Nintendo Switch用ソフト「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」と追加コンテンツ「ゼロの秘宝」では、既存ポケモンの「過去」や「未来」の姿とされる特別なポケモンとして、パラドックスポケモンが登場します。この記事では、本編とDLCで出会えるパラドックスポケモンを対象に、入手方法から育成方針、色違い厳選のコツまでをまとめて解説します。
図鑑上の分類名そのものが「パラドックスポケモン」となっている個体も多く、専用特性のこだいかっせい・クォークチャージと相まって、ランクマッチやテラレイドなどで高い存在感を放っています。なお、コライドンやミライドンも図鑑分類上はパラドックスポケモンに含まれますが、本記事では主に古代種・未来種と呼ばれる一般的なパラドックスポケモンと、DLCで追加された準伝説パラドックスを中心に扱います。
初めて触る人でも迷わず育成・運用できるように、実戦での具体的な使い方やつまずきやすいポイントも交えながら解説していきます。
- パラドックスポケモンの特徴と古代種・未来種の違いを整理
- 本編とDLCでのパラドックスポケモンの入手場所と解放条件を解説
- こだいかっせい・クォークチャージを軸にした努力値・性格・テラスタイプの決め方を紹介
- タマゴ厳選不可を前提とした色違い厳選の手順と周回コツを解説
パラドックスポケモンの基礎知識
- パラドックスポケモンとは何か
- 古代種と未来種の違い
- 出現場所と解放条件
- 本編で登場する主な種類
- DLCで追加されたパラドックス
パラドックスポケモンとは何か

パラドックスポケモンは、ポケットモンスター スカーレット・バイオレットで初登場した、既存ポケモンの「別の時代の姿」として扱われるポケモンの総称です。公式攻略サイトや攻略Wikiでは「既存ポケモンの別時代の姿」「過去や未来の姿」と説明されており、図鑑でも分類名としてパラドックスポケモンと書かれている個体が確認できます。
共通する大きな特徴は、主な出現場所がパルデア地方中央のパルデアの大穴、通称エリアゼロであることです。エリアゼロはストーリー最終章「ザ・ホームウェイ」の舞台となるエリアで、エンディング後は内部に多数のパラドックスポケモンが野生出現するようになります。通常のポケモンと同じく複数体捕獲でき、倒してしまっても時間経過や場所移動で何度でもシンボルが再出現します。
また、パラドックスポケモンは共通して性別がなく、いわゆる「無性別」に分類されます。タマゴグループはいずれもタマゴ未発見となっており、ピクニックでタマゴを作ることができません。つまり、一般的な孵化厳選による増殖や個体値厳選は不可能で、基本的には野生厳選やイベント配布で入手した個体をそのまま育成することになります。
進化に関しても、ほとんどのパラドックスポケモンは進化先・進化前ともに存在せず、1段階の単独ポケモンとして設計されています。イダイナキバやテツノブジン、トドロクツキなども進化条件が設定されていないため、捕まえた時点の姿が最終形態です。進化こそしませんが、種族値合計が高めに設定されている個体が多く、レベル100まで育てて努力値を振ることで十分な戦力になります。
このように「エリアゼロが主な生息地」「無性別かつタマゴ未発見」「原則として進化しない」「既存ポケモンの別時代の姿」という共通点を押さえておくと、パラドックスポケモンの全体像をイメージしやすくなります。
古代種と未来種の違い

パラドックスポケモンは、見た目や特性によって大きく「古代種(スカーレット側)」と「未来種(バイオレット側)」の2系統に分かれます。ゲーム内の分類では「古来種」「未来種」と表現されることもあり、それぞれ既存ポケモンの過去・未来の姿として描かれています。
古代種は、岩や毛皮、角ばったシルエットなど「原始的」「ワイルド」な印象のデザインが特徴です。イダイナキバ(ドンファンの古代種)やトドロクツキ(ボーマンダ由来)などは、太古の生物を思わせるごつい体つきと派手な装飾を持っています。特性は専用特性のこだいかっせいで統一されており、ブーストエナジーを持たせるか、天候が晴れのときに発動します。発動するとHP以外で最も高い能力値が上昇し、攻撃・防御・特攻・特防なら1.3倍、素早さなら1.5倍という破格の補正がかかります。
