ポケモンGOスペシャルアタックを早くする方法|勝敗を分ける技の極意

GOバトルリーグやレイドバトルで、あと一歩のところでスペシャルアタックが間に合わず、悔しい思いをしたことはありませんか。

実は、スペシャルアタックを早くする方法は、画面を速くタップすることではありません。

勝敗を分けるのは、ノーマルアタックがゲージを溜める仕組み、特に「EPT」という隠れた数値を理解し、それを最大限に活用する戦略的な思考です。

この記事では、スペシャルアタックの基本から、上級者だけが知る「技の回数カウント」や「CCT」といった高度なテクニックまで、あなたがバトルで主導権を握るためのすべてを徹底解説します。

ゲージ管理の極意を学び、ライバルに差をつけましょう。

この記事のポイント
  • スペシャルアタックの基本となるゲージの仕組み
  • 技の速さを決める最重要指標「EPT」の解説
  • 上級者が実践する技の回数カウントやCCT技術
  • バトル形式ごとの最適な戦略と立ち回り
目次

ポケモンGOでスペシャルアタックを早くする方法の基本

  • すべての基本:ノーマルアタックとゲージの関係
  • 最重要指標「EPT」を理解し技を選ぶ
  • 高EPTノーマルアタック一覧と性能の見方
  • GOバトルリーグとレイドでの戦略的な違い

すべての基本:ノーマルアタックとゲージの関係

すべての基本:ノーマルアタックとゲージの関係

ポケモンGOのバトルにおいて、スペシャルアタックは戦局を大きく左右する切り札です。この強力な技をいかに早く、そして効果的に使うかが勝利への鍵となります。そのための第一歩は、ノーマルアタックとスペシャルアタックのゲージの関係性を正しく理解することにあります。

バトル中に画面をタップすることで繰り出されるノーマルアタックには、二つの重要な役割があります。一つは相手にダメージを与えることですが、より戦略的に重要なのは二つ目の役割、すなわちスペシャルアタックを発動するためのエネルギー、通称「ゲージ」を溜めることです。

ノーマルアタックを一度繰り出すごとに、一定量のゲージが蓄積されていきます。このゲージが満タンになることで、初めてスペシャルアタックボタンが有効化され、大ダメージを狙うことが可能になります。多くのトレーナーはノーマルアタックを単なるダメージ源として捉えがちですが、発想を転換する必要があります。

スペシャルアタックを早く使いたいのであれば、ノーマルアタックを「ゲージを生成するためのエンジン」として捉えるべきです。この考え方のシフトこそが、ゲージ管理を極める上での最も基本的な、そして最も重要な心構えとなります。どのノーマルアタックが、どれだけ効率良くゲージを溜めることができるのか。この視点を持つことで、あなたのポケモン選びや技の選択は、より戦略的なものへと進化していくでしょう。

最重要指標「EPT」を理解し技を選ぶ

最重要指標「EPT」を理解し技を選ぶ

スペシャルアタックを早くするための核心に迫るには、「EPT」という指標の理解が不可欠です。これは「Energy Per Turn」の略で、ノーマルアタックが1ターンあたりにどれだけのゲージを溜めるかを示す数値です。ポケモンGOのバトルは0.5秒を1ターンとして進行しており、EPTが高ければ高いほど、ゲージを溜める速度が速くなります。つまり、スペシャルアタックを早く発動させたい場合、このEPTの数値を最優先に考慮してノーマルアタックを選ぶことが、最も直接的で効果的な方法となります。

一方で、ノーマルアタックの性能を示すもう一つの指標に「DPT(Damage Per Turn)」があります。これは1ターンあたりのダメージ効率を示し、DPTが高い技はノーマルアタック自体のダメージが大きくなります。ここで重要なのは、多くの場合、EPTとDPTはトレードオフの関係にあるということです。例えば、「ロックオン」や「サイコカッター」のような技は、トップクラスのEPTを誇りますが、DPTは非常に低く設定されています。逆に「あまえる」のような高DPT技は、EPTが低くなる傾向にあります。

