「ポケモン タイプ 一致」と検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっとバトルでの勝利の秘訣を探していることでしょう。
ポケモンが持つタイプと同じタイプの技を使うと威力が上がる「タイプ一致ボーナス」、通称STABは、バトルの基本でありながら奥深い要素です。この記事では、タイプ一致の基本から、テラスタルや特性「てきおうりょく」との組み合わせ、さらにはタイプ相性表の活用法まで、あなたのポケモンバトルを一段階引き上げるための情報を網羅的に解説します。
ダメージ計算の仕組みを理解し、戦略の幅を広げましょう。
- タイプ一致で技の威力が1.5倍になる基本を解説
- テラスタルによるタイプ一致ボーナスの変化を詳説
- 特性「てきおうりょく」で更に火力を高める方法
- タイプ相性表と組み合わせた戦略的思考を提示
ポケモン タイプ 一致の基本を徹底解説!
- タイプ一致とは?なぜ重要?
- タイプ一致のメリットと具体的な活用法
- タイプ相性との関係とダメージ計算
- 複合タイプポケモンのタイプ一致戦略
- 特性「てきおうりょく」で火力をさらにアップ!
タイプ一致とは?なぜ重要?

ポケモンが自身のタイプと同じタイプの技を使用すると、その技の威力が上昇する現象、それが「タイプ一致ボーナス」です。多くのポケモンシリーズでは、このボーナスにより技の威力は基本的に1.5倍になります。
この1.5倍という数値は、相手に与えるダメージ量に非常に大きな影響を及ぼします。そのため、タイプ一致技を効果的に活用できるかは、バトルを有利に進める上で最も基本的かつ重要な戦略の一つと言えるでしょう。
例えば、でんきタイプのピカチュウがでんきタイプの技「10まんボルト」を使用する場合、他のタイプが同じ技を使用するよりもはるかに高いダメージを期待できます。
このシンプルなルールが、技選択やバトル中の判断における基本的な考え方となり、ポケモンの育成や戦術構築の土台となっているのです。
タイプ一致のメリットと具体的な活用法

タイプ一致ボーナスの最大のメリットは、特別な条件なしに技の威力が大幅に向上する点です。ポケモン本編シリーズでは通常1.5倍ですが、ポケモンGOなどでは1.2倍や1.25倍といった異なる倍率が設定されていることもあります。この威力上昇により、タイプが一致していない同程度の威力の技と比較して、相手に与えるダメージに顕著な差が生まれます。
具体的な活用法としては、まず手持ちポケモンのタイプを把握し、そのタイプと同じタイプの技を主要な攻撃手段、いわゆるメインウェポンとして覚えさせることが基本戦略となります。例えば、ほのおタイプのポケモンには「かえんほうしゃ」や「だいもんじ」といった強力なほのお技を覚えさせることで、安定した高火力を発揮できます。
興味深いのは、相手の弱点を突く場合でも、タイプ一致で等倍ダメージの技が、タイプ不一致で「こうかはいまひとつ」の技よりも大きなダメージを与えることがある点です。時には、タイプ不一致で弱点を突いた技よりも、タイプ一致で等倍の技の方がダメージが高くなるケースも存在します。
これは、タイプ相性による倍率とタイプ一致ボーナスを総合的に考慮する必要があるためです。戦略としては、タイプ一致技を攻撃の軸としつつ、その技が通りにくい相手への対策として、異なるタイプのサブウェポンを用意しておくことが賢明です。
タイプ相性との関係とダメージ計算

タイプ一致ボーナスは、タイプ相性によるダメージ倍率とは独立して計算され、最終的に両者が掛け合わされます。例えば、ほのおタイプのポケモンがくさタイプの相手にほのおタイプの技を使用した場合、タイプ相性により「こうかはばつぐん!」となりダメージがまず2倍になります。
さらに、タイプ一致ボーナスによって威力が1.5倍になるため、元の技の威力に対して合計で3倍(2倍 × 1.5倍)ものダメージが期待できるのです。相手が特定のタイプに対して4倍弱点を持つ場合、このダメージはさらに増大します。
ダメージ計算は、「(22 × 技の威力 × 攻撃側の能力値) ÷ (防御側の能力値 × 50) + 2」という基本式に、タイプ一致ボーナス、タイプ相性ボーナス、持ち物や特性による補正などが乗算されて最終的なダメージが決定されます。
なお、「こうかはばつぐん」の倍率は、ポケモンGOなどでは通常1.6倍、本編シリーズでは2倍となることが多く、「こうかはいまひとつ」はポケモンGOなどで通常0.625倍、本編では0.5倍となるのが一般的です。
ポケモンが2つのタイプを持ち、その両方に対して弱点を突ける技(二重弱点)の場合、ダメージ倍率はさらに上昇します。したがって、タイプ一致で、かつ相手の弱点を突ける技を選択することが、最も効率的に大ダメージを与えるための鍵となります。
複合タイプポケモンのタイプ一致戦略