一方の未来種は、機械パーツや装甲、発光するラインなど「サイバー」「ロボット」感の強いデザインが中心です。テツノツツミ(デリバードの未来種)やテツノブジン(サーナイト・エルレイド由来)は、金属質のボディとブースター、刃物のようなパーツが目立ちます。特性はクォークチャージで統一されており、こちらはブーストエナジーを持たせるか、場がエレキフィールドになっているときに発動します。効果はこだいかっせいと同じく、最も高い能力値を1.3倍(素早さなら1.5倍)にするものです。
古代種と未来種の大きな違いは「発動条件」です。古代種は晴れパーティやにほんばれと相性が良く、晴れさえ維持できれば複数回能力上昇を狙うこともできます。未来種はエレキフィールドを張るポケモンと一緒に使うことで、ブーストエナジーを節約しつつ繰り返し能力上昇を狙えるのが強みです。どちらもブーストエナジーを持たせるだけで即座に発動するため、天候やフィールド要員を採用せず「一度だけ火力や素早さを底上げする」という使い方もよく見られます。
見た目・特性・出現バージョンがセットになって「古代 vs 未来」という構図が作られているので、自分がスカーレットかバイオレットのどちらをメインに遊んでいるかで、自然と触れるパラドックスポケモンの系統も変わってきます。
出現場所と解放条件

多くのパラドックスポケモンは、パルデア地方中央にある巨大な穴「パルデアの大穴(エリアゼロ)」を主な生息地としています。エリアゼロに入るためには条件があり、まず「チャンピオンロード」「レジェンドルート」「スターダストストリート」という3つのメインルートをすべてクリアする必要があります。その後に解放される最終シナリオ「ザ・ホームウェイ」を進めると、エリアゼロ内部を探索できるようになります。
ストーリー進行中のエリアゼロでは、一部のパラドックスポケモンがボス戦としてのみ登場し、イベントバトル後に捕獲できないケースもあります。しかしエンディング後に再びエリアゼロを訪れると、内部各所でパラドックスポケモンが野生ポケモンとして出現するようになり、通常のシンボルエンカウントで何体でも捕獲が可能になります。倒してしまった場合も、その場から一定距離離れて戻ったり、エリアを切り替えたりすることで再出現します。
一部のパラドックスポケモンは、レジェンドルートで戦ったヌシポケモンの生息地にも再出現するのが特徴です。たとえば土震のヌシとして登場したイダイナキバ(スカーレット)やテツノワダチ(バイオレット)は、ヌシ撃破後に同じ場所を訪れると捕獲可能なシンボルとして現れます。エリアゼロとあわせて複数の入手ルートが用意されているため、色違いや個体値厳選を考えている場合は、両方のポイントを回ってみると効率が上がります。
また、バージョンによって出現するパラドックスポケモンは大きく異なります。スカーレットは古代種、バイオレットは未来種が中心となっており、片方のソフトだけでは全てのパラドックスポケモンを揃えられません。オンラインやローカル通信での交換、もしくはユニオンサークルで別バージョンのプレイヤーの世界にお邪魔してエリアゼロを探索することで、反対側のパラドックスポケモンも捕獲できます。
イベント限定のパラドックスポケモンであるウネルミナモ(Walking Wake)やテツノイサハ(Iron Leaves)は、エリアゼロの野生では出現せず、期間限定のイベントテラレイドでのみ捕獲可能です。これらは定期的にレイドイベントとして復刻されているため、公式情報や攻略サイトのイベントカレンダーをチェックしておくと取り逃しを防ぎやすくなります。
本編で登場する主な種類

本編(無印SV)だけでも、エリアゼロを中心に多数のパラドックスポケモンが登場します。スカーレット側にはイダイナキバやハバタクカミ、トドロクツキなどの古代種が、バイオレット側にはテツノツツミやテツノカイナ、テツノブジンなどの未来種が出現し、いずれも高い種族値と尖った能力値配分を持っています。
