「ポケモン フラダリ」と検索する多くの人は、「そもそもフラダリとは何者なのか」「なぜここまで危険な思想を持つようになったのか」「ポケモンレジェンズZ-AでFとして再登場した理由は?」といった疑問を抱えているはずです。
本記事では、『ポケットモンスター X・Y』本編におけるフラダリのプロフィールや思想、最終兵器と伝説のポケモンとの関係、プラターヌ博士との関わりを整理しつつ、『Pokémon LEGENDS Z-A』で「F」として登場するフラダリの最新情報や、F戦の手持ちポケモン攻略のポイントまで、物語とバトルの両面から詳しく解説します。
「ポケモンXYのフラダリとは?」「ZAでのFは何者なのか?」という疑問を、この1本でまとめて整理していきます。
- ポケモンXYのフラダリの正体とプロフィールを整理
- フラダリの思想・セリフと最終兵器計画の全体像を解説
- ポケモンレジェンズZ-Aに登場するF(フラダリ)の役割と物語上の立ち位置を紹介
- F戦の手持ちポケモン構成と、基本的な攻略の考え方を解説
※本記事では、ゲーム本編シリーズに絞り、『ポケットモンスター X・Y』と『Pokémon LEGENDS Z-A』に登場するフラダリのみを扱います。アニメ版やカードゲーム版など、別媒体の設定は対象外とします。
ポケモンXYのフラダリ徹底解説
- フラダリのプロフィールと立場
- フラダリの思想と名言を読み解く
- XY本編におけるフラダリの行動
- 最終兵器と伝説ポケモンとの関係
- プラターヌ博士や仲間たちとの関係性
フラダリのプロフィールと立場

まずは、『ポケットモンスター X・Y』におけるフラダリの基本的なプロフィールから整理します。
フラダリは、カロス地方に本社を置く「フラダリラボ」の代表であり、通信端末「ホロキャスター」を開発した研究者です。公式サイトやゲーム内の説明でも、ホロキャスターを発明した研究者であり、プラターヌ博士と親交のある人物として紹介されています。
表向きのフラダリは、テクノロジーによってトレーナーやポケモン研究を支援する篤志家です。ホロキャスターの売り上げの一部をポケモントレーナーや研究者の支援に回している、という趣旨のセリフもゲーム内にあり、「与える側」であろうとする理想主義者だった過去が示唆されています。
しかしストーリーが進むと、その正体は悪の組織「フレア団」のボスであることが明らかになります。フレア団はカロス地方の選ばれた一部だけを残し、最終兵器でそれ以外を一掃しようとする危険な組織であり、その中心にいるのがフラダリです。日本語の各種攻略サイトや事典でも、「フレア団のボス」「最終兵器でフレア団以外の人類を抹殺しようとした人物」といった説明が共通して用いられています。
つまりフラダリは、「表向きは優秀な科学者であり慈善家、裏では世界の破壊を企てる悪役」という強烈な二面性を持つキャラクターです。序盤では、穏やかな口調でプレイヤーの前に現れ、カロスの未来を案じるかのような発言をしますが、その根底には「世界は有限であり、このままでは行き詰まる」という強い危機感が横たわっています。
プレイヤーからすると、序盤に出会う「丁寧で紳士的な研究者」が、実はフレア団の黒幕だったと知った時の驚きと、「だからこそ、あれだけの資金や技術をかき集められたのか」という納得感が同時に押し寄せる構成になっており、ここがXYのストーリーテリングのうまさでもあります。
フラダリの思想と名言を読み解く

フラダリが強く印象に残る理由のひとつが、その極端な思想と、心に刺さるセリフの数々です。
ポケモンWikiやセリフ集のまとめを参照すると、フラダリは「世界は有限なのに、人もポケモンも増えすぎた」といった趣旨の言葉で、資源が限られた世界での競争や格差を厳しく批判しています。また「金もエネルギーも、奪ったものが勝つ世界だ」というように、現代社会の弱肉強食的な側面を冷たく言い放つ場面もあります。
