【ポケポケ】トラッシュとは?意味から回収カードまで徹底解説

ポケポケ(ポケモンカードゲーム)を始めたばかりの方から、「カードに書かれている『トラッシュ』ってどういう意味ですか?」という質問をよくいただきます。

特に、「このポケモンからエネルギーをトラッシュする」といった効果は、戦略の要になることもありますよね。この記事では、そんなポケポケの「トラッシュとは」何か、基本的な意味から解説していきます。

さらに、トラッシュしたエネルギーやポケモンのどうぐがどうなるのか、そして一度トラッシュしたカードをどうやって回収するのか、具体的なカードを交えながらわかりやすくお話しします。

トラッシュをうまく利用するデンジのようなサポートカードや、トラッシュ活用が鍵となるデッキについても触れていきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事のポイント
  • ポケポケにおけるトラッシュの基本的な意味
  • エネルギーやポケモンのどうぐをトラッシュする効果
  • トラッシュからカードを回収する方法と代表的なカード
  • トラッシュを活用したデッキ構築のヒント
目次

ポケポケの基本!そもそも「トラッシュとは」何かを知ろう

  • 「トラッシュする」とはどういう意味?
  • どんなカードがトラッシュに置かれるの?
  • トラッシュのカードは確認できる?
  • エネルギーやポケモンのどうぐのトラッシュ

「トラッシュする」とはどういう意味?

「トラッシュする」とはどういう意味?

ポケポケをプレイしていると、「トラッシュ」や「トラッシュする」という言葉が頻繁に出てきますよね。初めて聞くと「それって何?」と戸惑うかもしれませんが、決して難しいことではありません。

トラッシュとは、使い終わったカードや、バトルで「きぜつ」してしまったポケモンを置くための場所のことです。他のカードゲームでは「墓地」や「捨て札置き場」と呼ばれることもありますね。そして、カードをこの場所に置く行為そのものを「トラッシュする」と表現します

例えば、自分の番に1枚だけ使える「サポート」カードや、何枚でも使える「グッズ」カードは、効果を使い終わったらトラッシュに置かれます。また、バトルでHPがゼロになって「きぜつ」したポケモンも、そのポケモンについていたエネルギーや「ポケモンのどうぐ」といったカードと一緒に、まとめてトラッシュに置かれるルールです。

プレイマットで言うと、右手前のスペースがトラッシュを置く場所になります。ここにカードを置くときは、必ずカードのオモテ面を上にして置くのがルールです。なぜなら、自分も相手も、対戦中いつでもお互いのトラッシュにどんなカードが何枚あるかを確認できるからです。この「トラッシュのカードを確認できる」という点が、後々とても重要になってくるんですよ。

最初は「使えなくなったカードを置いておくだけの場所」と思うかもしれませんが、実はポケポケの対戦では、このトラッシュをうまく活用することが勝利への鍵を握ることも少なくありません。

どんなカードがトラッシュに置かれるの?

どんなカードがトラッシュに置かれるの?

「トラッシュ」がどんな場所かわかったところで、次に具体的にどんなカードがそこに置かれるのか見ていきましょう。主なケースは以下の通りです。

  1. 使い終わったトレーナーズカード 自分の番にバトルを助けてくれる「トレーナーズ」のうち、「グッズ」と「サポート」は、効果を使ったらトラッシュに置かれます。自分の番に何枚でも使える「グッズ」や、1枚しか使えないけれど強力な効果を持つ「サポート」は、一度使うと基本的にバトル中は再利用できません。
  2. きぜつしたポケモン バトルで相手のポケモンからワザのダメージを受け、HPがゼロになったポケモンは「きぜつ」します。きぜつしたポケモンは、そのポケモンについていたエネルギーや「ポケモンのどうぐ」など、すべてのカードと一緒にトラッシュに置かれます
  3. ワザや特性、カードの効果によるトラッシュ これが戦略的に非常に重要になる部分です。カードに書かれている指示によって、手札や場のカードをトラッシュすることがあります。例えば、「レントラー」のワザのように、強力なダメージを与える代わりに、ついているエネルギーを全てトラッシュする必要がある、といった効果です。また、「博士の研究」というサポートカードは、山札から7枚引ける強力な効果の代わりに、自分の手札をすべてトラッシュしなければなりません。
  4. にげるためのコスト バトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える「にげる」という行動をするとき、そのポケモンに指定された数のエネルギーをトラッシュする必要があります。

これらのカードは、一度トラッシュに行くと、基本的にはそのバトルが終わるまで使えなくなってしまいます。しかし、「トラッシュにある」からこそ意味を持つカードや戦術も存在するので、落ち込む必要はありませんよ。

トラッシュのカードは確認できる?

