ポケモンホームに大切なポケモンを預ける際、「持たせている持ち物ってどうなるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事は、そんな「ポケモンホーム 持ち物」の疑問を持つあなたに向けて書いています。
結論から言うと、ポケモンホームへポケモンを預けるとき、持ち物を一緒に送ることはできません。ポケモンが持っていた道具は元のゲームのバッグに戻りますが、いくつか注意点も。
この記事では、ポケモンホームでの持ち物の基本的な扱い方、ポケモンバンクとの違い、ポケモンSVやポケモンGOとの連携時のルール、さらには混同しやすいポケモンユナイトの「もちもの」との違いまで、詳しく解説していきます。
これを読めば、ポケモンホームの持ち物に関する疑問は解消されるはずです。
- ポケモンホームへ持ち物は一緒に預けられない
- 預ける際、持ち物は元のゲームのバッグへ自動で戻る
- バッグ満タン時に持ち物が消えるリスク(ポケモンバンク仕様からの推測)
- ポケモンSV連携で特別なアイテムが競りに出る(持ち物移動ではない)
ポケモンホームへ持ち物を送れる?基本ルールと注意点
- ポケモンホームに道具は持ち込めるのか?【結論】
- 預ける時にポケモンが持っていた持ち物はどうなる?
- バッグに戻る持ち物の注意点【満タン時は?】
- ポケモンバンクからホームへの持ち物移動
- スマホ版とSwitch版での持ち物の扱いは?
ポケモンホームに道具は持ち込めるのか?【結論】

まず、ポケモンホームを利用する上での大原則として知っておきたいのは、ポケモンに道具、つまり「持ち物」を持たせたままポケモンホームに預けることはできない、ということです。これはポケモンホームの公式サポートページでも明記されている基本的なルールです。
なぜ持ち物を一緒に預けられないのでしょうか。
ポケモンホームは、様々な世代やタイトルの『ポケットモンスター』シリーズ間で、ポケモンたちを保管したり、移動させたりするための中継基地のような役割を担っています。
それぞれのゲームソフトには独自のアイテムが存在し、互換性のないアイテムも少なくありません。もし持ち物ごと移動できてしまうと、移動先のソフトで使えないアイテムが送られてしまったり、データの整合性に問題が生じたりする可能性があります。
こうした複雑な問題を避けるため、ポケモンホームは意図的に、ポケモン本体の移動に特化したシンプルなシステムを採用していると考えられます。
ポケモンを預ける操作を行うと、持っていた持ち物は自動的にポケモンから外され、ポケモン本体だけがホームのボックスへと送られる仕組みになっているのです。
ゲーム内での通信交換であれば持ち物を持たせたまま交換できますが、ポケモンホームを経由する場合は、ポケモンと持ち物は必ず分離される、と覚えておきましょう。
預ける時にポケモンが持っていた持ち物はどうなる?

では、ポケモンホームにポケモンを預けようとした際、そのポケモンが持っていた持ち物は具体的にどうなるのでしょうか。
心配はいりません、持ち物が消えてしまうわけではありません。
ポケモンホームの仕様では、ポケモンを預ける操作をすると、そのポケモンが持っていた持ち物は、自動的に**預け元のゲームソフト内の「バッグ」**に戻されます。
例えば、『ポケットモンスター スカーレット』から、貴重な「マスターボール」を持たせたコライドンをポケモンホームに預けようとしたとします。この場合、コライドンはポケモンホームのボックスに送られますが、「マスターボール」は自動的に『ポケットモンスター スカーレット』のゲーム内のバッグの中に戻される、というわけです。
プレイヤーの手元(バッグの中)にアイテムは残るため、大切なアイテムを失う心配は基本的にありません。ポケモンだけが一時的にホームへ引っ越しし、持っていた荷物(持ち物)は元の家(ゲームソフト)に置いていく、とイメージすると分かりやすいかもしれません。
この仕組みは、ニンテンドー3DSで提供されていた前世代のサービス『ポケモンバンク』の仕様を踏襲しています。
『ポケモンバンク』を利用する際も、ポケモンに道具を持たせたまま預けようとすると、道具は元のソフトのバッグに戻されるというルールでした。ポケモンホームも、この基本的な考え方を引き継いでいる形となります。
バッグに戻る持ち物の注意点【満タン時は?】