したがって、真に強力なポケモンを育成する戦略は、単に高EPTのノーマルアタックを選ぶだけでは完結しません。その先にあるのは、高EPTのノーマルアタックと、少ないゲージ消費で高いダメージを出せる「DPE(Damage Per Energy)」に優れたスペシャルアタックを組み合わせることです。この組み合わせにより、ノーマルアタックでのダメージは最小限に抑えつつ、驚異的な速さで強力なスペシャルアタックを連発する、バトルで非常に厄介な存在を生み出すことができるのです。

高EPTノーマルアタック一覧と性能の見方

高EPTノーマルアタック一覧と性能の見方

理論を理解したところで、次はその知識を実践に活かすための具体的なデータを見ていきましょう。スペシャルアタックを早く撃つという目的に最も適したノーマルアタックは、EPT(1ターンあたりのゲージ増加量)が高い技です。ここでは、GOバトルリーグで特に重要視される高EPTのノーマルアタックを一覧表にまとめました。この表を見れば、どの技がゲージを溜める効率に優れているかが一目瞭然です。

ご自身のポケモンの技構成を確認し、もし表にあるような高EPT技を覚えることができるなら、わざマシン ノーマルを使って変更を検討する価値は大いにあります。DPT(1ターンあたりのダメージ効率)の数値も併記していますので、ダメージ効率とのバランスを考えながら、自分のパーティや戦略に合った技を選択する際の参考にしてください。

技名タイプEPTDPTターン
ロックオンノーマル5.001.001
スパークでんき4.502.002
マッドショットじめん4.501.502
どくばりどく4.501.502
サイコカッターエスパー4.501.502
たたりめゴースト4.002.002
こなゆきこおり4.002.502
ボルトチェンジでんき4.003.004
カウンターかくとう3.504.002
シャドークローゴースト4.003.002
りゅうのいぶきドラゴン3.004.001

この表は、あなたのポケモンが持つポテンシャルを最大限に引き出すための羅針盤となります。なぜ特定のポケモンが対戦で頻繁に使われるのか、その理由の多くが、こうした高性能なノーマルアタックを覚える点にあるのです。

GOバトルリーグとレイドでの戦略的な違い

GOバトルリーグとレイドでの戦略的な違い

スペシャルアタックを早く撃つという目標は共通していても、その目的と戦略は「GOバトルリーグ」と「レイドバトル」では大きく異なります。この違いを理解しないまま同じ戦術を用いると、思わぬ苦戦を強いられることになります。

GOバトルリーグ、すなわちPvP(対人戦)では、相手との駆け引きが勝敗を分けます。ここでは、ターン効率、シールドの駆け引き、そして相手の行動を読む精密なタイミングが全てです。そのため、高EPTのノーマルアタックで素早くゲージを溜め、相手にシールドを使わせるかどうかの選択を迫る「圧力をかける」動きが非常に強力です。少ないゲージ消費で撃てるスペシャルアタックで相手のシールドを誘い出し(ブラフ)、本命の大技を通すといった戦術が有効であり、EPTの高さが戦略の幅を直接的に広げます。

一方、レイドバトルは時間との戦いです。限られた時間内にレイドボスの膨大なHPを削り切ることが唯一の目標であり、対人戦のような駆け引きは存在しません。ここでの最重要指標は、パーティ全体の「TDO(総ダメージ量)」と「DPS(秒間ダメージ)」になります。

もちろん、スペシャルアタックを早く撃てればダメージ効率は上がりますが、ノーマルアタック自体のダメージも無視できません。そのため、PvPほど極端にEPTに偏重するのではなく、DPTとのバランスが取れた技や、総合的なDPSが最も高くなる技構成が最適解となるケースが多くなります。特にソロレイドなどでは、回避行動を最小限にして攻撃回数を増やすことが推奨されるほど、純粋な火力が求められるのです。

上級者が実践するスペシャルアタックを早くする方法

  • 盤面を支配する「技の回数カウント」
  • ターン効率を極める「CCT」の技術
  • シールドを操る「ブラフ(釣り)」戦術
  • 究極の防御「交代受け」を成功させるコツ

盤面を支配する「技の回数カウント」

盤面を支配する「技の回数カウント」

ポケモンGOのバトルは一見するとリアルタイムのアクションゲームのように見えますが、その実態は0.5秒を1ターンとする厳格なターン制バトルです。このシステムを理解し、活用することが上級者への第一歩となります。その中でも特に強力な技術が「技の回数カウント」です。これは、相手が繰り出すノーマルアタックの回数を心の中で数え、相手のゲージがどれだけ溜まっているかを正確に把握する技術を指します。

