3DSで遊べるポケモンのデータ削除は、ゲーム内のコマンドと3DS本体側の設定が混ざりやすく、「どれを消したらいいのか分からない」「中古ソフトの前の持ち主のデータは本当に消えるの?」と不安になりやすいポイントです。
この記事では、ポケットモンスターX・Y/オメガルビー・アルファサファイア/サン・ムーン/ウルトラサン・ウルトラムーンといった3DS本編作品を対象に、タイトル画面から行うセーブデータ削除の手順と、3DS本体メニューからのデータ削除との違いを整理して解説します。
あわせて、バーチャルコンソール版の例外や、中古カセット購入時・ポケモンバンク利用時・本体初期化前に必ず確認したい注意点までまとめるので、「3DS ポケモン データ削除」で迷っているトレーナーは、この記事だけ読めば安心してリセット作業に進めます。
- 3DS本編ポケモンとバーチャルコンソール版でデータ削除手順が異なる
- XY〜ウルトラサンムーンのセーブデータはタイトル画面で「十字キー上+X+B」同時押しで削除できる
- 3DS本体メニューからの「データ消去」「本体初期化」は影響範囲が大きく慎重な判断が必要
- ポケモンバンク利用中や中古ソフト売買時は事前準備とバックアップ意識が重要
3DS版ポケモンのデータ削除の基本
- 対象ソフトと本記事の前提
- 3DS本体メニューからのデータ削除
- ソフト内セーブデータ削除の共通手順
- XY・ORAS・SM・USUMの具体的な流れ
- バーチャルコンソール版ポケモンの例外
対象ソフトと本記事の前提

ここでいう「3DSポケモン」とは、ニンテンドー3DS用の本編ソフトであるポケットモンスターX・Y、オメガルビー・アルファサファイア、サン・ムーン、ウルトラサン・ウルトラムーンの4作品群(第6〜7世代)を指します。いずれも3DS/2DSシリーズ専用ソフトで、パッケージ版・ダウンロード版のどちらであっても、基本的なセーブデータ削除コマンドは共通です。
一方で、3DS本体では以下のような「別系統」のポケモンも遊べます。
- ゲームボーイ版赤・緑などを移植したバーチャルコンソール版ポケモン
- DS世代(ダイヤモンド・パール、ブラック・ホワイトなど)のカードソフトを3DSで起動したもの
これらは元のハードの仕様をそのまま引き継いでいるため、セーブデータ削除のボタン操作も異なります。例えば、3DS向けバーチャルコンソール版「ポケットモンスター赤」では、タイトル画面で「十字キー上+B+セレクト」同時押しでセーブデータを消す方式が採用されています。
この記事では、特に迷いやすい「3DS本編ポケモン(XY・ORAS・SM・USUM)のデータ削除」を主役にしつつ、途中で混同しがちなバーチャルコンソール版やDS世代との違いも整理していきます。Switch世代のポケモン(ソード・シールドやスカーレット・バイオレットなど)は、Switch本体メニューからセーブデータを消す方式で、操作体系がまったく別なので対象外と考えてかまいません。
また、「ゲーム内セーブデータだけを消したいのか」「3DS本体からソフト自体のデータやユーザー情報を丸ごと削除したいのか」という目的も分けて解説します。御三家の選び直しやID厳選など、冒険を最初からやり直したいだけならゲーム内のセーブデータ削除だけで十分ですし、中古ソフトとして手放す前に個人情報を含むセーブデータを消したい場合も、基本的にはゲーム内の削除だけで事足ります。
本体側の「本体初期化」や「データ管理」からの消去は、ポケモン以外のソフトや設定にも影響するため、後半の注意点で内容を確認してから触るようにしましょう。
3DS本体メニューからのデータ削除

まず、3DS本体側から行う「データ削除」のイメージを整理しておきます。
HOMEメニューから「本体設定」を開き、「データ管理」→「ニンテンドー3DS」と進むと、本体保存メモリーやSDカードに保存されているデータをソフトごとに管理できます。ここでは主に次のような項目が扱われます。
- ダウンロード版ソフト本体のデータ
- 更新データや追加コンテンツなどの「追加データ」
- 一部のダウンロードソフト用「セーブデータのバックアップ」
重要なのは、ここで削除できるのは「本体やSDカードに保存されているデータ」だけだという点です。3DSのサポート情報では、カードソフトの多くはセーブデータをゲームカード側に保存し、ダウンロード版ソフトや追加コンテンツは本体保存メモリー/SDカードに保存されると説明されています。
