「ポケモンXY AZ フラエッテ 入手方法」と検索しているあなたは、おそらくAZの相棒である特別なフラエッテを、自分のソフトでも使えるのかどうかが一番気になっているはずです。
本記事では、ポケモンXYにおけるAZフラエッテの入手可否を、2025年時点の公式情報と日本の大手攻略サイトの内容だけをもとに整理します。そのうえで、ゲーム内データ上の姿や通常のフラエッテとの違い、過去に広がった「入手方法」のデマ、さらに現在はポケモンレジェンズZ-Aで解禁された正規のAZフラエッテ(フラエッテ〈えいえんのはな〉)入手方法の概要までまとめて解説します。
- ポケモンXY本編ではAZフラエッテを正規入手する方法は存在しない
- AZフラエッテは第6・第7世代では内部データのみ実装され、長年未配布だった
- 現在はポケモンレジェンズZ-Aでフラエッテ(えいえんのはな)を正規入手できる
- 改造に頼らず、XYとZ-AそれぞれでAZフラエッテを楽しむための考え方を解説
ポケモンXYのAZフラエッテ入手方法の真実
- 結論:ポケモンXYではAZフラエッテは入手不可能
- AZフラエッテがデータ上だけに存在する理由
- 通常のフラエッテとの違いと設定整理
- 広まった「入手方法」のデマと都市伝説
- 改造での入手が推奨されない理由
結論:ポケモンXYではAZフラエッテは入手不可能

まずいちばん大事な結論から整理します。
ポケットモンスターX・Y本編において、プレイヤーがAZのフラエッテ(えいえんのはなフォルム)を正規の手段で入手する方法は存在しません。
フラエッテには、通常の5色の花(あか・きいろ・オレンジ・あお・しろ)に加えて、6番目の「えいえんのはな」の姿がゲームデータ上に用意されています。日本の図鑑系サイトのデータでは、この「えいえんのはな」フラエッテが第6世代・第7世代の内部データに存在し、専用の種族値や技まで設定されていたことが確認されています。しかし、これらの世代でプレイヤーがこの個体を手持ちとして受け取る公式イベントや「ふしぎなおくりもの」による配布は一度も実施されていません。
攻略サイトやファンサイトでも、「ポケモンXYのAZのフラエッテはストーリーに登場するが、長らく未解禁のポケモンであり、通常プレイでは入手できない」といった説明が繰り返しなされてきました。Q&Aサイトでも、「ゲーム内のデータに存在するだけで正規で入手はできない」「これまで配信されたことはなく、XY向けの新規配信予定も公表されていない」という回答が多数を占めています。
さらに、最新の図鑑系サイトでは、フラエッテの6番目の姿として「えいえんのはな」フォームが紹介されつつ、「第6・第7世代では正規の入手方法は存在しなかったが、その後ポケモンレジェンズZ-Aで正規の入手方法が実装された」と明記されています。
つまり、「ポケモンXYでAZフラエッテを捕まえる方法」や「特定の条件を満たすとイベントで受け取れる」といった噂は、2025年現在も事実ではありません。XYだけを見るならば、AZフラエッテはあくまでストーリー用の特別なポケモンであり、プレイヤーが所持することはできない、というのが公式情報と攻略情報を総合した結論です。
加えて、ニンテンドー3DS向けのオンラインサービスはすでに終了しており、X・Yに対する新たなインターネット配信イベントが行われる可能性も現実的にはほぼありません。今後もXY単体でAZフラエッテが解禁されることは期待しにくい、という前提で考えた方がよいでしょう。
AZフラエッテがデータ上だけに存在する理由

では、なぜAZフラエッテはゲームデータには存在しているのに、プレイヤーが使える形では解禁されなかったのでしょうか。
ここについては、公式から明確な理由が語られたことはなく、日本の攻略サイトや考察記事を読み比べたうえでの「有力な説」として語られている内容になります。よく挙げられるのは、大きく分けて二つです。ひとつは「ストーリーの整合性」、もうひとつは「配布タイミング・運営上の事情」です。
まずストーリー面です。AZは3000年前の戦争でフラエッテを失い、禁断の装置で命を蘇らせ、その代償として多くの犠牲を生み出してしまった人物として描かれます。そのフラエッテが、物語のラストでようやくAZのもとに戻ってくるという流れが、XYの大きなクライマックスになっていることは、公式・攻略ともに共通した解釈です。