ポケモンを預ける際に持ち物が自動で元のゲームのバッグに戻る仕様は便利ですが、一つだけ注意すべき重要な点があります。それは、持ち物の戻り先であるゲーム内のバッグがいっぱいだった場合です。
前世代のサービスである『ポケモンバンク』の公式FAQには、ポケモンにきのみや道具を持たせたまま転送(預け入れ)しようとした際、もしゲーム内のバッグがいっぱいだった場合は、戻されるはずのきのみや道具は消えてしまうと明確に記載されていました。これは非常に重要な注意点です。
一方で、現在のポケモンホームの公式サポート情報を見ると、「ポケモンに持たせていたどうぐはバッグに戻ります」との記載はありますが、バッグが満タンだった場合にどうなるかについては、残念ながら明言されていません。
しかし、ポケモンバンクでアイテムが消滅するという前例がある以上、後継サービスであるポケモンホームでも同様の仕様になっている可能性は否定できません。
つまり、バッグが満タンの状態で、持ち物を持ったポケモンをHOMEに預けてしまうと、戻る場所を失った持ち物が消滅してしまうリスクがあると考えられます。公式な言及がないため断定はできませんが、万が一にも大切なマスターボールや特性パッチ、貴重な進化アイテムなどを失う事態は避けたいところです。
このリスクを回避するための最も確実な方法は、ポケモンをHOMEに預ける前に、必ずポケモンから持ち物を手動で外し、バッグに戻しておくことです。
さらに念を入れるなら、預け入れ操作の前に、ゲーム内のバッグに十分な空き容量があるかを確認する習慣をつけるとより安全でしょう。特に複数のポケモンをまとめて預ける際などは、バッグの空き容量に注意が必要です。
ポケモンバンクからホームへの持ち物移動

ニンテンドー3DSで利用できた『ポケモンバンク』には、そこに預けているポケモンたちを、Nintendo Switchやスマートフォンで利用する『ポケモンHOME』へ引っ越しさせる機能があります。これにより、過去のシリーズで大切に育てたポケモンを、最新の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』などに連れてくることが可能になります。
ただし、この「ひっこし」機能を利用する際も、持ち物の扱いに関する基本ルールは変わりません。
『ポケモンバンク』にポケモンを預ける時点で、既に持ち物は元の3DSソフト(例えば『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』など)のバッグに戻されています。そのため、バンクからHOMEへポケモンを引っ越しさせても、持ち物が一緒にHOMEへ移動することはありません。
引っ越しで移動するのは、あくまでポケモン本体のみです。引っ越し前にポケモンが持っていた持ち物は、大元の3DSソフトのバッグの中に残ったままとなります。
また、注意点として、このポケモンバンクからHOMEへの引っ越し機能は一方通行であり、一度HOMEへ送ったポケモンを再びバンクに戻すことはできません。どのポケモンを引っ越しさせるかは慎重に選びましょう。
さらに、この引っ越し機能を利用するためには、ポケモンHOMEの有料プラン(プレミアムプラン)への加入が必要となります。ポケモンバンク自体の利用にも、サービスが提供されていた期間中は年間利用料が必要でした。
結論として、ポケモンバンクを経由したとしても、持ち物をポケモンHOMEに持ってくる手段は存在しない、ということです。アイテムは常に、それが元々存在したゲームソフト内に留まることになります。
スマホ版とSwitch版での持ち物の扱いは?

ポケモンHOMEには、Nintendo Switch版とスマートフォン(iOS/Android)版の2種類があり、それぞれ利用できる機能が少し異なります。では、持ち物の扱いに関して、Switch版とスマホ版で違いはあるのでしょうか。
まず、ポケモンHOMEと連携している各ゲームソフト(『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』、『ソード・シールド』、『レジェンズ アルセウス』、『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』、『Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』)との間で、ポケモンを直接預けたり、引き出したりする操作は、Nintendo Switch版のポケモンHOMEでのみ可能です。
ポケモンを預ける際に持ち物が自動的に元のゲームのバッグに戻る、という基本的なルールは、このSwitch版での操作時に適用されるものです。
一方、スマートフォン版のポケモンHOMEは、主に預けているポケモンのステータスや情報を確認したり、全国図鑑を閲覧したり、GTS(グローバルトレードステーション)やミラクルボックスといった機能を使って世界中のプレイヤーとポケモン交換を行ったり、ふしぎなおくりものを受け取ったり、といった用途で使われます。スマホ版では、連携ソフトとの間でポケモンを直接移動させる機能はありません。
したがって、「スマホ版だと持ち物の扱いが違う」ということはありません。持ち物に関するルール、すなわち「ポケモンと一緒に預けることはできず、元のゲームのバッグに戻る」という仕様は、ポケモンHOMEというサービス全体の共通ルールであり、実際にポケモンを移動させるSwitch版での操作時に機能するものです。
スマホ版でポケモンの詳細情報を確認しても、そのポケモンが元のゲームで何らかの持ち物を持っていたとしても、その情報は表示されません。ポケモンHOME内では、ポケモンは常に持ち物を持っていない状態で管理されているのです。
ポケモンホーム連携と持ち物に関する応用知識
- ポケモンSV連携:特別なアイテムを入手
- ポケモンGOから送れないポケモン・持ち物
- 連携ソフトへポケモンを移動させる手順
- 【注意】ポケモンユナイトの「もちもの」との違い
- ポケモンホームの便利な機能と活用法
ポケモンSV連携:特別なアイテムを入手

