ついに発売された『Pokémon LEGENDS Z-A』、ミアレシティでの冒険は楽しんでいますか?
広大な都市を探索する中で、「この選択、後で変えられないのかな?」と不安に思ったことはありませんか?本作には、主人公の性別や名前、最初に選ぶ御三家のように一度決めると変更できない要素がいくつか存在します。
また、オートセーブの特殊な仕様や、サイドミッション限定のポケモン捕獲など、知らずに進めると後悔しかねないポイントも。
この記事では、そんな取り返しのつかない要素を徹底的に解説し、あなたの冒険が最高の思い出になるよう、万全の対策をお伝えします。安心してミアレシティの謎を解き明かしましょう。
- ゲーム開始時に決める変更不可能な要素を網羅
- オートセーブの仕様とバックアップ機能の活用法
- サイドミッションや期間限定の報酬を逃さないコツ
- 貴重なアイテムやポケモンの後悔しない選択肢
ポケモンZ-Aで後悔しないための取り返しのつかない要素
- 主人公の性別・肌の色・名前の決定
- 最初に選ぶパートナー(御三家)の選択
- 一度設定すると変更不可な誕生日
- ゲームの言語設定と国際孵化への影響
主人公の性別・肌の色・名前の決定

ゲームを開始して最初にプレイヤーを待ち受けるのが、自身の分身となる主人公のキャラクタークリエイトです。ここで設定する項目のうち、「性別(スタイル)」「肌の色」「名前」の3つは、一度決定すると二度と変更することができません。
これらはゲームの根幹に関わるプレイヤーのアイデンティティとなるため、後で後悔しないよう慎重に選びましょう。特に、主人公の性別はストーリーにも影響を与えます。男性主人公を選ぶとパートナーとして「タウニー」が、女性主人公を選ぶと「ガイ」が登場し、物語における関係性が変化します。
一方で、髪型や髪色、目の色(カラーコンタクト)、眉毛、メイクといった容姿に関する要素は、ゲームを進めるとミアレシティにあるヘアサロンやメニュー画面からいつでも自由に変更可能です。服装もブティックで購入することで、多彩なコーディネートを楽しめます。
つまり、本作のキャラメイクは「変えられない核となる部分」と「自由に表現できる部分」が明確に分かれています。最初の選択では、この3つの永続的な要素に集中し、自分だけの主人公を創り上げてください。
最初に選ぶパートナー(御三家)の選択

ミアレシティでの冒険の第一歩として、チコリータ、ワニノコ、ポカブの中から1匹のパートナーを選ぶことになります。この選択はポケモントレーナーにとって最も心躍る瞬間の一つですが、一度選んだパートナーのポケモン、そしてその性別や性格、個体値といったステータスは後から変更することができません。
しかし、今作ではこの選択の重圧が少しだけ軽くなっています。なぜなら、ストーリーをクリアした後に行けるようになる「ワイルドゾーン20」で、最初に選ばなかった2匹の御三家も再度捕獲することができるからです。クリア後のワイルドゾーン20では、選択しなかったチコリータ、ワニノコ、ポカブの全体が配置されており、好きなタイミングで捕獲することが可能です。そのため、この最初の選択は「どのポケモンを諦めるか」ではなく、「誰と冒険を始めるか」という、より前向きな意味合いに変わりました。
純粋に見た目が好きなポケモンや、序盤の冒険を共にしたいポケモンを選んで問題ありません。ただし、対戦を視野に入れている場合は注意が必要です。性格によるステータス補正や個体値は、クリア後にミントやおうかんといったアイテムで調整可能ですが、ベースとなる個体値や性別にこだわりたい場合は、最初の選択が唯一の機会となります。特に性別を厳選したい場合は、御三家を選んだ直後のバトル中にゲームを終了することで、選択場面からやり直すことが可能です。
一度設定すると変更不可な誕生日

冒険を進めていくと、ミアレシティのポケモンセンターで自分の誕生日を登録する機会があります。この誕生日は一度設定すると後から変更することができない、取り返しのつかない要素の一つです。
登録した誕生日当日になると、ポケモンセンターを訪れた際に特別なメッセージでお祝いしてくれます。このイベントで貴重なアイテムがもらえるといった直接的なゲームプレイ上のメリットはありませんが、ゲームの世界とプレイヤー自身を繋ぐ、ささやかで素敵な演出です。ゲーム内報酬がないからこそ、この機能は純粋にプレイヤーの没入感を高めるために用意されていると言えるでしょう。
自分の誕生日や、家族や友人、あるいは好きなキャラクターの誕生日など、あなたにとって意味のある特別な日を設定することで、ミアレシティでの一年がさらに思い出深いものになります。一度きりの設定ですので、どの日にするかを少し考えてから登録することをおすすめします。この小さなパーソナライズ要素が、あなただけの冒険物語に彩りを添えてくれるはずです。
ゲームの言語設定と国際孵化への影響

