ポケモンGO ホウオウ完全攻略!入手方法・レイドとPvP徹底解説

ポケモンGOでホウオウが伝説レイドやシャドウレイドに登場すると、「強個体は確保すべき?」「マスターリーグ用にフル強化する価値はある?」と悩むトレーナーは多いと思います。

ホウオウは、ほのお/ひこうタイプの伝説ポケモンで、最大CP4367・こうげき239・ぼうぎょ244・HP214というバランスの良い種族値を持つポケモンです。特に防御・HPの高さが際立ち、伝説らしい高耐久ポケモンとして位置付けられています。

一方で、ほのおアタッカーとして見るとレシラムやシャンデラなどのトップ勢より火力は控えめで、レイド専用アタッカーとしては一歩劣る評価です。

その代わり、GOバトルリーグ・マスターリーグでは、高耐久と優秀な耐性、やきつくす+ブレイブバード+じしん/せいなるほのおといった技構成により、環境上位クラスのポケモンとして高く評価されています。

この記事では、ホウオウの基本性能から入手方法、個体値厳選、レイドでの対策と立ち回り、マスターリーグでの実戦運用、さらにシャドウホウオウやAPEXホウオウまで、一通り「今押さえておきたいポイント」をまとめて解説します。

この記事のポイント
  • ホウオウの種族値・タイプ相性・役割を整理して「どこで強いのか」を明確にする
  • レイド・タスク・交換・シャドウレイドなど入手手段と個体値100%CPラインを把握する
  • レイド用とマスターリーグ用で異なる「理想個体」とおすすめ技構成を理解する
  • シャドウホウオウ/APEXホウオウの扱い方、レイド対策ポケモンと必要人数の目安を確認する
  • 初心者がやりがちな失敗例と回避方法を押さえ、限られた資源を無駄なく投資できるようにする
目次

ポケモンGO ホウオウの基本

  • 種族値・タイプと特徴
  • 弱点と耐性・環境での役割
  • 入手方法とレイド出現履歴
  • 個体値100%ラインと厳選
  • おすすめ技構成と役割別
  • シャドウホウオウ・APEX

種族値・タイプと特徴

種族値・タイプと特徴

ホウオウは、ほのお/ひこうの複合タイプを持つ伝説ポケモンです。最大CPは4367、こうげき239・ぼうぎょ244・HP214と、攻撃・防御・HPが全体的に高水準にまとまったステータスをしています。特に防御が高く、伝説ポケモンの中でも耐久寄りの性能です。

こうげき種族値だけで見ると、レシラムやシャンデラ、ズガドーンなどの主力ほのおアタッカーより低く、ほのおタイプのコンボDPSランキングでも純粋な火力面ではトップ層には入りません。

そのため、ジム・レイドを最速で周回したい人から見ると「火力不足気味」という評価になりがちです。

ただし、総合耐久の高さと技範囲の広さを考慮すると評価は一変します。PvP向けの解説では、「ジム・レイドでは火力不足気味だが、マスターリーグでは高耐久&優秀な技構成により大活躍」と明言されており、ホウオウの真価は対人戦側にあるとされます。

タイプ面では、ほのおタイプによるくさ・むし・はがねへの打点、ひこうタイプ由来のかくとう耐性を兼ね備えており、環境上位のメタグロスやフェアリー系、かくとうポケモンに強く出られるのが特徴です。じめん技に耐性を持つ点も、グラードンなどを相手取る際に役立ちます。

総じてホウオウは、「レイドの一点火力を求めるなら他のほのおアタッカーに劣るが、マスターリーグでは環境上位クラスで長く活躍できる高耐久ポケモン」というポジションです。レイド用に数を揃えるより、マスターリーグ用に厳選した個体を1〜2体きちんと育成する価値が高いポケモンと考えると、資源配分の判断がしやすくなります。