この個体をプレイヤーが「ふしぎなおくりもの」で受け取ってしまうと、「3000年ぶりに再会した相棒を、旅の主人公が譲り受けてしまう」という構図になりかねません。ドラマとしての余韻や、償いの物語としての完成度を崩してしまうのではないか、という指摘が多く見られます。AZの物語を象徴するポケモンである以上、「プレイヤーが自由に連れ歩く存在にしない」という判断も理解しやすいところです。
次にタイミングや運営上の事情です。X・Yの発売からそれほど間を置かずに、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア(ORAS)』が登場したことや、以降も世代交代が短いスパンで続いたことから、「もし配布をするにしても、どのタイトルで・いつ配るのか」というスケジュール調整が難しかったのではないか、という考察もあります。戦略的に見て、1匹の特別なフラエッテのために別タイトルのタイアップイベント枠を使うかどうか、という議論は当然あったはずです。
これらはあくまでファンや攻略メディアによる分析であり、「公式見解」ではありません。ただ、複数の日本語情報源を総合すると、「ゲームデータには実装されたが、ストーリーと配布のバランスを考えた結果、プレイヤー解禁までは踏み切らなかった」という見方が現在の一般的な理解と言えるでしょう。
通常のフラエッテとの違いと設定整理

AZフラエッテを正しく理解するには、通常のフラエッテとの違いを整理しておくと分かりやすいです。
通常のフラエッテは、X・Yでは主にフラベベを進化させることで入手するポケモンです。フラベベ自体は野生で出現し、レベル19でフラエッテに進化、その後「ひかりのいし」でフラージェスへと進化していきます。花の色は、あか・きいろ・オレンジ・あお・しろの5種類があり、進化しても色は変わりません。タマゴグループは「ようせい」と「しょくぶつ」で、孵化厳選も可能な一般的なポケモンです。
一方、AZのフラエッテは「えいえんのはな」フォームと呼ばれる特別な姿で、黒と赤を基調とした花を持ち、体の色も通常個体と異なる独特の配色になっています。XYのストーリーでは、3000年前の戦争で命を落とし、AZの作った装置によって永遠の命を与えられた存在として語られ、AZ本人と同じく「長い年月を生き続けている」という設定が与えられています。
種族値も通常のフラエッテとは大きく異なります。日本の対戦考察系サイトのデータでは、通常フラエッテが「HP54・こうげき45・ぼうぎょ47・とくこう75・とくぼう98・すばやさ52(合計371)」であるのに対し、フラエッテ(えいえんのはな)は「HP74・こうげき65・ぼうぎょ67・とくこう125・とくぼう128・すばやさ92、合計551」と紹介されています。フラージェスに近い耐久と、高いとくこう・すばやさを兼ね備えた、いわば「進化しない代わりに強化されたフラエッテ」といった位置づけです。
さらに、AZフラエッテは専用技「はめつのひかり」を覚えることが特徴です。威力140・フェアリータイプの特殊技で、命中90・使用後に反動ダメージを受けるという非常に高火力な技としてデータに登録されています。Z-Aでは実際にこの技を使う姿を見ることができ、AZフラエッテの「戦略兵器級の火力」を象徴する演出にもなっています。
タマゴグループが「未発見」に設定されている点も通常個体との大きな違いです。図鑑データ上、フラエッテ(えいえんのはな)はタマゴを作ることができず、この個体から新たなフラベベ系統の個体を増やすことはできません。つまり、手に入れた個体そのものを大切に使うしかない、特別な1匹として扱われています。
こうした能力や技、タマゴグループの違いは、第6世代当時はROM解析などでのみ知られていた情報でしたが、現在はZ-Aで実際に使用可能になったことで、公式のゲームプレイとして体験できるようになりました。それでも、「XY本編の中では最後まで手が届かない特別なポケモンだった」という立ち位置は変わりません。
広まった「入手方法」のデマと都市伝説