トラッシュのカードは確認できる?

はい、対戦中、いつでも自分と相手のトラッシュの内容や枚数を確認することができます。これはポケポケの公式ルールで認められている非常に重要な権利です。トラッシュのカードは必ずオモテを上にして置く、というルールも、この確認をしやすくするためですね。

なぜトラッシュの確認が重要なのでしょうか。それにはいくつかの理由があります。

まず、相手の戦略を読む手がかりになるからです。相手のトラッシュを見ることで、「博士の研究」などでやむを得ずトラッシュされたであろうキーカードや、すでに使い終わったサポート、きぜつしたポケモンの種類などがわかります。これにより、「相手のデッキにはもうあのカードは残っていないかもしれない」「このポケモンで攻めてくるだろう」といった予測が立てやすくなります。

次に、自分の戦略を立てる上で不可欠だからです。後ほど詳しくお話ししますが、ポケポケには「トラッシュからカードを回収する」効果を持つカードがたくさんあります。例えば、「トラッシュに基本エネルギーが何枚あるか」を確認してから、「スーパーエネルギー回収」のようなカードを使って手札に戻す、といった動きが可能になります。また、《ハカドッグ》のように、トラッシュにある特定のポケモンの枚数によってワザのダメージが上がるポケモンもいます。このようなカードを使う際には、自分のトラッシュの枚数を正確に把握しておくことが必須となるのです。

アプリ版の「ポケポケ」では、トラッシュの場所をタップすれば、そこに置かれているカードをいつでも簡単に確認できます。対戦に慣れてきたら、自分のトラッシュだけでなく、相手のトラッシュもこまめにチェックする癖をつけると、一気にプレイの幅が広がりますよ。

エネルギーやポケモンのどうぐのトラッシュ

エネルギーやポケモンのどうぐのトラッシュ

トラッシュの基本がわかってくると、特に気になるのがエネルギーやポケモンのどうぐの扱いです。これらはポケモンを動かすための重要なカードですからね。

エネルギーのトラッシュ エネルギーがトラッシュされる場面はいくつかあります。

  • ワザの効果: ワザの説明文に「エネルギーをトラッシュする」と書かれている場合、その指示に従います。例えば、高いダメージを出す代わりにエネルギーをトラッシュするワザや、相手のポケモンについているエネルギーをトラッシュさせるワザなどがあります。
  • にげるコスト: バトルポケモンが「にげる」際に、コストとして指定された数のエネルギーをトラッシュします。
  • きぜつした時: ポケモンが「きぜつ」すると、そのポケモンについていたエネルギーも一緒にトラッシュされます。

一度トラッシュに送られたエネルギーは、基本的には消えてしまうものと考えて大丈夫です。しかし、トラッシュはただの捨て場所ではありません。後述する「回収カード」を使えば、再び手札や山札に戻して再利用することが可能です。

ポケモンのどうぐのトラッシュ 「ポケモンのどうぐ」は、ポケモン1匹につき1枚だけつけて強化できるカードです。このカードがトラッシュされるのは、主につけられていたポケモンが「きぜつ」した時です。きぜつしたポケモンと一緒に、つけていた「ポケモンのどうぐ」もトラッシュに置かれます。

また、カードの効果によってトラッシュされることもあります。例えば、相手の場の「ポケモンのどうぐ」をトラッシュする効果を持つグッズやワザも存在します。

エネルギーと同様に、一度トラッシュされた「ポケモンのどうぐ」も、特定のカードの効果を使えば回収できる場合があります。トラッシュは終わりではなく、次の一手につながる大切な場所だと覚えておくと、戦略の幅がぐっと広がりますよ。

ポケポケ戦略のカギ!トラッシュを制する者がバトルを制す

  • トラッシュからカードを回収する方法
  • トラッシュ活用が光る「デンジ」の使い方
  • トラッシュ利用を軸にしたデッキとは?
  • トラッシュ回収カードの強さの決め手

トラッシュからカードを回収する方法

トラッシュからカードを回収する方法

トラッシュにカードが溜まってくると、「この大事なカードをもう一度使えたら…」と思う場面が出てきますよね。ご安心ください、ポケポケにはトラッシュに送られたカードを回収する(手札や山札に戻す)効果を持つカードがたくさん用意されています。これらのカードをうまくデッキに組み込むことで、一度失ったリソースを再利用し、バトルを有利に進めることができるんです。