弱点と耐性・環境での役割

弱点と耐性・環境での役割

ホウオウは「ほのお/ひこう」複合のため、タイプ相性がかなり極端です。弱点は「いわ」「でんき」「みず」で、そのうちいわタイプからは2.56倍ダメージを受ける二重弱点となります。

このため、ラムパルドやドサイドン、ガチゴラスなどのいわアタッカーから技を受けると、伝説らしい耐久を持っていても一気にHPを削られてしまいます。

耐性は非常に多く、「くさ・むし」に対しては約0.39倍、「かくとう・じめん・はがね・ほのお・フェアリー」に対しては約0.625倍と、広範囲の技を軽減できます。

マスターリーグ環境では、はがね主体のメタグロスやフェアリー技を持つザシアンなどに後投げしやすく、パーティ全体の「受け先」として採用されることが多いです。

役割のイメージとしては、

・レイドでは「ほのおアタッカーとして並程度、特別技込みでそこそこ」

・PvPでは「高耐久+豊富な耐性を活かして幅広い相手を見るクッション兼フィニッシャー」

という二面性を持っています。

一方で、いわ技持ち(ドサイドン、バンギラス、ランドロスなど)と、でんきタイプ(ゼクロムなど)には非常に弱いので、パーティ構築ではこれらをケアできる鋼やドラゴン・じめんタイプと組ませるのが前提になります。

実戦でホウオウを使うときは、「この相手には強気に出ていく」「この相手が見えたら絶対に引く」という線引きを明確にしておくのが重要です。タイプ相性を理解しているかどうかで、同じ個体でも勝率が大きく変わります。

入手方法とレイド出現履歴

入手方法とレイド出現履歴

ホウオウは、基本的に★5伝説レイドやシャドウレイドなど期間限定のイベントで登場するポケモンです。2025年は、8月11日〜18日にかけて通常の伝説レイドとして復刻し、個体値厳選やアメ集めのチャンスがありました。

さらに2025年1月19日には、公式イベント「シャドウホウオウ・レイドデイ」が開催され、ジムでのシャドウレイドに勝利することでシャドウホウオウを捕獲できる特別な1日が設定されました。このイベントでは色違いに出会いやすくなるボーナスもあり、色違いシャドウホウオウを狙う大きなチャンスとなりました。

主な入手手段は次の3つです。

1. ★5伝説レイド

開催期間中にレイドを周回し、ゲットチャレンジで捕獲するのが最もメジャーな方法です。色違いや高個体値を狙う場合は、この期間にどれだけ数をこなせるかが勝負になります。

2. ポケモン交換

ホウオウを既に持っているフレンドがいれば、特別な交換(スペシャル交換)枠を使って譲ってもらうことができます。ホウオウは伝説枠なので、1日1回しかできないスペシャル交換を消費する点には注意が必要です。

3. シャドウホウオウ関連イベント

シャドウレイドデイなどのイベントでは、シャドウホウオウがレイドボスとして一斉出現し、討伐に成功するとシャドウホウオウを捕獲できます。色違い率が通常より高く設定されているイベントもあり、検証データでは色違いシャドウホウオウの出現率目安として約11.6%というデータも紹介されています。

2025年12月上旬時点では、これらのイベントはいずれも終了しており、ホウオウはレイドに常設されていません。次の復刻を待つ期間は、過去に捕獲した個体の個体値を見直したり、交換候補を整理したりして準備しておくとよいでしょう。

個体値100%ラインと厳選

個体値100%ラインと厳選

レイド産ホウオウを厳選するうえで、まず押さえておきたいのが「個体値100%のCPライン」です。通常天候(ブーストなし)のレイド捕獲時、CP2207のホウオウは個体値100%確定。晴れまたは強風で天候ブーストがかかっている場合は、CP2759が100%の目安になります。

ゲットチャレンジ画面でこのCPが出たら、金のズリのみ+カーブボール+グレート/エクセレントスローで全力確保を狙いたいラインです。逆に、このCPに届いていない個体でも、用途によっては十分優秀なことも多いので、役割ごとに見ることが重要です。

