ついに発売された『Pokémon LEGENDS Z-A』で新たに発見された「メガブリガロン」。
その圧倒的な防御性能と、攻防一体のユニークな戦闘スタイルに多くのトレーナーが注目しています。
この記事では、現在判明しているメガブリガロンの性能、タイプや覚える技を徹底的に解剖します。
さらに、入手方法の鍵となるメガストーン「ブリガロナイト」の具体的な入手条件や、Z-Aバトルクラブでの立ち回り、そして現環境を想定した育成論まで、メガブリガロンを使いこなすための情報を網羅的に解説します。
- メガブリガロンのタイプや大幅に向上した防御性能を解説
- 専用アクションである肩の装甲と攻防一体の戦術
- メガストーン「ブリガロナイト」の具体的な入手方法と時期
- 現時点で考えられる育成論とおすすめのチーム構成
ポケモンZ-Aにおけるメガブリガロンの性能を徹底解剖
- 新たな姿とタイプ:とげよろいポケモン
- 鉄壁の要塞:大幅に向上した防御性能
- 攻防一体の専用アクション:肩の装甲
- 現在判明している覚える技一覧と考察
新たな姿とタイプ:とげよろいポケモン

『Pokémon LEGENDS Z-A』の舞台、ミアレシティで新たに発見されたメガシンカポケモン、それがメガブリガロンです。カロス地方のくさタイプ御三家、ハリマロンの最終進化形であるブリガロンがメガシンカした姿であり、多くのトレーナーの期待を集めています。
分類は「とげよろいポケモン」、高さは1.6m、重さは90.0kgと発表されています。メガシンカ前のブリガロンが持つ重厚なイメージをさらに昇華させた、まさに要塞のような出で立ちが特徴です。特筆すべきは、メガシンカ後もタイプが「くさ・かくとう」のままである点です。一部のメガシンカポケモンがタイプを追加・変更するのとは異なり、メガブリガロンは元々のタイプを極める方向で進化しました。
これにより、プレイヤーは既存のタイプ相性をベースに戦略を組み立てることができ、弱点である、ひこう、ほのお、こおり、どく、エスパー、フェアリーといったタイプへの対策も考えやすくなっています。この一貫したタイプ設定は、メガブリガロンが奇をてらうのではなく、正統派の防御型ポケモンとしてデザインされていることを示唆しています。
鉄壁の要塞:大幅に向上した防御性能

メガブリガロンの最大の特徴は、公式発表で繰り返し強調されている圧倒的な防御性能です。メガシンカのエネルギーが外殻に流れ込むことで、全体の防御力が格段に増しているとされています。その硬度が増した装甲は、あらゆる攻撃に耐えうるとされ、メガブリガロン自身もその防御力に絶対の自信を持ち、決して取り乱すことのない「不動心」を持つに至りました。
さらに、メガシンカによって伸びた体毛の一部がマントのような形状になり、これが衝撃を吸収する役割を果たします。物理的な硬さだけでなく、衝撃をいなす柔軟性も兼ね備えていることがうかがえます。このような徹底した防御性能の強化は、ゲームの対戦環境において重要な意味を持ちます。
強力な攻撃性能を持つメガシンカポケモンが多数登場する中で、メガブリガロンのような信頼性の高い物理的な受け役は、チームの安定性を確保する上で欠かせない存在となるでしょう。特に、その入手時期がZ-Aバトルクラブのシーズン3に設定されている点は、初期の攻撃的な環境に対するカウンターとして、開発側が意図的に投入する戦略的な一手である可能性も考えられます。
攻防一体の専用アクション:肩の装甲

メガブリガロンの戦闘スタイルを象徴するのが、両肩に備わった巨大な装甲です。この装甲は単なる防御具にとどまりません。メガシンカによって盾のように変化した肩の装甲は、なんと取り外して武器として使用することが可能です。
取り外された装甲からは棘が伸び、柄の長い斧のような形状へと変化します。この武器は、メガブリガロンの怪力をもってしても片手で扱うのは難しいほどの重量がありますが、両腕でしっかりと操ることで、正確無比かつ破壊力抜群の一撃を繰り出すことができます。
この「防御から攻撃へ」というコンセプトは、メガブリガロンがただ耐えるだけのポケモンではないことを明確に示しています。相手の攻撃を受けきった後、その防御力を攻撃力に転換して反撃する、まさに攻防一体の戦術を体現したポケモンと言えるでしょう。このユニークなアクションは、バトルにおけるビジュアル的な魅力もさることながら、専用技や特定の状況で発動する特殊な効果など、ゲームシステム上でのユニークなメカニクスを期待させます。
現在判明している覚える技一覧と考察

