『Pokémon LEGENDS Z-A』での冒険を有利に進める「厳選」。
本記事では、特に効率的な「階段リセット」を利用した厳選方法を徹底解説します。
色違いや強力なオヤブン個体を狙うための基本原理から、事前準備、ワイルドゾーンでの実践的な手順、そして捕獲後の育成まで、この一本で全てがわかります。
最新の厳選テクニックをマスターし、理想のポケモンを手に入れましょう。
- 階段リセットはロードを利用した高速リポップ術
- 「ひかるおまもり」とオートセーブOFFが準備の鍵
- ワイルドゾーン3での実践的な色違い厳選ループ
- オヤブン捕獲と「すごいとっくん」で個体値は完璧
ポケモンZ-Aの階段リセット厳選:基本原理と準備
- 「厳選」とは?ポケモンZ-Aでの重要性を解説
- 階段リセットの仕組み:ロードが鍵を握る
- 厳選の確率を上げる「ひかるおまもり」の入手
- 事前設定のチェックリスト:オートセーブはOFFに
「厳選」とは?ポケモンZ-Aでの重要性を解説

「厳選」とは、ポケモンを捕まえる際に、より優れた能力を持つ個体を選び抜く行為を指します。具体的には、高い個体値、バトルで有利になる性格、そして極めて希少な「色違い」といった特別な要素を持つポケモンを粘り強く探すことです。
『Pokémon LEGENDS Z-A』では、前作『アルセウス』と同様のシステムが採用されると予測されており、その中でも特に「オヤブン」と呼ばれる強力な個体の厳選が重要になるでしょう。オヤブン個体は、通常のポケモンよりも体が大きく強力なだけでなく、HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさの6つのステータスのうち、3つの個体値が最高値(3V)であることが確定していると見られています。これは、対戦や高難易度のコンテンツを攻略する上で、非常に大きなアドバンテージとなります。
従来のシリーズでは、理想の個体を得るためにタマゴを何百、何千と孵化させる「タマゴ孵化厳選」が主流でした。しかし、『レジェンズ』シリーズでは、フィールド上で直接ポケモンの出現を操作する、より能動的で探索的な厳選方法が中心となります。この変化は、厳選という行為を、単調な作業から冒険と一体化した戦略的なプロセスへと昇華させています。プレイヤーは、ゲームの世界を深く理解し、その仕組みを利用することで、効率的に理想の個体を追求できるようになるのです。
階段リセットの仕組み:ロードが鍵を握る
「階段リセット」とは、特定の操作によってポケモンの出現個体を効率的に入れ替える厳選テクニックの通称です。この手法の核心は、ゲームの「ロード画面」を意図的に発生させることにあります。
オープンワールド形式のゲームでは、プレイヤーの移動に合わせてマップデータを読み込んだり(ロード)、不要なデータを解放したり(アンロード)する処理が常に行われています。特に、建物への出入りや特定の階段の上り下りを行うと、エリアの切り替えとして短いロード画面が挟まります。このロードが発生する際、周辺に出現している野生のポケモンの個体情報が再抽選される、というのが「階段リセット」の基本原理です。これを「エリア移動型リポップ」と呼びます。
つまり、目当てのポケモンの近くにある建物の階段などを繰り返し往復することで、極めて短時間のうちに何度もポケモンの個体をリセットし、色違いや高個体値のオヤブンが出現するチャンスを人為的に作り出すことができるのです。
この方法は、開発者が意図した厳選方法というよりは、ゲームの技術的な仕様をプレイヤーが最適化した結果生まれた、一種の「ハック」と言えるでしょう。最も効率的な厳選スポットは、強力な固定シンボルのオヤブンの出現場所と、ロードを誘発する階段などのオブジェクトが、偶然にも近接して配置されている場所ということになります。この仕組みを理解すれば、ガイドに載っていない新たな効率の良い厳選場所を自ら発見することも可能になるかもしれません。
厳選の確率を上げる「ひかるおまもり」の入手

色違いポケモンの厳選に挑む上で、絶対に欠かせないキーアイテムが「ひかるおまもり」です。このアイテムを所持しているだけで、色違いポケモンの出現確率が劇的に上昇します。
