ポケモンバトルで勝利を目指すうえで、欠かせない知識が「ポケモンの相性」です。タイプ相性を正しく理解しているかどうかで、与えるダメージ量や受けるダメージ量が大きく変わります。
「なぜこの技がいまひとつなのか」「4倍ダメージが発生したのはなぜか」と疑問に感じたことがある方も多いのではないでしょうか。ポケモンの相性には明確なルールがあり、18タイプそれぞれの弱点と耐性を把握することがバトルの基本となります。
この記事では、ポケモンの相性のダメージ倍率の仕組みから、複合タイプへの計算方法、世代ごとの変更履歴、さらにほのお・みず・くさやゴースト・エスパーなど主要タイプの弱点と覚え方まで解説します。ポケモンGOや外伝シリーズで倍率が異なる点もまとめていますので、どのシリーズを遊ぶ方にも役立つ内容です。
タイプ相性の基礎を押さえて、バトルでより有利に戦いましょう。
- ポケモンのタイプ相性は18タイプで成り立ち、ダメージ倍率は最大4倍から0倍まで6段階ある
- 複合タイプのポケモンへの攻撃は2つのタイプ倍率を掛け合わせて計算する
- ほのお・みず・くさ、ゴースト・エスパー・あく、ドラゴン・フェアリーなど三すくみや特殊相性がある
- ポケモンGOや不思議のダンジョンなど外伝シリーズでは本編と倍率が異なる
ポケモンの相性の基礎とダメージ倍率の仕組み
- タイプ相性の基本とダメージ倍率の種類
- 複合タイプのポケモンへの相性計算の方法
- 世代ごとのタイプ追加と相性変更の歴史
- バトル画面の相性予測機能と活用法
タイプ相性の基本とダメージ倍率の種類
ポケモンのタイプは18種類あります。タイプ相性とは、「攻撃する側の技のタイプ」と「攻撃を受ける側のポケモンのタイプ」の組み合わせによって技の威力(ダメージ倍率)が変化する仕組みのことです。
ダメージ倍率は6段階で設定されています。ポケモンWikiによると、「ちょうバツグン」が4倍、「バツグン」が2倍、「普通」が1倍、「いまひとつ」が0.5倍、「かなりいまひとつ」が0.25倍、「効果がない」が0倍です。「ちょうバツグン」と「かなりいまひとつ」の名称は、2026年配信予定のスマートフォンアプリ「Pokémon Champions」で追加された呼び方とのことです。
記号での表記方法として、攻略サイト各所では「○」や「●」が効果抜群(2倍)、「△」や「▲」が効果いまひとつ(0.5倍)、「×」が効果なし(0倍)、無印が等倍(1倍)を示しています。
ダメージ判定のルールとして、攻撃側は「使う技のタイプ」、防御側は「そのポケモン自身のタイプ」が影響します。つまり、強いポケモンを使っていても相性が悪い技では威力が下がり、相性の良い技なら威力が上がります。
あるタイプのポケモンに対して「効果はバツグン」の相性となるタイプを「弱点」と呼びます。逆に「効果は今ひとつ」や「効果がない」の相性となるタイプを「耐性(抵抗力)」と呼びます。バトルでは相手の弱点を突き、自分が耐性を持つタイプの技を受けることが理想的な戦い方です。
変化技(状態異常やランク変化を起こす技)は基本的に相性の影響を受けません。ただし例外があり、でんき変化技の「でんじは」は、じめんタイプのポケモンには効果なしになります。また、一撃必殺技を含むダメージ固定技は「効果がない」場合にのみ失敗し、バツグンやいまひとつの影響でダメージが増減することはありません。

複合タイプのポケモンへの相性計算の方法
ポケモンの中には2つのタイプを持つポケモンがいます。複合タイプのポケモンへの攻撃ダメージは、2つのタイプそれぞれの倍率を「掛け合わせた(乗算した)」倍率になります。
具体的な倍率の組み合わせは以下のとおりです。両方のタイプに対して「バツグン(2倍)」の技なら、2倍×2倍=4倍のダメージになります。片方がバツグン(2倍)で片方がいまひとつ(0.5倍)なら、2倍×0.5倍=等倍(1倍)です。どちらのタイプに対しても「いまひとつ(0.5倍)」なら、0.5倍×0.5倍=0.25倍になります。どちらか片方でも「効果なし(0倍)」なら、もう片方の倍率に関わらず0倍でダメージが0になります。
