「ポケモンマスターって、結局どういう意味なの?」と疑問に思ったことはありませんか?
1997年からアニメが始まって以来、主人公のサトシは「ポケモンマスター」を目指し旅を続けてきました。しかし、その定義がはっきり語られることはなく、長年ファンの間で謎のまま残っていました。世界チャンピオンになったあとも、なぜサトシはまだポケモンマスターでなかったのでしょうか。
2023年に放送された最終シリーズ「ポケットモンスター めざせポケモンマスター」の最終話で、サトシはついに自らの言葉でポケモンマスターの意味に触れています。26年越しにたどり着いたその答えは、多くのファンの心に響きました。
この記事では、ポケモンマスターとは何かというテーマを軸に、アニメでのサトシの歩み、マスターズエイトと呼ばれる最強トレーナーたちの紹介、そしてスマートフォンゲーム「ポケモンマスターズ EX」まで、幅広く解説します。ポケモンマスターについて改めて知りたい方はぜひ最後まで読んでみてください。
- ポケモンマスターの定義はアニメ最終回でサトシが語った「世界中のポケモンと友達になること」とのこと
- サトシは26年の旅の末にポケモンワールドチャンピオンシップスで世界王者となったが、ポケモンマスターへの道はまだ続くとしている
- マスターズエイトは世界最強クラスの8名のトレーナーで構成され、ダンデやシロナなど各地方のチャンピオンが名を連ねている
- スマートフォンゲーム「ポケモンマスターズ EX」では歴代トレーナーが集結し、3対3のリアルタイムバトルが楽しめる
ポケモンマスターとは何か——サトシが26年越しに語った定義
- ポケモンマスターの定義は長年謎だった
- 最終回でサトシが語ったポケモンマスターへの答え
- サトシのポケモンリーグ成績と世界王者への道
- マスターズエイトとは——世界最強8名のトレーナー
ポケモンマスターの定義は長年謎だった

ポケモンマスターという言葉は、1997年4月に放送が始まったアニメ『ポケットモンスター』の主人公サトシが掲げる夢として、シリーズを通じて語られてきました。ところが、「ポケモンマスターとは何か」という問いに対する明確な答えは、長い間ファンの前に示されることはありませんでした。
アニメの公式サイトのプロフィールには「見果てぬ夢”ポケモンマスター”を目指し冒険を続ける」と記されており、その目標の中身は意図的に曖昧なままにされていました。制作側でも明確な定義を決めていなかったようで、第7シリーズの総監督を務めた冨安大貴が前任の総監督・湯山邦彦に「ポケモンマスターとは何か」と尋ねたところ、「子どもの他愛のない夢、憧れのようなもの」と返されたというエピソードが伝わっているとのことです。
そもそも、原作ゲームやアニメで「ポケモンマスターである」と明言された人物は現在に至るまで存在しないとされています。ゲームシリーズでは、ポケモン図鑑の完成やポケモンリーグ制覇という形で目標が提示されることがほとんどで、「ポケモンマスター」という称号が直接語られる機会は少ないままでした。
ファンの間では「ポケモンを自由に扱えるトレーナーではないか」という考察もあり、誰もが長年達成できていないことから大人にとっても達成困難なゴールではないかと考えられています。映画『ポケモン・ザ・ムービー XY 光輪の超魔神フーパ』でサトシが「リングでは取り出せないし、自分の力でなる」と語る場面もありましたが、ポケモンマスターの中身には言及されませんでした。
シリーズ1作目のシリーズ構成を担当した首藤剛志の小説版では、「どんなポケモンでも心を通わせて使いこなせるポケモンマスター」「どこの国も一人でも多くポケモンマスターを育てることを国の目標とした」と記されているとのことで、制作初期における一つの方向性が示されていましたが、アニメ本編ではその定義は伏せられたままとなっていました。世界王者になったサトシに対して「えっ?サトシって世界王者になってもポケモンマスターじゃないの?」「ポケモンマスターの定義教えて!」という声がファンからあがっていたほど、長年にわたって謎のままだったのです。

