『Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモンレジェンズ ゼットエー)』が2025年10月16日に発売されてから、早1ヶ月以上が経過しました。2025年11月下旬現在、ミアレシティでの都市開発事業は順調に進んでいるでしょうか。あるいは、年末の購入を検討中で「実際のところ、今作は本当に面白いの?」と、プレイヤーの生の声を探している最中かもしれません。
本作は、シリーズ初となる「完全都市型オープンワールド」や、待望の次世代機「Nintendo Switch 2」への完全対応など、ゲームフリークの新たな挑戦が詰め込まれた意欲作です。発売直後はサーバーが混み合うほどの熱狂でしたが、1ヶ月経った今こそ、冷静な視点でその真価を問うことができる時期と言えます。
この記事では、実際に150時間以上プレイして分かった本作の革新的な「面白さ」の正体、復活したメガシンカによる対戦環境の激変、そして12月10日に配信が決定した大型DLC「M次元ラッシュ」の最新情報について、徹底的に解説します。
- 舞台は「ミアレシティ」一箇所のみだが、地下から屋上まで広がる多層構造により、探索の密度と没入感は過去最高クラス
- メガセグレイブやメガゼラオラに加え、DLCでメガライチュウ等の実装も判明し、戦略の幅が無限に広がっている
- Nintendo Switch 2版では4K・60fpsの描画に対応し、実写のような質感とヌルヌル動くアクションでポケモンと触れ合える
- 12月10日配信のDLC「M次元ラッシュ」では、幻のポケモン「フーパ」や異次元空間が登場し、物語の謎が解明される
面白いと評判の『レジェンズZ-A』がもたらした4つの革命的進化
これまでのポケモンシリーズは、広大な地方を旅してジムバッジを集める「横の移動」が主軸でした。しかし、本作『Z-A』はその常識を覆し、ひとつの巨大都市「ミアレシティ」を徹底的に掘り下げる「縦の探求」という手法をとっています。この大胆な構造変更がどのような「面白さ」を生み出したのか、そしてハードウェアの進化が遊びにどう影響しているのか、4つの視点から詳細に解説します。
- 完全都市型オープンワールドが生む「探索」の没入感
- 待望の復活を遂げた「メガシンカ」と新メガポケモンの脅威
- Switch 2版で体験する「4K・60fps」の圧倒的映像美
- アクションとステルスが融合した新しい「捕獲・バトル」体験
完全都市型オープンワールドが生む「探索」の没入感

本作最大の特徴であり、発売前には「街だけでは狭くてすぐに飽きるのではないか」という懸念の声も聞かれたのが、「冒険の舞台がミアレシティの中に限定されている」という点です。しかし、実際に蓋を開けてみれば、その懸念は杞憂どころか、むしろ「広すぎて迷う」という嬉しい悲鳴に変わりました。
ミアレシティは、単なる平面のマップではありません。薄暗い地下水道から賑やかな地上の大通り、オフィスビルの内部、そして雲を突くような高層ビルの屋上や空中庭園に至るまで、極めて複雑で立体的な「多層構造」として設計されています。ライドポケモン「オンバーン」や「クレベース(ヒスイのすがた)」を駆使してビルの壁面を駆け上がり、屋上から滑空して室外機の裏に隠されたアイテムを見つける楽しさは、前作『アルセウス』の自然探索とは全く異なる、パルクールのような爽快感があります。
また、街中には人間とポケモンが共生する様子が狂気的なまでの解像度で描写されており、カフェのテラス席でくつろぐマダムとトリミアンや、路地裏でゴミを漁るヤブクロンたちの生態を観察するだけでも時間が溶けていきます。「狭い」のではなく「密度が凄まじい」というのが、実際にプレイしたトレーナーの共通認識でしょう。都市開発が進むにつれて建設中のバリケードが撤去され、行けるエリアが広がり、景色が変化していく「ライブ感」も、本作特有の面白さと言えます。特に夜のネオン街の美しさは必見で、フォトモードだけで数時間を費やすプレイヤーが続出しています。
待望の復活を遂げた「メガシンカ」と新メガポケモンの脅威