実際の例をポケモン王国攻略館・ポケモン王国の情報で確認すると、ほのお/ひこうタイプのリザードンにいわタイプの技を使うと、ほのおへの抜群(2倍)×ひこうへの抜群(2倍)=4倍のダメージになります。同じリザードンにじめんタイプの技を使うと、ほのおへの抜群(2倍)×ひこうへの効果なし(0倍)=0倍でダメージが0になります。ポケモンWikiの例では、じめん/ひこうタイプのグライガーにこおりタイプの技を使うと、じめんへの抜群(2倍)×ひこうへの抜群(2倍)=4倍になります。
さらに第6世代以降では、「もりののろい」や「ハロウィン」という技の効果で第3のタイプが追加されることがあり、このとき最大8倍の弱点や0.125倍の耐性が発生する場合があるとポケモンWikiに記載されています。第8世代では「タールショット」状態の効果により、最大16倍の弱点が生じるケースもあるとのことです。
複合タイプの計算を理解しておくと、相手のポケモンに対して有利な技を選ぶ際に役立ちます。

世代ごとのタイプ追加と相性変更の歴史
ポケモンのタイプ相性は、シリーズを重ねる中で2度にわたって大きな変更が行われています。
第1世代(赤・緑)では、タイプはノーマル・ほのお・みず・でんき・くさ・こおり・かくとう・どく・じめん・ひこう・エスパー・むし・いわ・ゴースト・ドラゴンの計15タイプでした。ポケモンWikiの相性表を参照すると、当時はあく・はがね・フェアリーは存在しませんでした。
第2世代(金銀)では、あくタイプとはがねタイプが追加されて計17タイプになりました。この世代では相性の変更も行われています。ゴースト技がエスパータイプに対して「通常ダメージ」から「効果バツグン」に変更されました。また、こおり技がほのおタイプに対して「普通」から「今ひとつ」に変更、どく技がむしタイプに対して「効果バツグン」から「普通」に変更、むし技がどくタイプに対して「効果バツグン」から「今ひとつ」に変更されました。
第6世代(XY)では、フェアリータイプが追加されて現在の計18タイプになりました。この世代ではあわせて、はがねタイプへのゴースト技・あく技の相性が「いまひとつ」から「通常ダメージ」に変更されています。
なお、スピンオフタイトルの「LEGENDS アルセウス」のみ計算方法が異なり、2タイプ両方に抜群の場合は2.5倍、2タイプ両方に今ひとつの場合は0.4倍と、独自の倍率が採用されているとのことです。ポケモンSVのDLC「藍の円盤」では新テラスタイプ「ステラ」が追加されましたが、ステラの技はテラスタルした相手に対してのみ効果抜群になり、それ以外には等倍となります。

バトル画面の相性予測機能と活用法
第7世代(サン・ムーン)以降のポケモン本編バトルでは、技選択の画面に相手ポケモンへの相性予測が表示されるようになりました。ポケモンWikiによると、表示される内容は「こうかばつぐん」「こうかあり」「いまひとつ」「こうかなし」の4段階です。
この機能が表示される条件については、経験値が入る通常のバトル(野生・トレーナー戦など)では一度戦ったことがある相手に対してのみ相性予測が出ます。一方、経験値が入らない対戦施設や通信対戦では、初めて戦う相手に対しても相性予測が表示されます。
注意点として、相手の特性による技の無効化やダメージ減少は考慮されません。たとえば、特性「ふゆう」を持つポケモンはじめん技が無効になりますが、タイプ上は抜群相性のため「こうかばつぐん」と表示されます。実際のダメージは0になりますが、表示と食い違うことがある点を覚えておきましょう。
一方で考慮される効果もあります。タイプが変わる技やタイプを変える特性の効果、技「サウザンアロー」「フライングプレス」「フリーズドライ」の特殊効果、特性「きもったま」「しんがん」の効果、テラスタルや「もりののろい」「ハロウィン」で相手のタイプが変化した場合などは予測に反映されます。特性「イリュージョン」で変身している相手には、化けた先のポケモンに対する相性が表示されます(第8世代以降では味方の場合は本体の相性が表示)。
相性予測機能をうまく使いこなすと、どの技を選べば有利かが一目でわかるため、バトルの判断スピードが上がります。
主要タイプ別の相性と弱点の覚え方
- ほのお・みず・くさタイプの相性と弱点
- ゴースト・あく・エスパータイプの特殊な相性関係