入手できないポケモンほど、「実はこんな条件を満たすと手に入るらしい」という噂が生まれやすいものです。AZフラエッテもその典型で、XY発売当時からさまざまな「都市伝説」がネット上に飛び交っていました。
よく見られたものとしては、次のようなものがあります。
- 殿堂入り後、AZとのバトルに一定回数勝利すると受け取れる
- エンディング後、特定の場所に一定回数通うとイベントが発生する
- 今後の映画やアニメのタイミングでWi-Fi配布される予定がある
しかし、日本の攻略サイトや検証記事を見ると、これらはいずれも否定されています。
エンディング後のAZ戦は一度きりのイベントであり、勝敗に関わらずストーリーは固定ですし、再戦も用意されていません。また、「特定の場所に◯回行く」といった類いの隠しイベントも見つかっておらず、国内外のプレイヤーによる解析・検証でも、XYのデータ中に「AZフラエッテ受け取りイベント」に相当するフラグは確認されていません。
Q&Aサイトでは、「AZフラエッテは現在正規で入手することはできない」「入手できるという情報はデマ」といった回答が多数掲載されています。発売から10年以上経過し、さらにZ-Aで正式な入手手段が別タイトルとして用意された今となっては、「XYの中だけで何かの条件を満たせば手に入るのでは?」という仮説に新情報が加わる余地はほぼないと言ってよいでしょう。
また、「AZにわざと負けるとフラエッテがもらえる」といった噂もありましたが、AZ戦はイベントバトルであり、プレイヤーが負けた場合も通常のゲームオーバーとして扱われるだけで、特別なイベント分岐はありません。検証プレイでも、そのような隠し要素が存在しないことが確認されています。
こうした背景を踏まえると、「ポケモンXY内で何か隠し条件を満たせばAZフラエッテがもらえるのでは?」という期待は、一度きっぱりと手放してしまった方が精神的にも楽です。都市伝説として眺めるのは楽しいですが、「実際に入手できる」と信じたまま周回プレイやレベル上げを続けてしまうと、時間だけが消えてしまいます。XYはストーリーや育成要素も十分に濃い作品なので、「入手できないからこそ特別な存在」と割り切ったうえでプレイした方が、結果的に満足度の高い遊び方ができます。
改造での入手が推奨されない理由

一部のサイトや動画では、「改造ツールを使えばAZフラエッテを自分のセーブデータに出現させられる」といった内容に触れられていることがあります。実際、第6世代の時点でゲーム内データにAZフラエッテが存在していたため、非公式ツールや解析環境を用いれば、技や種族値を含めた完全な個体を呼び出すこと自体は技術的には可能でした。
しかし、こうした方法にはいくつもの大きなリスクがあります。
まず、3DS本体やソフトの利用規約に違反する形で改造を行うと、オンラインサービスからの利用停止や、通信交換・対戦ができなくなるといったペナルティを受ける可能性があります。公式サイトでも、セーブデータやソフトの改造、不正なポケモンの利用に対してはアカウント停止などの措置をとる場合があると明記されており、オンライン要素を楽しみたい人にとっては致命的なデメリットです。
次に、セーブデータが破損するリスクです。非公式ツールで内部データを書き換える以上、想定外の不具合が発生し、長年育ててきたポケモンや思い出の記録が読み込めなくなる可能性があります。バックアップを取らずに改造を行えば、取り返しのつかない損失になりかねません。
さらに、現在の作品やオンラインサービスでは、過去世代からの不正データ持ち込みに対するチェックが強化されており、不自然な個体値や技構成、通常では存在しない組み合わせのポケモンなどは、通信時に弾かれたり、ペナルティ対象になるリスクがあります。特に、今後ポケモンHOME経由でポケモンレジェンズZ-Aにポケモンを連れていくことを考えるなら、「昔改造で作ったポケモンを活用する」という発想自体が危険になりつつあります。
そして何より、AZフラエッテはストーリーの中で特別な意味を持つポケモンです。AZとフラエッテの3000年にわたる物語を知ったあとで、非公式な手段で自分のデータにコピーすることに、どうしても違和感を覚えるトレーナーも多いはずです。XYの物語を大切に思うのであれば、「XYではあくまで物語上の存在として見守る」「実際に操作してみたいなら、公式が用意したZ-A側の入手手段を利用する」という線引きが、最も健全で安心な楽しみ方だと考えられます。