ポケモンHOMEと『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(ポケモンSV)を連携させると、少し特殊な形でアイテムを入手できるケースがあります。
ポケモンHOMEから特定のポケモン(特に伝説のポケモンや幻のポケモンなど)をポケモンSVへ連れていくと、パルデア地方にあるマリナードタウンの市場で行われている**「競り」に、そのポケモンに関連する特別なアイテム**が出品されるようになるのです。
例えば、そうぐうパワーなどを発動させるのに使う「おとしもの」を集めるのが大変な各種「プレート」は、アルセウスをHOME経由でSVに連れてくることで、マリナードタウンの競りで購入できるようになります。
同様に、ゲノセクトを連れてくれば各種「カセット(ドライブ)」が、ギラティナなら「だいこんごうだま」や「だいはっきんだま」などが競りのラインナップに追加されることがあります。これらの中には、通常プレイでは入手が困難だったり、そもそも入手できなかったりするアイテムも含まれており、ポケモンHOME連携のメリットの一つと言えるでしょう。
ここで非常に重要な点を押さえておく必要があります。これらのアイテムは、ポケモンがポケモンHOMEから持ち物として持ってきたわけではない、ということです。
ポケモンHOMEから特定のポケモンをSVに送ることが、あくまで「条件(トリガー)」となり、その結果としてSVのゲーム内で競りを行っているNPCが、対応するアイテムを**新たに販売(出品)**してくれるようになる、という仕組みなのです。
ポケモン自体は、他のポケモンと同様に、持ち物を持たない状態でHOMEからSVへとやってきます。「HOMEからポケモンを送ったらアイテムが手に入った」という経験から、「HOMEで持ち物が送れた」と勘違いしやすいポイントですが、これはポケモンホームの基本的な「持ち物は送れない」ルールとは異なる、ポケモンSV側での特別なイベント(機能解放)であると理解することが大切です。
以下に、連携によってマリナードタウンの競りに出品されるようになるアイテムの例をいくつか示します。
ポケモン (HOMEからSVへ転送) | マリナードタウンの競りに出品されるアイテム例 |
アルセウス | 各種プレート |
ゲノセクト | 各種カセット (ドライブ) |
ギラティナ | だいこんごうだま、だいはっきんだま |
ディアルガ | だいこんごうだま |
パルキア | だいはっきんだま |
(注: 上記は一例です。対象となるポケモンやアイテムは他にも存在する可能性があります。)
ポケモンGOから送れないポケモン・持ち物

スマートフォン向けアプリ『Pokémon GO』からも、捕まえたポケモンをポケモンHOMEへ送ることができます。これにより、GOで捕まえたポケモンを『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』などの本編シリーズで活躍させることも可能です。
しかし、ここでも持ち物の扱いや、送れるポケモンにはいくつかのルールと制限があります。
まず大前提として、『Pokémon GO』からポケモンHOMEへポケモンを送る際に、持ち物(アイテム)を一緒に送ることは一切できません。そもそも『Pokémon GO』のゲームシステムには、本編シリーズのようにポケモンに道具を持たせて効果を発揮させるという概念が(一部の進化に必要なアイテムなどを除き)基本的に存在しないため、持ち物を送るという機能自体がないのです。
さらに、ポケモン本体についても、GOからHOMEへ送れないケースがあります。具体的には、ハロウィンやクリスマスなどのイベントで登場する、帽子をかぶったり特別な飾りをつけたりしているコスチュームポケモンの多くは転送できません。
また、GOロケット団から救出したシャドウポケモンや、メガシンカしている状態のポケモン、不正な手段でコピーされたポケモンなども送ることができません。
一部のポケモンは、フォルムチェンジした姿のままでは送れず、HOMEへ送ると通常の姿に戻る場合があります(例:ポワルンの「たいようのすがた」「あまみずのすがた」「ゆきぐものすがた」は、送ると通常のポワルンの姿になる)。『ソード・シールド』で登場したキョダイマックスができるポケモンも、GOからは送れません。
どのポケモンが送れて、どのポケモンが送れないのか、あるいは送る際に姿が変わるのかどうかについては、転送操作を行う前の確認画面でアイコンなどで示されるため、転送を実行する前に必ずチェックするようにしましょう。
加えて、『Pokémon GO』からポケモンHOMEへの転送には、「GOトランスポーター」という専用の機能を使用し、転送するポケモンの種類やCP(強さ)に応じて「エナジー」を消費します。このエナジーは時間経過によって回復しますが、一度に大量のポケモンを送ることはできない仕組みになっている点も覚えておきましょう。
連携ソフトへポケモンを移動させる手順