最終回でサトシが語ったポケモンマスターへの答え

2023年1月から放送された最終シリーズ「ポケットモンスター めざせポケモンマスター」は全11話で制作されました。このシリーズは、サトシとピカチュウが「ポケモンマスターとは何か」という問いに一つの答えを見つける物語として位置づけられていました。
最終話「虹とポケモンマスター!」では、ポケモンワールドチャンピオンシップスで優勝し世界チャンピオンとなったサトシが、マサラタウンで永遠のライバルのシゲルに再会します。シゲルに「チャンピオンになったキミは、どこまでポケモンマスターに近づけたのかな?」と問いかけられたサトシは、「チャンピオンはゴールじゃない。俺はまだチャレンジャーなんだって思ってる」と切り出しました。
そしてサトシは自分の言葉でこう語りました。「世界中のポケモンと友達になりたい。それがきっとポケモンマスターってことなんだ。ピカチュウ、いつか俺がポケモンマスターになった時、そこにいてくれよな」。これが、26年の時を経てサトシが初めてアニメ本編で語ったポケモンマスターへの答えです。
最終シリーズには初代で旅を共にしたカスミやタケシも同行し、サトシがこれまでにゲットした歴代の手持ちポケモンたちも活躍しました。かつて仲が悪かったオニスズメやスピアーとの和解のシーンも描かれ、「友情」が重要なテーマとして物語に込められていました。
アニメ完結後は「俺たちの冒険はまだ始まったばかりだ」というエンドで幕を閉じ、サトシとピカチュウの旅はまだ続くとされています。2023年4月からは、リコとロイのW主人公による新シリーズがスタートし、ポケモンアニメは新たな章へと移行しました。
サトシのポケモンリーグ成績と世界王者への道

サトシが26年の旅を経てたどり着いた世界王者の座は、数多くのリーグ挑戦を重ねた末に手にしたものです。アニメ放送開始から積み上げてきた大会成績を振り返ると、その道のりの長さが伝わってきます。
各地方のポケモンリーグにおけるサトシの成績は次の通りです。ポケモンリーグ・セキエイ大会 ベスト16、ジョウトリーグ・シロガネ大会 ベスト8、ホウエンリーグ・サイユウ大会 ベスト8、シンオウリーグ・ズズラン大会 ベスト4、イッシュリーグ・ヒガキ大会 ベスト8、カロスリーグ・ミアレ大会 準優勝と続き、アローラリーグで2019年に22年越しのリーグ初優勝を飾りました。
世界王者の座をつかんだのは、2022年11月11日放送の第132話でのことです。ポケモンバトル最強を決める大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス」の決勝にて、ガラルチャンピオンにして無敗の世界最強王者・ダンデを撃破し、世界王者に輝きました。
この決勝戦は6対6のフルバトルで展開され、最後はダンデのエースポケモン・リザードンとサトシの相棒・ピカチュウが激突しました。サトシとピカチュウが最後の力を振り絞り、ダンデとリザードンを倒して世界最強のポケモントレーナーとなったのです。
決勝進出までの道のりでは、予選でホウエンチャンピオンのダイゴとシンオウチャンピオンのシロナを倒して決勝の舞台に立ちました。世界王者となったサトシですが、それはあくまでポケモンバトル最強のトレーナーの称号であり、夢のポケモンマスターへの道はまだ続くとアニメ本編では位置づけられていました。
マスターズエイトとは——世界最強8名のトレーナー

マスターズエイトとは、アニメ「ポケットモンスター」で展開されたポケモンのバトル大会のランキング上位8名で構成された、世界最強クラスのポケモントレーナーたちのことです。
8名の内訳はダンデ、シロナ、ダイゴ、ワタル、カルネ、アラン、アイリス、そしてサトシです。各地方のリーグでチャンピオンクラスの実力を持つトレーナーが勢ぞろいしており、ポケモンバトル最強を決める「ポケモンワールドチャンピオンシップス」のマスターズトーナメントに臨みました。
ダンデはガラル地方のチャンピオンで無敵の強さとカリスマ性を誇る存在として描かれており、欠点は方向音痴とのことです。シロナはシンオウ地方の女性チャンピオンで考古学者でもあり、ポケモンの歴史と神話を研究しています。ダイゴはホウエン地方のポケモンリーグチャンピオンで、デボンコーポレーションの御曹司という肩書きを持ちます。
ワタルはセキエイ高原のチャンピオンでポケモンとの信頼や愛情を大切にし、正々堂々の勝負を好むとされています。カルネはカロス地方のチャンピオンにして大女優で、実力のあるトレーナーに気さくに声をかける性格とのことです。アイリスはドラゴンポケモンと暮らす一族の出身で、幼くしてチャンピオンをつとめています。
また、ポケモンマスター候補としてファンから注目されているのがレッドです。『ポケットモンスター 金・銀』での再登場のシチュエーションから、ポケモンマスターの極みに至った人物ではないかとファンから期待される存在となっています。ポケモンマスターズEXの初期アイコンもレッドのものが使われていたとのことです。
ポケモンマスターズEXと「めざせポケモンマスター」の世界
- 「めざせポケモンマスター」——アニメを彩った主題歌の歴史
- ポケモンマスターズEXとはどんなゲームか
- ポケモンマスターズEXのバトルシステムとバディーズの仕組み
- ポケットモンスター縮めてポケモン——名前の由来と世界観
「めざせポケモンマスター」——アニメを彩った主題歌の歴史