レイド・ジム用のアタッカーとして使う場合は、こうげき個体値15を最優先し、防御・HPは13〜14以上あれば実用上困らないとされます。例えば「15-14-14」「15-15-13」などは理想に近いレイド向け個体で、総合個体値が90%前後あれば育成候補として十分です。

一方、マスターリーグ用ホウオウでは、攻撃をあえて下げて防御・HPを高くした「耐久寄り個体」が推奨されます。具体例として、「0-15-15」「1-14-15」のように、攻撃0〜2・防御HP14以上の個体がPvP向き候補として挙げられており、攻撃が低いほどミラーマッチなどでの耐久面で優秀になります。

これらのPvP向き個体は捕獲時のCPがどうしても低く見えるため、「CPが低い=弱い」と思い込んで博士送りしてしまう失敗がよくあります。マスターリーグを視野に入れているトレーナーは、捕獲時にCPだけで判断せず、個体値ランク計算ツールを使ってから残すかどうか決めるのがおすすめです。

なお、タスク報酬から出現するホウオウ(イベントタスクなど)は、レイドとは別のCPテーブルが設定されており、タスク報酬時の100%CPとして1655が掲載されています。

フィールドリサーチの報酬ポケモンは最低個体値が10-10-10に固定されているため、タスク産ホウオウはレイド産に比べると「ハズレ個体が少なめ」で、PvP向きの耐久寄り個体を狙う際の候補にもなります。

おすすめ技構成と役割別

おすすめ技構成と役割別

ホウオウは覚える技が多く、ジム・レイドとPvPでおすすめ構成がやや異なります。

ジム・レイドでは、通常技「やきつくす」、ゲージ技「せいなるほのお」を軸にしたほのおアタッカー型が定番です。やきつくすは1回の使用時間は長いもののエネルギー効率が高く、せいなるほのおは高威力かつタイプ一致で安定したダメージを与えられるため、耐久の高さと合わせて長期戦に向いた構成となります。

PvP、とくにマスターリーグでは「やきつくす+ブレイブバード+せいなるほのお」または「やきつくす+ブレイブバード+じしん」が主流です。ブレイブバードは自分の防御を下げるデメリット技ですが、一撃で試合をひっくり返せるフィニッシュ技として機能し、じしんはでんき・いわへの打点、せいなるほのおは安定した炎打点兼デバフ技として使われます。

その他の技としては、「ソーラービーム」がみず・じめん意識のサブウェポン候補になりますが、必要エネルギーが重く、読み合いに負けると腐りやすいのが難点です。「だいもんじ」は高威力ではあるものの、発動が重く現環境では優先度は低めです。めざめるパワーは個体ごとにタイプが違う特殊な技で、たまたま相性の良いタイプを引いた場合にはピンポイント採用の余地がありますが、基本はやきつくす+ブレイブバード+じしん/せいなるほのお構成を押さえておけば問題ありません。

特別な技として、「せいなるほのお」「せいなるほのお+」「せいなるほのお++」はイベントやすごいわざマシン限定で習得できる扱いになっており、今後の復刻イベント次第で習得チャンスが増減します。技のラインナップはイベントごとに変更される可能性があるため、ホウオウ関連イベントが発表されたら、事前に覚えられる特別技をチェックし、進化やわざマシンの使用タイミングを調整しておくと良いでしょう。