- ドラゴン・フェアリー・はがねタイプの相性の特徴
- ポケモンGOと外伝シリーズでの相性倍率の違い
ほのお・みず・くさタイプの相性と弱点
ほのお・みず・くさの3タイプは、ポケモンの三すくみを形成する代表的なタイプです。ほのおはくさに強く、みずはほのおに強く、くさはみずに強いという関係が基本になっています。
ほのおタイプの相性
ほのお技が効果抜群になるタイプは、くさ・こおり・むし・はがねです。反対に、ほのお技がいまひとつになるタイプはほのお・みず・いわ・ドラゴンです。ほのおタイプのポケモン自身はみず・じめん・いわ技を弱点としています。一方でほのお・くさ・こおり・むし・はがね・フェアリー技は半減できます。
みずタイプの相性
みず技が効果抜群になるタイプはほのお・じめん・いわです。みず技がいまひとつになるタイプはみず・くさ・ドラゴンです。みずタイプのポケモン自身はくさ・でんき技が弱点です。ほのお・みず・こおり・はがね技は半減できます。
くさタイプの相性
くさ技が効果抜群になるタイプはみず・じめん・いわです。くさ技がいまひとつになるタイプはほのお・くさ・どく・ひこう・むし・ドラゴン・はがねと非常に多く、7タイプあります。くさタイプのポケモン自身はほのお・こおり・どく・ひこう・むし技が弱点です。みず・でんき・くさ・じめん技は半減できます。
この3タイプを覚える際は、くさがみずに強くみずはほのおに強くほのおはくさに強いという三すくみの関係を軸に押さえておくと、対戦で技を選ぶ際に判断しやすくなります。また、くさタイプは弱点とする相手が多いため、技のタイプとして使う際は相手のタイプをよく確認することが大切です。
ゴースト・あく・エスパータイプの特殊な相性関係
ゴースト・あく・エスパーの3タイプは、世代をまたいで相性の変更が行われた歴史を持つ、特殊な関係にあるグループです。
ゴーストタイプの相性
ゴースト技が効果抜群になるタイプはゴーストとエスパーの2タイプです。むしとどくタイプにはいまひとつになり、ノーマルタイプには効果なしになります。ゴーストタイプのポケモン自身はゴーストとあく技が弱点です。一方でノーマルとかくとう技は効果なし(0倍)で受けられます。
エスパータイプの相性
エスパー技が効果抜群になるタイプはかくとうとどくの2タイプです。エスパー技があく(悪)タイプには効果なしになります。エスパータイプのポケモン自身はむし・あく・ゴースト技が弱点です。
あくタイプの相性
あく技が効果抜群になるタイプはエスパーとゴーストの2タイプです。あく技がいまひとつになるタイプはかくとう・あく・フェアリーです。あくタイプのポケモン自身はかくとう・むし・フェアリー技が弱点です。
歴史的な経緯
ポケモンWikiによると、第1世代ではゴースト技がエスパータイプに対して「効果なし」という設定でした。そのためゴーストタイプの技はエスパーポケモンにほとんど通用しない状況でした。第2世代(金銀)でこの相性が修正され、ゴースト技→エスパータイプが「効果バツグン」に変更されました。現在ではゴーストとあくの2タイプがエスパーの弱点という相性関係になっています。
ドラゴン・フェアリー・はがねタイプの相性の特徴
ドラゴン・フェアリー・はがねの3タイプは、それぞれ独自の強みと特徴的な相性関係を持っています。
ドラゴンタイプの相性
ドラゴン技が効果抜群になるタイプはドラゴンのみです。はがねタイプにはいまひとつになり、フェアリータイプには効果なしになります。ドラゴンタイプのポケモン自身はこおり・ドラゴン・フェアリー技が弱点です。みず・でんき・ほのお・くさ技は半減できます。
フェアリータイプが登場する前の世代ではドラゴンタイプは弱点が少なく非常に強力なタイプで、第6世代でフェアリーが追加されたことでバランスが調整されたとされています。
フェアリータイプの相性
フェアリー技が効果抜群になるタイプはかくとう・ドラゴン・あくです。ほのお・どく・はがねタイプにはいまひとつになります。フェアリータイプのポケモン自身はどく・はがね技が弱点です。ドラゴン技はフェアリータイプには効果なし(0倍)となります。
はがねタイプの相性
