【ポケモン】リラの正体と過去|エメラルドからサンムーンへの軌跡とポケマスでの強さ

元バトルタワーの「タワータイクーン」にして、現在は国際警察のUB対策本部長として活動する「リラ」。

『ポケットモンスター エメラルド』で初登場し、『サン・ムーン』で衝撃の再登場を果たした彼女は、多くの謎と魅力に包まれています。

「なぜリラは記憶を失ったのか?」「なぜ国際警察にいるのか?」「そもそも彼女はどの世界の住民なのか?」

かつてホウエン地方で最強のタワータイクーンとして君臨した彼女が、10年の時を経てアローラ地方に漂着した背景には、ウルトラホールとウルトラビースト(UB)を巡る壮絶な運命が隠されていました。

本記事では、リラの壮絶な過去や「ウルトラホール」との関係、そして『ポケモンマスターズ EX』での「リラ&カビゴン」の性能評価までを徹底解説します。

この記事のポイント
  • エメラルドの「タワータイクーン」として君臨した輝かしい過去
  • サン・ムーンで国際警察になった経緯と「10年前」の記憶
  • ウルトラビースト(UB)を引き寄せる「Fall」という悲劇的な体質
  • ポケマスEX最強クラスのタンク「リラ&カビゴン」の性能解説
目次

リラの正体と衝撃の過去

  • エメラルドの「タワータイクーン」時代
  • サン・ムーンでの再登場と記憶喪失
  • 「Fall」としての悲劇的な運命
  • アニメ『アドバンスジェネレーション』でのリラ

リラというキャラクターは、シリーズを通して「最強のポケモントレーナー」としての顔と、「運命に翻弄された被害者」としての顔の二面性を持っています。まずは彼女がどのような経歴を辿ってきたのか、その数奇な運命を紐解いていきます。

エメラルドの「タワータイクーン」時代

リラが初めて登場したのは、2004年に発売された『ポケットモンスター エメラルド』です。彼女はホウエン地方のバトルフロンティアにある「バトルタワー」の責任者、タワータイクーンとしてプレイヤーの前に立ちはだかりました。

タワータイクーンとは、バトルタワーで連勝を重ねた者だけが挑める特別なトレーナーであり、実質的なラスボスに近い存在です。リラはその頂点に立つ最強のブレーンとして、多くのプレイヤーを苦しめました。

当時のリラは、中性的な見た目と「ボク」という一人称を使用していたため、性別がどちらなのかファンの間で議論になることもありました。しかし、その凛とした佇まいと圧倒的な強さは多くのトレーナーを魅了しました。

彼女の手持ちポケモンは非常に強力で、35連勝目の銀のシンボル戦ではフーディン、エンテイ、カビゴンを使用し、70連勝目の金のシンボル戦ではライコウ、ラティオス、カビゴンという伝説のポケモンを含む準伝説級のパーティを繰り出してきます。

主人公に対しては「才能の原石」と評価し、バトルを通じてその成長を見守るようなセリフを残しています。この頃のリラは、純粋に強さを求めるストイックなトレーナーであり、その後の悲劇的な運命など微塵も感じさせない、輝かしい存在でした。

サン・ムーンでの再登場と記憶喪失

『エメラルド』から約12年の時を経て、2016年発売の『ポケットモンスター サン・ムーン』でリラは再登場を果たします。しかし、その姿はかつてのタワータイクーンとしての威厳あるものではなく、国際警察の「UB対策本部」の責任者として、ハンサムを部下に従える立場でした。

衝撃的だったのは、彼女が重度の「記憶喪失」を患っていたことです。

リラはアローラ地方に流れ着いた際、海岸で倒れているところをハンサムと当時警察官だったクチナシに保護されました。その時、彼女が覚えていたのは「リラという自分の名前」「ホウエン地方出身であること」「どこかの塔を守っていたこと」「腕の立つトレーナーであったこと」の4つだけでした。