そのため、パッケージ版のポケモン(XY・ORAS・SM・USUM)については、データ管理で表示されるのは主に「更新データ」などの追加データであり、ゲームカード内部に記録されている冒険のレポート(セーブデータ)はここからは削除できません。データ管理でポケモン関連の項目を選んで「データ消去」を行うと、本体側に保存されている更新データや追加コンテンツは消えますが、セーブデータそのものはカード側に残ると考えておきましょう。
一方、ダウンロード版ポケモンの場合は、「ソフト管理」から該当タイトルを選んでデータを消去すると、ソフト本体とともにそのセーブデータも削除されます。再度遊ぶにはニンテンドーeショップの「再ダウンロード」からソフトを入れ直す必要があります(eショップの新規購入は終了しているものの、現時点では購入済みタイトルの再ダウンロードは継続提供されています)。
さらに範囲が大きいのが「本体の初期化」です。3DSサポート情報によると、HOMEメニューから「本体設定」→「その他の設定」→「本体の初期化」と進むことで、本体保存メモリー内に保存されているソフトやセーブデータ、設定などは原則としてすべて削除され、元に戻すことはできません。ただし、SDカードに保存された写真や音声データはそのまま残ると明記されています。
このように、「3DS本体メニューからのデータ削除」はポケモンだけでなく他のゲームや設定にも影響する「広い削除」です。単純にポケモンのセーブデータだけを消して最初から遊び直したい場合は、3DSのデータ管理や本体初期化ではなく、後述するタイトル画面でのボタン操作から削除するほうが安全で分かりやすいと覚えておきましょう。本体ごと手放す場面など、「すべてを消したい」ときだけ本体初期化を候補に入れるイメージです。
ソフト内セーブデータ削除の共通手順

3DS本編ポケモンで最もよく使うのが、タイトル画面から行う「セーブデータ削除(レポートの消去)」です。
ポケットモンスターX・Yやサン・ムーンの解説記事・公式マニュアルでは、記録済みのレポートを完全に消去するには「タイトル画面で十字キー上・Xボタン・Bボタンを同時に押す」と案内されています。
このボタン操作(上+X+B)は、X・Yだけでなく、オメガルビー・アルファサファイア、サン・ムーン、ウルトラサン・ウルトラムーンにも共通する仕様として紹介されています。3DS本編作品では削除コマンドが「上+X+B」に統一されている、と覚えておくとよいでしょう。
実際の手順はシンプルですが、失敗しないためのコツもあります。
- ゲーム起動直後、任天堂ロゴやオープニングムービーが終わり、タイトル画面が出たタイミングで入力する
- 十字キー上を押しっぱなしにした状態で、XとBを同時に押すと成功しやすい
- うまくいかないときは、両手でしっかりボタンを押し込む感覚で試す
入力のタイミングが遅れて、「はじめから」「つづきから」のメニューが出てしまうと反応しにくい場合があります。うまくいかないときは、一度ゲームを終了して再起動し、「タイトルロゴが見えたらすぐに上+X+Bを長押しする」というリズムで試してみてください。
コマンドが成功すると、「すべてのセーブデータを消去しますか?」といった確認メッセージが表示されます。ここで「はい」を選ぶと現在のセーブデータは完全に削除され、「はじめから」から冒険をやり直せる状態になります。逆に「いいえ」を選べばセーブデータはそのまま残り、タイトル画面に戻るだけなので、万が一誤ってコマンドを入力してしまっても、確認画面で落ち着いてキャンセルすれば問題ありません。
このゲーム内セーブ削除は「そのソフトのセーブデータだけ」を対象とし、3DS本体や他のゲームのデータには影響しません。御三家の選び直しやストーリーのやり直し、IDや色違いの厳選など、ポケモンのプレイ内容だけをリセットしたいときは、まずこの方法を使うのが基本と覚えておきましょう。
XY・ORAS・SM・USUMの具体的な流れ

ここからは、XY・ORAS・SM・USUMに共通する具体的な削除の流れを整理します。ソフトごとに演出やタイトル画面のデザインは異なりますが、基本の手順は同じです。
1. 3DS本体の電源を入れ、消したいポケモンソフトを起動する
