ポケモンブラック・ホワイトに登場するN(エヌ)は、ポケモンを「トモダチ」と呼ぶプラズマ団の王です。
Nのポケモンは、主人公と対戦するたびに毎回違うメンバーを繰り出してくるという珍しい特徴を持っています。対戦のたびに現地で調達し、勝負後にリリースするというNの思想が反映されており、歴代のライバルキャラとは一線を画す存在として多くのファンに強い印象を残しました。
さらに続編のBW2では、BWのおもいでリンクを経ることで実際に「Nのポケモン」をゲーム内で入手できるようになります。親名がN・IDが00002に固定されたそのポケモンたちは、コレクション対象としても人気です。
この記事では「Nのポケモンって一体何?」という基本から、BW5回の対戦で使ってくるポケモン一覧、BW2での出現条件・入手方法・固定ステータス、さらにポケモンカードへの収録まで、Nのポケモンにまつわる情報をまとめてご紹介します。
- NのポケモンはBWで毎回現地調達し勝負後に解放するNの思想が反映されている
- BW2ではおもいでリンクを使うことで、各地に15体のNのポケモンが出現するようになる
- Nのポケモンの親名・IDは固定で、性格・個性・個体値もポケモンごとに決まった値がある
- ポケモンカードSV「バトルパートナーズ」でNのポケモンが多数収録されている
Nのポケモンとはどんなトモダチ?ブラック・ホワイトの手持ち解説
- Nのポケモンを毎回変える理由とBWでの思想背景
- BW1〜4回目でNが使ったポケモン一覧と対戦場所
- Nのしろでの最終決戦パーティ(5回目)と特殊AI
- BW2でNが使う季節ごとの天候パーティ解説
Nのポケモンを毎回変える理由とBWでの思想背景

NはBWにおいて、ポケモンのことを「トモダチ」と呼び、「ポケモンは人間から解放されるべき」という独自の思想を抱いているキャラクターです。
この思想から、Nはポケモン勝負をすることをポケモンを傷つける行為と捉えており、本来は避けたいと考えていることが作中の台詞から読み取れます。そのような価値観を持つNが主人公と対戦する際に繰り出してくるのが、バトル前に現地付近で調達した野生ポケモンたちです。
手持ちポケモンのほぼ全員が毎回異なるのは、主人公との戦いが終わるたびにそのポケモンたちを元の棲み処にリリースしていたためであることが、BW2のおもいでリンクの「トモダチと であいと わかれ」イベントで明らかになっています。
歴代のライバルキャラクターがほぼ同じポケモンを進化させながら使い続けるスタイルをとっていたのと比べると、Nの毎回異なる手持ちは非常に異質なものでした。また、禁止伝説ポケモンを手持ちに加えた歴代初のライバルキャラクターでもあります。
BW2では、2年後に再登場したNは考えを変え、ポケモン勝負を「ポケモンと人がお互いを分かり合えるための一つの解」として捉え直したことが語られています。これにより、BW2では殿堂入り後にNと再戦することが可能になっています。
なお、ポケモンWikiによれば、Nの本名はナチュラル・ハルモニア・グロピウスとされており、身長は180cmとの初期設定資料が存在するとのことです。

BW1〜4回目でNが使ったポケモン一覧と対戦場所

BWでは主人公と合計5回バトルすることになるNですが、最終決戦を除く1〜4回目の手持ちには、バトル場所付近に出現する野生ポケモンが選ばれています。
1回目はカラクサタウンで、チョロネコLv.7との1対1のバトルです。賞金は700円で、使用技は「ひっかく」「なきごえ」「ねこのて」、特性は「かるわざ」となっています。
2回目はシッポウシティで、マメパト・ドッコラー・オタマロの3体が登場し、いずれもLv.13で揃えられています。賞金は1,300円です。
3回目はライモンシティで、メグロコ・ズルッグ・ダルマッカ・シンボラーの4体が各Lv.22で登場します。この3回目からトレーナーとしての肩書きが「ポケモントレーナーのN」から「プラズマ団のN」に変わり、戦闘時のカットインにもNのアップ絵とプラズマ団のエンブレムが追加されます。賞金は2,200円です。
4回目はでんきいしのほらあなで、ガントル・バチュル・テッシード・ギアルの4体が各Lv.28で登場します。賞金は2,800円です。
注目すべき点として、1〜4回目までの手持ちポケモンはほぼ全員が同じレベルに揃えられているという特徴があります。これはNの数学的なこだわりを反映しているとも言われています。また、ギアル系統だけは4回目から5回目へと引き継がれていますが、BW2のおもいでリンクでギアルを捕獲できることから、これらは別個体であることが判明しています。
Nのしろでの最終決戦パーティ(5回目)と特殊AI