それ以外の記憶、例えば家族のことや友人のこと、自分が具体的に何をしていたのかといった個人的な記憶は全て失われていました。

また、彼女の外見は10年前(エメラルドの時代)とほとんど変わっていないように見えますが、雰囲気は以前のボーイッシュなものから、スーツを着こなす大人の女性へと変化しており、一人称も「わたし」に変わっています。この「変わらない容姿」と「失われた記憶」のアンバランスさが、彼女の抱える闇の深さを物語っています。

「Fall」としての悲劇的な運命

リラが記憶を失った原因、そして国際警察に協力している理由には、「Fall(フォール)」と呼ばれる特殊な体質が関係しています。

「Fall」とは、ウルトラホールを通り抜けた人間のことを指す国際警察内の隠語です。ウルトラホールを通過した人間は、その身にウルトラホールのエネルギーを浴びており、そのエネルギーが「撒き餌」となってウルトラビースト(UB)を引き寄せてしまいます。

リラは約10年前にウルトラホールを通ってこの世界(サン・ムーンの世界)にやってきた「異邦人」です。彼女が記憶を失ったのは、ウルトラホールの通過による副作用と考えられています。

国際警察は、この「UBを引き寄せる」という性質を利用し、リラを囮にしてUBをおびき寄せ、保護・捕獲するという非人道的な作戦を実行していました。リラ自身もその役割を受け入れていますが、上司であり恩人でもあるハンサムは、彼女を危険な目に遭わせることに強い葛藤を抱いています。

『エメラルド』の世界から来たリラにとって、この世界はパラレルワールドのようなものであり、帰る場所も記憶もない孤独な存在です。かつての最強トレーナーが、異世界で怪物をおびき寄せるための「餌」として扱われているという事実は、多くのファンに衝撃を与えました。

アニメ『アドバンスジェネレーション』でのリラ

ゲーム本編とは異なる世界線ですが、アニメ『アドバンスジェネレーション(AG)』にもリラは登場しています。こちらは『エメラルド』の設定に準拠しており、バトルタワーのタワータイクーンとしてサトシたちの前に立ちはだかります。

アニメ版のリラは、ポケモンの心が読める(共感できる)という特殊な能力を持っており、ポケモンと心を通わせることで指示を出さずに連携する高度なバトルスタイルを披露しました。

特筆すべきはサトシとの関係です。リラはバトルの実力だけでなく、ポケモンへの接し方などを通じてサトシに惹かれていく様子が描かれています。当初、サトシはリラを男性だと思って接していましたが、後に女性だと気づいて驚くシーンもありました。

別れ際、リラはサトシと握手を交わしながら、心の中で「サトシ、ボク…最後までキミのこと…」と語りかけますが、結局その言葉を口に出すことはありませんでした。さらに最後の最後に心の中で「最後までボクの気持ちは読めなかったね、サトシ…。」とつぶやき、サトシへの淡い恋心を秘めたまま見送るという、非常に切ない幕切れとなっています。これはアニポケ史上でも屈指の「ヒロイン的ムーブ」として語り草になっています。

ポケモンマスターズEXでのリラ

  • 「リラ&カビゴン」の基本性能と評価
  • バディーズストーンボードとポテンシャル
  • リラ&ライコウ・エンテイの可能性は?
  • マジコスやネオ・チャンピオンの可能性

悲劇的な運命を背負ったリラですが、スマートフォンアプリ『ポケモンマスターズ EX(ポケマスEX)』では、非常に強力なバディーズとして実装され、多くのプレイヤーを支えています。ここからは、ポケマスでのリラの実力について解説します。

「リラ&カビゴン」の基本性能と評価

ポケマスにおける「リラ&カビゴン」は、ノーマルタイプのサポートバディーズとして登場しました。その最大の特徴は、圧倒的な耐久力と味方全体を鉄壁にする防御性能です。

トレーナー技「背中は預けます!」を使用すると、味方全体の場を「急所防御状態」「状態異常防御状態」「特殊ダメージ軽減状態」にし、さらに味方全体の攻撃を2段階上昇させます。

パッシブスキルの効果で「被攻撃時」に確率で味方全体の防御・特防を上げたり、HPを回復したりすることも可能で、立っているだけでチーム全体を要塞化させることができます。