ポケモンXY AZフラエッテ入手方法と最新作Z-Aの関係
- レジェンズZ-Aで実装された正規の入手方法概要
- XYからZ-AへつながるAZフラエッテの物語
- XYトレーナーが今からできる楽しみ方
- これからXYを始める人へのアドバイス
- 今後の配布や連携の可能性についての見方
レジェンズZ-Aで実装された正規の入手方法概要

2025年現在、AZフラエッテそのものを正規に入手して使いたい場合、舞台はポケモンXYではなく、Nintendo Switch向けの「Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモンレジェンズZ-A)」に移ります。
日本の図鑑系サイトや攻略サイトでは、「えいえんのはな」フォームのフラエッテは、レジェンズZ-Aにおいて初めて正式な入手方法が実装されたと説明されています。これにより、長年「未配布ポケモン」としてしか知られていなかったAZフラエッテを、プレイヤー自身が操作できるようになりました。
具体的な入手方法は、ストーリークリア後に解禁される高難度コンテンツ「ZAロワイヤル∞」が鍵になります。攻略情報によると、ZAロワイヤル∞のリワード戦で合計15勝を達成すると専用のイベントが発生し、タウニー(主人公の性別によってガイ/タウニーのいずれか)がフラエッテ(えいえんのはな)を託してくれます。同時に、メガフラエッテへのメガシンカに必要なメガストーン「フラエッテナイト」も入手できるため、入手後すぐにメガフラエッテとしての姿も体験できます。
ここで重要なのは、この入手方法はあくまでレジェンズZ-A内のものであり、XYのセーブデータやカートリッジと直接連動しているわけではない、という点です。2025年時点では、XYで育てたポケモンをZ-Aに直接連れて行って一緒に冒険する仕組みは存在せず、Z-Aで捕まえたり受け取ったポケモンはZ-Aの世界で完結して楽しむ形になります。
今後、Z-AはポケモンHOMEとの連携が予定されており、他シリーズからポケモンをZ-Aに連れていくことは可能になりますが、一度でもZ-Aに連れていったポケモンは、公式の案内上「元のシリーズに戻せない」仕様であると明記されています。AZフラエッテも含め、Z-Aで手に入れたポケモンは、基本的にZ-A専用の戦力として扱うことになる、という点は頭に入れておきましょう。
そのため、「XYのソフトでAZフラエッテを使う」ことは今もできませんが、「AZフラエッテという存在を自分の手で操作してみたい」という願いに対しては、レジェンズZ-Aをプレイすることでようやく公式に応えてもらえるようになった、と整理できます。
XYからZ-AへつながるAZフラエッテの物語

レジェンズZ-AでAZフラエッテが解禁された背景には、ポケモンXYの物語との深いつながりがあります。
XYのストーリーでは、カロス地方の歴史を語るうえで、AZとフラエッテのエピソードが非常に重要な位置を占めています。3000年前の戦争、命を与える装置、世界の犠牲と引き換えに蘇ったフラエッテがAZのもとを去る展開などは、シリーズ屈指の重いストーリーとして、今でも多くのプレイヤーの記憶に残っています。
レジェンズZ-Aは、カロス地方の中心都市ミアレシティを舞台に、都市再開発が進む時代の物語を描いた作品です。XYから数年後の世界を描きつつ、AZやフラダリ、その他のキャラクターたちの過去や、その後の歩みが掘り下げられていきます。日本の考察記事でも、「Z-AはXYで描かれた物語の“続き”や、未回収の伏線を回収するタイトル」として語られることが多くなっています。
そのなかで、長年未配布のままだったAZフラエッテを、クリア後のやり込み要素としてプレイヤーに託す構成は、「XYで語られた物語を、今度は自分の手で引き継ぐ」体験を提供するものだと解釈できます。XYでは遠くから見守るしかなかった永遠の命を持つフラエッテが、Z-Aではプレイヤーの手持ちとして戦場に立ち、はめつのひかりを放つ――そのギャップこそが、両タイトルを続けて遊んだときの最大の醍醐味です。