2. 任天堂ロゴやオープニングムービーが終わり、タイトル画面が表示されるのを待つ
3. タイトル画面が出たら、十字キー上+Xボタン+Bボタンを同時に長押しする
4. セーブデータの消去確認画面が表示されるので、内容をよく読んで「はい」を選択する
特にサン・ムーンやウルトラサン・ムーンではオープニングムービーがやや長く、「いつ押せばいいのか」が分かりづらいと感じる人も多いです。迷った場合は「ムービーが流れ始めたら、十字キー上を入れたままX+Bを長押ししておく」くらいのイメージで構え、タイトル画面に切り替わるタイミングでコマンドが成立するよう意識してみてください。
何度試しても削除画面に入れない場合は、次のポイントをチェックしましょう。
- ボタンを押し始めるタイミングが遅すぎないか
- 十字キー上をしっかり押しっぱなしにした状態でX+Bを押せているか
- ボタンが物理的に反応しにくくなっていないか(別のゲームで確認する)
中古の3DS本体や長年使い込んだ本体では、ボタンの効きが悪くなっているケースもあります。両手を使い、上・X・Bに指を置いた状態で一気に深く押し込むくらいの感覚で入力してみてください。それでもうまくいかないときは、一度3DS本体を再起動してから同じ手順を試すと改善する場合があります。
また、X・Yやサン・ムーンの説明では「データ削除はタイトル画面からのみ実行される」「消去後は元に戻せない」と繰り返し注意喚起されています。焦って何度もコマンドを試す前に、一度手を止めて「本当にこのセーブを消して良いのか」を落ち着いて考える時間を取るのがおすすめです。
バーチャルコンソール版ポケモンの例外

3DSで遊べるポケモンには、ニンテンドー3DS向けに配信されていた「バーチャルコンソール版」も存在します。ゲームボーイ版の赤・緑・青・ピカチュウや、金・銀・クリスタルなどが代表例です。
これらのバーチャルコンソール版は、「3DS用ダウンロードソフト」でありつつ、ゲーム内部の仕様は元のハード準拠です。そのため、セーブデータ削除の操作も本編3DS作品とは異なり、元のゲームボーイ版を引き継いだボタン配置になっています。
- バーチャルコンソール版赤・緑など
タイトル画面で「十字キー上+Bボタン+セレクトボタン」を同時に押すとセーブデータ削除画面に入る
- DS世代(ブラック・ホワイトなど)
タイトル画面で「十字キー上+セレクト+B」同時押しでセーブデータを削除する
といった具合に、3DS本編の「上+X+B」とはコマンドが異なる点に注意が必要です。
さらに、バーチャルコンソール版はダウンロードソフトとして3DS本体の「データ管理」に表示されるため、本体側からソフトデータを削除することもできます。この場合はセーブデータも含め「ソフトそのものを削除する」操作になり、再度遊ぶにはニンテンドーeショップから再ダウンロードする必要があります(新規購入は終了しているものの、以前に購入済みであれば現時点では再ダウンロードが可能と案内されています)。
ニンテンドー3DSシリーズのeショップサービスはすでに新規購入が終了しており、「購入済みタイトルの再ダウンロード」のみが継続提供されている状態です。将来的にはこの再ダウンロード機能も終了する可能性が公式に予告されているため、バーチャルコンソール版ポケモンを遊び続けたい場合は、むやみにソフト自体を消さず、必要最低限の操作にとどめるのが現実的と言えるでしょう。
同じ3DSでも「本編ポケモン」と「バーチャルコンソール版」では、データ削除のコマンドも、消したときの影響範囲も違ってきます。今プレイしているのがどの種類のソフトなのか、一度パッケージやHOMEメニューのアイコン表示を確認してから、この記事の該当する章を読み進めてください。
3DSポケモン データ削除の注意点
- 一度消したデータは戻らない理由
- 中古ソフト購入時の安全な初期化
- ポケモンバンク利用中の注意点
- 本体初期化とセーブデータの関係
- データ削除前にやっておきたいこと
一度消したデータは戻らない理由

ポケモンのセーブデータ削除でもっとも大事なのは、「一度消したデータは基本的に元に戻せない」という前提をしっかり理解しておくことです。ポケットモンスターX・Yなどの公式説明書では、レポートを消去するとポケモンやどうぐもすべて消えてしまい、復元できないことが強く注意されています。また、3DS本体の初期化に関する任天堂公式の案内でも、初期化によって削除されたデータは元に戻せないと明言されています。
