃を仕掛ける「後攻1ターン目から攻撃できるデッキ」と、それが難しい「後攻1ターン目から攻撃できないデッキ」という区分を生み出しています。

多くのデッキは、後攻1ターン目から相手のポケモンを「きぜつ」させてサイドを取ることは難しいとされています。これらの「後攻1ターン目から攻撃できないデッキ」は、一般的に以下のような特徴を持っています。

  • 高エネルギー要求のアタッカーが主軸: 強力なワザを持つポケモンが、多くのエネルギーを必要とする場合、1ターンで必要なエネルギーを揃えるのが困難です。例えば、ルギアVSTARやサーナイトex、アルセウス系統のデッキなどがこれに該当します。これらのデッキは、たねポケモンを展開し、エネルギーを手貼りし、進化させるなどの準備期間を必要とします。
  • 特定のサポートや特性に依存する展開: デッキのエンジンとなるサポートや特性が、攻撃に直結しない、あるいは準備に時間が必要な場合に、後攻1ターン目からの攻撃は難しくなります。
  • 進化ポケモンが主軸: 2進化ポケモンなどが主役のデッキは、たねポケモンから段階的に進化させる必要があるため、1ターン目からワザを使うことはできません。マスカーニャexや黒馬バドレックス、白馬バドレックスなどがその例です。

一方で、現環境(拡張パック「スノーハザード」「クレイバースト」時点)には、後攻1ターン目からでも相手ポケモンを倒し、サイドを取る可能性がある「後攻から攻撃できるデッキ」も存在します。これらのデッキは、特定のギミックやカードの組み合わせによって、最初の番から高火力を出すことを可能にしています。主な例として挙げられるのは、以下のデッキです。

  • ロストバレット(ウッウのおとぼけスピット)ロストギラティナ(ウッウのおとぼけスピット): これらのデッキは、後攻1ターン目に「アクロマの実験」を使ってロストゾーンを素早く4枚以上溜め、ウッウの特性「ロストプロバイド」によってワザ「おとぼけスピット」を使うことを前提としています。ロストスイーパーなどのカードと組み合わせることで、攻撃が可能になります。
  • ミライドンex(エレキジェネレーターでライコウVやミライドンex): エレキジェネレーターを引いて、さらにエネルギーを確実に当てるという条件を満たせば、後攻1ターン目からライコウVやミライドンexで攻撃できます。
  • ミュウ(メロエッタのメロディアスエコー): 「カミツレのきらめき」を使用できれば、メロエッタのワザ「メロディアスエコー」で攻撃することが可能です。

しかし、これらの「後攻から攻撃できるデッキ」も、毎回100%確実に攻撃ができるわけではありません。必要なカードが手札に揃わなかったり、条件を満たせなかったりした場合は、他のデッキと同様に先攻から攻撃されることになります。

それでも、後攻1ターン目から攻撃できる可能性があるという点だけでも、これらのデッキは非常に強力であると言えるでしょう。この区別を理解することは、相手のデッキがどちらのタイプに属するかを予測し、自分の先攻・後攻戦略を最適化するために非常に役立ちます。

総括:ポケモンカード先行戦略とエネルギーを巡る戦いを制する鍵

この記事のまとめです。

  • ポケモンカードゲームではジャンケンで勝った方が先攻か後攻かを選択する
  • 先攻1ターン目は、ワザの使用、サポートの使用、ポケモンの進化ができない
  • 先攻1ターン目でも、ベンチにたねポケモンを出す、エネルギーを1枚つける、グッズやスタジアムを使う、特性を使う、にげる行動は可能
  • エネルギーはポケモンのワザやにげるために必須となるカードである
  • エネルギーには基本エネルギーと特殊エネルギーの2種類がある
  • 基本エネルギーはデッキに何枚でも入れられるが、特殊エネルギーは4枚までという制限がある
  • 先攻1ターン目でのエネルギー付与は、2ターン目以降の安定したワザ使用や強力な進化ポケモン展開の基盤を作るため非常に重要だ
  • ポケモンは1ターン目には進化できないが、先攻プレイヤーは2ターン目に相手より早く進化できる準備ができる点で有利だ
  • かつては「先攻有利」が定説だったが、最新の環境統計では勝率が拮抗しており、どちらが有利とは一概に言えないバランスになっている
  • 後攻1ターン目はワザとサポートが使えるため、特定のデッキタイプ(ロストギラティナやミュウVなど)は後攻でも強力な動きが可能だ
  • 「エネルギー加速」とは、カードの効果によって1ターンに複数枚のエネルギーを付与する行為であり、強力なワザの使用には不可欠だ
  • エネルギー加速はポケモンのワザ、特性、トレーナーズカードによって行われる
  • 先行のデメリットは、相手に自分の戦略が見えやすくなることで、反撃のリスクが高まる点だ
  • 先行のデメリットを乗り越えるには、手札を最大限活用した盤面構築、将来を見据えた準備、そして相手の戦略予測が重要だ
  • 攻撃順を入れ替えたり、相手のエネルギー差を埋めたりする戦略も、先行で勝利を掴むための鍵となる
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この記事を書いた人

初代ポケモン発売当時からのゲーマー。
発売から29周年にもなる超大ヒットゲームになるとは・・・
旧作から最新版まで、かゆいところにも手が届く情報発信を心がけています。

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