例えば、相手のポケモンがマリルリで、ノーマルアタックが「あわ」だとします。「あわ」は1回あたりゲージを11溜めます。もし相手が「あわ」を5回使ったなら、ゲージは55溜まっている計算になります。マリルリのスペシャルアタック「れいとうビーム」の消費ゲージは55、「じゃれつく」は60です。この情報から、相手が次に撃ってくる技は「れいとうビーム」であり、「じゃれつく」の可能性はない、と断定できます。この知識があれば、自分のポケモンが「れいとうビーム」を耐えられるならシールドを温存し、致命傷になるなら確実にシールドを使う、という極めて有利な判断を下すことができます。

初心者が相手のスペシャルアタックのアイコンが表示されてから反射的に対応するのに対し、上級者は技をカウントすることで、相手が技を撃つ前からその種類とタイミングを予測しています。この情報アドバンテージは絶大で、ゲームの展開を「受動的」なものから「能動的」なものへと変貌させます。盤面を支配し、常に一歩先を行くプレイを実現するための、必須スキルと言えるでしょう。

ターン効率を極める「CCT」の技術

ターン効率を極める「CCT」の技術

ゲージ管理の奥深さをさらに探求すると、「CCT(Cycle Control Tactics)」と呼ばれる高度なテクニックに行き着きます。これは、自分の行動ターンを最大限効率化するために、スペシャルアタックの発動タイミングを意図的に調整する技術です。具体的には、スペシャルアタックのゲージが溜まっても即座に撃たず、間にノーマルアタックを挟み込むことで、ターン効率上の利益を得るというものです。

この技術が最も効果を発揮するのは、相手が使用するノーマルアタックのターン数が長い場合です。例えば、相手がファイアローで、5ターン技の「やきつくす」を使ってきたとします。こちらは2ターン技のノーマルアタックを持つポケモンで、スペシャルアタックのゲージが溜まったとします。ここで即座にスペシャルアタックを撃つのではなく、ぐっとこらえて2ターンのノーマルアタックを1回挟んでからスペシャルアタックを撃ちます。

相手の「やきつくす」1回(5ターン)の間に、こちらはノーマルアタック1回(2ターン)とスペシャルアタックの発動(1ターン)をねじ込むことができ、相手よりも多くの行動を同じターン内で行ったことになります。もし即撃ちしていた場合、相手の「やきつくす」のモーション中にこちらの行動が終わってしまい、残りのターンを無駄にしてしまう可能性があります。

CCTは、相手の隙を突いて「おまけ」のノーマルアタックを差し込むことで、ダメージとゲージの両面でアドバンテージを稼ぐ、まさに達人の領域の技術です。もちろん、相手のHPが残りわずかであったり、こちらのHPに余裕がなかったりする状況では即撃ちが正解です。状況判断は必要ですが、この技術を習得すれば、僅かなターンの差が積み重なり、最終的に大きな勝利となって返ってくるでしょう。

シールドを操る「ブラフ(釣り)」戦術

シールドを操る「ブラフ(釣り)」戦術

GOバトルリーグにおいて、シールドは2枚しかない非常に貴重なリソースです。このシールドをいかに効果的に使わせるか、あるいは使わずに済ませるかが勝敗に直結します。ここで重要になるのが、「ブラフ(釣り)」と呼ばれる心理戦術です。これは、相手に大技が来ると思わせてシールドを使わせ、実際にはゲージ消費の少ない技を撃つことで、相手のシールドを無駄遣いさせる高等テクニックです。

この戦術を成功させるには、ポケモンに2種類のスペシャルアタックを覚えさせていることが前提となります。一つは「アクアテール」や「のしかかり」のような、ゲージ消費が少なく連発しやすい技(釣り用の技)。もう一つは「じしん」や「はかいこうせん」のような、ゲージ消費は多いものの絶大な威力を誇る技(本命の技)です。対戦中、本命の技を撃てるだけのゲージを溜め込み、相手にプレッシャーを与えます。相手がシールドを使わざるを得ない状況に追い込んだところで、実際には消費の少ない釣り用の技を撃つのです。