彼は人とポケモンを「与える者」と「奪う者」という二つのカテゴリに分けて考えます。与える側は他者のために行動し、奪う側は自分の利益だけを追い求める存在です。しかしフラダリは、「一つしかないものは分け合えない」「分け合えないものは、いずれ奪い合いになる」と考え、最終的に「命の数そのものを減らすしかない」という極端な結論に行き着きます。
論理の筋だけを追うと、どこか納得できてしまう部分があるのが厄介なところです。そのため、フラダリのセリフは単なる「悪役の暴言」ではなく、「正義感や理想が暴走した先にある危険な思想」として描かれています。
また、フラダリは世界を「美しいもの」と「醜いもの」に分けて語ります。彼にとって美しい世界とは、争いも醜さもない静かな世界であり、そのためには犠牲もやむなしと考えています。ゲーム内のセリフからも、「どんな手段を使ってでも世界を美しく変えてみせる」といった決意が読み取れます。
プレイヤー視点では、フラダリの思想は明らかに危険です。しかし同時に、「資源の有限性」「人間のエゴ」「与えることと奪うこと」といった、現実世界のテーマにも通じる問題提起を含んでいるため、子どもだけでなく大人のプレイヤーにも強く刺さるキャラクターになっています。XYのストーリーが単純な勧善懲悪に終わらず、どこか社会批評的な色合いを持っているのは、フラダリの存在によるところが大きいと言えるでしょう。
XY本編におけるフラダリの行動

続いて、『ポケットモンスター X・Y』本編で、フラダリが具体的にどのような行動を取るのかを整理します。ここではメインストーリーの流れに沿って見ていきます。
序盤、フラダリはミアレシティなどで主人公の前に現れ、プラターヌ博士とも親しげに会話する姿が描かれます。この段階では、プレイヤーは彼を「ホロキャスターを作ったすごい研究者」「トレーナーや研究者を支援している立派な人物」として好意的に見ることが多いでしょう。
一方で、物語が進むと、カロス地方に暗躍する謎の組織「フレア団」の存在が明らかになっていきます。フレア団は各地の洞窟や発電所を襲撃し、怪しげな研究やエネルギー収集を続けており、やがてそのボスこそがフラダリであることが判明します。彼らの目的は、最終兵器を復活させて「選ばれた一部の人間だけが残る世界」を作ることです。
フラダリは最終兵器の再起動のために、次のような行動に出ます。
- カロス発電所を占拠して、兵器を動かすための膨大な電力を集める
- 伝説のポケモンであるゼルネアス/イベルタルの力を取り込む
- 3000年前の王AZが持つ「最終兵器の鍵」を奪うために、AZを捕らえる
主人公はフレア団の秘密基地に乗り込み、幹部やフラダリ本人と何度もバトルを繰り広げます。クライマックスでは、主人公がゼルネアス(X)またはイベルタル(Y)を捕獲し、その力によって最終兵器のエネルギーを大きく削ぐことに成功します。
それでもフラダリは諦めず、残されたエネルギーで最終兵器を無理やり起動しようとします。しかし結果として最終兵器は暴走し、フレア団本拠地ごと地中深く崩れ落ちてしまいます。このときフラダリの生死は明言されず、「行方不明」という形で物語は幕を閉じます。
この「計画は阻止されたが、フラダリ自身の行方は分からない」という結末が、のちの『Pokémon LEGENDS Z-A』につながる重要なフックになっています。XYを遊んだプレイヤーにとって、「あのフラダリはその後どうなったのか?」という疑問が長年残されていたわけです。
最終兵器と伝説ポケモンとの関係

XYのストーリーを語るうえで欠かせないのが、「最終兵器」とゼルネアス/イベルタル、AZとの関係です。