ここで注意したいのが、「3DSには全くバックアップ機能がない」というわけではないことです。3DSには一部ソフトを対象とした「セーブデータのバックアップ」機能があり、対応しているダウンロードソフトやバーチャルコンソールタイトルについては、セーブデータをSDカードにバックアップしておくことができます。
しかし、このバックアップ機能にはいくつかの制限があります。
- 対象は基本的にダウンロードソフトと一部のバーチャルコンソールタイトル
- パッケージ版カードソフトのセーブデータは原則として対象外
- バックアップは自分で事前に作成しておく必要があり、「削除してしまったあとに自動で戻す」ような仕組みではない
特に、パッケージ版のXY・ORAS・SM・USUMを遊んでいるケースでは、「ゲーム内で消したレポート」や「本体初期化で消えたセーブデータ」を、3DSの標準機能だけで元に戻すことはできません。御三家厳選やID厳選で気軽にリセットを繰り返していると、「あの色違いを残しておけばよかった…」と後悔しても戻せない、ということになります。
もちろん、ポケモンバンクやPokémon HOMEなど、ゲーム外のサービスを使ってポケモンを事前に退避させておけば、そのポケモンだけは守ることができます。ただしそれも、削除前に自分で移動しておくことが前提であり、削除後に自動で復元されるわけではありません。
「本当にそのセーブを消して良いのか」「ほかに取っておくべきポケモンはいないか」「スクリーンショットやメモだけでも残しておきたい場面はないか」。データ削除の前には、一度こうしたことを落ち着いて考える時間を取るのがおすすめです。特に長年育ててきたメインデータを消すときは、1日置いてからもう一度確認するくらい慎重でもやり過ぎではありません。
中古ソフト購入時の安全な初期化

3DSのポケモンソフトを中古で購入した場合、前の持ち主のセーブデータが残っていることがほとんどです。そのまま続きから遊び始めることもできますが、自分の名前やIDで冒険をしたいなら、最初にセーブデータを削除して「まっさらな状態」から始めるのがおすすめです。
パッケージ版XY・ORAS・SM・USUMの場合、前の持ち主のデータを消す手順は通常のセーブ削除とまったく同じです。
1. 3DS本体に中古で買ったポケモンソフトを挿す
2. ソフトを起動し、タイトル画面が表示されるのを待つ
3. タイトル画面が出たら、十字キー上+X+Bを同時に長押しする
4. セーブデータ消去の確認画面で「はい」を選ぶ
これで、前の持ち主の冒険データや手持ちポケモンはすべて消去され、自分だけの新しい冒険を始められるようになります。
中古ソフトを売る側の立場でも、こうしてセーブデータをきちんと消しておくことで、トレーナー名やプレイログを含む個人情報の漏えいを防ぐことができます。ゲームショップ側でも、買取前にセーブデータ削除を推奨しているケースは多く、売る前の「身だしなみ」のようなものだと考えると分かりやすいかもしれません。
一点だけ注意したいのは、中古ソフトに「自分が移したいポケモン」が残っていた場合です。希少な色違いや配布限定ポケモンなど、明らかに貴重なポケモンが入っていることもあります。この場合は、セーブデータ削除を実行する前に、自分名義のソフトと通信交換するか、ポケモンバンクへ預けてから消す必要があります。セーブ削除を先に行ってしまうと、そのポケモンは二度と戻ってきません。
中古ソフトならではの“お宝ポケモン”を見つけたときほど、削除ボタンを押す前に一呼吸置いて、「残すもの」と「消すもの」を切り分ける癖を付けておきましょう。
ポケモンバンク利用中の注意点

3DS世代のポケモンを語るうえで欠かせないのが「ポケモンバンク」の存在です。ポケモンバンクは、X・Y、ORAS、サン・ムーン、ウルトラサン・ウルトラムーンといった3DS本編ソフトからポケモンをインターネット上のボックスに預けたり、別のソフトへ引き出したりできるサービスとして提供されてきました。公式サイトや取扱説明書によれば、30匹を預けられるボックスが100個用意されており、合計3,000匹のポケモンを預けることができます。