特筆すべきは、彼女が「ダイマックス(バディーズダイマックス技)」を使用できる点です。カビゴンはキョダイマックスの姿になり、「キョダイサイセイ」という強力な技を放つことができます。「キョダイサイセイ」は、自身(バディーズ)の減った技回数を1回復するという非常に珍しい効果を持っており、長期戦での継戦能力を飛躍的に高めます。また、パッシブスキルの効果でバディーズダイマックス技使用後に自身のHPを大幅に回復することも可能です。

この「壁役」としての性能は全バディーズの中でもトップクラスであり、高難易度バトルである「レジェンドアドベンチャー」や「チャンピオンバトル」において、敵の猛攻を一身に受け止めるタンク役として非常に重宝されています。初心者から上級者まで、「困ったらリラを入れておけば負けない」と言われるほどの安定感を誇ります。

バディーズストーンボードとポテンシャル

リラ&カビゴンは、バディーズストーンボード(育成ボード)を解放することでさらに強固になります。

特に強力なのが「無傷登場時こらえる」というスキルです。これはバトル開始時、HPが満タンであれば、瀕死になるダメージを受けてもHP1で耐えるという効果があります。これにより、即死級の攻撃をしてくる相手に対しても一度は確実に耐えることができ、戦線の維持に大きく貢献します。

また、「被攻撃時HP回復」や「被攻撃時防御・特防アップ」などのパネルを取得することで、攻撃を受ければ受けるほど硬くなる要塞のような性能を発揮します。

推奨されるポテンシャルスキル(アクセサリのような追加効果)は、「急所無効」です。どれだけ防御力を上げても、急所に当たれば防御無視の大ダメージを受けてしまいますが、「急所無効」をつけることでその最後のリスクすら排除できます。

わざレベル(限界突破段階)を上げることで解放されるパネルも強力ですが、わざレベル1の状態でも基本的なタンク性能は十分に高いため、無課金・微課金プレイヤーにとっても頼もしい存在です。

さらに詳しくボード構成を見ていくと、わざレベル3で解放される「妨害解除」や「登場時急所率アップ」なども戦術の幅を広げます。特に「妨害解除」は、相手からの厄介な状態異常や妨害状態を一度だけ無効化できるため、ギミックへの対応力が格段に上がります。

また、カビゴンの「キョダイサイセイ」を活かすなら、バディーズわざ後のBC加速(バディーズカウント加速)関連のスキルも視野に入ります。リラはタンク役として攻撃を受ける機会が多いため、「被攻撃時」に発動する確率系スキル(例えば被チャージなど)をボードで補強することで、運要素は絡みますが爆発的なアドバンテージを生むことも可能です。自分のプレイスタイルや挑むステージに合わせて、ボードを柔軟に組み替えることができるのもリラの大きな魅力と言えるでしょう。

リラ&ライコウ・エンテイの可能性は?

現在のポケマスではパートナーはカビゴンですが、原作『エメラルド』で彼女が使用していた伝説のポケモン、ライコウやエンテイとのペア実装を期待する声も多く聞かれます。

ライコウは既に「マツバ(BP限定)」のバディとして、エンテイは「ルスワール(BP限定)」のバディとして実装されていますが、これらは「バトルポイント(BP)」という報酬で入手できる特殊な枠であり、メインのガチャ産バディーズではありません。また、エンテイに関しては伝説のポケモンイベントで「シルバー」と関わりがあったりもします。

ポケマスでは、同じポケモンでも衣装違い(マジコスなど)で別のトレーナーと組むことが多々あります。リラは元々ライコウやエンテイ、ラティオスといった強力なポケモンを操るトレーナーとして知られているため、今後「マジコスリラ」や「スペシャルコスチューム」として、これらのポケモンを連れて再登場する可能性は十分にあります。

特にライコウは彼女の象徴的なポケモンの一体であるため、ファンの間では「いつか本気のリラが見たい」という要望が絶えません。もし実現すれば、サポートではなく強力なアタッカーやテクニカルとしての実装になるかもしれません。