古代種の代表例であるイダイナキバはじめん・かくとうタイプで、ボディプレスやじしんなど物理高火力技を活かしやすい物理アタッカーです。トドロクツキはドラゴン・あくタイプで、攻撃種族値139・素早さ119という高水準の数値を持ち、こだいかっせいで攻撃や素早さをブーストすれば一気に全抜きを狙えるポケモンとして多くの育成論で取り上げられています。
未来種側のテツノツツミはこおり・みずタイプで、素早さと特攻が高く、フリーズドライやハイドロポンプといった攻撃範囲の広い技を習得します。テツノカイナはかくとう・でんきタイプで超火力の物理アタッカー、テツノブジンはフェアリー・かくとうの複合タイプで攻撃・特攻・素早さがいずれも高く、物理・特殊どちらでも戦える両刀アタッカーとして知られています。
これら本編登場のパラドックスポケモンは、総じて種族値合計が高く、一つの能力が極端に高いかわりに他の能力も一定以上にまとまっていることが多いです。いわば「一般ポケモンと伝説ポケモンの中間」のような設計になっており、ストーリー攻略に連れ回しても十分強力なうえ、ランクマッチなどの対戦環境でも主力級として採用されるポケモンが多数います。
DLCで追加されたパラドックス

追加コンテンツ「ゼロの秘宝」では、前編「碧の仮面」と後編「藍の円盤」を通して新たなパラドックスポケモンが複数追加されました。中でも注目度が高いのが、伝説ポケモンをモチーフにした準伝説クラスのパラドックスポケモンです。
スカーレットでは炎をまとった獣のようなウガツホムラと、雷雲のような姿をしたタケルライコが登場し、バイオレットでは鋼の刃で武装したテツノカシラと、岩の塊のようなテツノイワオが登場します。いずれも既存の伝説ポケモン(エンテイやライコウ、コバルオン、テラキオン)を思わせる外見を持ちつつ、こだいかっせい・クォークチャージを備えたパラドックスポケモンとしてデザインされています。
これら準伝説パラドックスは、後編「藍の円盤」のブルーベリー図鑑を一定数(200種)まで埋めたうえで、テラリウムドーム内のサバンナエリアにいるサザレのイベントを進めることで、パルデアの大穴(エリアゼロ)に固定シンボルとして出現するようになります。出現場所はバージョンごとに異なり、崖の上や洞窟の奥などやや分かりづらい位置にいるため、攻略サイトのマップや動画を見ながら向かうとスムーズです。
DLCの配信に合わせて、ウネルミナモやテツノイサハといったイベントレイド限定のパラドックスポケモンも何度か再登場しています。これらはみず・ドラゴンタイプのウネルミナモ、くさ・エスパータイプのテツノイサハといったように、既存の古代種・未来種と同じくこだいかっせい・クォークチャージを持つパラドックスポケモンとして扱われますが、現状は定期開催されるイベントテラレイドでのみ入手可能で、野生出現は確認されていません。
DLC組のパラドックスポケモンは、ブーストエナジーや天候・フィールドと組み合わせたときの爆発力が高く、構築の軸になり得る性能を持つものが多いです。ランクマッチのレギュレーションによって使用可能・不可が変わるため、対戦環境で使いたい場合は公式のお知らせや攻略サイトのレギュレーション解説をあらかじめ確認しておくと安心です。
パラドックスポケモン育成攻略
- 共通するステータス傾向と個性
- 努力値と性格の考え方
- テラスタイプと道具の選び方
- 代表的なパラドックスの役割
- 色違い厳選と周回のコツ
共通するステータス傾向と個性

パラドックスポケモン全体を眺めると、「どこか1〜2箇所の能力値が極端に高く、残りも平均以上」というステータス傾向がはっきりしています。トドロクツキは攻撃139・素早さ119と非常に高く、テツノブジンも攻撃・特攻・素早さがいずれも高水準で、物理・特殊どちらでもエースアタッカーを務められる配分になっています。