『Pokémon LEGENDS Z-A』では、『アルセウス』の仕様から大きく簡潔化されました。色違いの基本出現確率は通常と同じく1/4096ですが、「ひかるおまもり」を所持することで、この確率が1/1024まで改善されます。これは、通常時と比較して約4倍の確率向上を意味します。
ひかるおまもりは、Mable の研究タスクをレベル50まで進めることで入手できます。これには、ポケモンの捕獲、進化、バトルなど、多くのタスクをこなす必要があり、長く険しい道のりです。本格的な色違い厳選を始める前に、最優先で入手を目指すべきアイテムと言えるでしょう。
| 条件 | 基礎確率 | 補正(予測) | 実質確率(近似値) |
| 通常 | 1/4096 | なし | 1/4096 |
| 図鑑研究レベル10 | 1/4096 | 確率2倍 | 1/2048 |
| 図鑑タスク完璧 | 1/4096 | 確率4倍 | 1/1024 |
| ひかるおまもり所持 | 1/4096 | 確率4倍 | 1/1024 |
| 図鑑タスク完璧+ひかるおまもり | 1/4096 | 確率7倍 | 1/585 |
※上記の確率は『Pokémon LEGENDS アルセウス』の仕様を基にした予測値です。
この表を見れば、「ひかるおまもり」の有無や図鑑の完成度が、厳選の効率にどれほど大きな影響を与えるかが一目瞭然です。確率という抽象的な概念を具体的な目標に変え、計画的に厳選を進めるための重要な指針となります。
事前設定のチェックリスト:手動セーブの活用とオートセーブへの対応
『Z-A』の厳選作業において最も重要な設定変更は、残念ながら存在しません。『Z-A』ではオートセーブ機能を無効にすることができず、常にゲームが自動的に進行状況を保存します。これは『アルセウス』から大きく変わった仕様です。
しかし、この制約下でも厳選を成功させる戦略は存在します。重要なのは、色違いポケモンを発見した直後の対応です。色違いポケモンを見つけたら、以下の手順を厳格に守ってください:
- 戦闘を開始する前に、その場で手動でセーブを実行します
- このセーブが「色違い発見直前の状態」を記録する生命線となります
- 万が一捕獲に失敗した場合、ゲームを直ちにアプリケーションレベルで終了します(メニューからの通常終了ではなく、ホーム画面から強制終了)
- ゲームを再起動し、手動で作成したセーブデータをロードすることで、色違いポケモン発見の直前の状態からやり直すことが可能です
オートセーブが常に作動する仕様を理解し、手動セーブを戦略的に活用することが、『Z-A』での厳選成功の鍵となるのです。
ポケモンZ-Aの階段リセット厳選:実践的な手順と応用
- 複数の厳選スポットと効率的なリポップ方法の選択
- 色違い発見!捕獲までの安全なプロトコル
- 階段だけじゃない!他のリポップ方法との比較
- 個体値厳選:オヤブン捕獲と「すごいとっくん」
複数の厳選スポットと効率的なリポップ方法の選択

『レジェンズ アルセウス』の経験則から、『Z-A』においても特定のエリアが厳選の「聖地」となると予測されます。ワイルドゾーン3 には、固定シンボルとして出現するアルファポケモンの出現場所と、ロードを発生させる階段が近接して配置されています。この利点を活かすには
- ワイルドゾーン3 の目的のアルファポケモンの出現ポイントへ向かいます
- ポケモンが出現したら、色違いかどうかを視覚または効果音で確認します
- 色違いでなかった場合、すぐ近くの階段へ向かい、上り下りを一回行います(左スティックを押し下げたまま放置することで自動化可能)
- 再びアルファポケモンの出現ポイントへ戻り、個体が入れ替わっていることを確認します
- 色違いが出現するまでループを繰り返します
ファストトラベル法(推奨)
ファストトラベルを利用する方法は、より汎用的で多くのプレイヤーに推奨されています
- ワイルドゾーン(または近くのファストトラベルポイント)へ繰り返しファストトラベルします