ゲームを最初に起動した際、日本語を含む10言語の中からプレイする言語を選択します。この言語設定は、一度決めるとゲームの途中で変更することはできません。ほとんどのプレイヤーにとっては一度設定すれば気にならない要素ですが、色違いポケモンの孵化、いわゆる「国際孵化」を本格的に行いたいと考えているトレーナーにとっては、非常に重要な意味を持ちます。
国際孵化は、異なる言語のゲームで生まれたポケモン同士を育て屋に預けることで、色違いのポケモンが生まれる確率が上がるという仕組みです。つまり、ゲーム開始時に選択した言語が、自分が捕まえるすべてのポケモンの「出身言語」を決定づけることになります。
例えば、日本語でゲームを始めた場合、国際孵化を行うには海外言語のポケモンを通信交換で手に入れる必要があります。もしあなたが海外の友人に日本語のポケモンを提供したい、あるいは少し変わったプレイスタイルを楽しみたいのであれば、あえて普段使わない言語で始めるという選択も考えられます。これは上級者向けの視点ですが、後から変更できないからこそ、将来的なプレイスタイルを見越して選択する必要がある要素と言えるでしょう。
冒険中に注意すべきポケモンZ-Aの取り返しのつかない要素
- オートセーブの仕様とバックアップ機能
- マスターボールなど貴重なボールの使い道
- サイドミッション限定ポケモンの捕獲
- 期間限定の「ふしぎなおくりもの」
- Pokémon HOMEからの片道転送
オートセーブの仕様とバックアップ機能

本作『Pokémon LEGENDS Z-A』で最も注意すべき仕様変更点が、オフにできない「おまかせレポート」、つまり強制オートセーブ機能です。ポケモンを捕獲した後、イベントを見た後、トレーナーとバトルした後など、様々なタイミングで自動的にセーブが行われます。
これにより、従来のシリーズのように「レポートを書かずにリセット」という方法が通用しなくなりました。ただし、重要な局面でのリスクに対応するため、手動セーブという救済措置も用意されています。まず、ホテルZに到達して初めて自分の部屋で休むと、手動セーブ機能が解放されます。手動セーブはメニュー画面でX ボタンを押した後、R ボタンを押すことで実行できます。
重要なイベントの前や貴重なポケモンとの遭遇前に、メニュー画面から手動で「Rボタンで記録する」を実行しておきましょう。もしその後、捕獲に失敗したり、望まない結果になったりした場合は、ゲームを終了します。ただし、本作ではゲーム開始時のバックアップデータから復帰する機能は前作ほど直感的ではなく、基本的には手動セーブを重ねることで大切な局面に備えることが最も確実な戦略となります。これからは、重要な局面を迎える前に「まず手動セーブする」という習慣を身につけることが、後悔しないための最も確実な対策となるでしょう。
マスターボールなど貴重なボールの使い道

どんなポケモンでも必ず捕獲できる究極のボール、マスターボール。本作では、調査ミッションである「モミジリサーチ」のレベルを49まで上げることで、報酬として1つだけ確実に入手できます。入手数が極めて限られているため、その使い道は慎重に考えなければならない、まさに取り返しのつかない選択です。
主な使い道の候補としては、クリア後に出会う伝説のポケモン、ゼルネアス、イベルタル、ジガルデが挙げられます。これらのポケモンは一度しか捕獲チャンスがないため、確実に手に入れたい場合に最適です。しかし、本作では伝説のポケモンを誤って倒してしまってもその場で復活するため、捕獲の機会自体が失われるわけではありません。
そこで、もう一つの有力な使い道が「予期せぬ色違いポケモン」です。特に、テレポートで逃げてしまうケーシィや、じばくやだいばくはつを使う可能性があるポケモンなど、捕獲にリスクが伴う色違いと遭遇した際にマスターボールを使えば、確実にその輝きを手に入れることができます。
どちらを優先するかは、あなたのプレイスタイル次第です。伝説のポケモンを厳選する時間を短縮したいか、万が一の幸運を逃したくないか、自分の目的に合わせて最高のタイミングで使いましょう。
サイドミッション限定ポケモンの捕獲

ミアレシティの住民から依頼されるサイドミッションの中には、特別なポケモンに出会える機会が存在します。例えば、確定で色違いのメリープが出現するミッションや、ガラル地方のすがたのヤドンやマッギョといった、通常の探索では出会えないポケモンを捕獲する機会が与えられるミッションです。
これらのミッションで出現するポケモンは、一度捕獲に失敗、つまり誤って倒してしまうと二度と出現しません。この取り返しのつかない事態を防ぐためにも、先述した手動セーブ機能の活用が不可欠です。ポケモンが出現する可能性のあるサイドミッション、特に報酬としてポケモンが関わることが示唆されている依頼を受ける前には、必ず手動でセーブを書いておきましょう。
一方で、サイドミッションではカントー地方の御三家であるフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメの中から1匹だけをもらえる機会があります。この選択も一度きりなので、どのポケモンを選ぶかじっくり考えて決めましょう。
期間限定の「ふしぎなおくりもの」