この「尖った能力値」を、こだいかっせい・クォークチャージでさらに引き上げるのが、パラドックスポケモンの基本的な戦い方です。ブーストエナジーを持たせるか、晴れやエレキフィールドの条件を満たすことで最も高い能力値が1.3倍(素早さなら1.5倍)になり、同じランク帯のポケモンではなかなか太刀打ちできない数値まで伸びます。特に素早さをブーストした場合、スカーフ持ちや高速アタッカーすら上から叩けるケースも多く、一度展開に成功するとそのまま試合を決めてしまえるだけの性能があります。
タイプ相性も攻撃的に設計されている個体が多いのも特徴です。イダイナキバのじめん・かくとう、トドロクツキのドラゴン・あく、テツノツツミのこおり・みず、テツノブジンのフェアリー・かくとうなど、いずれも攻撃範囲が広く、等倍以上を取りやすい複合タイプです。その一方で弱点も多く、耐久面がそこまで高くない個体も多いため、長く居座って受け回すより「場に出したターンで相手を倒しに行く」スタイルと相性が良くなっています。
初心者がつまずきがちなのは、「種族値が高い=なんでもできる」と考えて耐久やサポート技に振ってしまうケースです。パラドックスポケモンは高い種族値を持ちますが、役割を欲張ると器用貧乏になりがちです。まずは「物理エース」「特殊エース」「終盤の全抜き要員」といったように役割を一つに絞り、その役割を遂行できるように努力値や技構成を尖らせた方が扱いやすくなります。
努力値と性格の考え方

努力値と性格を決める際の最大のポイントは、「こだいかっせい・クォークチャージでどの能力をブーストさせたいか」を最初に決めることです。これらの特性はHP以外の能力値のうち最も高いステータスを自動で判定して上昇させるため、努力値配分と性格で「一番高い能力」を意図的に作っておくと、狙った能力を確実に上げられます。
例えばウネルミナモは特攻と素早さの両方が高い特殊アタッカーです。こだいかっせいで素早さをブーストしたい場合は、特攻と素早さにそれぞれ252振りをした上で性格をおくびょうにし、素早さを特攻よりわずかに高くなるように調整します。逆に火力を優先するなら、性格をひかえめにして特攻に努力値を厚く振り、素早さを少し削ることで「特攻が最も高い能力値」になるようにし、特攻ブースト型として運用することも可能です。
テツノブジンのように攻撃・特攻・素早さが全て高いポケモンは、育成の自由度が高い反面、どの能力をブーストさせるか決めないと中途半端になりがちです。物理技中心でいくなら攻撃を最も高いステータスにしてようき、両刀気味に使いつつ特殊技に比重を置くなら特攻を最も高くしておくびょう、というように「役割から逆算してブースト先を決める」意識が重要になります。
耐久寄りの運用を考える場合でも、こだいかっせい・クォークチャージのブースト先を防御・特防にするより、素早さか火力に振った方が試合を決める力は高まりやすいです。耐久面はHPや防御・特防に少し回す程度に抑え、残りを攻撃・特攻・素早さに集中させることで「出したターンに相手を倒しに行く」動きが安定します。迷ったら「火力全振り+素早さもできるだけ高く」という攻め寄りの配分から始め、足りないと感じた部分だけ後から微調整していくと失敗しづらいです。
テラスタイプと道具の選び方

テラスタルは、パラドックスポケモンの役割を決めるうえで非常に重要な要素です。最も分かりやすく強力なのが「元のタイプと同じテラスタイプにして火力を底上げする」運用で、トドロクツキならドラゴンかあく、ウネルミナモならみずなど、メインウェポンと同じタイプにテラスタルすることで、一致技の火力を大きく引き上げられます。こだいかっせい・クォークチャージと合わせると、1ターンで相手のパーティを半壊させるような爆発力を出すことも可能です。
一方、弱点を補う防御的なテラスタイプも非常に有力です。例えばトドロクツキはフェアリーが4倍弱点で、そのままではマジカルシャインなど一発で倒されるリスクがあります。そこで、はがねやどくといったフェアリー耐性のあるタイプにテラスタルして受け出し性能を高め、相手のフェアリー技に後投げしつつこだいかっせいを活かして切り返す運用が、育成論でも紹介されています。
