「タヌキのポケモンっていないのかな?」と、ふと疑問に思ったことはありませんか?
犬や猫、狐など、様々な動物がモデルのポケモンはたくさんいますが、意外にも「タヌキ」と明言されているポケモンはいないようです。
でも、中には「この子、タヌキっぽい!」と思えるポケモンもいますよね。特にジグザグマは、その見た目からタヌキだと考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなタヌキに似たポケモンたちに焦点を当て、そのモデルや性格を掘り下げていきます。タヌキとよく間違われるアライグマや、他の動物がモチーフの興味深いポケモンについてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
- タヌキがモデルのポケモンは公式にはいないという事実
- タヌキに似ているポケモンの代表格ジグザグマの生態
- タヌキ以外の動物がモデルのポケモンの興味深い背景
- ポケモンSVまで含めた狸っぽいキャラクターの考察
タヌキポケモンの真相に迫る!モデルはいるの?
- 実はいない?タヌキがモデルのポケモン
- タヌキっぽい代表格!ジグザグマは狸?
- ガラルのすがたの分類は「まめだぬきポケモン」
- ジグザグマの好戦的で挑発的な性格とは
- タヌキと似てる?アライグマモチーフのポケモン
実はいない?タヌキがモデルのポケモン

ポケモンの世界には1000種類を超える多くのポケモンが存在しますが、意外なことに「タヌキ」を明確にモデルとしたポケモンはまだ登場していないようです。
犬や猫、鳥、狐、亀といった、私たちにとって身近な動物をモチーフにしたポケモンは数多くいます。例えば、狐がモチーフのポケモンとしてはロコンやキュウコンがいますし、犬がモチーフならガーディやワンパチなどが思い浮かびますよね。亀もゼニガメ系統をはじめ、たくさんいます。
これだけ多くの動物がポケモンになっているのに、なぜかタヌキはまだいないのです。タヌキは日本において非常にポピュラーな動物で、昔話にもよく登場するキャラクターですが、ポケモン界ではまだその座が空席のままです。
一部のファンからは「草タイプの緑のたぬきポケモンはまだかな」「変身能力を持つタヌキポケモンが出てほしい」といった声も上がっており、今後の登場が期待されています。狐モチーフのゾロアークが「イリュージョン」という特性を持っているように、タヌキポケモンにも化ける能力が与えられるかもしれませんね。
このように、多くのファンが待ち望んでいるにもかかわらず、現時点では「このポケモンはタヌキです」と公式に言える存在はいない、というのが結論になります。
タヌキっぽい代表格!ジグザグマは狸?

「タヌキのポケモン」と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが「ジグザグマ」ではないでしょうか。その見た目から、ジグザグマはタヌキをモデルにしていると思われがちですが、実は公式の分類では「まめだぬきポケモン」とされており、タヌキそのものではないようです。
あるブロガーの方も、家族との会話の中で「タヌキのポケモンはいないのでは?」という疑問を持ち、調べてみた結果、やはり存在しないという結論に至ったそうです。その際、ジグザグマはタヌキっぽいけれどクマの仲間だと考えていたようですね。
このように、ジグザグマは多くの人にとって「タヌキに最も近いポケモン」という認識でありながらも、厳密にはタヌキではない、という少し曖昧な立ち位置にいます。
なぜ純粋な「タヌキポケモン」ではなく、「まめだぬきポケモン」という少しひねった分類になっているのかは興味深い点です。もしかしたら、今後のシリーズで本物の「タヌキポケモン」が登場する余地を残しているのかもしれませんね。
いずれにせよ、その愛らしい見た目から、ジグザグマがタヌキっぽいポケモンの代表格であることは間違いないでしょう。
ガラルのすがたの分類は「まめだぬきポケモン」
『ポケットモンスター ソード・シールド』で登場した「ジグザグマ(ガラルのすがた)」は、公式の分類で「まめだぬきポケモン」とされています。タイプは「あく・ノーマル」で、高さ0.4m、重さ17.5kgというスペックです。
この「まめだぬき」という分類が、ジグザグマとタヌキの関係性を考える上で非常に重要なポイントとなります。タヌキそのものではないものの、「たぬき」という言葉が公式に使われている唯一の例と言えるでしょう。
ガラル地方のジグザグマは、他の地方で見られるジグザグマの原種とされています。他の地方のジグザグマが見せるジグザグとした動きは、このガラルのすがたの習性が影響していると言われているんですよ。
落ち着きがなく自由気ままな性格で、草原や森、街中など、ガラル地方のいたるところに生息しているようです。
「まめだぬき」という言葉は、小さいタヌキを指す愛称のようなもので、ジグザグマの小柄で愛らしい姿にぴったりの分類名ですね。この公式設定により、ジグザグマは「ポケモン界で最もタヌキに近い存在」としての地位を確立したと言えるでしょう。
ジグザグマの好戦的で挑発的な性格とは