マジコスやネオ・チャンピオンの可能性

リラは「ホウエン地方出身」でありながら「アローラ地方の組織に所属している」という特殊な立ち位置にいます。ポケマスのチームスキルでは「ホウエン」や「アローラ」といったタグが存在しますが、リラはその両方のイベントに関わるポテンシャルを秘めています。

過去の「悪の組織編(アローラ編)」では、国際警察としてロケット団やエーテル財団の動向を追う重要な役割を演じました。今後、アローラ地方やホウエン地方を舞台にした新しいストーリーイベント(ネオ・チャンピオン等)が開催された場合、リラが新たな衣装で抜擢される可能性もあります。

特に「ネオ・チャンピオン」イベントは、トレーナーの成長や新たな一面を描く重要なイベントであり、リラのような深い背景を持つキャラクターにはうってつけの舞台です。もしリラがネオ・チャンピオンに選ばれた場合、かつてのタワータイクーンとしての威厳を取り戻した姿や、逆に今の国際警察としての正義感を体現した姿が見られるかもしれません。

例えば、マジコス(特別な衣装)として実装される場合、彼女のパートナーであるライコウをイメージした、黄色や雷をモチーフにした鋭いデザインのスーツになることが予想されます。あるいは、ラティオスをイメージした流線型で近未来的なデザインも似合うでしょう。彼女のボクっ娘時代を知るファンにとっては、当時のフロンティアブレーンの衣装をオマージュしたデザインが来れば、歓喜すること間違いなしです。

また、同じフロンティアブレーンである「シンオウのネジキ」や「ジョウトのコクラン」などは既に実装されていますが、ホウエンのフロンティアブレーンである「ジンダイ」や「ダツラ」などは未実装やNPC止まりであることが多いです。もしホウエンのフロンティアブレーンに焦点が当たるイベントがあれば、リーダー格であるリラが中心となって物語が進むことも期待されます。

かつての仲間たちと再会した時、記憶を失ったリラは何を感じるのか? そして彼らはリラをどう受け入れるのか? そんなドラマチックな展開も、ポケマスならではのクロスオーバーとして大いに期待できる要素です。

謎多き美女として、そして最強のトレーナーとして、リラの今後の展開からは目が離せません。

総括:ミステリアスな魅力と最強の盾性能を併せ持つリラ

この記事のまとめです。

リラは、ポケモンシリーズの中でも特にドラマチックで重い背景を持つキャラクターです。最強のタワータイクーンから記憶喪失の国際警察官へという転落と再生の物語は、多くのプレイヤーの心に深い印象を残しました。

一方で、ポケマスEXではその頼もしさを「鉄壁の守り」という形で体現し、我々プレイヤーを助けてくれます。

  • エメラルドのバトルタワー最強のブレーンとして初登場
  • 当時は中性的なボクっ娘で性別不明なミステリアスさがあった
  • 手持ちはフーディン、カビゴン、ライコウ、ラティオス等のガチ構成
  • ゲーム内の主人公を「才能の原石」と高く評価していた
  • サン・ムーンで10年越しに再登場し、ファンを驚愕させた
  • ウルトラホールを通過した影響で記憶喪失になっている
  • 覚えているのは自分の名前とホウエン出身であること程度
  • 「Fall」と呼ばれるUBを引き寄せる体質になってしまった
  • 国際警察UB対策本部長としてハンサムの上司を務める
  • アニメAGではサトシに恋心を抱く描写があり人気が高い
  • ポケマスEXでは「リラ&カビゴン」として実装済み
  • 物理・特殊両方に対応できる最強クラスの耐久サポーター
  • ダイマックス(キョダイサイセイ)で技回数回復が可能
  • 「無傷登場時こらえる」で事故死を防ぐ安定感がある
  • 今後ライコウやラティオスと組んだマジコス実装も期待される
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この記事を書いた人

初代ポケモン発売当時からのゲーマー。
発売から29周年にもなる超大ヒットゲームになるとは・・・
旧作から最新版まで、かゆいところにも手が届く情報発信を心がけています。

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