最終兵器は、3000年前のカロス地方で王として君臨していたAZが作り出した装置です。もともとは戦争で命を落としたフラエッテに命を与えるための「キカイ」でしたが、AZは世界への怒りと絶望から、その装置を大量破壊兵器へと作り変え、戦争を終わらせるために実際に使用してしまいます。
この最終兵器はポケモンたちの命のエネルギーを動力源としており、多くのポケモンが犠牲になりました。その痕跡は、現在のカロス地方の10番道路にある「ポケモンの墓」として残っています。最終兵器の副作用により、AZ自身は常人とは比べ物にならないほど長い寿命を得てしまい、3000年もの間、フラエッテを探し続けることになります。
現代のフラダリは、この最終兵器を再び地上に引き上げ、再起動することで「選ばれた一部以外の命を消し去る」という計画を立てます。そのために必要なのが、
- カロス発電所から供給される膨大な電力
- ゼルネアス(X)またはイベルタル(Y)のエネルギー
- AZが持つ最終兵器の鍵
といった要素です。フレア団は、発電所の占拠から始まり、伝説ポケモンの捕獲、AZの拘束まで、段階的に計画を進めていきます。
プレイヤーはこの過程でゼルネアス/イベルタルと戦い、捕獲したうえで最終兵器に取り込まれていたエネルギーを奪い返します。その結果、最終兵器は不完全な状態でしか起動できず、フレア団本拠地ごと地中深く崩落することになります。
フラダリの計画は失敗しますが、「資源の有限性」「戦争と大量破壊兵器」「人間の傲慢」といった重いテーマが、最終兵器の設定を通じて描かれているのがXYの特徴です。プレイヤーはフラダリの思想を否定しつつも、「なぜ彼がここまで追い詰められたのか」「AZの悲劇とどう響き合っているのか」を考えさせられる構図になっています。
プラターヌ博士や仲間たちとの関係性

フラダリの人物像をより立体的に理解するには、プラターヌ博士や他の登場人物との関係性も押さえておく必要があります。
公式情報や解説サイトによれば、フラダリはプラターヌ博士と旧知の仲であり、博士は彼の研究姿勢やホロキャスターによる支援活動を高く評価しています。実際、ゲーム内でもプラターヌ博士は「ホロキャスターの利益の一部でトレーナーやポケモンの研究を支援しているフラダリさんは立派だ」といった趣旨のセリフを口にします。
このように、周囲から見ればフラダリは「志の高い科学者」であり、彼の過激な思想や計画は、ごく一部の側近とフレア団員しか知りません。プラターヌ博士自身も、フラダリが暴走する前からの友人として彼を信頼しており、その真意を知ったときには大きなショックを受けたであろうことが、後続の考察やテキストでも語られています。
また、フラダリは3000年前の王AZとも、間接的に深く結びついています。最終兵器の鍵を握る人物としてAZを捕らえ、その兵器を自らの計画に利用しようとするからです。AZの悲劇とフラダリの選択は、「世界に絶望した人間が、行き過ぎた手段に訴えてしまう」という点でどこか似通っており、二人は時代を超えた「鏡写しの存在」としても描かれています。
主人公や仲間たちは、フラダリの思想そのものを論破するというよりも、「選ばれた者だけが生き残ればよい」という考え方に対して、「誰もが一緒に生き方を探していくべきだ」という姿勢を示します。その対比によって、フラダリの孤立と暴走、そして彼がかつて目指していたはずの「与える側でありたい」という理想とのギャップが、より際立っています。
フラダリは単なる極悪非道なボスではなく、「理想のために全てを捧げた結果、取り返しのつかない選択をしてしまった人物」として描かれており、その人間的な弱さと危うさが、XYの物語を印象深いものにしていると言えるでしょう。
ポケモンZAのフラダリ最新情報
- Fとして登場するフラダリ
- Z-Aでの目的と物語上の役割
- Fの手持ちポケモンと基本攻略
- XYとの違いと変化したフラダリ像
- フラダリの物語から学べること
Fとして登場するフラダリ