シャドウホウオウ・APEX

シャドウホウオウ・APEX

ホウオウには通常個体とは別に、「シャドウホウオウ」と「シャドウホウオウAPEX」という特別なバージョンが存在します。

シャドウポケモンは、与えるダメージが1.2倍、受けるダメージも1.2倍になる補正がかかる仕様で、攻撃面は強化される一方、実質的な耐久は低下します。

もともと高耐久が持ち味のホウオウにこの補正がかかると、「硬さを活かした粘り強い戦い」がやや苦手になり、マスターリーグにおける立ち回りが難しくなります。

最新解説では、「マスターリーグを前提とするなら、無理にシャドウホウオウを育てる必要はなく、通常ホウオウで十分」とされています。理由としては、

・高耐久という強みを削ってしまうこと

・育成に必要なほしのすな・アメXLが非常に重いこと

・育成コストに見合うほどの明確なメリットが少ないこと

などが挙げられています。

一方で、コレクション目線では「色違いシャドウホウオウ」は非常にレアです。シャドウポケモンは仕様上、フレンドとの交換ができず、リトレーンして通常ホウオウに変えると交換可能になる仕様になっています。そのため、色違いシャドウを誤ってリトレーンしてしまうと、二度とシャドウ色違いホウオウには戻せません。

シャドウホウオウAPEXは、2022年の「Pokémon GO Tour:ジョウト地方」の有料スペシャルリサーチ「続行リサーチ」報酬として登場した限定版で、専用のオーラ演出と「せいなるほのお+/++」といった特別技を持ちます。リトレーンして「せいなるほのお++」を覚えさせた個体は、ほのおアタッカーとしてのコンボDPSが大きく向上し、ほのおタイプランキング上位に食い込む火力を発揮しますが、それでもレシラムやズガドーンなどのトップ火力と比べると一段下がる位置づけです。

総合すると、「シャドウホウオウ・APEXは実用性よりもレアリティとコレクション性に重きが置かれるポケモン。PvPガチ勢なら通常ホウオウを優先育成し、シャドウは余裕がある人の趣味枠」と考えるのが現実的です。

ポケモンGO ホウオウ実戦活用

  • マスターリーグでの立ち回り
  • ジム・レイドアタッカー評価
  • おすすめ対策ポケモンと人数
  • レイドでの立ち回りと投げ方
  • 育成優先度と強化すべき数
  • 初心者が失敗しがちなポイント

マスターリーグでの立ち回り

マスターリーグでの立ち回り

マスターリーグにおけるホウオウは、PvPサイトや攻略サイトで「トップクラスの環境ポケモン」として扱われています。特に、ディアルガやザシアンと並ぶレベルのエース級と評されることもあり、採用率も高い部類です。

基本構成は「やきつくす+ブレイブバード+せいなるほのお」または「やきつくす+ブレイブバード+じしん」。やきつくすでエネルギーをしっかり貯めつつ、相手にシールドを切らせたい場面ではブレイブバードの存在をチラつかせてプレッシャーをかけます。実際にブレイブバードを打つか、ブラフとしてせいなるほのおを打つかは、シールド枚数と後続の相性を見て柔軟に判断する必要があります。

ホウオウは、くさ・むし・はがね・かくとう・じめん・フェアリーなど、多くのタイプに強く出られます。具体的には、メタグロス、ザシアン(インファイト型)、グラードン、格闘型ルカリオなどが得意な相手です。一方で、ホウオウの二重弱点であるいわ技持ち(ドサイドン、バンギラス、ランドロスなど)や、でんきタイプのゼクロムなどには明確に弱く、これらには基本的に対面させない立ち回りが求められます。

立ち回りのコツとしては、

・序盤はやきつくすでエネルギーを貯めて相手の交代を誘う

・中盤以降は、溜めたエネルギーでブレイブバードとせいなるほのお/じしんを打ち分け、シールドを剥がしつつ圧力をかける

・ブレイブバードを打った直後は、防御ダウンをケアして即交代するか、シールドを厚めに使う前提で動く

という三点を意識すると安定しやすくなります。

また、ホウオウの裏には、ホウオウが苦手とするいわ・でんき・みずを受けられる鋼・ドラゴン・じめんポケモン(ディアルガ、ゼクロム、グラードンなど)を置くのが基本的な構築パターンです。得意不得意がハッキリしている分、「どのマッチアップをホウオウに任せるか」を決めてからパーティを組むと、試合中の判断がスムーズになります。