XYの時点では、「永遠の命を得てしまったポケモン」として、ある種の距離感があったAZフラエッテ。しかしZ-Aでは、プレイヤー自身がその力を託されることで、「自分はこの力をどう使うのか」「世界との向き合い方をどう選ぶのか」というテーマを、少し違った角度から味わうことができます。XYをプレイ済みであればあるほど、Z-AでのAZフラエッテ入手イベントの重みは、より深く感じられるはずです。
XYトレーナーが今からできる楽しみ方

とはいえ、「自分はあくまでポケモンXYの中で楽しみたい」「3DSのXYの世界観が好き」というトレーナーも多いと思います。そうした人に向けて、AZフラエッテを意識しながらXYを遊ぶ楽しみ方をいくつか提案してみます。
ひとつは、AZ関連のイベントを改めてじっくり味わうことです。ストーリー終盤のフレア団関連イベントから、エンディング後のAZ戦、ラストシーンでのフラエッテとの再会までを、「AZとフラエッテの物語」という視点で見直してみると、当時は流してしまっていたセリフや演出が違って見えてきます。特に、エンディングの再会シーンは、Z-AでAZフラエッテを入手したあとに見返すと、また別の感情が湧き上がってくるはずです。
もうひとつは、通常のフラエッテやフラージェスを自分なりの「AZフラエッテ意識型」として育ててみることです。例えば、花の色や技構成を物語に合わせて選び、
- 物語のイメージに近いフェアリー技や回復技を多めに採用する
- 戦争の記憶を背負ったポケモンという設定で、パーティ全体を少し重めの雰囲気で統一する
- ニックネームで「エイエン」や「フラエッテ」など物語を連想させる名前をつける
といったロールプレイをするだけでも、普段のストーリー攻略やバトル施設がぐっと楽しくなります。
育成面では、フラージェスは特防ととくこうの高さを生かした特殊アタッカー兼特殊受けとして優秀で、ドラゴンやあくタイプ対策としても活躍できます。フェアリータイプ自体が第6世代で新登場したタイプということもあり、「XYらしさ」を象徴する1匹として手持ちに入れておくと、作品全体への愛着も深まりやすいです。
さらに、AZフラエッテ関連の考察記事やZ-Aの感想記事を読みながら、「自分ならAZにどんな言葉をかけるか」「フラエッテの気持ちはどうだったのか」と想像するのも、XYを深く味わう良いきっかけになります。ゲーム内で入手できないからこそ、プレイヤーの想像の余地が残されている、というポジティブな受け止め方もできるでしょう。
これからXYを始める人へのアドバイス

2025年現在でも、「レジェンズZ-Aをきっかけに、元になっているXYを遊んでみたい」と感じているトレーナーは少なくありません。これからXYを始める人に向けて、AZフラエッテを意識しつつプレイする際のポイントをまとめておきます。
まずおすすめなのは、「AZがどこで登場し、どんなセリフを話しているか」を意識しながらストーリーを進めることです。日本の攻略・考察記事でも、AZの言動はしばしば取り上げられており、彼の心情や後悔がにじむシーンが多いとされています。初見プレイでも、「この人は何者なのか」「なぜこんなに長く生きているのか」という疑問を抱きながら追いかけていくと、終盤の真相に一層の重みが出ます。
次に、通常のフラベベ〜フラエッテ〜フラージェスの系統を、早めにパーティに組み込んで育てておくことです。フラベベは序盤から入手可能で、進化も比較的早く、最後まで一緒に旅しやすいポケモンです。新タイプのフェアリーということもあり、他のパーティメンバーとは違った役割を持たせやすいので、「この子が自分にとってのAZフラエッテだ」とイメージしながら育ててみるのもおすすめです。
エンディング後にAZとプレイヤーが戦うシーンでは、「もし自分の手持ちにフラエッテやフラージェスがいたら、どんな気持ちでこのバトルを見ているだろう」と想像してみてください。手持ちのフラージェスを先頭に出して、あえてバトルに参加させてみるなど、自分なりの演出を加える遊び方もあります。
最後に、「AZフラエッテが自分の手元には来ない」という事実も含めて、XYの物語だと受け止めることが大切です。手に入らないからこそ、あのラストシーンの重さや、3000年にわたる後悔の物語が強く胸に残ります。そのうえで、もしどうしてもAZフラエッテを自分で操作してみたくなったら、そのときにレジェンズZ-Aへ足を伸ばす、という順番で楽しむのが、一番きれいな流れと言えるでしょう。