ここからは、『Pokémon LEGENDS Z-A』において「F」として登場するフラダリについて解説します。以下、ストーリーのネタバレを含みます。
『Pokémon LEGENDS Z-A』は、2025年10月16日に発売されたNintendo Switch/Nintendo Switch 2向けソフトで、カロス地方・ミアレシティを舞台にした作品です。公式サイトでは、都市再開発が進むミアレシティで、メガシンカや街づくりが大きなテーマになっていることが紹介されており、すでに複数回の更新データや追加コンテンツが配信済みのタイトルとなっています。
本作の舞台は『ポケットモンスター X・Y』から数年後(作中ではおよそ5年後とされる)のミアレシティです。主人公は「ホテルZ」に住み込みで働くガイまたはタウニーにスカウトされ、「MZ団(エムゼット団)」の一員として、ミアレシティの平和を守る任務に就きます。都市再開発を進める企業「クエーサー社」が登場し、人とポケモンの共存や、街の均衡が大きなテーマとなっています。
その中で、ジガルデと共に行動する謎の男「F」が重要人物として登場します。Fは黒いコートに身を包み、左目が白く濁った年配の男性として描かれており、どこかフラダリを思わせる風貌ですが、序盤では正体が明かされません。ゲーム内で出会う度に、ミアレシティや世界の「均衡」について意味深な言葉を語り、主人公の行動を静かに見つめています。
各種攻略サイトでは、Fの正体が「ポケモンXYシリーズに登場したフレア団のボス・フラダリ」であると明言されています。XYで最終兵器を用いて人類の選別を企て、基地の崩壊とともに行方不明になっていた人物が、数年後の世界で「F」と名乗り、ジガルデと行動を共にしている、という整理です。
さらに、ゲーム内の会話やテキストをもとにした解説記事では、最終兵器の発動時にジガルデに救われたことでフラダリが生き延びたものの、その際の影響で多くの記憶を失っていることが示されています。F自身は過去の詳細を覚えておらず、「世界の均衡を保つ」というジガルデの使命を共に果たす男として描かれています。
つまりZAにおける「F」は、XYのフラダリから直接つながる存在でありながら、過去の多くを失った「記憶喪失のフラダリ」という立場にあります。かつて世界を滅ぼそうとした男が、ジガルデと共に世界の均衡を守る側に回っているという点が、大きな見どころです。
Z-Aでの目的と物語上の役割

『Pokémon LEGENDS Z-A』本編では、Fは物語のさまざまな場面で主人公の前に姿を現します。特に中盤以降、「与えるもの」「奪うもの」といったタイトルのメインミッションや、エンディング後のミッション「世界の均衡を保つには」などで、Fは重要な役割を担います。
物語を追っていくと、Fがかつて最終兵器を起動しようとした人物=フラダリであることが徐々に示されます。本人は自分の過去を完全には思い出せないものの、ミアレシティの人々やポケモンを見守る中で、「世界を美しくしたい」という感情や、「人は与えることも奪うこともできる存在だ」という価値観だけが、ぼんやりと残っているように描かれています。
ゲーム内のテキストを整理した解説では、次のような構図が示されています。
- 最終兵器発動時、崩れ落ちるフレア団アジトから、ジガルデがフラダリを救い出した
- その際、フラダリは多くの記憶を失い、生き延びた理由や過去の罪を明確には思い出せない
- ジガルデは「世界の均衡を守る」使命を果たすため、フラダリ(F)にジガルデ・セルを集める役割を与え、ミアレを見守る存在として導いた
Fは、ジガルデと共にミアレシティの異変やメガシンカエネルギーの暴走を観察し、ときに主人公に戦いを挑みながら、彼らが「与える側」か「奪う側」かを見極めようとします。メインミッション「世界の均衡を保つには」では、Fとのバトルとジガルデ戦が連続して発生し、プレイヤーはFの視点から見た「均衡」の意味と向き合うことになります。
