「ポケモン言えるかな?」で忘れてるポケモンは誰?ミュウ論争の正体と言えない全国調査

「ポケモン言えるかな?」で忘れてるポケモンは誰?ミュウ論争の正体と言えない全国調査

「ポケモン言えるかな?」という歌を聞いたことがある人は多いはずです。ポケモンアニメとともに育った世代にとって、あのリズムに乗ったポケモンの名前の羅列は、今でも頭の中で流れるくらいなじみ深い一曲でしょう。

でも、歌をよく聞いてみると「あれ?ちょっと待って!もしかして、もう1匹忘れてない?」という謎めいたフレーズが登場します。いったい誰を忘れているというのでしょうか?そしてその「忘れてるポケモン」をめぐっては、当時の小学生の間でひとつの論争が巻き起こっていました。

この記事では、「ポケモン言えるかな?」の歌が誕生した背景と、ミュウをめぐる論争の詳細をていねいに解説します。

さらに「全ポケモン言えるかな?」ゲームに挑戦した記録もまとめています。カントー地方からパルデア地方まで、地方ごとにどのポケモンが言えないのかも紹介するので、自分で挑戦する前の参考にもなるはずです。

この記事のポイント
  • 「ポケモン言えるかな?」は1997年にリリースされた、初代150匹の名前を歌う楽曲
  • 歌詞の「もしかして1匹忘れてない?」はミュウの存在を暗示している
  • 「最後に小声でミュウと言っている」論争は、公式PVが火種になったとの見方がある
  • 「全ポケモン言えるかな?」ゲームでは1025匹中、カントーが最も思い出しやすい
目次

名曲「ポケモン言えるかな?」と忘れてるポケモン ー ミュウ論争の全貌

  • 「ポケモン言えるかな?」はどんな曲?誕生と爆発的なヒット
  • 歌詞に込められた「もしかして1匹忘れてない?」と忘れてるポケモンの正体
  • 「最後に小声でミュウと言っている」論争とPVの秘密

「ポケモン言えるかな?」はどんな曲?誕生と爆発的なヒット

「ポケモン言えるかな?」はどんな曲?誕生と爆発的なヒット

「ポケモン言えるかな?」は、1997年にアニメ版主題歌「めざせポケモンマスター」のB面としてリリースされた楽曲です。作詞は戸田昭吾、作曲はたなかひろかずが担当しています。

内容は初代『ポケモン』に登場する150匹のポケモンの名前をリズミカルに歌っていくというもので、当時の小学生たちの間で一大ブームを巻き起こしました。「Hello Kids! キミはもう、たっぷりポケモンつかまえた?」という挑戦的な冒頭から始まり、「ポケモン151匹つかまえたキミも、まだまだのキミも、『ポケモン言えるかな?』に挑戦だ!」と続きます。このフレーズは、当時ゲームをやり込んでいたキッズの心をつかんだことでしょう。

ピカチュウ・カイリュー・ヤドラン・ピジョン……と続くポケモン名の羅列は、今の大人がポケモンの名前を記憶しているのは、この歌のおかげといっても過言ではないと言われるほどの影響力を持っています。テンポよく並べられた名前は自然と頭に刻まれていき、ゲームを持っていない子どもでさえポケモンに詳しくなるほどでした。

その後も「金・銀」が発売された後には「ポケモン言えるかなneo?」がリリースされ、さらに『ポケットモンスター ベストウイッシュ』のエンディングテーマとして「ポケモン言えるかな? BW」もリリースされるなど、世代をまたいでの「言えるかな?」シリーズが続いています。「BW」版では、イッシュ地方の新ポケモンたちをつるの剛士が歌う形式で展開されました。こうした形で何世代にもわたって受け継がれているのが、この曲の根強い人気を物語っているといえるでしょう。

歌詞に込められた「もしかして1匹忘れてない?」と忘れてるポケモンの正体

歌詞に込められた「もしかして1匹忘れてない?」と忘れてるポケモンの正体

「ポケモン言えるかな?」のクライマックスは、ハクリュー・ミュウツー・キュウコン・スピアー・ベロリンガ!と続き、バタフリー・ダグトリオ・ニドキング・オムスター……モルフォン・カメール・ウインディ・フリーザー、そして「オコリザル!」で一気に150匹を歌い上げます。