ポケモンの中には、例えばリザードンのように「ほのお・ひこう」といった2つのタイプを併せ持つ「複合タイプ」のポケモンが数多く存在します。
これらのポケモンは、自身が持つそれぞれのタイプに対応したタイプ一致ボーナスを両方とも得られる可能性がある点が大きな強みです。具体的には、ファイヤーであれば、「ほのお」タイプの技でも「ひこう」タイプの技でも、どちらを使用してもタイプ一致ボーナスにより威力が1.5倍になります。
複合タイプポケモンの基本的な戦略は、この2つのタイプ一致技を戦況に応じて巧みに使い分けることです。これにより、攻撃可能な相手の範囲が大幅に広がります。例えば、「ひこう・はがね」タイプのポケモンは、ひこう技でじめんタイプに強く、はがね技でフェアリータイプに有利に立ち回ることが可能です。
しかし、複合タイプは弱点が増える可能性も考慮しなければなりません。例えば、伝説のポケモンであるレックウザは「ドラゴン・ひこう」という強力な複合タイプを持ちますが、こおりタイプの技に対しては4倍もの大ダメージを受けてしまうという弱点も抱えています。
技を選択する際は、2つのタイプ一致技を基本としつつ、それらの技が半減されたり、効果が薄かったりする相手への対策として、異なるタイプのサブウェポンを持たせることが、戦略の幅を広げる上で非常に重要になります。
特性「てきおうりょく」で火力をさらにアップ!

一部のポケモンが持つ特性「てきおうりょく」は、タイプ一致ボーナスをさらに強化する強力な効果を持っています。通常、タイプ一致ボーナスは技の威力を1.5倍にしますが、「てきおうりょく」を持つポケモンがタイプ一致技を使用すると、このボーナスがなんと2倍にまで上昇します。
具体例としては、特性「てきおうりょく」のイーブイがノーマルタイプの技を使用する場合や、みず・あくタイプのシザリガーがみず技やあく技を使用する場合、その技の威力は通常のタイプ一致よりもさらに高くなります。
この特性を持つポケモンは、タイプ一致技による火力が飛躍的に向上するため、アタッカーとしての性能が格段に高まります。イダイトウやドラミドロといったポケモンもこの特性を持ち、タイプ一致技で相手に大ダメージを与えることを得意としています。
ただし、注意点として、テラスタルを使用して元のタイプとは異なるタイプに変化した場合、テラスタルによって失われた元のタイプには、「てきおうりょく」による威力アップの効果は適用されません。また、新しいテラスタイプであるステラテラスタルの際も、「てきおうりょく」の補正は失われるため、この点は戦略を練る上で考慮する必要があります。
ポケモン タイプ 一致を使いこなす応用戦術
- テラスタルとタイプ一致の最新活用術
- テラバーストと威力60以下技の秘密
- 新登場!ステラテラスタルとタイプ一致
- タイプ一致技の賢い選び方と注意点
- タイプ相性表の見方と覚え方のコツ
テラスタルとタイプ一致の最新活用術

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で導入された「テラスタル」は、バトル中に一度だけポケモンのタイプを「テラスタイプ」に変更できるシステムで、タイプ一致ボーナスにも大きな影響を与えます。
テラスタルすると、ポケモンはそのテラスタイプ単体として扱われ、テラスタイプと同じタイプの技を使用した場合、タイプ一致ボーナスにより威力が1.5倍になります。
さらに重要なのは、ポケモンの元々のタイプとテラスタイプ、そして使用する技のタイプが全て一致した場合、タイプ一致ボーナスが2倍に強化される点です。例えば、元々ほのおタイプのポケモンがテラスタルでほのおタイプになり、ほのお技を使用すると、その技の威力は通常の1.5倍ではなく2倍になります。
また、テラスタルによって失われた元々のタイプの技を使用した場合でも、タイプ一致ボーナス(1.5倍)は適用されます。これにより、実質的に3つ目のタイプ一致技を持つかのような戦術が可能になります。テラスタルは一度発動すると、そのポケモンが戦闘不能になるまで効果が持続し、交代しても解除されないため、戦略の幅が大きく広がります。
タイプ一致ボーナス早見表
状況 | 倍率 |
通常 | 1.5倍 |
特性「てきおうりょく」 | 2倍 |
テラスタル (テラスタイプと元タイプ1つが一致) | 2倍 |
テラスタル (元々単タイプでテラスタイプも一致、または元タイプ2つとテラスタイプが一致) ※特性てきおうりょく重複時は2.25倍 | 2倍~2.25倍 |
テラスタル (失った元タイプ技) | 1.5倍 |
ステラテラスタル (元タイプ一致技・初回) | 2.0倍 |
ステラテラスタル (元タイプ不一致技・初回) | 1.2倍 |
この表からもわかるように、テラスタルはタイプ一致ボーナスを大きく変動させ、戦術に深みを与えます。特に、元のタイプとテラスタイプ、技タイプが一致した時の2倍(特性てきおうりょくなら2.25倍)の火力は圧巻です。また、失ったタイプにも1.5倍のボーナスが乗るのは、相手の意表を突く一手になり得ますね。
テラバーストと威力60以下技の秘密