ジム・レイドアタッカー評価

ジム・レイドアタッカー評価

ジムやレイドでのホウオウは、純粋なほのおアタッカーとして見た場合、コンボDPSランキング上位のズガドーン・レシラム・シャンデラなどには火力で劣ります。ホウオウ自身も「やきつくす+せいなるほのお++」構成でランキング上位に入るものの、それでも火力だけで見れば最上位勢には一歩及ばないという評価です。

とはいえ、「やきつくす+せいなるほのお」や「やきつくす+ブレイブバード」といった構成であれば、決して弱いポケモンではなく、十分実戦級のほのお/ひこうアタッカーとして活躍します。特に、くさ・むし・はがねタイプのレイドボスに対しては、耐久の高さを活かして長く場に居座りつつ、安定したダメージを出せる点が魅力です。

手持ちにレシラムやズガドーンなどのトップクラスほのおアタッカーが揃っていない段階では、ホウオウを1〜2体育てておくだけでも、対くさ・むし・はがねレイドでの戦力がかなり充実します。また、ひこうタイプとして見ても、ブレイブバードによる高威力打点を持つため、かくとう・くさレイドに対しても汎用アタッカーとして運用可能です。

APEXホウオウをリトレーンして「せいなるほのお++」を覚えさせた個体は、ホウオウの中では最高クラスの火力を出せるため、ほのおアタッカー枠としての価値が一段上がります。ただし、APEX自体が限定的な入手手段であることに加え、育成コストも非常に重いため、「火力だけを求めるなら、より入手しやすいほのおアタッカーを優先した方が効率的」という見方も根強いです。

結論として、ジム・レイド専用戦力としてホウオウだけを大量に揃える必要はあまりなく、「好きだから1〜2体育てておく」「ほのおアタッカー層が揃うまでの繋ぎとして活躍させる」といった位置付けで考えるとバランスが取りやすいと言えます。

おすすめ対策ポケモンと人数

おすすめ対策ポケモンと人数

ホウオウレイドの対策ポケモンは、各攻略サイトで口を揃えて「いわタイプ最優先」とされています。対策一覧でも、ラムパルド・ガチゴラス・ドサイドン・テラキオン・バンギラス・ギガイアスなど、いわタイプの高火力アタッカーが上位を独占しています。

特に、

・ラムパルド(うちおとす+いわなだれ)

・ドサイドン(うちおとす+がんせきほう)

・テラキオン(うちおとす+いわなだれ)

などは、ホウオウの二重弱点を突きつつ高いコンボDPSを叩き出せるため、対ホウオウ戦で非常に優秀です。

いわタイプ以外では、でんきタイプ(ゼクロムなど)やみずタイプ(カイオーガなど)がサブ候補として挙げられますが、どうしてもダメージ効率でいわタイプに劣るため、「いわアタッカーで埋まらなかった残り枠をでんき・みずで補う」というイメージで編成するとよいでしょう。

必要人数の目安としては、

・ソロ討伐はほぼ不可能

・しっかり育成した対策ポケモンが揃っていれば2〜3人で安定クリア

・初心者が混ざる場合や安全第一で行くなら4人以上推奨

といったラインが攻略サイトで示されています。実際のところは天候やメガシンカの有無、各プレイヤーのPLや技構成によって変動しますが、「2〜3人でギリギリ、4人で余裕」くらいをイメージしておくと良いでしょう。

メガシンカ枠としては、メガディアンシーやメガプテラが特におすすめです。いずれもいわタイプ技を使えるうえに、味方のいわタイプ全体を強化できるため、誰か1人がメガ枠を担当するだけで討伐速度が大きく向上します。

レイドでの立ち回りと投げ方

レイドでの立ち回りと投げ方

ホウオウレイドに挑む際は、まずパーティ編成で「いわアタッカー中心+炎耐性の高いポケモン」を揃えることが大前提になります。相手のゲージ技が「せいなるほのお」の場合、等倍でも大ダメージを受けるため、可能であればしっかり育てたラムパルド・ドサイドン・ガチゴラスなどで短期決戦を狙うと安定しやすくなります。