5回目の対戦はNのしろの最奥で行われ、これまでとは大きく異なる6体のパーティが登場します。
エースはブラックのみゼクロム(Lv.52、特性テラボルテージ)、ホワイトのみレシラム(Lv.52、特性ターボブレイズ)です。ゼクロムの使用技は「クロスサンダー・ギガインパクト・ひかりのかべ・しねんのずつき」、レシラムの使用技は「クロスフレイム・リフレクター・はかいこうせん・じんつうりき」となっています。
残りの5体はアバゴーラ・バイバニラ・アーケオス・ゾロアーク・ギギギアルの各Lv.50です。ゾロアークは特性「イリュージョン」の効果でギギギアルに化けて登場するため、最初はギギギアルが2体いるように見えます。
エースのゼクロムおよびレシラムは特殊AIが設定されており、1ターン目は必ずクロスサンダーまたはクロスフレイムを使用するという動きをします。また、こちらがゼクロムやレシラムを出している状況ではひかりのかべやリフレクターを優先的に選択するとされています。これは、捕まえたばかりの伝説ポケモンでも戦えるようにするための設計とのことです。
エースポケモンのみレベルが他の手持ちより2高い点も特徴で、これはBWに登場する他の強豪トレーナーと共通の構成です。戦闘曲は通常の「戦闘!N」から「決戦!N」に変わり、賞金は10,000円となっています。

BW2でNが使う季節ごとの天候パーティ解説

BW2ではNのしろ跡地で、ゼクロム・レシラムに関する一連のイベントと観覧車イベントを終えた後、殿堂入り済みの状態でNとバトルできるようになります。このバトルは季節ごとに1回ずつ挑むことができます。
各季節のパーティは天候戦術が特徴で、バトル開始時に天候が変化します。そのため天候対策が重要で、特性「ノーてんき」や「エアロック」のポケモンが有効です。
春は雨パーティで、ニョロトノLv.77を筆頭に、ランターン・オムスター・カブトプス・ドククラゲ・スターミーが各Lv.75で登場します。夏は晴れパーティで、キュウコンLv.77を筆頭に、ギャロップ・ウインディ・テッカニン・ダーテング・リーフィアが各Lv.75で登場します。秋は砂嵐パーティで、カバルドンLv.77が起動要員として登場します。冬は霰パーティで、ユキノオーLv.77が起動要員となっています。
いずれのパーティも、天候を起動する要員のみ他のメンバーよりレベルが2高い構成になっています。これはBWの強豪トレーナー共通の設計に沿ったものです。
BW2でNのポケモンを入手する方法と固定データ・ポケカ情報
- BW2でNのポケモンが出現する条件とおもいでリンクの手順
- BW2で入手できるNのポケモン15種一覧と出現場所
- Nのポケモンの固定ステータスと知っておきたい特徴
- Nのポケモンカードゲームへの収録(バトルパートナーズ)
BW2でNのポケモンが出現する条件とおもいでリンクの手順

BW2でNのポケモンを入手するためには、まずホドモエシティにある元プラズマ団の屋敷で、元七賢人のロットからNのゾロア(Lv.25)を受け取ることが最初のステップです。
ゾロアを受け取った後、BWとおもいでリンクを行うと「トモダチと であいと わかれ」というイベントが発生します。このイベントでは、過去にNがでんきいしのほらあなで自分のポケモンたちを逃がしていたことが明らかになります。
イベント後、BWでNが使っていたポケモンたちがBW2のイッシュ各地の決まったエリアに低確率で野生ポケモンとして出現するようになります。ゾロアを除く14体はランダムエンカウントで出現します。
Nのポケモンと遭遇すると、バトルに入った直後に「あ! やせい?の ○○が とびだしてきた!」というテキストが表示され、ポケモンの周囲に光るエフェクトが発生するため、通常の野生ポケモンと区別することができます。
出現率は低めなので根気よく探索する必要がありますが、リゾートデザートに出現する5体については周囲の野生ポケモンよりレベルが高いため、ゴールドスプレーを活用することで他の野生ポケモンを出さずに狙うことができます。一方、2番道路とヤグルマのもりに出現するNのポケモンはレベルが10前後なのに周囲の草むらポケモンのレベルは60前後のため、ゴールドスプレーを使うことができず、ランダムエンカウントを繰り返して根気よく待つ必要があるとの報告があります。
合計15体のNのポケモンが入手可能で、捕獲後はNのポケモンとして扱われます。
BW2で入手できるNのポケモン15種一覧と出現場所

