「ポケモンBBS」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
ポケモンファンの間で長年愛されてきた匿名掲示板「ポケモンBBS」は、2014年の設立から11年間にわたってコミュニティを盛り上げてきた場所です。総合・アニメ・対戦・SS(ショートストーリー)・絵スレなど、ポケモンに関するあらゆる話題が飛び交い、独自の文化と内輪ネタを生み出してきました。
しかし2026年1月16日、ついにポケモンBBSは閉鎖。11年の歴史に幕を閉じました。多くのユーザーが最後まで書き込みを続け、涙を流す人もいたといいます。
この記事では、ポケモンBBSの概要や特徴、設立から閉鎖までの歴史、コミュニティを盛り上げた絵リレーなどのイベント、そして閉鎖後の後継掲示板「ポケモンBBSぷらす」について詳しく解説します。ポケモンBBSを知りたい方、懐かしく思い出したい方は、ぜひ最後までお読みください。
- ポケモンBBSは2014年3月20日に設立されたポケモン専門の匿名掲示板で、11年間運営された
- 総合・アニメ・SS・絵・対戦など多彩なカテゴリを持ち、独自のコミュニティ文化が育まれた
- 2026年1月16日に閉鎖し、最後の瞬間まで多くのBBS民が別れの書き込みをした
- 閉鎖後は後継掲示板「ポケモンBBSぷらす」でコミュニティが継続されている
ポケモンBBSの基本情報と特徴
- ポケモンBBSとはどんな掲示板か、基本情報を紹介
- スレッドのカテゴリ構成と多彩なジャンル
- BBS独自の文化・内輪ネタについて
- 閉鎖発表から2026年1月16日の最後の日まで
ポケモンBBSの概要と基本情報
ポケモンBBSは、ポケモンアフィリエイトブログ「ぽけりん」の管理人「けろ」が運営していたポケモン専門の匿名掲示板です。2014年3月20日に設立され、2026年1月16日の閉鎖まで約11年間にわたって運営が続きました。
ポケモン関連の匿名掲示板の中では板常駐人数が多い方とされており、活発なユーザーが常に集まっていたのが特徴です。スレッドはタグ(カテゴリ)で分類される仕組みになっており、ゲーム本編からアニメ・外伝作品・イラストまで多彩なジャンルをカバーしていました。また、ぽけりんブログの記事として掲載されるスレッドも存在し、掲示板とブログが連携した独特の運営スタイルを採っていたのがポイントです。
ポケモン交換・対戦イベントが盛んに行われていた点も、BBSの大きな魅力のひとつでした。対戦やイラストなど様々なジャンルの同好者が集まり、アドバイスや意見交換が活発に行われていました。
閉鎖の理由については、管理人が「一人で運営を続けるのに限界があった」と述べています。長年にわたり単独で掲示板を維持し続けることの大変さが背景にあったとのことです。

ポケモンBBSのカテゴリとスレッド構成
ポケモンBBSのスレッドはタグ(カテゴリ)で分類される仕組みになっており、ユーザーが目的のスレッドを探しやすい構造になっていました。カテゴリの種類は幅広く、メインとなる「ポケモン」タグではゲーム本編・グッズ・ネタスレなどあらゆるトピックが対象となっていました。
対戦・育成に特化した「本編対戦(ランクマ)」、「アニメ」「カード」といったジャンル別のタグに加え、「ポケポケ(TCG Pocket)」「ポケモンGO」「ユナイト」「スリープ」という外伝作品ごとのカテゴリも設けられていました。これにより、プレイしているゲームに合わせてスレッドを探せる構成になっていたのが便利な点です。
二次創作系のカテゴリも充実しており、「絵(イラストや漫画投稿スレ)」と「SS(ショートストーリー)」は掲示板の文化を形成する重要な柱でした。さらに「ポケモン交換スレ」「皆で何かやるスレ」なども存在し、ユーザー同士のコミュニケーションを促進する場としても機能していました。外伝作品を含む幅広いジャンルをカバーしていたことで、さまざまなポケモンファンが一箇所に集まれる場所として機能していたのがBBSの強みでした。