ジグザグマ(ガラルのすがた)は、その可愛らしい見た目とは裏腹に、非常に好戦的な性質を持っています。
人や他のポケモンを見つけると、まっすぐに突進して挑発する習性があるそうです。この行動は、ポケモン同士の間ではケンカの原因になることが多いようです。
しかし、面白いことに、人間に対して同じように突進しても、多くの人はそれを「じゃれついている」としか思わず、怒らないことが多いのだとか。これにはジグザグマ自身も不満を持っているようです。一生懸命に挑発しているのに、ただ遊んでいるだけだと思われてしまうのは、彼らにとっては心外なのかもしれませんね。
この「見た目とのギャップ」が、ジグザグマのキャラクターをより一層魅力的にしています。ただ可愛いだけでなく、少し生意気で負けん気の強い一面も持っているのです。
このような性格設定は、ガラル地方のジグザグマが「あく」タイプを持っていることとも関連しているのでしょう。自由気ままで、ちょっと喧嘩っ早い。そんなやんちゃな「まめだぬきポケモン」が、ガラル地方のジグザグマなのです。
タヌキと似てる?アライグマモチーフのポケモン

タヌキとよく混同されがちな動物に「アライグマ」がいますが、ポケモンの中にはアライグマをモチーフにしていると思われるキャラクターはいるのでしょうか。
ソース内では、明確に「このポケモンはアライグマがモデルだ」と断定されている情報は見当たりませんでした。しかし、ポケモンのデザインは様々な動物の特徴を組み合わせていることが多いため、アライグマのような特徴を持つポケモンを探してみるのも面白いかもしれません。
例えば、ジグザグマの目の周りの模様や尻尾の縞模様は、アライグマを連想させなくもありません。しかし、前述の通り、ジグザグマ(ガラルのすがた)は「まめだぬきポケモン」と分類されています。
ポケモンのモチーフは非常に多岐にわたります。コブラがモデルのアーボック、センザンコウがモデルのサンドパン、マレーバクがモデルのスリープなど、世界中の様々な動物が元になっています。
これだけ多くの動物がモチーフになっていることを考えると、アライグマがモデルのポケモンが今後登場する可能性も十分に考えられます。タヌキとアライグマ、似ているようで違う二つの動物が、ポケモンの世界でどのように表現されるのか、想像が膨らみますね。
ポケモンの元ネタ!タヌキ以外の動物モチーフも紹介
- キツネがモデルのロコンとキュウコン
- 実はアリジゴクが元ネタのカイロス
- バクがモデルの催眠ポケモン、スリープ
- 意外なモチーフ?コダックはカモノハシ
- ドードーはダチョウ風だけどハトの仲間
キツネがモデルのロコンとキュウコン

タヌキとしばしば対比される動物といえば、キツネですよね。ポケモンの世界には、キツネを明確にモデルとした「ロコン」と「キュウコン」がいます。
ロコンの名前の由来は、おそらく「六」本の尻尾とキツネの鳴き声「コン」を組み合わせたものでしょう。そして、進化系のキュウコンは「九」本の尻尾を持つことから名付けられたと考えられます。
モチーフとなっているのは、日本に生息し、古くから妖怪などの伝承で語られてきたキツネのイメージが強いようです。特に九尾の狐は有名な妖怪であり、キュウコンのデザインに大きな影響を与えていることがうかがえます。
このように、キツネはタヌキと違って、初代から明確なモチーフとしてポケモンに採用されています。タヌキポケモンが登場する際には、このロコンやキュウコンと対になるような存在として描かれるかもしれませんね。
キツネとタヌキ、どちらも化ける能力を持つとされる動物だけに、もしタヌキポケモンが生まれたら、どんな面白い関係性が見られるのか楽しみです。
実はアリジゴクが元ネタのカイロス

大きな2本のツノが特徴的な「カイロス」は、多くの人がクワガタムシをモデルだと思っていますよね。実際、ゲーム内の図鑑での分類も「クワガタポケモン」となっています。
しかし、驚くべきことに、**カイロスの本当のモチーフは「アリジゴク」**なのだそうです。アリジゴクとは、ウスバカゲロウの幼虫のことで、すり鉢状の巣を作って獲物を待つことで知られています。
なぜ、アリジゴクがモチーフなのに分類はクワガタポケモンなのでしょうか。その理由として、アリジゴクという生き物があまり一般的に知られていないため、より分かりやすいクワガタにしたのではないか、という説があります。
確かに、「アリジゴクポケモン」と言われるよりは「クワガタポケモン」の方が、子供たちにもイメージが湧きやすいかもしれませんね。
このように、ポケモンのデザインや設定には、見た目の印象と実際のモチーフが異なるという、興味深い裏話が隠されていることがあります。カイロスの例は、その中でも特に意外性の高いものの一つと言えるでしょう。
バクがモデルの催眠ポケモン、スリープ

