ポケモンGOでボーマンダをしっかり育成しておくと、ドラゴンアタッカーとしてレイドでも高難度コンテンツでも心強い戦力になります。ただ、技1の性能やゲージ技の重さ、PvPでの評価、メガボーマンダの扱いなど、実際に育成するとなると迷うポイントも多いポケモンです。
この記事では、ボーマンダの基本性能やタイプ相性、最大CPと種族値、おすすめ技構成、レイドとマスターリーグでの実用度にくわえて、入手方法や個体値厳選、強化・技解放の優先度、メガボーマンダやシャドウボーマンダの運用、苦手な相手への対策までまとめて解説します。これからボーマンダを本格的に育成したいトレーナー向けの総合ガイドです。
- ボーマンダの最大CP・種族値とタイプ相性を把握できる
- レイド用とメガシンカ用のおすすめ技構成が分かる
- PvP・マスターリーグでの現環境での評価と注意点が分かる
- 入手方法・個体値厳選・強化優先度まで育成の道筋が見える
ポケモンGO ボーマンダの性能と評価
- ボーマンダの基本データとタイプ相性
- 最大CPと種族値から見る強み
- おすすめ技構成と役割別の使い分け
- レイドアタッカーとしての評価
- PvP・マスターリーグでの立ち位置
ボーマンダの基本データとタイプ相性

ボーマンダはホウエン地方(第3世代)出身のドラゴン/ひこうタイプのポケモンです。ポケモンGOにおける最大CPは4239、攻撃277・防御168・HP216と、攻撃寄りながら耐久も最低限は確保されたステータスを持ちます。
タイプがドラゴン/ひこうであるため、弱点と耐性がはっきりしているのも特徴です。いわ・ドラゴン・フェアリーに通常弱点(×1.6)、こおりには二重弱点(×2.56)と、こおり技には特に注意が必要です。一方で、じめんとくさには大きな耐性(×0.39)、かくとう・むし・ほのお・みずには軽減(×0.625)と、攻守ともに「ドラゴンらしい」相性を持ちます。
相棒距離は5kmで、タスクやレイドでの100%個体CPも分かっています。フィールドリサーチ報酬ならCP1607(PL15)、通常レイドやタマゴ孵化ではCP2142(PL20)、天候ブースト時はCP2678(PL25)が個体値100%の目安となるため、厳選の際はこの数値を意識すると良いでしょう。
進化ラインはタツベイ→コモルー→ボーマンダの2段階進化で、タツベイをアメ25個でコモルーに、さらにアメ100個でボーマンダへ進化させます。ボーマンダが野生で大量発生する機会はあまり多くなく、基本的にはタツベイやコモルーの捕獲やレイド、タマゴ孵化から集めていく形になります。
このように、タイプ相性は分かりやすく攻撃面は非常に優秀な一方で、こおり二重弱点がとても重くのしかかるポケモンです。レイドやジムで実戦投入する際は、相手がこおり技を持っていないか、天候が「雪」や「霧」などこおりタイプの火力が上がる状況ではないかを事前に確認しておくことが重要になります。こおり技が飛んで来ないレイドでは一気に高火力で押し切れるので、相性を理解して使い分けることが大切です。
最大CPと種族値から見る強み

最大CP4239という数値は、ポケモンGO全体でも上位に入る高さです。特に攻撃種族値277は同じドラゴン/ひこうのカイリュー以上であり、ドラゴンアタッカーとしての火力面では非常に優秀な水準にあります。
一方で、防御168・HP216という数値は「紙耐久」というほど低くはないものの、環境トップクラスの伝説ドラゴンたちと比べるとやや控えめです。ドラゴン同士の殴り合いでは等倍で殴り合える場面も多いですが、こおり技を受けると一気にHPが削られてしまうため、実戦では「高火力だが事故りやすいアタッカー」として扱うのが現実的です。ポケモンGOの総合評価でも、ジム・レイド攻撃性能は高く評価されつつ、耐久面でカイリューに劣るというコメントが見られます。
最大CPが高いということは、マスターリーグや高難度レイドでのレベル上げの価値も高いという意味です。特にドラゴンタイプのレイドボスが多い環境では、ドラゴン技で統一したボーマンダ艦隊を揃えると、短時間での討伐が狙えます。一方で、メガレックウザやオリジンディアルガ、オリジンパルキアなど、さらに高火力かつ扱いやすいドラゴンアタッカーも増えているため、「ボーマンダをどこまで育てるか」は他のドラゴン戦力とのバランスを見ながら決めるのがおすすめです。
総じて、ボーマンダは「耐久に多少のリスクを負ってでも火力を取りたい時」に輝くポケモンです。特にドラゴン耐性を持つボスへの等倍ゴリ押しや、メガボーマンダによるドラゴン/ひこうブースト役として、現在の環境でも十分現役で活躍できるポテンシャルを持っています。
おすすめ技構成と役割別の使い分け