「めざせポケモンマスター」は、松本梨香の7作目のシングルとして1997年6月28日にピカチュウレコードから発売されました。テレビ東京系列アニメ『ポケットモンスター』の初代オープニングテーマとして起用され、ポケモンブームを象徴する一曲として長く親しまれています。
作詞は戸田昭吾、作曲はたなかひろかず、編曲は渡部チェルが担当しました。当初は全国のポケモン関連商品取扱店舗での限定販売でしたが、人気が高まりレコード店でも販売されるようになりました。オリコンチャートでは最高7位を獲得し、出荷枚数は最終的に200万枚を突破するロングヒットを記録しています。
曲中にはピカチュウ役の大谷育江、タケシ役のうえだゆうじ、オーキド博士役の石塚運昇らがセリフを入れており、ロケット団のコジロウ役の三木眞一郎も参加しました。歌詞はサトシがポケモンマスターを目指す様子を描いており、サトシの故郷・マサラタウンの名も歌われています。
2017年には「めざせポケモンマスター -20th Anniversary-」としてミニアルバムが発売されました。さらに2023年3月17日には松本梨香が「THE FIRST TAKE」に出演し、「めざせポケモンマスター -with my friends-」を披露。この動画はYouTube上に投稿されてから13日が経過した同月31日に1000万回再生を突破しました。
劇場版ポケットモンスター「ミュウツーの逆襲」や「セレビィ 時を超えた遭遇」でもオープニングテーマとして使用されており、ソニー・ミュージックエンタテインメントの企画による「平成アニソン大賞」の1989年から1999年を対象にした部門で作品賞を受賞するなど、時代を超えた評価を受けている楽曲です。
ポケモンマスターズEXとはどんなゲームか

「ポケモンマスターズ EX」は、株式会社ポケモンと株式会社DeNAの共同開発によるスマートフォン用ゲームアプリです。2019年8月29日にサービスを開始し、基本プレイ無料(アイテム課金制)で提供されています。2020年8月25日にはメジャーアップデートを実施し、「ポケモンマスターズ EX」として現在の形にリニューアルされました。
レッドやカスミ、ダイゴ、シロナなど、歴代のポケモンシリーズに登場したトレーナーとパートナーのポケモンたちが集結しているのが本作の大きな特徴です。舞台となるのは人工島「パシオ」で、そこで開催される「ワールドポケモンマスターズ」への出場を目指す冒険ストーリーが展開されます。本来出逢うことのなかった異なる地方のトレーナー同士の交流や、ポケモンシリーズシナリオの後日譚も描かれています。
ゲーム内では「ネオ・チャンピオン」という称号が存在し、「強者とは力のみならず、皆の模範と指標となるような者」と解説されています。主人公は男女から選択でき、髪型や肌・髪・目の色などのカスタマイズが可能とのことです。
歴代の多くのポケモンシリーズ主人公たちが登場しており、原作では無口だったキャラクターも積極的にセリフを話す形式が採用されています。2023年5月以降は「ポケモンレジェンズアルセウス」のセキやカイなども実装されているとのことで、シリーズを横断した幅広いキャラクターが登場しています。