回収できるカードの種類は様々で、「ポケモン」「エネルギー」「サポート」など、特定の種類のカードを対象とするものがほとんどです。ここでは、特に汎用性が高く、多くのデッキで活躍する代表的な回収カードをいくつかご紹介します。

  • すごいつりざお トラッシュからポケモンと基本エネルギーを合計3枚まで選び、山札に戻せるグッズです。ポケモンだけ3枚でも、エネルギーだけ3枚でも、あるいはポケモン1枚とエネルギー2枚といった組み合わせでもOK。柔軟性が高く、非常に使いやすいカードです。回収したカードは手札ではなく山札に戻るので、「ハイパーボール」などの山札からカードを探すカードと組み合わせるのが効果的です。
  • エネルギー回収 その名の通り、トラッシュから基本エネルギーを2枚まで手札に加えることができるグッズです。ペナルティなしで使えるため、非常に手軽で使い勝手が良いのが特徴。エネルギーを多く使うデッキでは重宝します。
  • ともだちてちょう トラッシュからサポートを2枚まで選び、山札に戻せるグッズです。一度使った強力なサポートを再利用したり、「博士の研究」などでやむを得ずトラッシュしてしまったサポートを回収したりと、戦略の再現性を高めてくれます。

これらのカードはほんの一例で、他にもたくさんの回収カードが存在します。自分のデッキが何をトラッシュしがちで、何を回収したいのかを考えて、最適なカードを選んでみてくださいね。

トラッシュ活用が光る「デンジ」の使い方

トラッシュ活用が光る「デンジ」の使い方

トラッシュは、単にカードを回収するだけでなく、トラッシュにあることを前提として強力な効果を発揮するカードも存在します。その代表例が、サポートカードの「デンジ」です。

「デンジ」の効果は「トラッシュにある雷エネルギー2個を、自分の場の『レントラー』か『エレキブル』につける」というものです。このカードのすごいところは、自分の番に通常1枚しかつけられないエネルギーとは別に、一気に2個もエネルギーを加速できる点にあります。

ただし、この強力な効果を使うには**「トラッシュに雷エネルギーがあること」**という条件を満たさなければなりません。トラッシュに雷エネルギーがなければ、デンジを使うこと自体ができないのです。もしトラッシュに雷エネルギーが1個しかない場合は、つけられるのも1個だけになります。

この「デンジ」と特に相性が良いのが「レントラー」です。「レントラー」は、雷エネルギー3個で120ダメージという強力なワザを持っていますが、その代償としてワザを使うとついている雷エネルギーを全てトラッシュしなければなりません。しかし、これはデメリットだけではありません。ワザを使った次のターンに、トラッシュに送られた雷エネルギーを「デンジ」でつけ直せば、すぐにまた強力なワザを撃つことができるのです。このように、トラッシュをうまく利用することで、強力なコンボが生まれるわけですね。

このように、トラッシュにあるカードを直接エネルギーとして活用する「デンジ」のようなカードは、ポケポケの奥深さを象徴しています。トラッシュをただの「捨て場所」ではなく、「リソース置き場」として捉えることで、新しい戦い方が見えてきますよ。

トラッシュ利用を軸にしたデッキとは?

トラッシュ利用を軸にしたデッキとは?

トラッシュの活用は、単に便利なカードを数枚デッキに入れるだけでなく、デッキ全体の戦略の核に据えることもできます。ここでは、トラッシュを利用することが勝利に直結する、特徴的なデッキタイプを2つご紹介します。

1. LO(ライブラリーアウト)デッキ これは、相手のポケモンを「きぜつ」させてサイドを取り切るのではなく、相手の山札を0枚にして勝利することを目指す特殊なデッキです。ポケポケでは、自分の番の最初に山札からカードを引けないと負けになる、というルールがあります。LOデッキは、このルールを利用して勝利をもぎ取るのです。 この戦略で活躍するのが、《カビゴン》の特性「とおせんぼ」です。

相手のバトルポケモンを逃げられなくして、攻撃能力の低いシステムポケモンなどをバトル場に縛り付けます。そして、相手が動けない間に、《イダイナキバ》のワザ「じばんほうかい」や《ナマズン》のワザ「あばれてゆらす」といった、相手の山札を直接トラッシュする効果を持つカードで山札を削り切るのです。これは相手のやりたいことを徹底的に妨害する、いわゆる「害悪デッキ」の一種とも言えますね。

