「ポケモンGOプラスが販売終了したのはなぜ?」と疑問に思っていませんか。
かつて多くのトレーナーに愛用されたこのデバイスは、実は後継機である「モンスターボールプラス」や最新の「ポケモンGOプラス+」の登場により、その役目を終えました。
この記事では、初代GOプラスがなぜ生産されなくなったのか、その理由と背景を深く掘り下げます。
さらに、後継機たちがどのように進化したのかを機能面で徹底比較し、今どのデバイスを選ぶべきか、あなたのプレイスタイルに合わせた最適な答えを導き出します。
- 初代ポケモンGOプラスが販売終了した明確な理由
- 後継機「モンスターボールプラス」との機能の違い
- 最新機種「ポケモンGOプラス+」の革新的な機能
- 3つのデバイスの性能を比較し、今買うべき一台がわかる
ポケモンGOプラスが販売終了した理由と現在の状況
- そもそも「ポケモンGOプラス」とは?初代の機能
- 販売終了の公式発表は?なぜ生産されなくなったか
- 初代GOプラスが抱えていた3つの限界点
- 現在の入手方法とサポート状況について
そもそも「ポケモンGOプラス」とは?初代の機能

「ポケモンGOプラス(Pokémon GO Plus)」は、2016年9月に発売された、スマートフォンを見ずに『Pokémon GO』を遊ぶための画期的なデバイスでした。その最大の目的は、歩きスマホを防ぎ、安全かつ快適にポケモン探しの旅を楽しめるようにすることにありました。トレーナーの皆さんも、当時はこのデバイスを着けて街を歩いた思い出があるかもしれませんね。
主な機能は非常にシンプルです。近くにポケモンが出現すると本体が振動し、ランプが緑色か黄色に点滅します。この時に中央のボタンを押すことで、モンスターボールを1つだけ使って捕獲に挑戦できました。また、ポケストップが範囲内に入ると青く点滅し、ボタンを押せば道具を回収することができました。
スマートフォンの画面を閉じたバックグラウンド状態でも、タマゴの孵化や相棒ポケモンのアメに必要な距離がカウントされる点も、多くのトレーナーにとって大きな魅力でした。このデバイスの登場は、『Pokémon GO』を日常生活により深く溶け込ませる「ながらプレイ」という新しいスタイルを確立し、その後の後継機開発の礎を築いたと言えるでしょう。
販売終了の公式発表は?なぜ生産されなくなったか

「ポケモンGOプラスの販売が終了した」という明確な公式発表があったわけではありません。そのため、いつの間にか見かけなくなったと感じている方も多いでしょう。実は、このデバイスは特定の発表をもって生産終了となったのではなく、より高性能な後継機の登場によって、市場での役割を終え、段階的に生産・販売が縮小されていきました。
発売当初、その人気から品薄状態が続き、任天堂が追加生産の告知を行うほどでした。しかし、その後に登場した2つの後継機が、初代の販売終了を決定づけることになります。2018年には『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』と連動する「モンスターボールプラス」が、そして2023年には決定版とも言える「ポケモンGOプラス+」が発売されました。
これらの新しいデバイスは、初代が抱えていた課題を解決し、さらに便利な機能を搭載していました。市場の需要が新しいモデルへと移行するのは自然な流れであり、メーカーとしても旧モデルの生産を続ける理由がなくなったのです。これは製品の欠陥ではなく、技術の進化に伴う正常な世代交代の結果と言えるでしょう。
初代GOプラスが抱えていた3つの限界点

多くのトレーナーに愛された初代「ポケモンGOプラス」ですが、今日の視点から見るといくつかの明確な限界点がありました。これらが後継機で改善されることになり、結果的に世代交代を促す要因となりました。
第一に、操作がすべて手動であった点です。ポケモンが出現するたび、ポケストップを回すたびに、必ず本体のボタンを押す必要がありました。これは、完全な「ながらプレイ」を阻害する要因であり、特に多くのポケモンが出現するイベント時などには煩わしさを感じる場面もありました。
第二に、使用できるボールがモンスターボールのみに限定されていたことです。スーパーボールやハイパーボールは使えないため、捕獲率の低いポケモンやCPの高いポケモンには逃げられる可能性が高く、効率の面で課題がありました。
そして第三に、接続と電源の利便性です。接続は1時間ごとに自動で切断される仕様で、再接続するには本体のボタンを直接押す必要がありました。また、電源は交換式のコイン電池(CR2032)だったため、電池が切れるたびに購入する手間とコストがかかりました。これらの点は、後継機で充電式バッテリーやアプリ内からの再接続機能が採用されることで、劇的に改善されることになります。
現在の入手方法とサポート状況について