今後の配布や連携の可能性についての見方

最後に、「今後、XY側でAZフラエッテが解禁される可能性はあるのか?」という、長年ファンの間で語られてきた疑問に触れておきます。
過去の例を見ると、長年未配布だった幻のポケモンが、後の世代で配布されたケースは確かに存在します。そのため、「AZのフラエッテもいつかどこかで……」という期待が語られてきたのも自然な流れです。実際、その期待に対して公式が応えた形が、レジェンズZ-Aでの「えいえんのはな」フラエッテ解禁だったと見ることができます。
一方で、最新の図鑑・攻略情報を見る限り、AZフラエッテの「正規入手」が実現した舞台はあくまでレジェンズZ-Aであり、XYに対して新たなアップデートや配布が行われたわけではありません。3DS向けオンラインサービスもすでに終了しており、X・Y向けに新しい「ふしぎなおくりもの」配信を行うことは、技術的・運営的に非常に難しい状況です。
そのため、現実的なラインとしては、
- XYでは今後もAZフラエッテを正規入手することはまず期待できない
- AZフラエッテを自分の手で使ってみたいなら、レジェンズZ-Aが唯一かつ十分な選択肢
という二点に落ち着きます。
一方で、レジェンズZ-A側では、今後のイベントやアップデートでAZフラエッテ関連のサブイベントや追加配信が行われる余地は十分にあります。メガフラエッテの色違い厳選や、特別な技構成の配布個体など、対戦環境ややり込み要素に絡めた展開が期待されている状況です。こちらはまだ公式に明言されていないため、あくまで「今後に期待」として受け止めておくのがよいでしょう。
大切なのは、噂や憶測に振り回されすぎず、「XYでは物語の象徴としてのAZフラエッテ」「Z-Aでは実際に手元で使えるえいえんのはなフラエッテ」という、それぞれの作品が用意してくれた役割を尊重して遊ぶことです。その方が、結果としてポケモンシリーズ全体を長く楽しみ続けられます。
総括:ポケモンXY AZフラエッテ入手方法の現在地と楽しみ方
- AZフラエッテはXY本編では正規入手手段が存在しないポケモンである
- 第6・第7世代ではゲーム内データに姿と技が用意されていたが、プレイヤーには解禁されなかった
- 未配布の理由として、ストーリーの整合性と配布タイミング・運営上の事情が考察されている(ただし公式見解ではない)
- 通常のフラエッテとは見た目も種族値もタマゴグループも異なる、特別な個体である
- 専用技「はめつのひかり」を持つ高火力のフェアリータイプとしてデータ上は存在していた
- XYではAZの物語を彩る演出用ポケモンとしてのみ登場する位置づけであり、プレイヤーは所有できない
- ネット上で語られた「隠し条件で入手できる」という噂は検証の結果いずれもデマとされている
- 改造ツールによる入手は、規約違反やセーブ破損、オンラインペナルティのリスクが高く推奨されない
- 2025年時点で正規にAZフラエッテ(フラエッテ〈えいえんのはな〉)を入手できるのはポケモンレジェンズZ-Aのみである
- レジェンズZ-Aではクリア後コンテンツ「ZAロワイヤル∞」のリワード戦15勝の報酬として入手でき、同時にメガストーン「フラエッテナイト」も手に入る
- XYを遊ぶなら、通常のフラエッテやフラージェスを育てて物語に重ねるロールプレイ的な楽しみ方が現実的かつ豊かである
- これからXYを始める人は、AZの登場シーンとフラベベ系統の育成を意識して進めると、物語をより深く味わえる
- 3DSオンライン終了により、XY向けの新規ふしぎなおくりもの配信は期待しにくい状況にある
- AZフラエッテの物語的な特別さを尊重しつつ、XYとZ-Aそれぞれの世界での役割を分けて楽しむ姿勢が重要である
- 「ポケモンXYでAZフラエッテの新たな入手方法を探す」のではなく、現在の公式仕様と世代ごとの遊び方を理解して楽しむのが、トレーナーにとっての最適解と言える
XYでは「手の届かない特別な存在」として、Z-Aでは「自分の手で操れる特別な戦力」として――二つの作品を行き来しながら、AZフラエッテという1匹のポケモンの物語を、じっくり味わってみてください。