ポケモンHOMEに預けているポケモンを、連携しているNintendo Switchのゲームソフト(『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』、『ソード・シールド』、『レジェンズ アルセウス』、『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』、『Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』)で使いたい場合、ポケモンをHOMEから各ソフトへ移動させる(引き出す)必要があります。
この操作は、Nintendo Switch版のポケモンHOMEを使って行います。
基本的な手順は以下の通りです。
- Nintendo SwitchでポケモンHOMEを起動し、メインメニューが表示されたら「ポケモン」の項目を選択します。
- 次に、ポケモンを移動させたい連携先のゲームソフトのセーブデータと、そのセーブデータを使用しているユーザー(ニンテンドーアカウント)を選択します。
- 画面が切り替わり、通常は左側に連携しているゲームソフトのボックスが、右側にポケモンHOMEのボックスが表示されます(左右は設定で入れ替え可能です)。移動させたいポケモンをカーソルで選択し、掴んだ状態で移動先のボックスまでドラッグ&ドロップします。HOMEからソフトへだけでなく、ソフトからHOMEへ預ける場合も同様の操作です。
- ただし、すべてのポケモンを自由に移動できるわけではありません。例えば、移動先のソフトでまだ登場していない(解禁されていない)ポケモンや、特別な条件を満たしていないポケモンなどは移動させることができません。移動できないポケモンには、通常、ポケモンのアイコン上に警告マークが表示されたり、移動させようとしてもブロックされたりします。また、連携ソフト側で手持ちパーティに入っているポケモンは、直接HOMEへ移動させることはできません。一度ボックスに移す必要があります。
- ポケモンの移動(預け入れ・引き出し)が完了したら、必ずコントローラーの「+」ボタンを押して、「記録して終わる」を選択してください。この操作を忘れてHOMEを終了してしまうと、ボックス間の移動内容が保存されず、元に戻ってしまいます。
この一連のポケモン移動手順の中に、持ち物(アイテム)を選択したり、移動させたりするステップは一切含まれていません。移動の対象となるのは、あくまでポケモン本体のみです。
ポケモンHOMEからゲームソフトへポケモンを引き出す際も、ポケモンは持ち物を持っていない状態で、ゲーム内のボックスに送られることになります。
【注意】ポケモンユナイトの「もちもの」との違い