メガブリガロンの具体的な種族値や特性はまだ判明していませんが、覚える技のリストは明らかになっており、その戦術を考察する上で極めて重要な手がかりとなります。その中でも特に注目すべきは、防御と攻撃を両立させるための優秀な技の数々です。
まず、防御の要となるのが専用技とも言える「ニードルガード」です。相手の攻撃を防ぎつつ、接触してきた相手にダメージを与えるこの技は、防御型のメガブリガロンと非常に相性が良いでしょう。さらに、自身のこうげきとぼうぎょを同時に上昇させる「ビルドアップ」は、要塞としての性能をさらに高め、決定力をも生み出す重要な積み技となります。攻撃面では、タイプ一致で高威力の「ウッドハンマー」や「インファイト」を習得するため、火力も申し分ありません。
ただし、これらの技には反動ダメージや能力低下のデメリットがあるため、回復効果のある「やどりぎのタネ」と組み合わせたり、技マシンで覚える「かわらわり」を選択したりと、状況に応じた使い分けが求められます。その他にも、ひこうタイプへの対抗策となる「ストーンエッジ」や、フェアリータイプへの打点となる「どくづき」など、サブウェポンも豊富で、カスタマイズ性の高いポケモンと言えます。
わざ名 | タイプ | 分類 | 威力 |
レベルアップで覚える技 | |||
つるのムチ | くさ | 物理 | 45 |
ニードルガード | くさ | 変化 | – |
ビルドアップ | かくとう | 変化 | – |
インファイト | かくとう | 物理 | 120 |
ウッドハンマー | くさ | 物理 | 120 |
技マシンで覚える主な技 | |||
つるぎのまい | ノーマル | 変化 | – |
じしん | じめん | 物理 | – |
ストーンエッジ | いわ | 物理 | 100 |
どくづき | どく | 物理 | 80 |
シャドークロー | ゴースト | 物理 | 70 |
アイアンヘッド | はがね | 物理 | 80 |
はたきおとす | あく | 物理 | 65 |
やどりぎのタネ | くさ | 変化 | – |
ポケモンZ-Aでのメガブリガロン入手と育成戦略
- メガストーン「ブリガロナイト」の入手方法
- Z-Aバトルクラブ:シーズン3のランク報酬
- 育成論:現環境で考えるメガブリガロン
- 相性の良い味方とチーム構成のヒント
メガストーン「ブリガロナイト」の入手方法

メガブリガロンをメガシンカさせるために不可欠なアイテムが、メガストーン「ブリガロナイト」です。この貴重なアイテムの入手方法は、ゲームのストーリー進行や、マップでの拾得、店での購入といった通常の方法とは一線を画します。
ブリガロナイトは、インターネットを介した通信対戦モード「Z-A Battle Club」内の、「ランクバトル」におけるランクアップ報酬としてのみ入手可能です。つまり、メガブリガロンの力を解放するためには、オンラインでの対戦に挑戦し、一定の成績を収める必要があります。この入手方法は、メガブリガロンが単なる冒険の仲間ではなく、対戦シーンでの活躍を期待されたポケモンであることを示唆しています。
他の多くのメガストーンがゲーム内で比較的容易に入手できるのに対し、カロス御三家のメガストーンがランクバトル報酬に限定されているのは、それらがプレイヤーにとってのやり込み要素であり、実力を示す一種のステータスとなるようにデザインされているからでしょう。なお、ランクバトルに参加するには、Nintendo Switch Online(有料)への加入が必須となるため、あらかじめ準備しておきましょう。
Z-Aバトルクラブ:シーズン3のランク報酬

ブリガロナイトの入手にはランクバトルへの参加が必須ですが、いつでも手に入るわけではありません。カロス御三家のメガストーンは、ランクバトルのシーズンごとに報酬が入れ替わる形式で配布されます。
具体的には、発売日から開催されているシーズン1の報酬が「ゲッコウガナイト」、続くシーズン2の報酬が「マフォクシーナイト」、そして「ブリガロナイト」はシーズン3のランクアップ報酬として設定されています。シーズン3は、シーズン2が終了した後に順次開催される予定です。
したがって、この記事を執筆している2025年10月19日時点では、まだブリガロナイトを入手することはできません。この段階的な解禁方法は、対戦環境に少しずつ変化を与え、プレイヤーを飽きさせないための工夫と考えられます。シーズンごとに新たなメガシンカポケモンが環境の中心となることで、戦略の多様性が生まれ、長期的にゲームを楽しむことができるのです。
また、公式からの情報によると、これらのメガストーンは将来のシーズンで再配布が予定されているため、乗り遅れてしまったプレイヤーにもチャンスが残されているのは嬉しいポイントです。
育成論:現環境で考えるメガブリガロン