ポケモンBBSならではの文化と内輪ネタ
ポケモンBBSには、他の掲示板にはない独自の文化が根付いていました。まず注目すべき特徴として、コメント評価制度(いいね!制やグッドバッド制)が存在しなかった点があります。これにより同調圧力が生まれにくい構造となっており、多様な視点による討論や意見が活発に交わされる環境が生まれていました。
知識面での充実ぶりも際立っており、過去作や古いグッズなどの質問でも丁寧な回答が返ってくることが多く、そこらの攻略サイト顔負けの情報集積がされていたとされています。ポケモン交換・対戦イベントに困らないほどのアクティブユーザーが常に在籍していたのも強みでした。
内輪ネタに関しては、独自に発祥したネタが多く存在し、外部持ち出しを試みたり知識なしに言及したりすると叩かれる文化が形成されていました。具体的には、デデンネが人気で神格化されており、ウルップがネタにされることがBBSの代表的な内輪文化として知られています。また、「安い!安いぞ主人公!」「MBS」などのBBS発祥のネタも存在しました。
歴史的なエピソードとしては、ワザップジョルノの発端となった色違いボルケニオンのガセネタを生み出したのはこの掲示板とされています。一方で、ポケモンSV DLC「藍の円盤」において、解析でも判明していなかったメロエッタの正確な入手方法を初めて発見したのもBBSであったとのことです。全体として、ネット黎明期のVIPのような騒がしくもどこかおかしな雰囲気を現在まで色濃く残した珍しい掲示板と評されていました。

ポケモンBBSの閉鎖経緯と最後の日
ポケモンBBSの閉鎖は、段階的な経緯をたどりました。2025年8月12日、管理人が同年8月31日をもって掲示板を閉鎖することを発表したのが最初の告知です。理由は「一人で運営を続けるのに限界があった」というものでした。発表翌日には広告が消えており、閉鎖が現実的なものとして受け止められました。
しかしその後、この閉鎖発表は撤回され、ポケモンZ-A発売まで続けることになりました。多くのBBS民が移住先を模索している状態が続いたとのことです。その後2025年11月9日には、DLC発売後の年内に閉鎖することが改めて決定されました。さらに2025年12月10日になって、2026年1月初旬から中旬あたりに閉鎖することが告知され、2026年1月16日9時に正式閉鎖となりました。
最後の瞬間まで多くのBBS民がレスを残してお別れの言葉を書き込んでおり、中には涙を流した者もいたとのことです。11年間いかに愛されてきた掲示板であったかが、この最後の様子からも伝わってくるものがあります。
ポケモンBBSの歴史とコミュニティの足跡
- 設立から初期の歩み(2013年〜2015年)
- 成長期の主な出来事(2016年〜2020年)
- 絵リレーをはじめとするコミュニティイベント
- ポケモンBBSぷらす(後継掲示板)の概要
ポケモンBBSの設立から初期の歩み(2013年〜2015年)
ポケモンBBSの歴史は、2013年4月17日に母体となるポケモンアフィリエイトブログ「ぽけりん」が設立されたことに始まります。そして翌2014年3月20日、ポケモンBBSが正式に設立されました。これが全ての始まりとなります。
設立当初からコテハンが活躍し始め、いわゆる「コテハン成長期」が到来しました。2014年4月にはBBS転生や馴れ合いパニックなど初期の混乱も見られ、5月には第一次ポケモンBBS大戦が発生するなど、誕生直後からコミュニティが活発に動いていた様子が記録されています。2014年5月16日には初代ポケモンBBSwikiが誕生し、BBSの歴史をまとめる文化も早期から根付きました。
2014年8月28日にはポケモンBBS初の鯖落ちが発生しています。その後2015年2月10日にはシステムのアップデートが実施され、2015年3月20日にはBBS一周年を迎えました。この時期を通じて、SS・なりきりスレ・安価絵スレなどの各種スレッド文化が掲示板に根付いていきました。コミュニティとして着実に成熟を遂げた初期の時代といえます。