曲が締めに差し掛かった頃、「ラ・ラ・ラ 言えたかな? き・みは言えたかな?」のサビを繰り返した後、最後にこのフレーズが入ります。「OKIDOKI! Now that’s the way to say it. あれ?ちょっと待って!もしかして、もう一匹忘れてない?」という歌詞です。

本来、この曲に歌われているのは「150匹」です。しかし歌詞の冒頭では「ポケモン151匹つかまえたキミも」と明言されており、151匹目の幻のポケモン・ミュウの存在が意識されていることは明らかです。「もしかして、もう一匹忘れてない?」という問いかけは、まさにミュウの存在を暗にほのめかすものでありながら、ミュウの名前は明記されていません。

つまり、歌詞の「忘れてるポケモン」とはミュウのことを指しているとするのが自然な読み解き方といえます。歌の中では名前は出さず、「もしかして、もう1匹忘れてない?」と問いかける形式で、151匹目の幻のポケモン・ミュウの存在をほのめかしているわけです。

「最後に小声でミュウと言っている」論争とPVの秘密

「最後に小声でミュウと言っている」論争とPVの秘密

大ヒットを記録した初代「ポケモン言えるかな?」において、当時の小学生のなかで小さな論争を巻き起こしていた問題がありました。それが「最後にミュウと言っているかどうか」問題です。

「耳を澄ますと小声で最後にミュウと言っている」と主張する派閥が出現したのです。この主張は、「オコリザル!」まで歌い上げてサビが繰り返された後、レイモンドのMCが終わり音楽が鳴り止むタイミングで微かに「息を吸うような音」が聞こえる、というものでした。その音こそが「ミュウ」と言っている箇所だという主張に、当時の子どもたちはそれなりに納得していたようです。

しかし大人になって聞き直してみると、普通にビートの余韻としか思えないとの声もあります。少なくとも人の声ではなさそうであり、「ミュウと言っている」という主張は勘違いだったと考えるのが妥当、との見方が示されています。

では、なぜそのような勘違いが発生してしまったのでしょうか。「ポケモン言えるかな?」には、CDとは別に公式のPVが存在します。そのPVはポケモンの名前と一緒に、そのポケモンのカードが表示されるというものでした。「ミュウと言っている派」の子たちは、どうやらこのPVを観ていたようです。というのも、このPVの最後に、一瞬だけ「ミュウ」のカードが映り込むのです。これと先ほどの「息を吸うような音」が合わさり、自然と「曲中でもミュウと言っている」という勘違いが発生してしまったのではないか、とされています。

真剣な論争を巻き起こすほどに、当時の小学生の間で「ポケモン言えるかな?」が爆発的に流行していたことだけは確かでしょう。

「全ポケモン言えるかな?」に挑戦!地方別に見る言えないポケモン

  • 「全ポケモン言えるかな?」ゲームとは?挑戦の概要
  • カントー・ジョウト地方で言えなかったポケモン
  • ホウエン・シンオウ地方で言えなかったポケモン
  • イッシュ地方以降で急増する言えないポケモンと全挑戦の総合結果

「全ポケモン言えるかな?」ゲームとは?挑戦の概要

「全ポケモン言えるかな?」ゲームとは?挑戦の概要

「全ポケモン言えるかな?ゲーム」は、全ポケモン1025匹を答えるタイムアタッククイズゲームです。非公式の2次創作ゲームであり、自分の記憶だけを頼りにポケモンの名前を次々と入力していくという内容になっています。

地方ごとに挑戦できる形式になっており、まずはカントー地方の151匹からスタートして、ジョウト・ホウエン・シンオウ・イッシュ・カロス・アローラ・ガラル・パルデアと続いていきます。図鑑No.のない「難しい版」も存在し、こちらは答えた順に上から埋まっていく仕様になっているとのことです。

このゲームを実際に遊んだ感想として、「1匹思い出せれば、その進化系はいける」という傾向が語られています。つまり取っ掛かりとなる1匹を思い出せるかどうかが鍵になるわけです。逆に言えば、進化前の名前が出てこないと進化系もまとめて思い出せないという難しさもあります。