2. 《ハカドッグ》デッキ 《ハカドッグ》は、ワザ「おはかまいり」を持つポケモンで、その効果は「自分のトラッシュにある超ポケモンの数だけダメージが上がる」というものです。つまり、序盤から積極的に自分の超ポケモンをトラッシュに送れば送るほど、終盤には絶大な火力を出せるようになります。 このデッキでは、《サーナイトex》の進化前の《キルリア》が持つ特性「リファイン」が非常に重要になります。

この特性は、手札から超ポケモンをトラッシュすることで山札を引けるため、ドローを進めながら《ハカドッグ》の火力を高めることができるのです。あえて自分のカードをトラッシュしていくことで勝利を目指す、非常に面白いデッキですね。

このように、トラッシュは防御的な「回収」だけでなく、攻撃的な戦略の土台にもなり得る、奥深い場所なのです。

トラッシュ回収カードの強さの決め手

トラッシュ回収カードの強さの決め手

トラッシュからカードを回収できるカードはたくさんありますが、「どのカードが強いの?」と迷うこともあるでしょう。回収カードの強さは、いくつかのポイントで判断することができます。デッキに採用する際の参考にしてみてくださいね。

1. 回収した後の場所 これが最も重要なポイントです。回収したカードが**「手札に加わる」か「山札に戻る」か**で、使い勝手が大きく変わります。

  • 手札に加わる(強い): 回収したそのターン中にすぐに使えるため、非常に強力です。「エネルギー回収」などがこれにあたります。
  • 山札に戻る(やや弱い): 回収しても、そこからさらに山札を探すカードを使わないと手札に持ってこれません。「すごいつりざお」や「ともだちてちょう」がこのタイプです。

2. カードの種類 回収カード自体の種類も重要です。

  • グッズ(非常に強い): 自分の番に何枚でも使えるため、他のサポートカードと併用できるのが最大の強みです。多くの回収カードがグッズです。
  • 特性(強い): グッズと同じくらい強く、特に「自分の番に何回でも使える」といった特性は非常に強力です。
  • サポート(使いどころが重要): 自分の番に1枚しか使えませんが、その分、グッズよりも強力な効果を持つことが多いです。「ミモザ」や「スイレンのお世話」などが代表例です。
  • ポケモンのワザ(扱いに注意): ワザを使うと自分の番が終わってしまうため、回収したカードをすぐに使えないのが難点です。

3. 回収できる枚数とペナルティ 当然ながら、回収できるカードの枚数は多ければ多いほど強いです。また、「スーパーエネルギー回収」のように「手札を2枚トラッシュする」といったペナルティや条件がないカードの方が、どんなデッキでも使いやすいと言えるでしょう。ただし、ペナルティがあるカードは、その分強力な効果を持っていることが多いですよ。

これらの点を総合的に見て、自分のデッキの動きや目的に合った回収カードを選ぶことが、勝利への近道となります。

総括:「ポケポケ トラッシュとは」戦略を深めるための第一歩

この記事のまとめです。

  • トラッシュとは、使い終わったカードやきぜつしたポケモンを置く場所である。
  • カードをトラッシュに置くことを「トラッシュする」と呼ぶ。
  • トラッシュには、使い終わったグッズやサポート、きぜつしたポケモンなどが置かれる。
  • ワザの効果や「にげる」のコストとしてエネルギーをトラッシュすることもある。
  • トラッシュのカードは、対戦中いつでも自分と相手の両方が確認できる。
  • トラッシュのカードはオモテを上にして置くのがルールである。
  • ポケモンがきぜつすると、ついていたエネルギーやポケモンのどうぐも一緒にトラッシュされる。
  • 一度トラッシュされたカードは、基本的にそのバトルでは使えなくなる。
  • 「すごいつりざお」などを使えば、トラッシュからポケモンやエネルギーを山札に回収できる。
  • 「エネルギー回収」は、トラッシュから基本エネルギーを手札に加えるグッズである。
  • 「ともだちてちょう」は、トラッシュからサポートを山札に戻せる。
  • 「デンジ」は、トラッシュにある雷エネルギーを場のポケモンにつけるサポートカードである。
  • トラッシュ活用デッキには、相手の山札切れを狙う「LOデッキ」などがある。
  • 《ハカドッグ》は、トラッシュの超ポケモンの数でダメージが上がるワザを持つ。
  • トラッシュ回収カードは、手札に加えられるものの方が強力な傾向にある。
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この記事を書いた人

初代ポケモン発売当時からのゲーマー。
発売から29周年にもなる超大ヒットゲームになるとは・・・
旧作から最新版まで、かゆいところにも手が届く情報発信を心がけています。

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