『Pokémon LEGENDS Z-A』では、特定の期間内にのみ受け取れる「ふしぎなおくりもの」が配信されます。これらは受け取り期間を過ぎてしまうと二度と手に入らない、典型的な取り返しのつかない要素です。特に重要なのが、2026年2月28日までにゲームを購入したプレイヤーが対象となる早期購入特典です。
これを受け取ると、メガシンカに必要な「サーナイトナイト」を持った特別なラルトスが仲間になります。通常、サーナイトナイトの入手には多くの手間がかかるため、この特典は非常に価値が高いと言えます。その他にも、販売店ごとの予約特典で手に入る着せ替えアイテムや、ダウンロード版の購入特典であるモンスターボール100個など、見逃せないプレゼントが複数存在します。
これらの贈り物は、メニュー画面から「ふしぎなおくりもの」を選び、「インターネットでうけとる」または「シリアルコード/あいことばでうけとる」を選択することで入手可能です。冒険を始めたら、まずは忘れずにこれらの特典を受け取っておきましょう。
| アイテム/ポケモン | 入手方法/期限 | 詳細情報 |
| ラルトス + サーナイトナイト | インターネットで受け取る / 期限: 2026年2月28日まで | 早期購入特典。Lv.6、性格・性別はランダム。 |
| モンスターボール ×100 | ダウンロード版購入特典 / 期限: 2026年2月28日まで | シリアルコード入力。 |
| 着せ替えアイテム トレンチコート | Amazon予約特典 / 期限: 2026年2月28日まで | シリアルコード入力。 |
| いいキズぐすり ×20など | セブンネット予約特典 / 期限: 2026年2月28日まで | シリアルコード入力。 |
Pokémon HOMEからの片道転送

2026年には、クラウドサービス『Pokémon HOME』との連携が予定されています。これにより、過去の『ポケットモンスター』シリーズで捕まえた大切なポケモンたちを、ミアレシティでの冒険に連れてくることが可能になります。しかし、ここには非常に重要な注意点があります。
それは、一度『Pokémon HOME』から本作に連れてきたポケモンは、二度とPokémon HOMEやそれ以前のゲームソフトに戻すことができないという仕様です。つまり、転送は完全な「片道切符」となります。これは、長年ポケモンをプレイし、数々のリボンを付けた思い出のポケモンや、特定の過去作の対戦環境で活躍させているポケモンをコレクションしているベテラントレーナーにとっては、極めて重大な決定を意味します。
本作にポケモンを送るという決断は、そのポケモンを他のすべてのシリーズから「引退」させることと同義です。大切なポケモンを転送する前には、本当にこのミアレシティがそのポケモンの最後の冒険の地としてふさわしいか、よく考えてから実行してください。後悔しないためにも、どのポケモンを送るかは慎重に選びましょう。
総括:ポケモンZ-Aの取り返しのつかない要素を理解し、計画的に冒険を進めよう
この記事のまとめです。
- 主人公の「性別」「肌の色」「名前」はゲーム開始時に決定し、後から変更はできない。
- 主人公の性別によって、パートナーとなるキャラクターが「ガイ」か「タウニー」に変化する。
- 髪型やメイク、服装はゲーム開始後でも自由に変更可能である。
- 最初に選ぶ御三家(チコリータ、ワニノコ、ポカブ)は変更できない。
- 選ばなかった御三家は、クリア後の「ワイルドゾーン20」で捕獲可能。
- 御三家の個体値や性格、性別は最初の選択で固定される。
- ポケモンセンターで登録する誕生日は一度しか設定できず、変更は不可能。
- ゲーム開始時に選ぶ言語は変更できず、国際孵化に影響を与える。
- 本作はオートセーブが強制であり、オフにすることはできない。
- 手動セーブ後、タイトル画面で特定コマンド(上+B+X)を入力するとバックアップから再開できる。
- バックアップからの再開時は、最後に利用したポケモンセンターからのスタートとなる。
- マスターボールの入手は「モミジリサーチ」の報酬など、ごく僅かな機会に限られる。
- サイドミッションで出現する色違いメリープなどの特殊なポケモンは、捕獲に失敗すると消える。
- 早期購入特典の「サーナイトナイト持ちラルトス」など、期間限定の贈り物は期限を過ぎると受け取れない。
- 『Pokémon HOME』から連れてきたポケモンは、元のソフトや過去作には戻せない片道転送である。