ここで一つ、混同しやすい点について注意喚起しておきたいと思います。
Nintendo Switchやスマートフォンで基本プレイ無料で遊べる、5対5のチーム戦略バトルゲーム『Pokémon UNITE(ポケモンユナイト)』にも、「もちもの」と呼ばれるシステムが存在します。
しかし、これはポケモンHOMEや本編の『ポケットモンスター』シリーズで扱われる「持ち物(道具)」とは、全く異なるものなので注意が必要です。
ポケモンユナイトにおける「もちもの」とは、ユナイトバトル中にポケモンに装備させることで、そのポケモンの能力(ステータス)を上昇させたり、バトル中に特別な効果を発揮したりする、いわば装備アイテムのようなものです。
例えば、「ちからのハチマキ」(通常攻撃に追加ダメージ)、「ものしりメガネ」(特攻アップ)、「きあいのハチマキ」(HPが減った時に回復)といった様々な種類があり、プレイヤーはこれらの「もちもの」を「もちもの強化キット」という専用アイテムを使ってレベルアップさせることができます。
ポケモン1匹につき最大3つまで持たせることができ、どの「もちもの」をどのポケモンに持たせるか、という戦略がユナイトバトルで勝つための重要な要素となっています。
重要なのは、このポケモンユナイトの「もちもの」システムは、ポケモンユナイトというゲームの中だけで完結しているということです。ポケモンユナイトの「もちもの」がポケモンHOMEに送られたり、逆にポケモンHOMEからユナイトにアイテムが送られたりすることは一切ありません。そもそも、ポケモンユナイトで使っているポケモンをポケモンHOMEに預けること自体ができません。
同じ「もちもの」という言葉が使われているため、特に「ポケモンホーム 持ち物」といったキーワードで情報を検索した際に、ポケモンユナイトに関する情報が混じって表示され、混乱してしまう可能性があります。
しかし、この記事で解説してきたポケモンHOME(および本編シリーズ)における持ち物のルール(=ポケモンと一緒に送ることはできない)と、ポケモンユナイトにおけるバトル用の装備アイテム(=ユナイトのゲーム内で強化・装備するもの)は、完全に別のシステムであると、はっきりと区別して理解しておくことが重要です。
ポケモンホームの便利な機能と活用法
これまでポケモンホームにおける「持ち物」の扱いに焦点を当てて解説してきましたが、ポケモンホームは単なるポケモン保管庫ではありません。持ち物の移動はできませんが、それ以外にも多くの便利な機能が搭載されています。
まず、基本となるのはやはりポケモンの保管機能です。無料のフリープランでも30匹、有料のプレミアムプランに加入すれば最大で6000匹ものポケモンを預けておくことができます。これにより、各ゲームソフトのボックス容量を気にすることなく、たくさんのポケモンを集めたり、育てたりすることが可能になります。また、過去のシリーズ作品からポケモンを連れてきて、最新作で活躍させるための中継地点としても重要な役割を果たします。
次に、ポケモン交換機能が充実している点も大きな魅力です。特にスマートフォン版では、世界中のトレーナーと手軽にポケモン交換を楽しむことができます。「ミラクルボックス」にポケモンを預けておくと、アプリを閉じていてもランダムに他の誰かのポケモンと交換されます。「GTS(グローバルトレードステーション)」では、欲しいポケモンと交換に出すポケモンを指定して、条件に合う相手を探すことができます。「グループ交換」では、最大20人のグループを作り、参加者同士で一斉にポケモンを交換しあう、ドキドキ感のある交換が楽しめます(誰のポケモンが当たるかはランダム)。さらに、「フレンド交換」機能を使えば、ポケモンHOME内でフレンド登録した相手と、場所を選ばずに1対1でポケモン交換を行うことも可能です。これらの機能を活用すれば、自分の持っていないポケモンや、異なる言語のポケモンなどを効率よく集めることができるでしょう。
さらに、預けたポケモンは自動的に全国図鑑に登録され、そのポケモンの詳細な情報(タイプ、特性、覚える技、進化系、様々な言語での図鑑説明文など)をいつでも確認できます。スマートフォン版では、連携しているゲームソフトのランクバトルやインターネット大会におけるポケモンの使用率ランキング、よく使われている技や特性、持ち物といったバトルデータを閲覧することも可能です。対戦に向けた情報収集にも役立ちます。
その他にも、ポケモンHOME内での様々な活動に応じて達成度が記録され、報酬としてスマホ版の壁紙やシールなどがもらえる「実績」や「リサーチタスク」機能、特別なポケモンやゲーム内で使える道具などが配布される「ふしぎなおくりもの」の受け取り機能(主にスマホ版)、公式からの最新ニュースやお知らせを確認できる機能など、ポケモンライフを豊かにする様々な要素が用意されています。
持ち物の管理はできませんが、ポケモンHOMEはポケモンに関する多種多様な機能を提供する、総合的なプラットフォームサービスなのです。
総括:ポケモンホームの持ち物について
この記事のまとめです。
- ポケモンホームへ持ち物を一緒に預けることはできない
- ポケモンを預ける際、持ち物は自動で元のゲームのバッグに戻る
- ポケモンバンクからHOMEへの引っ越しでも持ち物は移動しない
- HOMEから連携ソフトへポケモンを移動させても持ち物は付いてこない
- 持ち物の戻り先バッグが満タンだと消える可能性がある(バンク仕様からの推測)
- HOME利用前には重要な持ち物をポケモンから外しておくのが安全
- HOME利用前にはゲーム内のバッグの空きを確認するのが推奨される
- ポケモンSV連携では特別なアイテムが競りで入手可能になることがある
- これは持ち物移動ではなくHOME連携によるゲーム内イベントの解放である
- ポケモンGOからは持ち物を一切送れない
- ポケモンGOからは一部の特殊なポケモンも送れない
- ポケモン移動はSwitch版HOMEでのみ可能
- スマホ版HOMEは交換や情報閲覧が中心
- ポケモンユナイトの「もちもの」はHOMEの持ち物とは全く別物
- ポケモンホームは持ち物管理ではなくポケモン管理と移動のためのサービスである