持ち物については、ほぼ全てのパラドックスポケモンでブーストエナジーが最有力候補になります。ブーストエナジーはバトル開始時に自動で消費され、こだいかっせい・クォークチャージを即座に発動させて能力値を上げられるアイテムです。一度きりではあるものの、天候やフィールド要員をわざわざ採用せずとも能力上昇を確定させられるため、対戦ではテンプレレベルで採用されています。
その他、火力を最大限に高めたいならいのちのたまやこだわりスカーフ・こだわりメガネ、素早さに余裕がある個体ならじゃくてんほけんや突撃チョッキなど、一般的なアタッカー用アイテムも候補になります。テラレイドで壁役としてテツノブジンを使うようなケースでは、ひかりのねんどを持たせてリフレクターやひかりのかべのターン数を伸ばすといった特殊な運用も実用的です。
初心者がやりがちな失敗は、「とりあえずブーストエナジー+攻撃的なテラスタイプ」で全員を同じような型にしてしまうことです。それでは構築全体の役割分担が曖昧になりがちなので、「この個体はブーストエナジーで先発エース」「この個体はこだわりスカーフで抜きエース」「この個体は防御的テラスタルで切り返し役」といったように、パーティの中で役割を分散させると構築が安定します。
代表的なパラドックスの役割

ここでは名前が挙がることの多いパラドックスポケモンをいくつか取り上げて、典型的な役割を整理しておきます。
ウネルミナモは、みず・ドラゴンタイプの特殊アタッカーで、晴れ状態でも威力が1.5倍になる専用技ハイドロスチームを習得するのが最大の特徴です。みずタイプでありながら晴れパーティと相性が良く、にほんばれ+こだいかっせいの組み合わせで特攻や素早さをブーストし、一気に相手を押し切る晴れエースとしての運用が主流です。弱点がフェアリーとドラゴンの2つに絞られている点も優秀で、テラスタルで弱点をケアすれば非常に止めづらいポケモンになります。
テツノブジンはフェアリー・かくとうタイプの未来種で、攻撃・特攻・素早さが全て高い両刀アタッカーです。クォークチャージで素早さを上げつつ、インファイトやムーンフォース、サイコキネシスなど多彩な攻撃技を叩き込む抜きエース型や、ソウルクラッシュやビルドアップを絡めた詰め筋重視の型など、複数の型が研究されています。また、ひかりのかべ・リフレクターを覚えるため、テラレイド専用の壁サポート役として運用されることもあります。
トドロクツキはドラゴン・あくの物理アタッカーで、こだいかっせいと相性の良い攻撃種族値と素早さを持ちます。こだわりスカーフを持たせて初手から上から殴る型、ブーストエナジーで素早さを上げて全抜きを狙う型、テラスタルで耐性を変えながらとんぼがえりやタイプ一致技でプレッシャーをかけ続ける型など、採用される型の幅が広いのが特徴です。悪タイプのおかげでゴースト技への後出しもしやすく、環境に多いゴーストエースへのメタとしても機能します。
DLC組のウガツホムラやタケルライコは、晴れ構築でのアタッカーとして注目されています。ウガツホムラはほのおを活かした高威力技で物理方面から圧力をかけ、タケルライコは電気・ドラゴン由来の攻撃範囲を活かして相手の水・飛行・ドラゴンをまとめて見る役割を持ちやすいです。未来種側のテツノカシラやテツノイワオは、エレキフィールドを軸にした構築でフィールドエースとして活躍し、ブーストエナジーと併用することで一気に全抜き体制に入ることができます。
このように、代表的なパラドックスポケモンにはそれぞれ明確な得意分野があり、「どの場面で場に出すか」「どの相手に強く出たいか」を意識して採用することで、パーティ全体の勝ち筋をはっきりさせることができます。
色違い厳選と周回のコツ

パラドックスポケモンはタマゴグループがすべてタマゴ未発見のため、孵化による色違い厳選ができません。さらに大量発生(群れ発生)の対象にもなっていないため、他のポケモンと比べると色違い厳選の難易度は高めです。その代わり、エリアゼロや一部のフィールドでシンボルが途切れることなく出現する仕様を利用した「野生リセット狩り」が主な厳選手段になります。