相手がシールドを使えば、こちらは最小限のゲージ消費で相手の貴重な防御手段を1枚奪ったことになり、大きなアドバンテージを得られます。残ったゲージで、すぐに次のスペシャルアタックを準備することも可能です。もちろん、この戦術は常に成功するとは限りません。相手がブラフを読んでシールドを張ってこなかった場合、ダメージレースで不利になるリスクも伴います。しかし、成功した時のリターンは絶大であり、ゲージを単なる攻撃手段ではなく、相手の思考を操るための戦略的リソースとして活用する、まさに上級者の戦術と言えるでしょう。

究極の防御「交代受け」を成功させるコツ

究極の防御「交代受け」を成功させるコツ

スペシャルアタックに関する技術は、攻撃的なものだけではありません。相手のエネルギーを理解することは、究極の防御技術である「交代受け」を可能にします。交代受けとは、相手が効果抜群のスペシャルアタックを撃ってくるまさにその瞬間に、その技に対して耐性を持つポケモンに交代することで、ダメージを最小限に抑え、かつ相手の溜めたゲージを無駄にさせるという、非常に高度な防御テクニックです。

この技術の成功は、前述した「技の回数カウント」が完璧にできていることが大前提となります。相手のノーマルアタックの回数を正確に数え、「次の1回で、こちらの弱点を突くスペシャルアタックが溜まる」と確信したタイミングで交代ボタンを押します。成功すれば、本来なら致命傷だったはずの一撃を僅かなダメージで受け流し、相手は多大な労力をかけて溜めたゲージを、効果の薄い相手に使ってしまったことになります。これにより、対面上の有利不利が一瞬で逆転し、絶望的な状況からでも勝利の糸口を掴むことが可能になります。

ただし、交代受けはハイリスク・ハイリターンな諸刃の剣でもあります。相手もこちらの交代を読んで、スペシャルアタックを撃つタイミングをずらしてくるかもしれません。交代にはクールタイムがあるため、一度失敗するとしばらく無防備な時間も生まれます。成功のコツとしては、序盤に一度シールドを張り合って相手の攻撃の癖を見たり、お互いのゲージが溜まっていて相手にタイミングをずらす余裕がない終盤を狙ったりすることが挙げられます。これは、ゲージ管理の知識を防御に応用した、最高峰のプレイヤースキルの一つです。

総括:ポケモンGOでスペシャルアタックを早くする方法は、ゲージの深い理解から始まる

この記事のまとめです。

  • スペシャルアタックはノーマルアタックで溜まるゲージを消費して発動する。
  • ノーマルアタックはダメージ源ではなく、ゲージ生成エンジンと捉えるべきである。
  • スペシャルアタックを早く撃つには、ノーマルアタックのEPT(Energy Per Turn)が最重要指標となる。
  • EPTは1ターン(0.5秒)あたりのゲージ増加量を示す。
  • DPT(Damage Per Turn)は1ターンあたりのダメージ効率を示す。
  • 高EPTの技は、一般的にDPTが低い傾向にある。
  • 理想的な組み合わせは、高EPTのノーマルアタックと高DPE(Damage Per Energy)のスペシャルアタックである。
  • PvPではEPTを重視したゲージ管理と駆け引きが重要である。
  • レイドバトルでは総合的なDPS(秒間ダメージ)がより重要視される。
  • 上級者は相手のノーマルアタックの回数を数え、ゲージ蓄積量を把握している。
  • 「技の回数カウント」により、シールド使用の判断精度が格段に向上する。
  • CCTは、相手の長い硬直を持つ技の間にノーマルアタックを挟み、ターン効率を高める技術である。
  • 「ブラフ」は、低コストの技で相手のシールドを誘い出す心理戦術である。
  • 「交代受け」は、相手のスペシャルアタックを耐性のあるポケモンで受け、ゲージを無駄にさせる究極の防御技術である。
  • これらの技術を習得することが、バトルでの勝率を飛躍的に向上させる。
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この記事を書いた人

初代ポケモン発売当時からのゲーマー。
発売から29周年にもなる超大ヒットゲームになるとは・・・
旧作から最新版まで、かゆいところにも手が届く情報発信を心がけています。

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