ポケモンGOでジムのポケモンが帰ってこない!原因と解決策を徹底解説

ジムに配置した大切なポケモンが、何日も帰ってこなくて困っていませんか?

「もしかしてバグ?」「どうすれば戻ってくるの?」そんなあなたの悩みを、この記事がすべて解決します。

ポケモンがジムから帰ってこない現象は、実はゲームの基本的な仕組みに深く関わっています。

この記事を読めば、その根本的な原因である「やる気」システムや、ポケコイン獲得のルール、さらには「金ジム」を目指す上級者の戦略まで、すべてを理解できます。

そして、具体的な対策と、今後同じ状況に陥らないための賢いジム防衛術を身につけることができるでしょう。

この記事のポイント
  • ポケモンが帰還する唯一の条件を解説
  • 長期防衛の裏にある「金ジム」とポケコインの仕組み
  • 帰ってこない時の具体的な解決策を5つ紹介
  • 今後困らないための戦略的なジムの選び方
目次

【原因編】ポケモンGOでジムのポケモンが帰ってこない5つの理由

  • 大原則:ポケモンの帰還条件は「やる気ゼロ」での敗北のみ
  • ジム防衛の心臓部:「やる気」システムの詳細解説
  • ポケコインを超えた目的:「金ジム」を目指すトレーナー心理
  • 過剰防衛の真相:「きのみ」をあげる他プレイヤーの戦略
  • まれなケース:表示バグや通信エラーの可能性

大原則:ポケモンの帰還条件は「やる気ゼロ」での敗北のみ

大原則:ポケモンの帰還条件は「やる気ゼロ」での敗北のみ

まず、最も重要な大原則からお伝えします。ジムに配置したポケモンがトレーナーの手元に戻ってくる条件は、たった一つしかありません。それは、「やる気がゼロの状態で、他チームのトレーナーとのバトルに敗北すること」です。配置からの経過時間や、ジムからの距離、トレーナーがその場を離れることなどは一切関係ありません。この一点を理解することが、今回の問題解決への第一歩となります。

多くの初心者トレーナーが「一定時間が経てば自動で帰ってくる」と誤解しがちですが、ポケモンGOのジムシステムはそのようには設計されていません。ジムはチーム間の陣取り合戦の場であり、防衛しているポケモンは、敵チームからの攻撃によって倒されない限り、理論上半永久的にその場に留まり続けます。

つまり、あなたのポケモンが帰ってこないのは、バグや不具合である可能性は低く、そのジムを攻撃してくれる他チームのプレイヤーがいない、あるいは少ないという「環境」が原因であることがほとんどなのです。この基本ルールを念頭に置くことで、なぜ長時間帰ってこないのか、その理由がより深く理解できるようになります。

ジム防衛の心臓部:「やる気」システムの詳細解説

ジム防衛の心臓部:「やる気」システムの詳細解説

ポケモンがジムに留まり続けるか、それとも帰ってくるかを左右するのが「やる気」システムです。これは、ジムに配置されたポケモンの防衛意欲を可視化したもので、ハート型のメーターで表示されます。この「やる気」は、ポケモンの実質的な強さであるCP(コンバットパワー)と直結しており、やる気が満タンの状態が最もCPが高く、やる気が減るにつれてCPも低下していきます。

やる気が減少する要因は主に二つあります。一つは「時間の経過による自然減少」です。ポケモンをジムに配置した瞬間から、やる気は少しずつ減り始めます。ここで重要なのは、元のCPが高いポケモンほど、やる気の減少スピードが速いという点です。例えば、CP2300を超えるような強力なポケモンは1時間に約10%ものやる気が失われる一方、それ未満のポケモンはより緩やかに減少します。これは、一人の強力なトレーナーがジムを永続的に支配するのを防ぐための、巧みなゲームバランス調整です。

もう一つの要因は、「ジムバトルでの敗北」です。ジムが他チームのプレイヤーから攻撃を受けると、防衛ポケモンはバトルに負けるたびにやる気が約3割減少します。つまり、やる気が満タンのポケモンをジムから追い出すには、通常3回から4回の勝利が必要になる計算です。そして、このやる気が完全にゼロになった状態で最後の敗北を喫した時、ポケモンは晴れてあなたの元へ帰還するのです。