セーブデータ削除とバンクの関係で重要なのは、「ゲーム側のセーブデータを消しても、バンクに預けたポケモンはそのまま残る」という点です。大事なポケモンを事前にバンクへ預けておけば、ゲーム内のレポートを削除して新しい冒険を始めても、バンク経由で別のソフトへ連れて行くことができます。
ただし、いくつか注意点があります。
- セーブを消す前にバンクへ預けておかないと、消したあとからでは当然移動できない
- セーブを消して新しく冒険を始めると、トレーナー名やIDなどの情報は新しいものに変わる
- 将来的にポケモンHOMEへ送る場合、「どの時期の自分のセーブから来たポケモンなのか」が分かりにくくなることもある
もう一つ見逃せないのが、「ポケモンバンク本体の扱い」です。
- ニンテンドーeショップの新規購入終了に伴い、ポケモンバンクは新しくダウンロードすることができなくなった
- 2023年3月28日以前にすでにダウンロードしていた場合は引き続き利用でき、利用料金は無料化されている
- 2024年4月以降も、3DSオンラインプレイサービス終了後もポケモンバンクとポケムーバーは継続利用可能であると公式に案内されているが、サービス終了時期は未定で、将来的な終了可能性が明示されている
さらに、任天堂の案内では、ニンテンドーeショップのサービス終了後も、サービス終了前に購入・ダウンロード済みソフトについては、当面のあいだ再ダウンロードが可能とされています。 つまり、現時点では「アプリを一度削除したら即、二度と手に入らない」という状態ではありませんが、将来的には再ダウンロード機能自体が終了する可能性があります。
そのため、ポケモンバンクを日常的に使っているトレーナーは、
- 「ゲームのセーブデータを消すこと」
- 「3DS本体を初期化すること」
- 「バンクやポケムーバーのアプリを削除すること」
をきちんと切り分けて考える必要があります。セーブデータの削除だけならバンク上のポケモンは残りますが、本体初期化やeショップ機能の終了まで踏み込んでしまうと、今後バンクにアクセスできなくなるリスクが一気に高まります。
3DSからPokémon HOMEへのポケモン移動ルートを維持したいなら、「バンクが使える3DS本体」そのものをできるだけ丁寧に保管し、むやみに初期化したり売却したりしないことが何より大切です。
本体初期化とセーブデータの関係

3DS本体の「初期化」は、セーブデータ削除の中でもっとも影響範囲が広い操作です。任天堂公式のサポート情報では、HOMEメニューから「本体設定」→「その他の設定」→「本体の初期化」と進むことで、本体保存メモリーに保存されているソフトやセーブデータ、設定などがまとめて削除され、元に戻せないことが説明されています。
ポイントを整理すると、次のようになります。
- 本体保存メモリーに保存されているダウンロードソフト、セーブデータ、Mii、フレンドリストなどが消える
- ニンテンドーネットワークIDを登録している場合、その本体との紐づけが解除される(ID自体は残り、同じ本体に再登録することが可能と案内されている)
- SDカード内の写真や音声データはそのまま残るが、ゲーム関連のデータは基本的に利用できなくなる
ポケモンに絞って見ても、本体初期化にはいくつか注意すべき点があります。
- ダウンロード版のポケモンや、追加コンテンツ、テーマなどがまとめて削除される
- ポケモンバンクやポケムーバーも、本体初期化後は再ダウンロードにeショップ機能が必要になる
- フレンドリストが消えるため、対戦や交換に使っていたフレンド情報がリセットされる
こうした理由から、「ポケモンを最初からやり直したい」というだけなら、本体初期化まで行う必要はまずありません。本体初期化は「3DS本体ごと手放すとき」「中古の3DS本体を引き継ぐ前に前オーナーのデータを完全に消したいとき」といった、ハードウェアの持ち主が変わる場面で初めて検討する、くらいのイメージがちょうど良いと言えるでしょう。
データ削除前にやっておきたいこと

最後に、「これからポケモンのセーブデータを消そうかな」と思ったときに、事前にやっておきたいチェックリストをまとめます。データ削除そのものは一瞬ですが、その前にひと手間かけておくだけで、後悔を大きく減らすことができます。
まず検討したいのが、「大事なポケモンの退避」です。
- 育成に時間をかけたエースポケモン
- 一度きりの配布イベントでしか手に入らない配布ポケモン
- 思い出のある色違い・伝説・準伝説