基本的な手順は次の通りです。まず、狙いたいパラドックスポケモンのタイプを確認し、そのタイプに対応したかがやきパワー・そうぐうパワーを発動できるサンドイッチのレシピを用意します。エリアゼロ内部ではピクニックが行えないため、ゼロゲートや外のフィールドでレポートを書き、おまかせレポートをオフにしたうえでピクニックを開き、該当タイプのサンドイッチを作ってからエリアゼロに入るのが定番です。
目的のパラドックスポケモンが出現するフロアまで移動したら、同じルートを周回しつつシンボルを見ていきます。視界からポケモンを消すと個体がリセットされる仕様を利用して、一定の場所を往復したり、崖の上から下を見下ろしたりすることで、短時間に多くの個体をチェックできます。サンドイッチの効果時間内に色違いが出なかった場合は、ゲームを終了して再度サンドイッチを作り直す、いわゆる「電源リセット」を使うと効率よく周回できます。
注意点として、ウネルミナモとテツノイサハはイベントテラレイドのみで入手できるうえ、現状レイドで色違い個体は出現せず、野生でも出てきません。攻略サイトでも「ウネルミナモとテツノイサハは現在色違いが出現しない」と明記されているため、この2体に関しては色違い厳選そのものが不可能です。将来的に配布や仕様変更が行われる可能性はありますが、現時点では通常色を1体確保することを優先しましょう。
また、準伝説パラドックスであるウガツホムラ・タケルライコ・テツノカシラ・テツノイワオなどは固定シンボルとして出現するため、出現前にレポートを書き、捕獲に失敗した場合はリセットしてやり直す、いわゆる「固定リセット」で厳選する形になります。パラドックスポケモン全般に共通するポイントとして、捕獲要員のねむり・まひ要員を用意しておくこと、高威力技で誤って倒してしまわないように技構成を調整しておくことも重要です。
総括:パラドックスポケモン理解と実戦活用の指針
- パラドックスポケモンは、スカーレット・バイオレット本編と追加コンテンツ「ゼロの秘宝」に登場する、既存ポケモンの別時代由来のポケモンである
- 古代種はこだいかっせいを持ち、原始的な見た目と高い攻撃性能を備えたポケモンが多い
- 未来種はクォークチャージを持ち、機械的なデザインと高い素早さ・攻撃性能を武器にするポケモンが多い
- いずれも性別はなくタマゴ未発見グループに属するため、タマゴ孵化による厳選はできない
- 主な出現場所は、3ルートクリア後に解放される最終章「ザ・ホームウェイ」の舞台であるパルデアの大穴・エリアゼロである
- 本編だけでも多くのパラドックスポケモンが登場し、エリアゼロ探索や図鑑埋め、対戦環境の中心的な存在になっている
- DLCでは伝説ポケモン由来の準伝説パラドックスが追加され、晴れ構築やエレキフィールド構築などに新しい軸をもたらした
- こだいかっせいとクォークチャージは、ブーストエナジーや晴れ・エレキフィールドと組み合わせることで、火力や素早さを大きく底上げできる
- 努力値と性格は「どの能力をブーストさせたいか」を起点に決めるのが基本であり、狙った能力を最も高くなるように調整すると扱いやすい
- テラスタイプは火力補強か弱点補完のどちらを重視するかで大きく選択肢が変わり、パーティ全体の構築とセットで考える必要がある
- ウネルミナモやテツノブジン、トドロクツキなど代表的なパラドックスポケモンは、明確な役割を持つエースとして採用されることが多い
- パラドックスポケモンは総じて攻撃性能が高く、受け回しよりも「出したターンに相手を倒しに行く」攻め主体の役割を与えると強みを引き出しやすい
- 色違い厳選はタマゴではなく、かがやきパワー・そうぐうパワーを活用したエリアゼロ周回や固定シンボルのリセットが中心となる
- ウネルミナモやテツノイサハなどイベント配布のパラドックスポケモンは、定期的に開催されるテラレイドイベントでのみ入手できるため、公式の告知を定期的に確認しておきたい
- パラドックスポケモンの仕組みや特性、テラスタルとの相性を理解し、役割に合わせて育成と持ち物を工夫すれば、ストーリーから対戦・レイドまで長く戦力として活躍させることができる
これらのポイントを踏まえて、自分の好きなパラドックスポケモンを一体ずつ育てていけば、パルデアやブルーベリー学園での冒険がより充実したものになります。