ポケコインを超えた目的:「金ジム」を目指すトレーナー心理

ポケコインを超えた目的:「金ジム」を目指すトレーナー心理

「なぜ、毎日ポケコインの上限に達しているはずなのに、あの人は必死にきのみをあげてまでジムを防衛するのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。その答えの多くは、「ジムバッジ」のランクアップ、特に最高ランクである「ゴールド(金ジム)」を目指しているというトレーナー心理に隠されています。

ジムバッジは、各ジムへの貢献度を示す指標で、「ベーシック」「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の4段階があります。このランクが上がることで、そのジムのフォトディスクを回した際に得られる道具の数が増えるなど、様々な恩恵を受けられます。特にゴールドランクになると、得られるアイテムが大幅に増え、特定のレイドバトルへの招待状(EXレイドパス)が届きやすくなるといった大きなメリットがあるため、多くの熱心なプレイヤーが特定のジムの「金ジム化」を目指します。

金ジムになるためには、膨大な量のジム経験値を稼ぐ必要があります。その手段は、レイドバトルでの勝利、敵ポケモンの討伐、そして「長時間のジム防衛」や「きのみをあげること」です。以下の表を見ると、長時間防衛がいかに金ジム達成に重要かがわかります。この金ジムという目標があるからこそ、プレイヤーはポケコインとは別の動機で、何日にもわたる長期防衛を試みるのです。

アクション獲得ジム経験値ゴールドバッジへの貢献度
ポケモンを配置する100 XP300回の配置が必要
ジムを防衛する1分ごとに1 XP30,000分 (約20.8日) の防衛が必要
きのみをあげる10 XP3,000個のきのみが必要
相手ポケモンを1匹倒す倒したポケモンのCP/100CP3000の敵なら1000回の討伐が必要
レイドバトルに勝利する1,000 XP30回のレイド勝利が必要

過剰防衛の真相:「きのみ」をあげる他プレイヤーの戦略

過剰防衛の真相:「きのみ」をあげる他プレイヤーの戦略

ジムバトルで相手のポケモンをあと一歩まで追い詰めた瞬間、相手のやる気が全回復してがっかりした経験は誰にでもあるでしょう。これは、防衛側プレイヤーが「きのみ」、特に「きんのズリのみ」を使っている証拠です。「きんのズリのみ」には、ポケモンのやる気を一瞬で100%回復させる強力な効果があります。

この防衛行動をさらに厄介にしているのが、二つの仕様です。第一に、同じチームのトレーナーであれば、自分が配置したポケモン以外にもきのみをあげることができます。つまり、ジムにいる6体のポケモンを守るために、最大6人のトレーナーが協力してきのみを供給できるのです。第二に、自分がポケモンを配置しているジムであれば、その場にいない「遠隔」の状態からでもきのみをあげることが可能です。これにより、自宅にいながらにして、近所のジムの防衛ができてしまいます。

さらに、一部の地域では、一人のプレイヤーが複数のアカウント(いわゆる「複垢」)を操作して、きのみをあげる上限(1トレーナーあたり30分で10個まで)を事実上無効化し、鉄壁の防衛網を築いているケースも見られます。あなたのポケモンが帰ってこないジムで、常にやる気が満タンに保たれている場合、それは単独のプレイヤーではなく、こうした組織的、あるいは戦略的な「過剰防衛」が行われている可能性が高いと言えるでしょう。

まれなケース:表示バグや通信エラーの可能性

まれなケース:表示バグや通信エラーの可能性

これまで解説してきたように、ポケモンが帰ってこない原因の99%はゲームの仕様によるものですが、ごくまれに技術的な問題が起きることもあります。例えば、実際にはポケモンがジムから戻ってきているにもかかわらず、手元のアプリの表示だけが更新されず、まだジムにいるかのように見えてしまう「表示バグ」です。この場合、ポケモンボックスを直接確認すると、ジム配置中のマークが消えており、いつの間にか帰還していることがあります。

また、サーバーとの通信が不安定な場合、ポケモンが倒されたという情報が正しく反映されず、帰還が遅れるケースも考えられます。これらの技術的な問題は、プレイヤー側でできることは限られていますが、ほとんどの場合、時間経過と共に自然に解消されます。

もし「どう考えても仕様では説明がつかない」と感じた場合は、慌ててアプリを再インストールしたりせず、まずはアプリを完全に再起動してみてください。それでも状況が変わらない場合は、少し時間を置いてから再度確認するのが最も賢明な対処法です。多くの場合、数時間から長くても1〜2日以内には正常な状態に戻るはずです。