BW2でランダムエンカウントにより入手できるNのポケモンは14体、ロットから入手するゾロアが1体で、合計15体です。出現場所ごとにまとめると以下の通りです。
2番道路ではチョロネコLv.7(性格:おくびょう・個性:きがつよい)が出現します。
ヤグルマのもり(外部のみ)ではマメパト・ドッコラー・オタマロの3体がLv.13でそれぞれ出現します。マメパトの性格はおくびょう・個性はきがつよい、ドッコラーはうっかりや・かけっこがすき、オタマロはひかえめ・きがつよいとなっています。
リゾートデザートではシンボラー・メグロコ・ズルッグ・ダルマッカの4体がLv.22で出現します。さらに同じリゾートデザートにヒヒダルマLv.35(性格:おだやか・個性:ちからじまん)が出現し、この個体のみ夢特性のダルマモードが固定されています。
でんきいしのほらあなではガントル・バチュル・テッシード・ギアルの4体がLv.28で出現します。
ちかすいみゃくのあなではコロモリLv.55(性格:おくびょう・個性:ちからじまん)が出現します。レベルが高いため捕獲が難しく、ボールが弾かれやすいとの報告もあります。
ホドモエシティでは元七賢人のロットからゾロアLv.25(性格:せっかち・個性:ちからじまん)を入手できます。

Nのポケモンの固定ステータスと知っておきたい特徴

BW2で入手できるNのポケモンには、他の野生ポケモンとは異なるいくつかの固定データがあります。
まず親名は「N」、トレーナーIDは「00002」に固定されています。ステータス画面の説明文でNとトモダチだったことが確認できる特別な表記になっているとのことです。
性格と個性はポケモンごとに固定されており、上記の一覧の通りです。性別は基本的に♂固定となっていますが、ギアルのみ性別なしとなっています。
個体値はいずれの能力も30との報告があります。いわゆる「準6U」と呼ばれる非常に高い個体値で、育成観点からも価値のある個体です。
特性については基本的にランダムですが、ヒヒダルマのみ夢特性のダルマモードが固定されているという例外があります。
なお、他人のポケモン扱いのためニックネームをつけることはできません。また、BWに送ると通常ポケモンと同じ扱いになりますが、BW2に戻すと再びNのポケモンとして扱われるとのことです。
Nのポケモンカードゲームへの収録(バトルパートナーズ)

2025年にポケモンカードゲームSV拡張パック「バトルパートナーズ」にNのポケモンが多数収録されました。
目玉カードのひとつがNのゾロアークexで、RR・SR・SAR・URとレアリティが豊富に用意されています。特性「ナイトジョーカー」は自分のベンチの「Nのポケモン」が持つワザを1つ選んでそのワザとして使えるという能力で、デッキの要となる存在です。
Nのレシラム(R/AR)は「イノセントフレイム」というワザを持ち、このポケモンにのっているダメカンの数×20+170ダメージを与えます。攻撃されるほど反撃が強くなるユニークな効果です。
Nのシンボラーには「ビクトリーシンボル」というワザがあり、このワザを使ったとき自分のサイドの残り枚数が1枚なら、その対戦に勝利するという強力な条件勝利ワザです。
グッズカードの「Nのポイントアップ」は、自分のトラッシュから基本エネルギーを1枚選んでベンチの「Nのポケモン」につけることができます。スタジアムカードの「Nの城」は、お互いの場の「Nのポケモン」全員のにげるためのエネルギーをゼロにする効果を持ちます。
また、2025年1月24日発売の「コレクションファイルセットN」には、Nのゾロアのプロモカードが収録されています。
過去には旧作のNのゾロアークやレシラム&ゼクロムGXなど、N関連のカードがこれまでにも複数存在しています。

Nのポケモンを集めてBW2を楽しみ尽くすまとめ
この記事のまとめです。
- NはBWでポケモンを「トモダチ」と呼び、解放されるべきという思想を持っている
- Nのポケモンは毎回現地で調達し、勝負後に元の棲み処にリリースする
- BW2のおもいでリンクで「トモダチと であいと わかれ」イベントが発生する
- 禁止伝説を手持ちに加えた歴代初のライバルキャラクターである
- BW2では殿堂入り後、季節ごとに天候パーティでNと再戦できる
- Nのポケモンを入手するにはまずホドモエシティのロットからゾロアを受け取る
- おもいでリンク後、イッシュ各地にNのポケモンが低確率で出現するようになる
- 出現時は特別なエフェクトと専用テキストが表示されて通常ポケモンと区別できる
- リゾートデザートの5体はゴールドスプレーを使って狙い撃ちできる
- 2番道路とヤグルマのもりの4体はゴールドスプレーが使えないため時間がかかることがある
- Nのポケモンの親名はN・IDは00002に固定されている
- 個体値はいずれも30(準6U)でポケモンごとに性格・個性も固定されている
- ヒヒダルマのみ夢特性ダルマモードが固定で、他のポケモンは特性がランダムである
- ポケカ「バトルパートナーズ」ではNのゾロアークexをはじめ多数のカードが収録された
- Nのポケモンは他人のポケモン扱いのためニックネームをつけることができない