初代から登場しているエスパータイプのポケモン「スリープ」は、夢を食べるとされる伝説の生き物「獏(バク)」の子孫だと、昔の図鑑では説明されていました。その特徴的な鼻や姿から、モチーフがバクであることは一目瞭然ですね 。
現実世界のバクの中でも、特に「マレーバク」がモデルではないかと言われています。マレーバクは、アジアに生息する唯一のバクで、体長が2mにもなる大型の動物です。体の色が白と黒のツートンカラーになっているのが大きな特徴で、この点も黄色い体を持つスリープのデザインに影響を与えているのかもしれません。
スリープは夢を食べることが大好きですが、実は好き嫌いがあり、悪い夢を食べるとお腹を壊してしまうそうです。また、食べた夢を他人に見せる能力も持っているのだとか。
夢を食べるという言い伝えと、実際の動物であるバクの姿を組み合わせたスリープは、ポケモンの世界観を象徴するような、ユニークで魅力的なキャラクターと言えるでしょう。
意外なモチーフ?コダックはカモノハシ

いつも頭痛に悩まされているような、どこか間の抜けた表情が愛らしい「コダック」。その名前から「子duck(アヒル)」が由来だと考えられますが、その見た目には「カモノハシ」の特徴も色濃く反映されています。
カモノハシは、アヒルのようなくちばし、ビーバーのような尻尾、そして水かきのある足を持つ、哺乳類でありながら卵を産むという非常に珍しい動物です。コダックの平たいくちばしや、手足の形状は、アヒルというよりカモノハシに近い印象を受けます。
ソース内では、コダックのモチーフについて「あひるだけど、見た目はカモノハシ」とシンプルに言及されています。これは、複数の動物の特徴をかけ合わせて、新しい生き物を生み出すという、ポケモンデザインの面白さを示す良い例です。
アヒルとカモノハシ、どちらか一方に限定するのではなく、両方の魅力を取り入れているからこそ、コダックのような一度見たら忘れられないユニークなキャラクターが生まれたのかもしれませんね。
ドードーはダチョウ風だけどハトの仲間

頭が二つ(進化すると三つ)ある鳥ポケモン「ドードー」と「ドードリオ」。その名前から、モデルは絶滅した鳥である「ドードー鳥」だと思われますよね。
しかし、その見た目は、長い首と足を持つ**「ダチョウ」**のようです。ドードー鳥の復元図は、ずんぐりとした体型をしており、ドードーやドードリオのスラリとした姿とは大きく異なります。
さらに驚くべきことに、現実世界のドードー鳥は、その見た目からは想像もつきませんが、実はハトの仲間(ハト目)に分類される鳥なのです。
つまり、「ドードー」という名前を持ちながら、見た目はダチョウのようであり、その元ネタとなったドードー鳥はハトの仲間である、という非常に面白い関係性が見えてきます。
このように、ポケモンのネーミングやデザインは、単純な元ネタの模倣ではなく、様々な要素が複雑に絡み合って作られていることがわかります。これもまた、ポケモン世界の奥深さの一つですね。
総括:タヌキポケモンはまだいないが、魅力的な狸似ポケモンは存在する
この記事のまとめです。
- 1000種類以上のポケモンがいるが、明確にタヌキをモデルにしたポケモンは公式には存在しない
- 多くのファンがタヌキポケモンの登場を期待している
- 「タヌキっぽいポケモン」の代表格はジグザグマである
- ジグザグマ(ガラルのすがた)の分類は「まめだぬきポケモン」である
- ガラルのジグザグマは他の地方のジグザグマの原種とされている
- ガラルのジグザグマは好戦的で、人やポケモンに突進して挑発する性格である
- 人間はジグザグマの挑発を「じゃれついている」と捉えがちである
- アライグマを明確なモデルとしたポケモンに関する情報は見当たらなかった
- キツネがモデルのポケモンとしてロコンとキュウコンが存在する
- カイロスの分類は「クワガタポケモン」だが、本当のモチーフはアリジゴクである
- スリープのモデルは夢を食べる伝説の生き物「獏」であり、特にマレーバクが元ネタとされる
- コダックはアヒルとカモノハシの両方の特徴を持っている
- ドードーはその名前と裏腹に、見た目はダチョウのようである
- ドードーの元ネタであるドードー鳥は、実はハトの仲間である
- ポケモンのモチーフは、一つの動物だけでなく複数の要素を組み合わせることが多い