【対策編】ジムから帰ってこないポケモンへの具体的な対処法

  • 唯一の能動的解決策:他チームの友人に頼む方法
  • ポケコインの罠:1日50枚の上限と獲得の仕組み
  • 長期防衛は本当に無駄?メリットとデメリットを徹底比較
  • 「きんのズリのみ」籠城戦の崩し方と諦め時
  • 未来のための防衛術:”帰ってこない”を防ぐポケモンの選び方・置き場所

唯一の能動的解決策:他チームの友人に頼む方法

唯一の能動的解決策:他チームの友人に頼む方法

自分のポケモンがジムから帰ってこない状況を、能動的に解決するための最も確実で手っ取り早い方法は、自分とは異なるチーム(青、赤、黄)に所属している友人や知人に、そのジムを攻撃してもらうことです。前述の通り、ポケモンは他チームのプレイヤーに倒されない限り戻ってきません。そして、自分と同じチームのジムを自分で攻撃することは、システムの仕様上不可能です。

したがって、外部からの「協力」が不可欠となります。もし、あなたの周りに他チームでプレイしている友人がいれば、事情を説明してジムを崩してもらうようお願いしてみましょう。これが最もスムーズな解決策です。

もし身近に頼める人がいない場合は、地域のポケモンGOコミュニティを探してみるのも一つの手です。SNSや地域の掲示板などで、協力者を募ることができるかもしれません。ただし、見知らぬ人に依頼する際は、トラブルを避けるためにも、個人情報の交換は慎重に行い、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。この方法は、ゲームのシステムが意図せず生み出した、チームの垣根を越えた協力プレイの一例とも言え、ポケモンGOの面白い側面の一つです。

ポケコインの罠:1日50枚の上限と獲得の仕組み

ジム防衛の大きな目的の一つである「ポケコイン」ですが、その獲得の仕組みを正しく理解していないと、長期防衛が徒労に終わってしまう可能性があります。ここで絶対に覚えておくべきなのが、「ジム防衛で1日に獲得できるポケコインの上限は、合計で50枚まで」というルールです。

ポケコインは、ポケモンがジムを防衛した時間に応じて「10分につき1コイン」のレートで蓄積されます。そして、そのポケモンがジムから帰ってきたタイミングで、まとめてトレーナーに支払われます。つまり、上限である50コインを獲得するためには、合計で8時間20分(500分)の防衛が必要になります。

重要なのは、この「1日」のカウントが、毎日午前0時にリセットされることです。例えば、あるポケモンが10日間ジムを防衛し続けたとしても、帰ってきた日に得られるポケコインは、その日の上限である50枚だけです。決して500枚もらえるわけではありません。また、もし同じ日に、8時間20分以上防衛したポケモンが2匹帰ってきたとしても、もらえるポケコインの合計はやはり50枚です。この上限ルールを知らずに、ただ長く防衛することだけを目指すと、ポケコイン的には大きな機会損失を生む可能性があるため、注意が必要です。

長期防衛は本当に無駄?メリットとデメリットを徹底比較

長期防衛は本当に無駄?メリットとデメリットを徹底比較

ポケコインの観点から見ると非効率に思える長期防衛ですが、本当に無駄なのでしょうか。実は、プレイヤーの目的によっては、長期防衛にも大きなメリットが存在します。ここで、メリットとデメリットを整理してみましょう。

デメリットは明確です。まず、配置したポケモンが手元にいないため、そのポケモンをレイドバトルやGOバトルリーグで使うことができません。特に、チームのエース級のポケモンを配置してしまった場合、戦力ダウンは免れないでしょう。そして、前述の通り、8時間20分を超えた分の防衛は、その日のポケコイン獲得には直接結びつきません。

一方で、メリットも少なくありません。最大のメリットは、やはり「金ジム」への近道であることです。防衛時間は着実にジム経験値に加算されるため、交通量の少ないジムなどであえて長期防衛を狙うのは、金ジム化の有効な戦略です。また、ジムにいるポケモンにきのみをあげると、「ほしのすな」が手に入り、ごくまれにそのポケモンのアメがもらえることもあります。さらに、特定のEXレイドが開催されるジムを長期間自チームの色で維持することは、EXレイドパスの当選確率を上げるという戦略的な意味合いも持ちます。このように、長期防衛は目的次第で大きな価値を持つ行為なのです。