また「幼少期に好きだったものの記憶の定着率がすごい」という声もあり、カントー地方に至っては15分で150匹を思い出せるケースもあるようです。顔(アイコン)を見れば思い出せるのに名前が出てこない、というポケモンも多く、名前の記憶力に特化したチャレンジならではの難しさが楽しめます。

カントー・ジョウト地方で言えなかったポケモン

カントー・ジョウト地方で言えなかったポケモン

カントー地方は151匹中150匹が言えた、という記録があります。言えなかったポケモンはバリヤードの1匹のみで、最後まで残ったのはタッツー・シードラ・メタモンだったとのこと。メタモンはお気に入りのポケモンのはずなのに思い出せなかったという声もあり、好きなポケモンでも名前が出にくいことがあるようです。

一番得意なカントー地方でも150匹しか言えなかった……と振り返る声があるように、わずか1匹の見落としが悔しいところです。15分という制限時間で150匹を思い出すというのも、なかなかのプレッシャーでしょう。

続くジョウト地方は100匹中85匹が言えた(15匹言えなかった)という結果でした。言えなかった代表例としては、メリープ・モココ・デンリュウ、ハネッコ・ポポッコ・ワタッコ、ヤドキング、ソーナンス、キリンリキ、ツボツボ、デリバード、エアームド、ゴマゾウ、ドンファン、ドーブルが挙げられています。

特にソーナンスが出てこなかったのは意外だったとの感想があります。また今日たまたま自分のnote記事でドーブルを見たばかりなのに出てこなかった、という声もあり、直前に見た情報でさえ名前としては出てきにくいという記憶の難しさが垣間見えます。

ホウエン・シンオウ地方で言えなかったポケモン

ホウエン・シンオウ地方で言えなかったポケモン

ホウエン地方は135匹中116匹が言えた(19匹言えなかった)という結果でした。言えなかった代表例には、アメタマ・アメモース、ゴニョニョ・ドゴーム・バクオング、アサナン・チャーレム、バネブー・ブーピッグ、ドジョッチ・ナマズン、ヘイガニ・シザリガー、ヒンバス・ミロカロス、ポワルン、ユキワラシ・オニゴーリ、ラブカスが挙げられています。

言えなかった数は多いものの、分母(135匹)を考えれば言えた方だという自己評価もあります。またラティ兄妹がギリギリまで思い出せなくて焦ったとのこと。準伝説・伝説・幻ポケモンはパーフェクトでありたいという気持ちがある分、焦りも大きくなるようです。「ユウキリンリン ゲンキハツラツ……」という何かの語呂合わせからアブソルを思い出した、というエピソードも残っています。

シンオウ地方は107匹中92匹が言えた(15匹言えなかった)という記録です。言えなかった代表例には、チェリンボ・チェリム、リーシャン、マネネ、ペラップ、ミカルゲ、スコルピ・ドラピオン、ジバコイル、ドサイドン、マンムー、ポリゴンZ、エルレイド、ダイノーズ、ロトムが挙げられています。

おそらく一番よく遊んだシリーズだけに、もっと記録を伸ばしたかったという悔しさもあったようです。特にギラティナがギリギリまで思い出せなかったのには驚きがあったとのこと。プラチナを4回以上クリアしていたはずなのに、という反省の声も印象的です。

なお、アローラ・GO地方では88匹中70匹が言えた(18匹言えなかった)という結果も報告されています。言えなかったポケモンにはイワンコ・ルガルガン、ネマシュ・マシェード、エンニュート、ヌイコグマ・キテルグマ、ナマコブシ、タイプ:ヌル・シルヴァディ、ネッコアラ、バクガメス、ジジーロン、ダダリン、コスモッグ・コスモウム、マギアナ、マーシャドーが挙げられています。