『ポケットモンスター X・Y』の舞台であるカロス地方への再訪ということで、多くのファンが長年待ち望んでいた「メガシンカ」の復活がついに実現しました。しかも、単なる過去要素の再録にとどまらず、本作では新たなポケモンたちがメガシンカの力を手に入れ、対戦環境を席巻しています。
特筆すべきは、パルデア地方の600族であるセグレイブのメガシンカ、「メガセグレイブ」の登場です。もともと高かった攻撃性能に加え、特性が「フリーズスキン」の上位互換である「絶対零度(自身の氷技の威力が上がり、相手の氷耐性を貫通する)」に変化し、耐久面も防御・特防が底上げされたことで、ランクバトルの使用率ランキングで1位を独走しています。また、幻のポケモンであるゼラオラにも「メガゼラオラ」という新たな姿が与えられ、素早さ種族値がレジエレキに迫る数値まで上昇したその圧倒的なスピードは、多くのトレーナーを驚愕させました。
さらに、長年メガシンカを熱望されていたチリーンやフライゴンといったポケモンたちにもスポットライトが当たっており、愛着のあるポケモンが新たな姿で活躍するのを見るのは、古参ファンにとっても新規プレイヤーにとっても格別の「面白さ」です。メガストーンを集めるためのサブクエストも充実しており、それぞれのポケモンとトレーナーの絆を描いたミニストーリーは涙なしには見られません。どのポケモンを軸にするかというチーム構築の楽しさが、本作で再び最高潮に達しています。
Switch 2版で体験する「4K・60fps」の圧倒的映像美

本作はNintendo Switchと、2025年に登場した次世代機「Nintendo Switch 2」の縦マルチタイトルとして発売されましたが、Switch 2版でプレイした際の映像体験は、まさに「次世代のポケモン」と呼ぶにふさわしいものです。
4K解像度に対応したことで、ポケモンの質感表現が劇的に向上しています。リザードンの皮膚の爬虫類特有の細かな凹凸、サーナイトのドレスのような滑らかな布の質感、そしてギルガルドやハッサムといった金属質のポケモンたちの光沢などが、まるでそこに実在するかのようなリアリティで描かれています。特に雨天時の路面の反射や、技を放った際のパーティクル(粒子)表現の美しさは、これまでのシリーズとは一線を画しています。
さらに重要なのが、60fps(フレームレート)への完全対応です。これにより、バトルのエフェクトやポケモンの動きが驚くほど滑らかになり、アクション要素の強い本作の操作性が格段に向上しています。特に、高速で移動するライドポケモンに乗っている際や、エフェクトが飛び交うレイドバトルの最中でも画面がカクつくことなく、ストレスフリーで没入感を維持できます。「映像が綺麗になるだけで、これほど面白さが変わるのか」という感動は、Switch 2版プレイヤーの特権と言えるでしょう。現行のSwitch版でも最適化は行われていますが、Switch 2版のロード時間の短さと快適さを一度味わってしまうと、戻れないほどのインパクトがあります。
アクションとステルスが融合した新しい「捕獲・バトル」体験

『レジェンズ』シリーズの醍醐味である「アクション要素」も、都市という環境に合わせて独自の進化を遂げています。見晴らしの良い草原とは異なり、障害物の多い都市部では、物陰に隠れて接近する「ステルス」の重要性が極めて高まっています。
ビルの角から「こっそりスプレー」を使って様子を伺い、気付かれないように背後からヘビーボールを投げる緊張感は、まるでスパイ映画のような面白さがあります。また、野生のポケモンたちも都市環境に適応しており、ゴミ箱の中から飛び出してきたり、看板の裏に擬態していたり、あるいはマンホールの下から突然襲いかかってきたりと、プレイヤーの意表を突く行動をとります。これに対抗するため、プレイヤー側も「スモークボール」で視界を遮ったり、「ねばりだま」で足止めしたりと、道具を駆使した戦術が求められます。
バトルにおいては、相手の攻撃を回避しながら隙を見てポケモンを繰り出すアクション性が健在ですが、今回は狭い路地や屋内での戦闘も頻繁に発生するため、位置取りが勝敗を分ける重要な要素となっています。壁を利用して攻撃を避けたり、高所からの落下攻撃を仕掛けたりと、地形を活かした戦術が組めるようになったことで、単調なコマンドバトルとは一線を画す、動的なバトルの面白さが生まれています。アクションが苦手な人のための「アシストモード」も充実していますが、操作に慣れれば、トレーナー自身のプレイスキルで格上の「オヤブン」を翻弄する快感を味わうことができるでしょう。
面白いだけじゃない!今後さらに広がる「Z-A」の深淵
発売から1ヶ月が経ち、メインストーリーをクリアしてエンドロールを見たトレーナーも増えてきましたが、『レジェンズZ-A』の世界はまだ底を見せていません。クリア後に解禁されるやり込み要素や、12月に予定されている大型DLC、そして本格化する対戦環境など、数年にわたって長く遊び続けられる設計がなされています。ここでは、クリア後もプレイヤーを惹きつけてやまない、本作の奥深い要素について解説します。
- 12月配信DLC「M次元ラッシュ」への期待と予測
- ランクバトル報酬調整と対戦環境の変化
- 過去作『アルセウス』との比較で見える進化点
- 「異次元ミアレ」というミステリー要素の解明
12月配信DLC「M次元ラッシュ」への期待と予測