「きんのズリのみ」籠城戦の崩し方と諦め時

「きんのズリのみ」籠城戦の崩し方と諦め時

「きんのズリのみ」を駆使した鉄壁の防衛、いわゆる「籠城戦」に遭遇した場合、どうすればよいのでしょうか。力押しだけでは、時間とげんきのかたまり、まんたんのくすりを大量に消費する消耗戦になってしまいます。しかし、いくつかの攻略法が存在します。

最も効果的なのは、「複数人での同時攻撃」です。2人以上のトレーナーでタイミングを合わせて同じポケモンを攻撃することで、相手がきのみを与える猶予を与えずに、一気にやる気を削りきることができます。1対1では困難でも、2対1、3対1になれば、戦況は圧倒的に有利になります。

単独で挑む場合は、「全体を均等に削る」戦法が有効です。1匹のポケモンに固執せず、ジムにいる6匹のポケモンを順番に1回ずつ倒していくのです。これにより、防衛側は複数のポケモンにきのみを使わざるを得なくなり、リソースである「きんのズリのみ」を効率的に消費させることができます。

しかし、最も重要な戦略は「諦め時を見極める」ことです。相手が複数アカウントを駆使していたり、複数人が常にジムを監視しているような状況では、攻略は極めて困難です。そのジムに固執するよりも、近隣の他のジムを探した方が、時間的にもアイテム的にもはるかに効率的です。賢明な撤退も、立派な戦略の一つです。

未来のための防衛術:”帰ってこない”を防ぐポケモンの選び方・置き場所

未来のための防衛術:”帰ってこない”を防ぐポケモンの選び方・置き場所

最後に、今後このような「帰ってこない問題」に悩まされないための、予防策としての戦略的なジム防衛術をお伝えします。これは、どのポケモンを、どのジムに置くかという「選択」の技術です。

まず、ポケモン選びの基本は、「レイドや対戦であまり使わない、耐久力の高いポケモン」を配置することです。ハピナスやカビゴンのような、ジム防衛に特化したポケモンが理想的です。間違っても、手持ちで最強のカイリューやメタグロスなど、他のバトルで活躍するエースを配置するのは避けましょう。

次に、最も重要なのが「ジムの場所選び」です。ポケモンを配置する前に、そのジムの「人の流れ」を意識してみましょう。駅前やショッピングモールなど、多くの人が行き交う場所のジムは、色の入れ替わりが激しく(高回転ジム)、比較的短時間で帰ってくる可能性が高いです。一方で、住宅街の奥や、少し離れた公園にあるジムは、攻撃される頻度が低く、長時間防衛になりがちです(低回転ジム)。

日々のポケコインを安定して稼ぎたいのであれば、高回転ジムを中心に複数のポケモンを配置するのが効率的です。逆に、金ジムを目指したい、あるいは翌日以降のコイン源を確保しておきたいという場合は、あえて低回転ジムを選ぶという戦略も有効です。このように、自分の目的に合わせてジムを使い分けるポートフォリオ的な考え方が、賢いトレーナーへの道です。

総括:ポケモンGOでジムのポケモンが帰ってこない問題は、仕様を理解し戦略的に動くことで解決できる

この記事のまとめです。

  • ジムのポケモンは「やる気ゼロ」での敗北でのみ帰還する
  • 経過時間や距離はポケモンの帰還に一切関係ない
  • ポケモンの「やる気」は時間経過とバトルでの敗北により減少する
  • CPが高いポケモンほど「やる気」の自然減少スピードは速い
  • バトルで1回負けると「やる気」は約3割減少する
  • 「きんのズリのみ」は「やる気」を100%回復させる効果がある
  • 他チームの友人にジムを攻撃してもらうのが最も確実な能動的解決策である
  • ジム防衛で1日に得られるポケコインの上限は50枚である
  • ポケコインは10分防衛するごとに1コイン蓄積される
  • 50コイン獲得には合計8時間20分の防衛が必要となる
  • 何日間防衛しても、ポケモンが帰還した日に得られるコインは最大50枚である
  • 長期防衛の大きな目的はポケコインではなく「金ジム」バッジの獲得にある
  • 金ジムになるとフォトディスクから得られる道具が増えるなどのメリットがある
  • 複数人での同時攻撃は「きんのズリのみ」防衛を突破するのに有効である
  • 今後の対策として、ジムの回転率を見極め、配置するポケモンを選ぶことが重要である
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この記事を書いた人

初代ポケモン発売当時からのゲーマー。
発売から29周年にもなる超大ヒットゲームになるとは・・・
旧作から最新版まで、かゆいところにも手が届く情報発信を心がけています。

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