物語上、Fには大きく三つの役割があります。
- 主人公がジガルデの力をどう使うのかを見極める試金石
- かつて自分が犯した過ち(最終兵器の起動)をなぞるような選択を、主人公が繰り返さないかどうかを試す存在
- XYから続くカロス地方の歴史と罪を体現し、プレイヤーに「過去とどう向き合うか」を問いかける存在
単なる新作のボスキャラではなく、「かつて世界を滅ぼそうとした男」が、世界のバランスを守る側に立ちながら、それでもなお自分の過去と向き合いきれていない、という非常に人間くさいキャラクターとして描かれているのがZAのFです。
XYをプレイ済みかどうかで、Fの一言一言の重みが大きく変わるため、可能であればXY→ZAの順に遊ぶと、物語の連続性をより深く味わえるでしょう。
Fの手持ちポケモンと基本攻略

ここでは、『Pokémon LEGENDS Z-A』におけるFとのバトルについて、手持ちポケモンの構成と基本的な攻略の考え方を整理します。こちらもストーリー・バトルのネタバレを含みます。
攻略サイトの情報をまとめると、メインストーリークリア後にゼルネアスとイベルタルを捕獲したのち、ホテルZで発生するメインミッション「世界の均衡を保つには」において、Fとの本格的なバトルが解禁されます。このときのFの手持ちは6体で、レベル帯はおおむね78〜80と非常に高めに設定されています。
Fの手持ちポケモン(ホテルZでのバトル)
- カエンジシ(ほのお/ノーマル)Lv78
- フラージェス(フェアリー)Lv78
- ヤミラミ(あく/ゴースト)Lv78
- ダストダス(どく)Lv79
- オンバーン(ひこう/ドラゴン)Lv79
- メガギャラドス(みず/あく・ギャラドスナイト所持)Lv80
タイプだけ見ても、あく・どく・ドラゴン・フェアリー・ひこう・みず・ノーマルとかなりバラけており、「このタイプだけで一気に抜く」といった単純な攻略がしにくい構成になっています。その一方で、弱点の傾向を押さえると、攻略の方針を立てやすくなります。
攻略の基本方針として、各種サイトでも共通して推奨されているのは次のようなポイントです。
- フェアリータイプを1〜2体採用する
- ヤミラミ・オンバーン・メガギャラドスはいずれもフェアリーが弱点です。フェアリー技を軸に立ち回れるポケモンが1体いるだけでも、終盤の安定度が大きく変わります。
- ただし、ダストダスのどく技には注意が必要です。フェアリーを長く居座らせすぎないことも大事です。
- じめんタイプ(または強力なじめん技)を用意する
- カエンジシとダストダスはじめんが弱点なので、じめんタイプや、じしんなどの強力なじめん技を覚えたポケモンがいると序盤〜中盤を有利に運べます。
- 一方で、オンバーンにはじめん技は無効、メガギャラドスにはみず技で返り討ちにされるリスクがあるため、相手を見てから安全なタイミングで繰り出すことが重要です。
- 物理・特殊の両方に強いポケモンをバランスよく入れる
- フラージェスは特殊耐久が非常に高く、長期戦になりやすいポケモンです。逆にメガギャラドスは高い攻撃と多彩な物理技でこちらを押しつぶしてきます。
- パーティ全体が物理寄り・特殊寄りのどちらかに偏っていると、一気に崩される場面が増えるため、物理・特殊のアタッカーと、それぞれを受けられる耐久型をバランスよく組み込むと安定します。
- レベル帯の目安は80前後
- 攻略記事では、F戦に挑む際の推奨レベルはパーティ平均で80前後とされています。タイプ相性だけに頼るのではなく、ストーリークリア後にしっかり育成したポケモンで挑むのが前提の難易度です。
- ZAロワイヤル∞などの高効率な育成コンテンツを周回し、レベルと努力値を整えてから再挑戦する、というのも有効な戦略です。