成長期の主な出来事(2016年〜2020年)
2016年以降、ポケモンBBSはさらなる成長期を迎えました。2016年9月5日には偽サイト「ぽけぴん」が登場するという出来事があり、同月には「当デデンネWiki」が誕生しています。
2017年5月6日にはfusianasan機能が追加されました。同年7月には「めざ氷アシレーヌ騒動」という大きな出来事が発生し、8月にはBBSとWikiの閉鎖危機が迫る状況となりましたが、最終的に危機は去りました。2017年9月にはコテハン祭り2017が開催されています。
2018年5月頃にはクソコテの馴れ合い増加が見られ始め、2019年3月20日のBBS5周年を経て、同年6月12日にはポケモン剣盾で過去作互換切りが判明しBBSが荒れるという事態もありました。同年6月23日には100万スレ達成という節目を迎えましたが、トラブルも伴ったとのことです。そして2020年12月14日にはポケモンBBSが鯖落ちでアクセス不能になるという出来事が発生し、2020年の歴史に刻まれています。
絵リレーなどのコミュニティイベント
ポケモンBBSのコミュニティ文化を象徴するイベントのひとつが「絵リレー」です。2015年から始まった長寿企画で、第20回まで20回にわたって開催されました。参加者がそれぞれ自由に絵を描いて投稿し、最後に一つの集合絵にまとめるという企画で、絵のテーマや画力は一切問わず飛び入り参加も大歓迎というスタイルが特徴的でした。
第20回絵リレー「ありがとうポケモンBBS」は2025年10月10日に開催されました。BBS閉鎖を控えた最後の絵リレーとして多くのユーザーが参加し、思い出のポケモンであるデデンネを描いた参加者も多数いたとのことです。「BBS俺の青春でした!」「絵リレーのおかげで画力が上がりました」などの声が寄せられており、多くの参加者にとって大切な思い出となっていたことが伝わってきます。
参加者の中には「普段眺めているだけだったが最後と聞いて来た」という飛び入り初参加者も多く、BBSへの感謝を形にするために筆を取った人々の姿が印象的でした。絵リレー以外にも、ポケモン交換・対戦イベントに困らないほどのアクティブユーザーが集まっていたとのことです。管理人のぽけりんブログでBBSのスレが紹介されることもありました。
ポケモンBBSぷらす(後継掲示板)
ポケモンBBSの閉鎖後も活動を続けるための後継掲示板として、「ポケモンBBSぷらす」が設けられています。旧BBSからの主な変更点としては、カテゴリ機能の追加・編集機能の追加・HTMLタグ機能の追加・トリップ生成ハッシュの変更が挙げられます。
スレッドの新着表示については「age」チェックの仕組みが採用されており、ageチェックを入れて書き込むとスレッドが新着表示に上がる仕組みになっています。スレを移動させたくない場合はageのチェックを外して書き込むことができます。
荒らし対策も強化されており、2025年8月現在、海外IPからのアクセスは遮断されています。プロキシ経由の荒らしには関連IPごとまとめて投稿不可の対応が取られており、荒らしは無視してスルーし、問い合わせフォームから削除依頼することが推奨されています。また、トリップ機能により個人を特定する仕組みも整備されています。
現在もSS・雑談・総合・ポケマス・アニメなど多彩なスレッドが立っており、閉鎖後も旧BBS文化を受け継いだコミュニティが継続中です。記事執筆時点では、安価SSや雑談・ネタ、総合などのスレッドが活発に書き込まれており、BBS民たちの交流の場として機能しています。

ポケモンBBSの歴史と現在の掲示板ぷらすのまとめ
この記事のまとめです。
- ポケモンBBSはポケモンアフィリエイトブログ「ぽけりん」の管理人「けろ」が運営していた匿名掲示板である
- 2014年3月20日に設立され、2026年1月16日に閉鎖するまで約11年間運営が続いた
- スレッドはタグで分類されており、総合・アニメ・対戦・カード・ポケポケ・絵・SSなど多彩なジャンルをカバーしていた
- コメント評価制度が存在しないため同調圧力が生まれにくく、多様な意見が交わされやすい環境だった
- 過去作への質問にも回答が返ってくるなど、攻略サイト顔負けの知識量が集積されていた点が特徴的だった
- デデンネの神格化やウルップのネタ化など、独自の内輪文化が形成されており外部への持ち出しは叩かれた
- ワザップジョルノの発端となった色違いボルケニオンのガセネタを生み出したのはBBSとされている
- 2015年から始まった「絵リレー」は第20回まで続いた長寿企画で、BBSを代表するコミュニティイベントとなった
- 第20回絵リレー「ありがとうポケモンBBS」は2025年10月10日に開催され、多くのBBS民が参加した
- 閉鎖は2025年8月の発表から撤回・再発表を経て、2026年1月16日9時に正式に実施された
- 最後の瞬間まで多くのBBS民がお別れの言葉を書き込み、涙を流した者もいたとのことである
- 閉鎖後の後継掲示板「ポケモンBBSぷらす」ではカテゴリ機能・編集機能・HTMLタグ機能が新たに追加された
- ポケモンBBSぷらすでは海外IPのアクセスを遮断するなど、荒らし対策が強化されている
- 現在もSS・雑談・総合・ポケマス・アニメなど多彩なスレッドが活発に立てられており、コミュニティが継続している
- ネット黎明期のVIPを思わせる独特の雰囲気を色濃く残した掲示板として、ポケモンファンの記憶に刻まれている