- 各ファストトラベル時に、約50メートル范囲内のすべての非色違いポケモンが再生成されます
- 色違いポケモンは指定した場所に留まるため(最大10個まで)、繰り返しファストトラベルすることで、時間とともに色違いが蓄積されます
- この方法は場所を選ばず、あらゆるワイルドゾーンで利用可能です
距離リセット法
特定のロード地点がない広大なエリアでの厳選に有効です
- ポケモンが画面外に消えるまで十分な距離を離れます
- 再びその場所へ戻ることで、新しい個体がリスポーンします
ベンチ法(AFK 厳選)
ベンチで昼と夜を切り替えることでもリポップが発生します。設定の工夫により、自動化も可能です。
これらの方法を状況に応じて使い分けることで、あらゆる環境での効率的な厳選が実現できるのです。
色違い発見!捕獲までの安全なプロトコル
長い厳選作業の末、ついに色違いポケモンと遭遇した瞬間は、何物にも代えがたい喜びと興奮に満ちています。しかし、このアドレナリンが分泌される瞬間にこそ、冷静な行動が求められます。焦りによる操作ミスで、全てを台無しにしないための「安全な捕獲プロトコル」を必ず実行してください。
- 色違いポケモンを発見したら(視覚または効果音で確認)、まず全ての操作をやめて深呼吸をしましょう。
- 戦闘を開始する前に、その場で必ず手動でレポートを書き込みます。これが最も重要な手順であり、万が一の事態に備える生命線となります。
- レポートを書き終えたら、慎重にポケモンに近づき、戦闘を開始します。捕獲率を上げるアイテム、例えば「あおのカナリリィぬい」などを所持していると、より安心して捕獲に臨めます。
- もし、捕獲に失敗してボールから出てしまったり、誤って倒してしまったりした場合は、絶対にレポートを書かずに、すぐにゲームのアプリケーションを終了してください。
- ゲームを再起動し、先ほど手動でセーブしたデータをロードします。すると、色違いポケモンと遭遇する直前の状態からやり直すことができます。
このプロトコルは、厳選作業における絶対のルールです。興奮のあまりセーブを忘れて戦闘に入り、不慮の事故で貴重な色違いを失うというのは、多くのトレーナーが経験してきた悲劇です。あなたの努力の結晶を確実に手に入れるため、この手順を体に染み込ませておきましょう。
階段だけじゃない!他のリポップ方法との比較

「階段リセット」は特定の固定シンボルを狙う上で極めて効率的ですが、ポケモンの個体をリセットする方法はそれだけではありません。状況に応じて最適な手段を選択することが、真のエキスパートへの道です。ここでは、他のリポップ方法と比較し、それぞれの長所と短所を解説します。
- ファストトラベル(そらをとぶ):マップを開き、近くのファストトラベルポイントへ移動することでも、エリアのロードが発生しポケモンがリポップします 3。建物が近くにない広大なエリアで厳選を行う場合に有効な手段です。
- 距離リセット(シャトルラン):ポケモンが画面外に消えるまで十分な距離を離れ、再び戻ってくることでも個体がリセットされます。ロードを挟む施設が何もない場所での最終手段と言えるでしょう。
- 休憩(ベンチで休む):キャンプのベンチなどで休み、昼と夜を切り替えることでも、エリア全体のポケモンがリポップします。ただし、時間の経過を伴うため、特定の個体を狙う厳選には効率的ではありません。
- 時間経過:一度倒したポケモンは、一定時間が経過すると自然に復活します(通常ポケモンで約3分、オヤブンで約5分程度)。これは最も時間がかかる方法であり、厳選目的で能動的に使うことはありません。
これらの方法を戦略的に使い分けることで、あらゆる状況に対応した厳選が可能になります。以下の表は、各リポップ方法の比較です。
| リポップ方法 | メカニズム | 速度 | 最適な使用場面 |
| 階段・建物リセット | ゾーン再ロード | 最速 | ロード地点に隣接した固定シンボルの厳選 |
| ファストトラベル | ゾーン再ロード | 速い | 広範囲のリセット、建物から遠い場所の厳選 |
| 距離リセット | デスポーン/リスポーン | 普通 | ロードを誘発する手段が他にない場合の厳選 |