はがね技が効果抜群になるタイプはこおり・いわ・フェアリーです。はがねタイプのポケモン自身はほのお・かくとう・じめん技が弱点です。はがねタイプはタイプ相性表を見ると多くのタイプに対して「いまひとつ(半減)」になる抵抗力が多く、守備面で優れた特徴があります。
アルテマによると、タイプ相性が変更・追加されたのは第2世代(金銀)でのあく・はがね追加と、第6世代(XY)でのフェアリー追加の2回です。フェアリー追加によりドラゴンタイプへの新たな弱点とカウンター関係が生まれました。

ポケモンGOと外伝シリーズでの相性倍率の違い
本編のポケモンシリーズと外伝・スピンオフ作品では、タイプ相性の有利・不利の関係は同じですが、ダメージの倍率(数値)が異なります。
ポケモンGOの相性倍率
ポケモンWikiによると、ポケモンGOでは本編と相性関係(どのタイプが有利か)は同じですが、倍率の数値が変更されています。また本編で「効果なし(0倍)」に相当する相性は、ポケモンGOでは「耐性あり」として「いまひとつ」の2乗の倍率がかかります。
倍率は配信開始以降、アップデートによって2度変更されています。配信開始時の効果抜群倍率は1.25倍でした。2017年6月21日以降のアップデートで抜群が1.4倍、今ひとつが約0.714倍、耐性ありが約0.510倍に変更されました。現在(2018年12月12日以降)の倍率は、抜群が1.6倍、今ひとつが0.625倍、耐性ありが約0.391倍となっています。
不思議のダンジョンシリーズの相性倍率
不思議のダンジョンシリーズも本編と相性関係は同じですが倍率が異なります。ポケモンWikiによると、救助隊では抜群1.5倍・今ひとつ0.9倍・効果なし0.5倍、探検隊では抜群1.4倍・今ひとつ0.7倍・効果なし0.5倍です。不思議のダンジョンシリーズ共通の特徴として、抜群と今ひとつの倍率が逆数関係にないため、片方が抜群で片方が今ひとつの複合タイプへの攻撃は等倍にはなりません(探検隊の例では1.4倍×0.7倍=0.98倍)。
ポケモンクエストの相性倍率
ポケモンクエストでは抜群が1.1倍、今ひとつが0.9倍、効果なしが0.8倍という設定で、本編と比べると倍率差が小さい設計になっています。
各シリーズで遊ぶ際は、基本的なタイプの有利・不利関係は変わらないものの、ダメージ倍率の数値が異なることを念頭に置いておくとよいでしょう。
ポケモンの相性を使いこなしてバトルを制するポイントまとめ
この記事のまとめです。
- ポケモンのタイプは18種類あり、攻撃技のタイプと受けるポケモンのタイプの組み合わせでダメージ倍率が変化する
- ダメージ倍率は6段階で、最大4倍(ちょうバツグン)から0倍(効果なし)まである
- 攻撃判定は「使う技のタイプ」、防御判定は「そのポケモン自身のタイプ」が影響する
- 相手の弱点を突くタイプの技を「効果はバツグン(2倍)」と呼び、逆に半減されるタイプを「耐性(抵抗力)」と呼ぶ
- 複合タイプのポケモンへの攻撃は2つのタイプ倍率を掛け合わせて計算する(例:リザードンにいわ技は2倍×2倍=4倍)
- 片方でも効果なし(0倍)のタイプがあれば、複合タイプでもダメージが0になる
- タイプ追加は第2世代(金銀)であくタイプ・はがねタイプ、第6世代(XY)でフェアリータイプが追加され現在の18タイプになった
- 第2世代でゴースト技→エスパーへの相性が「効果なし」から「効果バツグン」に修正された
- 第7世代以降のバトルでは技選択画面に相性予測が表示されるが、相手の特性による無効化は考慮されない点に注意
- ほのおはくさ・こおり・むし・はがねに強く、みず・じめん・いわ技が弱点
- くさはみず・じめん・いわに強いが、弱点とするタイプが多く(ほのお・こおり・どく・ひこう・むし)使い方に工夫が必要
- ゴーストとあくの2タイプがエスパーの弱点であり、ゴーストタイプ自身はノーマル・かくとう技を効果なし(0倍)で受けられる
- フェアリータイプはドラゴン技を効果なし(0倍)で受けられ、ドラゴン・かくとう・あくへの攻撃が効果抜群になる
- ポケモンGOでは本編の相性関係は同じだが倍率が異なり、現在(2018年12月12日以降)の効果抜群倍率は1.6倍
- 不思議のダンジョンやポケモンクエストなど外伝シリーズも倍率が本編と異なるため、各作品ごとの数値を確認しておくとよい