現在、初代「ポケモンGOプラス」は公式には販売されておらず、新品を手に入れることは極めて困難です。もし見かけるとすれば、それはオンラインのマーケットプレイスやオークションサイトなどに出品されている中古品や、業者による転売品がほとんどでしょう。しかし、これらの商品は価格が高騰しているケースが多く、製品保証もありません。
また、公式のサポート状況についても考慮が必要です。Niantic社は、『Pokémon GO』を最新の技術に対応させるため、古いOSのサポートを順次終了する方針を採っています。例えば、2025年7月には32ビットのAndroid端末のサポートが終了することが発表されています。
これは、開発リソースを新しい技術に集中させるための措置です。この方針からも、発売から長年経過した初代GOプラスに対して、積極的なソフトウェアアップデートや不具合修正が行われる可能性は低いと考えられます。機能が古く、価格も割高で、サポートも期待できない現状を考えると、今からあえて初代GOプラスを探して購入することは、賢明な選択とは言えないでしょう。
ポケモンGOプラスシリーズの進化と比較
- 最初の後継機「モンスターボールプラス」の登場
- 最新デバイス「ポケモンGOプラス+」の革新機能
- ひと目でわかる!GOプラスシリーズ性能比較表
- 結論:今から買うならどのデバイスがおすすめ?
最初の後継機「モンスターボールプラス」の登場

初代「ポケモンGOプラス」の登場から約2年後の2018年11月、最初の後継機として「モンスターボールプラス」が発売されました。このデバイスは、単なる『Pokémon GO』の周辺機器ではなく、Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』のコントローラーとしても機能する、画期的なハイブリッドデバイスでした。
『Pokémon GO』のアクセサリーとしては、初代の基本的な機能を踏襲しつつ、いくつかの重要な進化を遂げています。まず、電源がUSB Type-C端子による充電式になり、電池交換の手間がなくなりました。そして最大の進化点が、「オートスピン機能」の実装です。Switchのソフトから連れてきたポケモンをモンスターボールプラスの中に入れておくと、プレイヤーがボタンを押さなくても自動でポケストップを回し、道具を回収してくれるようになりました。これは、手動操作が基本だった初代からの大きな飛躍です。
さらに、このデバイスには幻のポケモン「ミュウ」が1匹入っており、Switchのソフトに連れて行けるという特典もありました。このように、「モンスターボールプラス」は『Pokémon GO』と家庭用ゲーム機の連携を深め、ポケモンというブランド全体の体験価値を高める戦略的な製品だったのです。
最新デバイス「ポケモンGOプラス+」の革新機能