| 休憩 | 時間スキップ | 遅い | 意図的な厳選には非効率 |
| 自然な時間経過 | タイマー | 最遅 | 倒してしまったポケモンを待つ場合のみ |
この表が示すように、「階段リセット」は特定の条件下で最速の効率を誇りますが、万能ではありません。ポケモンの生態やフィールドの地理を深く理解し、最適なリポップ方法を選択する判断力が、厳選の成果を大きく左右するのです。
個体値厳選:オヤブン捕獲と「すごいとっくん」
色違いだけでなく、対戦で活躍できるバトルパフォーマンスの高いポケモンを求めるトレーナーにとって、「個体値」の厳選は避けて通れない道です。この個体値厳選においても、『レジェンズ』シリーズのシステムは、従来の方法論を大きく変えました。
最も効率的な方法は、前述の通り「オヤブン」を捕獲することです。オヤブンは3つの個体値が最高(3V)確定であるため、捕獲した時点で既に高いポテンシャルを持っています。特に、クリア後に解放されると予測される「ワイルドゾーン20」のような場所では、多種多様なオヤブンが出現し、効率的に乱獲できる可能性があります。
捕獲したオヤブンの個体値は、同じくクリア後に解放される「ジャッジ機能」で確認できます。そして、最高値に達していない残りのステータスは、「すごいとっくん」というシステムを利用して後天的に最大まで引き上げることが可能です。これには「ぎんのおうかん」や「きんのおうかん」といった貴重なアイテムが必要になりますが、レベル50以上のポケモンであれば、どんな個体でも理想の6Vにすることが理論上可能です。
この「オヤブン捕獲+すごいとっくん」という育成フローは、ポケモン育成のハードルを劇的に下げました。かつては、理想の個体値を持つポケモンを1匹生み出すために、複雑な遺伝の知識と膨大な時間をかけたタマゴ孵化作業が必要でした。しかしこの新システムでは、フィールドで強力な個体を捕まえ、ゲーム内で入手できるアイテムで強化するという、より直接的で分かりやすいアプローチが可能になったのです。これにより、より多くのプレイヤーが、育成の準備段階ではなく、バトルそのものの戦略を練ることに集中できるようになりました。
総括:ポケモンZ-Aの階段リセット厳選を制するための戦略的アプローチ
この記事のまとめです。
- 『Pokémon LEGENDS Z-A』での厳選は、フィールドの仕様を活かした能動的な手法が中心になると予測される
- 「厳選」とは、個体値、性格、色違いなど、特定の優れた要素を持つ個体を選び抜く行為である
- 特に「オヤブン」は3Vが確定していると見られ、個体値厳選の主要なターゲットとなる 1
- 「階段リセット」は、建物の出入りなどで意図的にロードを発生させ、ポケモンの個体を再抽選させるテクニックである 3
- この仕組みはゲームの技術的仕様をプレイヤーが最適化した結果生まれた効率的な手法である
- 色違い厳選において「ひかるおまもり」は必須級のアイテムであり、出現確率を大幅に上昇させる 7
- 「ひかるおまもり」の入手には、ポケモン図鑑の完成が条件となる可能性が高い 7
- 厳選を開始する前には、不慮の事故を防ぐため、必ずオートセーブ機能をOFFに設定する必要がある 9
- 色違い発見時は、戦闘に入る前に必ず手動でレポートを書き、失敗に備えることが鉄則である 6
- ワイルドゾーン3は、固定オヤブンとロード地点が近接しているため、階段リセットの最適地と予測される 5
- 色違い出現時には特有の効果音が発生するため、音を聞きながらのプレイが効率的である 5
- リポップ方法は階段リセット以外にも、ファストトラベルや距離リセットなどがあり、状況に応じた使い分けが重要である 4
- 個体値厳選は、オヤブンを捕獲し、残りのステータスを「すごいとっくん」で補強するのが最も効率的である 1
- 「すごいとっくん」には「おうかん」系のアイテムと、ポケモンがLv.50以上であることが必要となる 1
- この育成システムは、従来の複雑なタマゴ厳選に比べ、対戦用ポケモンの育成ハードルを大幅に下げている 13