- アイテムと補助技を惜しまず使う
- 長期戦になりやすいフラージェス戦では、「めいそう」などで積まれる前に一気に削るか、やけど・どくなどの状態異常でじわじわ削るか、方針を決めておくと事故が減ります。
- メガギャラドスに備えて、最後の1〜2体はHPとPPをできるだけ温存しておきたいところです。きのみや回復アイテムも出し惜しみせず使う前提で組むと安定します。
このように、F戦は「XYで世界の選別を試みたフラダリ」との闘いを、別の形で追体験させるバトルになっています。XY時代のフラダリが「選別された世界」を目指していたのに対し、プレイヤー側は「多様なタイプと戦い方を組み合わせて困難を乗り越える」というスタイルでFに挑むことになり、物語上のテーマとゲームプレイがうまく噛み合った戦いと言えるでしょう。
XYとの違いと変化したフラダリ像

ZAのFを理解するには、XY時代のフラダリと比較して「どこが変わり、どこが変わっていないのか」を見ることが重要です。
まず見た目の変化です。各種公式イラストやスクリーンショットを見ると、ZAのFはXY当時のフラダリよりも明らかに年老いた雰囲気をまとっています。髪は白くなり、左目は白く濁っていて視力を失っているように描かれており、全体的に「燃え尽きた」という印象を与えるデザインになっています。服装もボロボロにほつれており、かつての華やかなスーツ姿とのギャップが強調されています。
次に、立場の変化です。XYではフレア団のボスとして最終兵器を起動しようとした本人でしたが、ZAではジガルデと共にミアレシティの「均衡」を守ろうとする側に立っています。ジガルデは「世界の生態系や秩序を監視し、守る役割を持つポケモン」として公式に説明されており、そのパートナーとして活動するFもまた、「世界を壊そうとした側」から「世界を守る側」へと役割が大きく転じた存在だと捉えられます。
一方で、変わっていない部分もはっきりと残っています。
- 世界のあり方に対して強い問題意識を抱いていること
- 「美しさ」「秩序」といった価値観に強くこだわり続けていること
- 一度信じた道を簡単には曲げない、頑固さ
ZAのFは記憶をほとんど失っているとされていますが、これらの価値観や性格はどこかに残っており、別の形でにじみ出ています。ストーリー終盤〜クリア後のテキストでは、Fが少しずつ過去の断片を思い出し、自分がかつて「与える側でありたい」と願いながらも、最終的には世界を「奪う側」として振る舞ってしまったことを振り返る描写もあります。
プレイヤーとしては、XYでの悲劇を知ったうえでZAのFと向き合うことで、「もし彼が別の選択をしていたら」「彼にとっての救いとは何だったのか」といった問いを改めて考えさせられます。ZAの物語は、フラダリというキャラクターに対する「アフターストーリー」であり、彼が過去とどう向き合い、どう生き直そうとしているのかを描いた物語として読むこともできます。
フラダリの物語から学べること

最後に、フラダリというキャラクターを通じてプレイヤーがどのようなことを考えられるのかを整理しておきます。
フラダリの物語は、一言で言えば「理想が暴走した結果の悲劇」です。XY本編や考察記事では、彼がもともと「他者に与える生き方」を理想としていたこと、しかし現実の人々の行動に失望し、やがて「愚かな人間は切り捨てるべきだ」という選民思想へと傾いていった過程が描かれています。
これは現実世界でも起こり得る構図です。善意や理想から始まった運動や思想が、いつしか「自分の理想に従わない人間は排除すべきだ」という危険な方向へと変質してしまうことがあります。フラダリは、そうした「正義の暴走」の象徴として描かれていると言えるでしょう。
一方で、ZAのFは、その延長線上にありながら、少し違う姿を見せています。