2023年7月に発売された「ポケモンGOプラス+」は、これまでのシリーズの集大成であり、現在の決定版と言えるデバイスです。その機能は、多くのトレーナーが長年待ち望んでいた革新的なものばかりです。
最大の特徴は、「オートスロー(自動捕獲)」機能の搭載です。これまでのデバイスではボタンを押す必要があったポケモン捕獲を、モンスターボールを使って完全自動で行えるようになりました。もちろん、ポケストップを自動で回す「オートスピン」機能も備えており、カバンやポケットに入れたまま、操作を一切することなくポケモンを捕まえ、道具を集めることが可能になりました。
さらに、手動操作時の機能も大幅に強化されています。ボタンを押して捕獲する際には、モンスターボールだけでなく、スーパーボールやハイパーボールも選択できるようになりました。これにより、捕まえにくいポケモンにも対応しやすくなりました。接続面でも進化しており、「クイック再接続モード」を使えば、アプリの画面をタップするだけで再接続が完了し、わざわざ本体を取り出す必要がありません。
加えて、睡眠計測アプリ『Pokémon Sleep』との連携機能も搭載。睡眠を記録することで、『Pokémon GO』内でほしのすななどのリワードがもらえるようになり、ゲームプレイと健康的な生活習慣を結びつける新しい体験を提供しています。
ひと目でわかる!GOプラスシリーズ性能比較表
これまでに登場した3つの「ポケモンGOプラス」シリーズの機能は、それぞれ大きく異なります。どのデバイスがどう進化したのか、そして自分のプレイスタイルにはどれが合うのかを判断するために、以下の比較表でその違いを確認してみましょう。この表を見れば、初代モデルがなぜ役目を終え、後継機がいかに便利になったかが一目瞭然です。
機能 | Pokémon GO Plus (初代) | モンスターボール Plus | Pokémon GO Plus + |
発売日 | 2016年9月 | 2018年11月 | 2023年7月 |
電源 | 電池交換式 (CR2032) | 充電式 (USB-C) | 充電式 (USB-C) |
ポケモン捕獲 | ボタン手動 | ボタン手動 | 自動 / 手動 |
ポケストップ | ボタン手動 | 条件付き自動 | 自動 / 手動 |
使用ボール | モンスターボールのみ | モンスターボールのみ | モンスターボール (自動/手動) スーパー/ハイパー (手動) |
再接続 | 本体ボタン操作 | アプリ内操作も可能 | アプリ内操作 |
連携機能 | Pokémon GO のみ | Pokémon GO, Switch | Pokémon GO, Pokémon Sleep |
その他 | 振動・LED | 振動・LED・鳴き声 | 振動・LED・ピカチュウの声 |
このように、世代を重ねるごとに機能は着実に進化しています。特に「ポケモンGOプラス+」は、自動化、使用ボールの多様化、接続の簡便さといった点で、過去のモデルを圧倒していることがわかります。
結論:今から買うならどのデバイスがおすすめ?

ここまで3つのデバイスの歴史と機能の進化を詳しく見てきました。それを踏まえて、「今から買うならどのデバイスが最適か」という問いに答えるならば、結論は明白です。ほとんどすべての『Pokémon GO』トレーナーにとって、最適な選択肢は「ポケモンGOプラス+」です。
自動捕獲と自動スピンによる完全な「ながらプレイ」の実現、スーパーボールやハイパーボールが使えることによる捕獲効率の向上、そしてアプリ内での簡単な再接続といった利便性は、他のモデルとは比較になりません。『Pokémon Sleep』との連携によるリワードも、日々のプレイをより豊かにしてくれます。
唯一の例外として、「モンスターボールプラス」が選択肢となり得るのは、あなたがNintendo Switchの『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』を熱心にプレイしており、コントローラーとしての使用感や、ポケモンを連れ歩くという体験に強い魅力を感じる場合です。
そして、初代「ポケモンGOプラス」については、今から購入することは積極的におすすめできません。機能的な限界、中古市場での不安定な価格と品質、そして公式サポートへの不安を考えると、より優れた現行モデルを選ぶのが最も合理的で満足度の高い選択となるでしょう。
総括:ポケモンGOプラス販売終了の背景と後継機の賢い選び方
この記事のまとめです。
- 初代ポケモンGOプラスは2016年9月に発売された。
- その目的はスマートフォンの画面を見ずに安全に遊べるようにすることであった。
- ポケモン捕獲とポケストップからの道具回収は全て手動ボタン操作であった。
- 使用できるボールはモンスターボールのみに限定されていた。
- 電源は交換式のコイン電池であり、1時間で接続が切れる仕様だった。
- 販売終了に関する単独の公式発表は存在しない。
- 販売終了の主な理由は、高性能な後継機の登場による世代交代である。
- 最初の後継機は2018年発売の「モンスターボールプラス」である。
- 「モンスターボールプラス」は充電式で、条件付きのオートスピン機能を搭載した。
- 最新デバイスは2023年発売の「ポケモンGOプラス+」である。
- 「ポケモンGOプラス+」は初の自動捕獲(オートスロー)機能を搭載している。
- 手動操作時にはスーパーボールやハイパーボールも使用可能になった。
- アプリ内操作でのクイック再接続に対応し、利便性が大幅に向上した。
- 睡眠計測アプリ『Pokémon Sleep』と連携し、リワードを得られる。
- 現在、ほとんどのプレイヤーにおすすめできるのは「ポケモンGOプラス+」である。