イッシュ地方以降で急増する言えないポケモンと全挑戦の総合結果

イッシュ地方以降で急増する言えないポケモンと全挑戦の総合結果

イッシュ地方は156匹中109匹が言えた(47匹言えなかった)という記録で、全地方の中で最も多い言えなかった数となりました。言えなかった代表例には、マメパト・ハトーボー・ケンホロウ、シママ・ゼブライカ、モグリュー・ドリュウズ、タブンネ、ドッコラー・ドテッコツ・ローブシン、ドレディア、ズルッグ・ズルズキン、プロトーガ・アバゴーラ、アーケン・アーケオス、ヤブクロン・ダストダス、ゾロア・ゾロアーク、チラーミィ・チラチーノ、コアルヒー・スワンナ、バニプッチ・バニリッチ・バイバニラ、プルリル・ブルンゲル、ママンボウ、バチュル・デンチュラ、キバゴ・オノンド・オノノクス、コジョフー・コジョンド、クリムガン、コマタナ・キリキザン、バッフロン、ワシボン・ウォーグル、バルチャイ・バルジーナが挙げられています。

「ポケモン言えるかな?BW」を歌ってみたけれど最初と最後しかわからなかった、という声もあり、イッシュ地方の難しさが際立ちます。姿(イラスト)は脳裏に浮かんでいるのに名前が出てこないポケモンも多く、「クラゲ……ッ!」と呟きながら悩んだエピソードも印象的です。

カロス地方は72匹中53匹が言えた(19匹言えなかった)という結果です。ニンフィアが全く出てこなかったのが意外だったとの感想もあり、存在を忘れていたというコメントも残っています。ガラル・ヒスイ地方では96匹中57匹(39匹言えなかった)、パルデア地方では120匹中60匹(なんと60匹も言えなかった)という結果でした。最新作であるパルデア地方は記憶が定着しにくいという声もあり、発売から年数が経っていても記憶の定着には個人差があるようです。

全地方を通じた合計では、全1025匹中792匹が言えた、233匹が言えなかったという記録になっています。792匹を思い出せるのは相当な数であり、カントー地方に至っては15分で150匹を思い出すという記録も含まれます。幼少期に好きだったポケモンへの記憶の定着率の高さが、改めて感じられる結果といえるでしょう。

「ポケモン言えるかな?」で忘れてるポケモンとミュウ論争、全匹挑戦の記録まとめ

この記事のまとめです。

  • 「ポケモン言えるかな?」は1997年にアニメ版主題歌「めざせポケモンマスター」のB面としてリリースされた
  • 作詞は戸田昭吾、作曲はたなかひろかずが担当している
  • 初代ポケモンに登場する150匹の名前をリズミカルに歌う楽曲で、当時の小学生の間で一大ブームとなった
  • 歌詞末尾の「もしかして、もう一匹忘れてない?」は、151匹目の幻のポケモン・ミュウの存在を暗示している
  • 歌の中でミュウの名前は明記されておらず、「忘れてるポケモン」として示唆される形になっている
  • 当時の小学生の間で「最後に小声でミュウと言っている」という論争が局所的に巻き起こった
  • 「ミュウを言っている」という主張は、音楽が鳴り止むタイミングで聞こえる「息を吸うような音」を根拠としていた
  • 公式PVの最後に一瞬だけミュウのカードが映り込むため、PVを観ていた子どもに勘違いが生まれたとの見方がある
  • 「全ポケモン言えるかな?ゲーム」は全1025匹を答えるタイムアタッククイズの非公式2次創作ゲーム
  • カントー地方では151匹中150匹が言えたが、バリヤードが最後まで出てこなかったという報告がある
  • ジョウト地方では100匹中85匹が言えた(15匹言えなかった)で、ソーナンスやドーブルが出てこなかった
  • ホウエン地方は135匹中116匹(19匹言えなかった)、シンオウ地方は107匹中92匹(15匹言えなかった)
  • イッシュ地方は156匹中109匹で最も多い47匹が言えず、新世代ポケモンほど言えない数が増える傾向がある
  • パルデア地方は120匹中60匹と半数が言えなかった。最新作ほど記憶が定着しにくいようだ
  • 全地方合計では1025匹中792匹が言えた、233匹が言えなかったという記録になっている
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この記事を書いた人

初代ポケモン発売当時からのゲーマー。
発売から29周年にもなる超大ヒットゲームになるとは・・・
旧作から最新版まで、かゆいところにも手が届く情報発信を心がけています。

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