シャドウホウオウ戦では、さらに火力が上がるため、ライトクリスタルを活用してボスの攻撃・防御を一時的に下げることも重要です。特に少人数で挑む場合は、暴走状態を放置するとこちらが一瞬で溶けてしまうので、「ライトクリスタルをいつ誰が使うか」を事前に相談しておくと良いでしょう。

討伐後のゲットチャレンジでは、前述の通り「通常時CP2207」「ブースト時CP2759」が個体値100%ラインです。まず最初にCPを確認してから、「これは全力で絶対に取りたい個体か」「妥協ラインか」を判断すると、精神的にもメリハリがつきます。

ホウオウは伝説ポケモンの中でも距離がやや遠く、捕獲解説でも「エクセレントを安定して出すには慣れが必要」とされています。サークル固定法を使い、ホウオウが攻撃モーションから元の位置に戻るタイミングに合わせてカーブボールを投げるのが基本です。最初はグレートを安定して出すことを目標にし、距離感がつかめてきたらエクセレントを狙うと、ミスショットによるボールの無駄を減らせます。

色違い狙いの場合、検証データではレイドにおける色違いホウオウの出現率はおおよそ11.6%前後とされています。統計上は10回以上挑戦しても平気で出ないことがあるため、「出ないからといってすぐ諦めず、期間中にできる範囲で数をこなす」ことが、色違いを引き当てる最大のコツです。

育成優先度と強化すべき数

育成優先度と強化すべき数

ホウオウの育成優先度は、「マスターリーグをどれくらい本気でやるか」で大きく変わります。

PvPをほとんどやらず、主にレイド周回中心で遊んでいる場合は、ホウオウをレイド専用アタッカーとしてフル強化する必要は薄めです。良個体を1体キープしておき、「ほのお/ひこうアタッカーが欲しい場面で出す」程度でも十分でしょう。

一方、マスターリーグに本格参戦するつもりがあるなら、「耐久寄り個体のホウオウを1体、できれば2体フル強化する価値」はかなり高いと言えます。攻略情報では、攻撃0〜2+防御・HP14以上の個体を理想例として紹介しており、これらをアメXL込みで最大レベルまで育成する前提で評価されています。

シャドウホウオウについては、「マスターリーグ用として無理して育成する必要はない」というのが最新攻略記事の共通した結論です。ほしのすなやアメXLのコストが非常に重いことを考えると、多くのトレーナーにとっては、ディアルガ・メルメタル・ルギアなど他のメタポケモンを優先的に育てた方が総合的な勝率は上がりやすいでしょう。

実践的な目安としては、

・マスターリーグに興味がない → 良個体を1体育成、余裕があればもう1体確保

・マスターリーグに挑戦したい → PvP向き耐久寄り個体を1体フル強化(+余裕があれば2体目)

・上級者で趣味枠も育てたい → 通常ホウオウを優先しつつ、シャドウ/APEXを好みで強化

といった方針で考えると、資源の無駄遣いを避けやすくなります。

初心者が失敗しがちなポイント

初心者が失敗しがちなポイント

ホウオウに関して、初心者が特につまずきやすいポイントを整理しておきます。

1つ目は、「いわ技の二重弱点を軽視してしまう」ことです。ステータスが高いからと油断していると、ラムパルドやドサイドンなどのいわアタッカーから技を受けて、あっという間にHPが吹き飛びます。「伝説なのに意外とすぐ倒される」という印象を持ちやすいのは、ここを理解していない場合がほとんどです。PvPでも同様で、相手がいわ技を持っている可能性が少しでもあるなら、無理に居座らず素早く引く判断が大切です。

2つ目は、「CPだけを見てPvP向き個体を博士送りにしてしまう」点。マスターリーグ向けのホウオウは攻撃個体値をあえて下げた耐久寄り個体が強く、捕獲時のCPが低く見えるため、「弱い」と誤解されてしまいがちです。マスターリーグを視野に入れているなら、CPだけで判断せずに個体値ランク計算ツールで確認する癖をつけましょう。