メガブリガロンの具体的な種族値はまだ不明ですが、その「大幅に向上した防御性能」という公式情報と、覚える技のラインナップから、その育成の方向性、すなわち育成論を考察することは可能です。メガブリガロンは、その特性から「物理受け兼積みアタッカー」としての役割が最も適していると考えられます。
育成の軸となる技は、やはり「ビルドアップ」でしょう。元々高いであろう防御をさらに引き上げつつ、攻撃も強化することで、要塞と化しながら相手に圧力をかけることができます。相手の交代を誘い、その隙にビルドアップを積むのが基本的な戦術となります。
回復ソースとしては「やどりぎのタネ」が非常に有効です。じわじわと相手の体力を奪いながら自身を回復することで、場に居座り続ける能力が格段に向上します。防御技の「ニードルガード」も、相手の出方を見たり、やどりぎのタネの回復ターンを稼いだりと、戦略に幅を持たせてくれます。攻撃技は、安定したダメージが見込める「かわらわり」や、デメリットを許容できるなら高火力の「インファイト」「ウッドハンマー」が候補となります。
このポケモンは、一撃で相手を倒すのではなく、じっくりと場を整え、徐々に相手を追い詰めていく、忍耐力が求められるプレイスタイルに最適な一体と言えるでしょう。
相性の良い味方とチーム構成のヒント

メガブリガロンをチームのエースとして活躍させるためには、その弱点を補い、長所を伸ばせる仲間との連携が不可欠です。くさ・かくとうという複合タイプは6つもの弱点を持つため、相性補完は特に重要となります。
まず、メガブリガロンが苦手な、ひこう、エスパー、フェアリーといった特殊攻撃がメインのタイプに強い、はがねタイプのポケモンは最高のパートナー候補です。例えば、メタグロスやハッサムのようなポケモンと組ませることで、互いの弱点をカバーし合い、非常に安定した選出が可能になります。
特に、特殊攻撃を受けられるポケモンとの相性は抜群です。メガブリガロンが物理攻撃を受け止め、そのパートナーが特殊攻撃を受け止めるという、いわゆる「物理・特殊の受けサイクル」を形成することができます。具体的には、ほのおタイプに強く、特殊耐久の高いみずタイプのポケモン(例:ミロカロスなど)や、多くのタイプを半減できるヒードラン(今作に登場する場合)などが考えられます。
メガブリガロンを場に出す前に、「まきびし」や「ステルスロック」で場を整えておくと、やどりぎのタネのダメージと合わせて相手を効果的に削ることができ、より勝利に近づくことができるでしょう。
総括:鉄壁の要塞メガブリガロンを使いこなし、Z-Aバトルを制覇せよ
この記事のまとめです。
- メガブリガロンはブリガロンがメガシンカした姿である。
- 分類は「とげよろいポケモン」である。
- タイプはメガシンカ前と変わらず「くさ・かくとう」である。
- メガシンカのエネルギーで外殻の硬度が増し、防御力が格段に向上している。
- 伸びた体毛はマントのように衝撃を吸収する。
- 両肩の装甲は取り外して、斧のような武器として使用可能である。
- 攻防一体の戦闘スタイルが特徴である。
- メガシンカにはメガストーン「ブリガロナイト」が必要である。
- ブリガロナイトは「Z-A Battle Club」のランクバトルでのみ入手可能である。
- ブリガロナイトはシーズン3のランクアップ報酬として設定されている。
- ランクバトルへの参加にはNintendo Switch Onlineへの加入が必須である。
- 育成論としては「物理受け兼積みアタッカー」が基本となる。
- 「ビルドアップ」で能力を上昇させ、「やどりぎのタネ」で回復するのが有効である。
- 弱点が6つあるため、チームでの相性補完が極めて重要である。
- 特殊耐久の高いはがねタイプやみずタイプのポケモンとの相性が良い。