2025年12月10日(水)に配信が決定している有料DLC「M次元ラッシュ(エムじげんラッシュ)」は、本作の評価をさらに押し上げる重要なコンテンツとして、世界中のトレーナーから注目されています。
公式サイトや11月19日に公開された最新トレーラーからは、「異次元ミアレ」と呼ばれる歪んだ空間を舞台に、幻のポケモン「フーパ」が関わる新たなストーリーが展開されることが判明しています。タイトルにある「M」は「Mega(メガ)」と「Multiverse(多元宇宙)」のダブルミーニングではないかと考察されており、並行世界のミアレシティを探索するという設定に期待が高まっています。
また、このDLCではさらなる新メガシンカポケモンの追加も確定しており、すでに「メガライチュウ(X・Yの2種)」や「メガカイリュー」の実装がアナウンスされています。特にメガライチュウは、原種ライチュウがついに日の目を見るとあって、ピカチュウ一族のファンからは歓喜の声が上がっています。本編のボリュームだけでも十分満足できる内容ですが、発売からわずか2ヶ月足らずで大型拡張が供給されるスピード感は、プレイヤーの熱量を冷まさないための素晴らしい戦略です。年末年始の休暇をこの「M次元ラッシュ」に費やすトレーナーが続出することは間違いありません。
ランクバトル報酬調整と対戦環境の変化

前作『アルセウス』にはなかった要素として、本作では本格的なインターネット対戦(ランクバトル)が実装されています。11月26日からは待望の「シーズン3」が開幕予定で、上位入賞者にはブリガロンのメガストーンである「ブリガロンナイト」が先行配布されることが発表されました。
11月6日の更新データVer.1.0.2では、ランクバトルの報酬バランス調整が行われ、勝利時にもらえる「都市開発ポイント(CP)」が増加しました。これにより、対戦勢だけでなく、街づくりアイテムを集めたいライト層もバトルに参加する意義が生まれ、対戦人口が大きく活性化しています。シーズン2では参加賞として「ゲッコウガナイト」が配布されたこともあり、多くのプレイヤーがランクマッチに挑戦しました。
現在の対戦環境は、新メガシンカポケモンと、過去作から連れてきたポケモン(ポケモンHOME連携済み)が入り乱れるカオスな状況ですが、それこそが面白さの核となっています。特に、メガシンカ枠を「メガセグレイブ」のようなパワー型にするか、「メガミミロップ」のようなスピード型にするかという読み合いが熱く、選出画面での駆け引きだけで数分間悩めるほどの奥深さがあります。また、都市の地形を利用した「フィールドギミック」が一部のルールで採用されており、雨が降りやすいエリアや、エレキフィールドが常時発生している発電所エリアなど、場所を選んで対戦を申し込むという新しい戦略も生まれています。
過去作『アルセウス』との比較で見える進化点