3つ目は、「シャドウホウオウを片っ端から育ててしまう」こと。シャドウ補正で火力が上がるため「全部シャドウでいいのでは?」と思いがちですが、ホウオウは元々高耐久が売りのポケモンであり、耐久低下のデメリットが重くのしかかります。攻略サイトでも「マスターリーグなら通常ホウオウで十分」と繰り返し説明されているので、シャドウの育成は余裕が出てからでも遅くありません。

4つ目は、「色違い・イベント情報の見落とし」です。ホウオウは伝説レイドやシャドウレイドデイなど、限られた期間でしか厳選できないことが多いため、公式や攻略サイトのイベントカレンダーを見逃すと「気づいたら終わっていた」という事態になりがちです。2025年1月のシャドウレイドデイや8月の復刻レイドのように、しっかり準備しておけば大きく差がつくイベントも多いので、定期的に最新情報をチェックする習慣をつけておきましょう。

まとめ:ホウオウを理解してレイドとマスターリーグで賢く活用しよう

まとめ:ホウオウを理解してレイドとマスターリーグで賢く活用しよう

最後に、この記事の内容をコンパクトにまとめます。

  • ホウオウはほのお/ひこうタイプの伝説ポケモンで、最大CP4367・こうげき239・ぼうぎょ244・HP214とバランスの良い高種族値を持つ。
  • いわに二重弱点、みず・でんきに弱点を持つ一方で、多くのタイプに耐性を持ち、高耐久と合わせて「受け性能」に優れる。
  • レイド専用アタッカーとしては火力がトップクラスではないが、マスターリーグではトップメタに匹敵する環境上位ポケモンとして活躍できる。
  • レイド捕獲時の100%個体はCP2207、天候ブースト時はCP2759。タスク報酬時はCP1655が100%ラインになる。
  • PvE用はこうげき15を最優先しつつ防御・HP13〜14以上が目安。PvP用は攻撃0〜2+防御HP高めの個体が推奨される。
  • 基本技構成は、ジム・レイドでは「やきつくす+せいなるほのお」、マスターリーグでは「やきつくす+ブレイブバード+せいなるほのお/じしん」が軸。
  • シャドウホウオウは火力が上がる代わりに耐久が落ちるため、マスターリーグでは通常ホウオウで十分とされ、シャドウ育成は余裕がある人向け。
  • 色違いシャドウホウオウは交換不可で非常にレアなため、コレクション価値が高く、むやみにリトレーンしない方がよい。
  • レイド対策はラムパルドやドサイドンなどのいわタイプアタッカーが最優先。メガディアンシーやメガプテラで味方のいわタイプをブーストすると討伐が安定する。
  • ホウオウレイドはソロ討伐ほぼ不可能で、しっかり育成したメンバーなら2〜3人、初心者混在なら4人以上で挑むのが現実的なライン。
  • ゲットチャレンジでは距離が遠めでエクセレントが出しづらいため、サークル固定とカーブボールの練習が重要。
  • 育成優先度はマスターリーグ参戦の意欲次第だが、多くのトレーナーにとって「耐久寄りホウオウを1〜2体フル強化」する方針が現実的。
  • イベントや特別技の配布タイミングは限られるため、公式サイトや攻略サイトで最新情報をチェックしつつ、計画的に育成・強化を進めることが重要である。

ホウオウは、「レイドではそこそこ、マスターリーグでは超一流」という少しクセのあるポケモンです。タイプ相性と役割をしっかり理解し、自分のプレイスタイルに合わせた個体と技構成を用意できれば、長く頼れるエースとして活躍してくれるはずです。

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この記事を書いた人

初代ポケモン発売当時からのゲーマー。
発売から29周年にもなる超大ヒットゲームになるとは・・・
旧作から最新版まで、かゆいところにも手が届く情報発信を心がけています。

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