テラスタルには専用の攻撃技「テラバースト」が存在します。この技は、テラスタルしたポケモンのテラスタイプと同じタイプになる特殊な技で、威力は80です。
使用するポケモンの「こうげき」と「とくこう」のうち、高い方の能力値を参照してダメージ計算が行われるという便利な特性も持っています。ただし、テラスタルしていない状態で使用すると、ノーマルタイプの技となる点には注意が必要です。
テラスタル時には、もう一つ注目すべき仕様があります。それは、テラスタイプと同じタイプの技で、かつ元の威力が60以下の技を使用した場合、その技の威力が60にまで引き上げられるというものです。これにより、「ほっぺすりすり」のように追加効果は優秀でも威力が低かった技が、テラスタルと組み合わせることで、ある程度のダメージも期待できるようになります。
ただし、この威力60への引き上げ効果は、「でんこうせっか」のような先制技や連続攻撃技には適用されません。また、特性「テクニシャン」(威力が60以下の技の威力を1.5倍にする効果)を持つポケモンの場合、まずテクニシャンの補正が適用され、その補正後の威力が60未満だった場合に、そこから威力60まで引き上げられるという順序になります。
新登場!ステラテラスタルとタイプ一致

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』の「藍の円盤」で新たに追加されたテラスタイプ「ステラ」は、従来のテラスタルとは異なり、タイプ一致ボーナスのルールも特殊です。
ステラテラスタル中に「テラバースト」以外の技を使用すると、元のタイプと技のタイプが一致していれば、そのタイプの技を使った最初の1回だけ威力が2.0倍に強化されます。
そして、元のタイプと技のタイプが一致していなかった場合でも、最初の1回だけは威力が1.2倍に強化されます。この強化効果は、それぞれのタイプの攻撃技に対して1回ずつ適用されるというユニークな仕様です。
ステラテラスタル時の「テラバースト」も特別で、威力は100に上昇し、テラスタルしている全てのポケモンに対して「こうかばつぐん」になります。ただし、通常のタイプ一致ボーナスは適用されず、使用後には自身の「こうげき」と「とくこう」が1段階ずつ低下するデメリットがあります。
ステラは、多様なタイプの攻撃技を覚えているポケモンほど恩恵を受けやすいと言えます。ただし、強力な特性「てきおうりょく」の補正はステラテラスタル時には適用されない点や、レイドバトルでバリアを張っている相手など、特定の状況下での挙動には注意が必要です。
タイプ一致技の賢い選び方と注意点

タイプ一致技を選ぶ際の基本的な基準は、まず技の「威力」の高さです。一般的に威力が80から100以上ある技は強力とされています。次に重要なのが「命中率」で、命中率100の技は安定してダメージを与えられます。
威力が高くても命中率が低い技は、外れるリスクを考慮する必要があります。技の追加効果も選択基準の一つで、相手の能力を下げたり状態異常にしたりする効果は、ダメージ以上の価値をもたらすことがあります。
注意点として、いくら強力なタイプ一致技でも、相手のタイプや特性によっては効果が薄れたり無効化されたりすることがあります。例えば、ノーマルタイプの技はゴーストタイプには全く効きません。また、自分のポケモンのタイプと同じタイプの技ばかりで固めてしまうと、それらの技を半減・無効化する相手に対応できなくなる可能性があります。
そのため、タイプ一致技を攻撃の軸としつつも、それ以外のタイプの技(サブウェポン)とのバランスを考えることが非常に重要です。これにより、さまざまな相手に対応できる戦略の幅が生まれます。
タイプ相性表の見方と覚え方のコツ