多くのプレイヤーが比較対象とする前作『Pokémon LEGENDS アルセウス』ですが、本作『Z-A』は単なる続編ではなく、システム面で多くの改良が施され、より洗練されたゲーム体験を提供しています。
最も大きな進化点は「UI(ユーザーインターフェース)の快適化」です。ライドポケモンの切り替えがより直感的になり、十字キーだけで瞬時に陸・海・空のライドを使い分けられるようになりました。また、アイテムクラフトもメニューを開かずにワンボタンで行えるショートカット機能が追加され、戦闘中でもスムーズに回復アイテムを作成可能です。これにより、探索のテンポが削がれることなく、スムーズにゲームに没頭できるようになりました。
また、図鑑タスクの仕様も大幅に見直されています。前作では同じポケモンを何十匹も捕まえる等の単純な反復作業が多く求められましたが、今回は「ポケモンの特定の行動(あくび、捕食など)を観察する」「特定の場所で写真を撮る」といった、より生態観察に重きを置いたタスクが増えています。これにより、作業感が減り、純粋にポケモンという生き物を知る楽しさが強化されました。「アルセウスは面白かったけど、同じ作業の繰り返しが辛かった」という人こそ、本作の洗練されたシステムと、生き生きとしたポケモンたちの姿に触れてみるべきです。
「異次元ミアレ」というミステリー要素の解明

本作のストーリーには、SFチックなミステリー要素が強く盛り込まれており、従来のシリーズとは一味違う大人向けのシナリオが高く評価されています。物語の中盤から存在が明かされる「異次元ミアレ」は、我々が知るミアレシティとは似て非なる、幾何学的に歪んだ奇妙な空間です。
なぜミアレシティだけが切り取られたような世界なのか、なぜタイトルが「Z(終わり)」と「A(始まり)」なのか。メインストーリーをクリアすることで、「ジガルデ・パーフェクトフォルム」が関わる一応の決着はつきますが、多くの謎が意図的に残されています。これらは、マップの至る所に隠された「アンノーン文字の記録」や、古い石碑のデータを集めることで少しずつ背景が見えてくる「フロム・ソフトウェア作品」のような考察型の作りになっており、考察好きのプレイヤーにとってはたまらない「面白さ」を提供しています。
街の住人たちの会話が日を追うごとに変化し、開発が進むにつれて逆に不穏な噂話をするようになる演出など、細かいテキストにも伏線が張られています。12月のDLC「M次元ラッシュ」ですべての謎が解けるのか、それともさらなる謎が深まるのか。ただポケモンを捕まえるだけでなく、世界の構造そのものを解き明かす知的興奮も、本作が幅広い年代に支持されている理由のひとつです。
総括:レジェンズZ-Aは都市と進化が織りなす「面白い」の最高到達点
- ポケモン最新作『レジェンズZ-A』は、発売から1ヶ月で多くの革命的な面白さを証明した
- 舞台をミアレシティ一箇所に絞ることで、過去作にはない高密度で立体的な探索を実現している
- Switch 2版では4K・60fpsの映像美により、実写のような没入感でポケモン世界を楽しめる
- メガセグレイブやメガゼラオラなど、環境を揺るがす新メガシンカポケモンが多数実装された
- アクション性が増した捕獲システムは、都市部ならではのステルス要素と融合し進化している
- ランクバトルの実装により、ストーリークリア後も対戦ゲームとして長く遊べる設計である
- 11月のアップデートで対戦報酬が改善され、初心者でも参加しやすい環境が整った
- 12月10日配信のDLC「M次元ラッシュ」ではメガライチュウ等の追加やフーパの物語が展開される
- 図鑑タスクは作業感が軽減され、ポケモンの生態観察を楽しむ方向に調整されている
- 異次元ミアレを取り巻くSFミステリー要素が、考察好きのプレイヤーを熱狂させている
- UIや操作性が前作『アルセウス』から大幅に改善され、ストレスフリーな冒険が可能
- 街の景色が開発によって変化するライブ感は、本作ならではの唯一無二の体験である
- シーズン3のランクマッチ報酬で「ブリガロンナイト」が入手可能になるなど運営も活発
- アクションが苦手な人への救済措置もあり、幅広い層が「面白い」と感じられるバランス
- まだプレイしていないなら、DLC配信前の今こそがミアレシティへ飛び込む絶好の機会である