- 記憶を失いながらもジガルデと共に「世界の均衡」を守ろうとしていること
- かつて自分が壊そうとしたカロスの一部を、今度は守る側として見つめていること
- 新しい世代の少年少女たちと関わる中で、自分の過去の行いと向き合い直していること
これは、彼自身の贖罪や、過去の選択に対する「やり直し」の物語として読むことができます。ゲーム内のテキストを踏まえた解釈では、「ジガルデがフラダリを救い、使命を与えたのは、彼に自らの行動を見つめ直させ、贖罪の機会を与えるためだったのではないか」という読み方も提示されています。
プレイヤーはフラダリの軌跡から、次のようなことを考えるきっかけを得られるでしょう。
- 理想を持つこと自体は悪ではないが、他者を切り捨てる方向に進んだ瞬間から危険になること
- 世界や他人を変えようとする前に、自分自身の在り方と向き合う必要があること
- 過去に大きな過ちを犯したとしても、そこからどう生きるかによって、その後の物語は変わり得ること
フラダリはポケモンシリーズの中でも特に重いテーマを背負ったキャラクターです。その分だけ、プレイヤーに突きつけてくる問いも深く、XYとZAの両方を通して見たとき、その重さと味わいが一層増していきます。
総括:ポケモン フラダリの軌跡から「理想」と「贖罪」の物語を読み解く
- フラダリはホロキャスターを開発したカロス地方の著名な研究者であり、フラダリラボの代表でもある
- ホロキャスターの収益の一部をトレーナーやポケモン研究の支援に回していた理想主義者として、プラターヌ博士からも高く評価されていた
- しかしその裏では、悪の組織フレア団のボスとして暗躍し、最終兵器による世界の「選別」を計画していた
- XY本編でフラダリは、カロス発電所の電力やゼルネアス/イベルタル、AZの持つ鍵を利用して最終兵器を再起動しようとする
- 彼の思想は「世界は有限であり、命を減らさなければ争いは終わらない」という極端な結論に行き着いており、「与える者」と「奪う者」という二分法で世界を見ていた
- 最終兵器は3000年前にAZが作り出した装置であり、ポケモンの命のエネルギーを動力源とする大量破壊兵器として、カロス戦争を終わらせた過去を持つ
- 主人公がゼルネアス/イベルタルを捕獲してエネルギーを奪い返したことで、最終兵器は不完全な起動に終わり、フレア団本拠地ごと崩壊し、フラダリの行方は不明となる
- 『Pokémon LEGENDS Z-A』では、Fと名乗る男としてフラダリが再登場し、その正体がXYで行方不明となったフレア団のボスであることが明らかになる
- Fは最終兵器崩壊時にジガルデに救われたものの記憶の多くを失い、ジガルデと共にミアレシティの「世界の均衡」を守ろうとする立場に変化している
- ZAのF戦では、カエンジシ・フラージェス・ヤミラミ・ダストダス・オンバーン・メガギャラドスからなる高レベルの6体編成が相手となり、推奨レベルはおおむね80前後とされる
- フェアリータイプやじめんタイプを軸にしたパーティ構築がF攻略の基本であり、物理・特殊のバランスや耐久面も意識する必要がある
- ZAのFは記憶を失いながらも、かつて自分が壊そうとした世界の一部を守る側に回り、ジガルデの使命を共に果たそうとしている
- XYとZAを通じてフラダリは、「理想が暴走した悲劇」と「贖罪とやり直しの物語」の両方を体現するキャラクターとして描かれている
- プレイヤーはフラダリを通じて、正義や理想が行き過ぎたときの危うさと、多様な生き方や価値観を尊重することの大切さについて、改めて考えるきっかけを得ることができる
XYで世界の破壊を望んだフラダリと、ZAで世界の均衡を守ろうとするF。その二つの姿を並べて見ることで、「理想」と「贖罪」、そして「やり直し」の物語として、フラダリというキャラクターの奥行きを味わうことができます。