タイプ相性表は、攻撃側の技タイプと防御側のポケモンタイプを照らし合わせ、ダメージの変動を確認するための便利な一覧表です。
通常、縦列が攻撃側の技タイプ、横行が防御側のポケモンタイプを示します。表中の記号(例:◯、▽、×)は、それぞれ「こうかばつぐん(ダメージ2倍など)」、「こうかはいまひとつ(ダメージ0.5倍など)」、「こうかがない(ダメージ0倍)」を意味します。
全ての相性を覚えるのは大変ですが、いくつかのコツがあります。まず、自分がよく使うポケモンや対戦で頻繁に見かけるポケモンのタイプ相性から優先的に覚えると効率的です。また、「炎は草を燃やすから、ほのおタイプはくさタイプに効果抜群」のように、自然界の法則や身近なイメージと関連付けて覚えるのも記憶に残りやすい方法です。
特徴的な関係性(例:ドラゴンタイプはドラゴンタイプに強いがフェアリータイプに弱い)をピンポイントで覚えるのも有効です。最近では、タイプ相性を簡単に確認できるアプリやウェブサイトも多数存在するため、それらを活用するのも良いでしょう。
簡易タイプ相性表(一例)
攻撃側↓ 防御側→ | ノーマル | ほのお | みず | でんき | くさ | こおり | かくとう | どく | じめん | ひこう | エスパー | むし | いわ | ゴースト | ドラゴン | あく | はがね | フェアリー |
ノーマル | × | × | ||||||||||||||||
ほのお | △ | △ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | △ | ◯ | ||||||||||
みず | ◯ | △ | △ | △ | ◯ | ◯ | ||||||||||||
でんき | ◯ | △ | △ | × | ◯ | |||||||||||||
くさ | △ | ◯ | △ | △ | △ | △ | ◯ | △ | △ | ◯ | △ | |||||||
こおり | △ | △ | ◯ | △ | △ | ◯ | ◯ | ◯ | △ | |||||||||
かくとう | ◯ | ◯ | △ | △ | △ | △ | ◯ | × | ◯ | ◯ | △ | |||||||
どく | ◯ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | × | ◯ | |||||||||
じめん | ◯ | △ | ◯ | △ | ◯ | ◯ | × | △ | ◯ | ◯ | ||||||||
ひこう | △ | ◯ | △ | ◯ | ◯ | ◯ | △ | △ | ||||||||||
エスパー | ◯ | ◯ | △ | ◯ | × | △ | ||||||||||||
むし | △ | ◯ | △ | △ | △ | ◯ | △ | ◯ | △ | △ | ||||||||
いわ | ◯ | △ | △ | ◯ | △ | △ | ◯ | ◯ | △ | |||||||||
ゴースト | × | △ | ◯ | ◯ | △ | |||||||||||||
ドラゴン | ◯ | △ | × | |||||||||||||||
あく | △ | ◯ | △ | ◯ | △ | △ | ||||||||||||
はがね | △ | △ | △ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | |||||||||
フェアリー | △ | ◯ | △ | △ | ◯ | ◯ | △ |
(◯:こうかばつぐん(2倍), △:こうかはいまひとつ(0.5倍), ×:こうかがない(0倍), 空白:通常ダメージ(1倍))
この表はあくまで一例であり、最新のゲームバージョンや特定のルールでは異なる場合があるため、プレイしているゲームの情報を確認することが大切です。
総括:ポケモンのタイプ一致について
この記事のまとめです。
- タイプ一致はポケモン自身のタイプと同じ技で威力が1.5倍になる基本である
- タイプ一致ボーナスはSTABとも呼ばれ攻撃の軸となる
- タイプ相性によるダメージ倍率と乗算され効果は絶大だ
- 複合タイプポケモンは2つのタイプで一致ボーナスを狙える
- 特性「てきおうりょく」はタイプ一致ボーナスを2倍に強化する
- テラスタルでタイプ変化し新たなタイプ一致を得られる
- 元タイプとテラスタイプと技タイプ一致でボーナスは2倍になる
- テラスタルで失った元タイプの技も1.5倍ボーナスが適用される
- テラバーストはテラスタイプに応じた威力80の攻撃技である
- テラスタイプ一致の威力60以下の技は威力60に上昇する
- ステラテラスタルは各タイプ技を初回のみ強化する特殊な仕様だ
- ステラ時のタイプ一致技は初回2.0倍、不一致は1.2倍になる
- タイプ一致技は威力と命中率、追加効果を考慮し選ぶべきだ
- サブウェポンとのバランスで対応範囲を広げることが肝心だ
- タイプ相性表を理解し戦略に活かすことが勝利への近道である