ポケモンマスターズEXのバトルシステムとバディーズの仕組み

ポケモンマスターズEXでは、3対3のチームによるリアルタイムバトルが基本のゲームスタイルです。「わざゲージ」と呼ばれるゲージが時間経過で蓄積し、それを消費してポケモンたちの技を発動させる仕組みになっています。技を一定回数使用すると「バディーズわざ」という強力な技を発動できます。
「バディーズ」とは、ポケモンとポケモントレーナーのコンビのことを指します。ストーリーやガチャで入手することが可能で、レアリティは星3から星5まで存在します(星1・2は主人公のみ)。強化アイテムを使用することでレアリティを上げることができ、2020年8月からは「星6EX」という新たな強化段階も追加されました。
バトルにおける弱点タイプはバディーズごとに1つだけ存在し、「効果今一つ」や「効果なし」の概念はない仕様になっています。バディーズにはロールが設定されており、現在は「アタッカー」「サポート」「テクニカル」「スピード」「フィールド」「マルチ」の6種類が存在します。リリース当初は3種類でしたが、アップデートにより順次追加されてきました。
チームへの装備アイテムとして、ミサンガ・バンダナ・ブローチの3種類があり、それぞれで上昇するステータスが異なります。ゲームの舞台となる人工島パシオは、ライヤーによって製作された島であり、野生のポケモンは生息していないという設定になっています。
ポケットモンスター縮めてポケモン——名前の由来と世界観

「ポケモン」という名称は、「ポケットモンスター」をポケット(Pocket)とモンスター(Monster)の2語から短縮した略称です。1990年代後半に子どもたちの間での認知が急速に広がり、日常語として根付きました。今では日本国内はもちろん、世界共通のブランドとして機能しています。
英語圏では1998年にアニメが放送される際、「Pocket Monsters」という名前が他の商標と重なる懸念があったため、「Pokémon」が採用されました。「Pokémon」という表記に付いたアクセント記号(é)は、英語話者が「ポキモン」と誤読しないよう工夫されたものです。海外では「ポケットモンスター」という表記はほとんど使われていないとのことです。
アニメ『ポケットモンスター(2019年版)』の冒頭ナレーションには「ポケットモンスター、縮めてポケモン。この星の不思議な不思議な生き物。空に、海に、森に、街に、世界中の至る所でその姿を見ることができる。」というフレーズが使われており、ポケモンの世界観を端的に表現しているとのことです。また初代ゲームではオーキド博士の名言「この せかいには ポケットモンスターとよばれる いきものたちが いたるところにすんでいる!」がポケモンの世界に引き込む言葉として知られています。
ポケモンシリーズ本編の累計出荷本数は2023年3月時点で約3億2400万本、ポケモン関連ゲームソフトの累計は4億8000万本以上に達しています。シリーズは1996年2月27日に発売されたゲームボーイ専用ソフト「ポケットモンスター 赤・緑」に始まり、原作者は株式会社ゲームフリーク代表取締役の田尻智です。「ゆめとぼうけんと!ポケットモンスターのせかいへ!レッツゴー!」という締めのフレーズが冒険の始まりを宣言するものとして繰り返し登場しており、長年にわたって世代を超えた冒険の入り口として親しまれています。

ポケモンマスターとは何かのまとめ
この記事のまとめです。
- ポケモンマスターとは何かは、1997年のアニメ開始以来26年にわたって定義が明かされなかった謎の称号とのこと
- アニメ公式でも「ポケモンマスターである」と明言された人物は現在に至るまで存在しない
- 2023年の最終シリーズ「ポケットモンスター めざせポケモンマスター」の最終話でサトシが初めて自ら定義に触れた
- サトシが語った言葉は「世界中のポケモンと友達になりたい、それがきっとポケモンマスターってことなんだ」とのこと
- 最終シリーズは全11話で、最終話のタイトルは「虹とポケモンマスター!」
- サトシは26年の旅を経て2022年にポケモンワールドチャンピオンシップスで世界王者となった
- 決勝戦は6対6のフルバトルで、最後はダンデのリザードンとサトシのピカチュウが激突して決着した
- リーグ成績はセキエイ大会ベスト16から始まり、アローラ優勝、そして世界チャンピオンへと登り詰めた
- マスターズエイトはダンデ・シロナ・ダイゴ・ワタル・カルネ・アラン・アイリス・サトシの8名で構成されている
- ポケモンマスター候補としてレッドがファンから注目されており、ポケモンマスターズEXの初期アイコンにも使われていたとのこと
- スマートフォンゲーム「ポケモンマスターズ EX」は2019年8月から配信中で、歴代トレーナーたちがバディーズとして集結している
- 主題歌「めざせポケモンマスター」は松本梨香が歌い1997年発売、200万枚出荷のロングヒット曲
- THE FIRST TAKE版「めざせポケモンマスター -with my friends-」は2023年3月に公開後13日で1000万回再生を突破した
- 「ポケモン」という名前は「ポケットモンスター」を縮めた略称で、世界共通ブランドとして浸透している
- ポケモンマスターという夢の定義はサトシの物語と切り離せない、ポケモンマスターとは何かを語る上で欠かせないキーワード