こういったポケモンは、できるだけポケモンバンクに預けておくか、別ソフトへ通信交換して退避しておきましょう。バーチャルコンソール版や過去世代ソフトからサン・ムーン/ウルトラサン・ムーン、さらにPokémon HOMEまでの「橋渡し役」としても、ポケモンバンクは重要な位置づけになっています。
次に、「記録として残したいもの」を整理しておきましょう。
- ストーリークリア時のパーティ構成
- 図鑑完成の瞬間
- 思い出深い対戦のリプレイや印象的なシーン
こうした場面は、3DSのスクリーンショット機能(インターネットブラウザー経由など)やスマホ撮影で記録しておくと、データを消したあとも思い出として楽しめます。ブログやSNSに残しておけば、「あのときのパーティはこんな感じだったな」と後から振り返ることもできます。
さらに、3DS本体側の観点では、次のような準備も重要です。
- 本体初期化をするなら、先に「ソフトとデータの引っ越し」やSDカードのバックアップを検討する
- ニンテンドーネットワークIDを使っている場合、再登録に必要なメールアドレス・パスワードを確認しておく
- ポケモンバンクやポケムーバーを今後も使いたいなら、アプリ削除や本体初期化のリスクをもう一度確認する
ニンテンドー3DSシリーズでは、eショップやオンラインサービスが段階的に縮小されており、「一度消すと二度と手に入らないソフト」も増えています。ポケモン関連のアプリやセーブデータは、単なるゲームの記録というだけでなく、過去世代から最新世代へポケモンをつなぐ「資産」としての側面もあります。消す前にもう一度その価値を見直し、納得のいく形でデータ削除に進んでいきましょう。
総括:ポケモン データ削除 3DSを正しく行うために知っておきたいこと
- 3DS本編ポケモン(XY・ORAS・SM・USUM)のセーブ削除は、タイトル画面で「十字キー上+X+B」同時押しが基本である
- XY・ORAS・SM・USUMは、この「上+X+B」コマンドが共通仕様として採用されている
- バーチャルコンソール版やDS以前のポケモンは「上+セレクト+B」など別コマンドであり、本編3DS作品とは操作が違う
- 3DS本体の「データ管理」からの「データ消去」は、本体保存メモリーやSDカードにあるソフト・追加データに影響する操作であり、カードソフトのセーブデータは原則としてここからは消えない
- 本体設定の「本体初期化」は3DS内の多くのデータをまとめて削除する最終手段で、ポケモンだけのために使う必要はほとんどない
- 3DSには一部ソフト向けの「セーブデータのバックアップ」機能があるものの、パッケージ版ポケモンのセーブデータは対象外であり、削除後に自動で戻すような仕組みはない
- 中古ソフトの前の持ち主のデータを消すには、タイトル画面からのセーブ削除(上+X+B)が安全で確実である
- 中古ソフトに残っている希少ポケモンは、削除前にポケモンバンクや別ソフトへ移してからデータを消すべきである
- ポケモンバンクに預けたポケモンは、ゲーム側のセーブ削除後もバンク上に残り続け、対応ソフト間で移動させることができる
- ポケモンバンクとポケムーバーは、3DSオンラインプレイサービス終了後も利用可能と公式に案内されているが、新規ダウンロードは終了しており、将来的なサービス終了の可能性も明示されている
- ニンテンドーeショップは新規購入こそ終了しているものの、現時点では購入済みソフトの再ダウンロードが継続しており、ポケモン関連アプリも「今のうちに確保・維持しておく」ことが重要である
- データ削除前には、大事なポケモンの退避とスクリーンショットなどの記録を済ませておくことで、後からの後悔を大幅に減らせる
- 3DS本体を手放すときは、本体初期化とSDカードの扱い、ニンテンドーネットワークIDやポケモンバンクの今後まで含めて慎重に準備する必要がある
- ポケモンのセーブデータやバンク環境は、過去作から最新作へポケモンを送るための大切な資産であり、「どの範囲を消すのか」を意識して、自分にとって最適な方法を選ぶことが何よりも重要である
どの操作が「そのセーブだけを消す」のか、「本体全体を初期化する」のかを正しく理解できていれば、3DSポケモンのデータ削除は決して怖い作業ではありません。この記事を参考に、目的に合った安全な方法でリセット作業を進めてみてください。