ボーマンダが覚えられる通常技(技1)は、ドラゴンテール・ほのおのキバ・かみつくの3種類です。DPSとゲージ効率のバランスが最も良く、タイプ一致で火力も出せるのはドラゴンテールで、ドラゴンアタッカーとして使う場合の第一候補になります。
ゲージ技(技2)は非常に豊富で、りゅうせいぐん・そらをとぶ・げきりん(レガシー技)・だいもんじ・ハイドロポンプ・ぶんまわす・かみくだく・おんがえし・やつあたりなどを習得できます。このため、「ドラゴンアタッカーとして特化させるのか」「汎用アタッカーにするのか」「レイドでタイプ一致を優先するのか」で最適構成が変わってきます。
レイドやジム攻撃での汎用ドラゴンアタッカーとしては、ドラゴンテール+そらをとぶの組み合わせが、現在のコンボDPSランキングでも最上位クラスの評価を受けています。ドラゴン技ではないものの、ひこうタイプ一致の高威力技であり、ドラゴン耐性を持つ相手にもある程度対応できるのが強みです。
特別なイベントなどで覚えられるげきりんは、ドラゴンタイプの2ゲージ高火力技として非常に優秀です。現在はレガシー技扱いで通常では覚えられず、対象イベントで進化させるか、すごいわざマシン・スペシャルを使う必要がありますが、ドラゴンテール+げきりん構成は「純ドラゴンアタッカー」として非常に強力な選択肢になります。
りゅうせいぐんは単発火力が極めて高い代わりに、使用後に自分の攻撃がダウンするデメリットを持つため、PvPでは扱いが難しい技です。ドラゴンテールでゲージを溜めてから一撃で大ダメージを狙えるものの、外した時のリスクや、その後の立ち回りの難しさを考えると、ある程度経験のあるトレーナー向けと言えます。
あくタイプのぶんまわす・かみくだくは、ゴースト・エスパー・サイコブレイク持ちのミュウツーなどに役割を持たせたい場合のサブウェポン候補です。特にぶんまわすは3ゲージで回転が良く、ドラゴンテールと組み合わせることで、ドラゴン中心の構成では苦手な相手にも柔軟に対応できます。
役割ごとに整理すると、現状は次のような使い分けがおすすめです。
- レイド汎用ドラゴンアタッカー: ドラゴンテール+そらをとぶ
- ドラゴンレイド特化・ドラゴン弱点ボス用: ドラゴンテール+げきりん(レガシー)またはドラゴンテール+りゅうせいぐん
- 悪打点を持たせた汎用アタッカー: ドラゴンテール+ぶんまわす/かみくだく
手持ちやプレイスタイルに応じて、メイン技とサブウェポンを決めるとよいでしょう。
レイドアタッカーとしての評価

レイドバトルにおけるボーマンダは、現在でも一線級のドラゴンアタッカーとして評価されています。コンボDPSランキングでは、ドラゴンテール+そらをとぶ、ドラゴンテール+りゅうせいぐん、ドラゴンテール+げきりんといった構成が上位に並び、高い攻撃種族値と合わせて優秀なダメージソースになります。
ドラゴンタイプの伝説レイドでは、ボス側もドラゴンタイプであることが多く、ドラゴン技の通りが非常に良い環境です。そのため、自身もドラゴン弱点を突かれやすいリスクはあるものの、ドラゴンテール+ドラゴン技の構成で押し切る戦法が多くの攻略サイトで推奨されています。
一方で、こおり技を使ってくるボス相手には明確な不利があるため、マンムーやグレイシア、マニューラなど、こおりタイプの味方と役割分担する運用が現実的です。特にメガボーマンダをレイドで使う場合は、場にいるだけで味方のドラゴン/ひこうタイプの技火力を底上げできるため、自身は途中で倒されても味方の総合DPSを上げる「バフ役」としても機能します。
メガ無しの通常ボーマンダでも、攻撃種族値の高さから、多くの準伝級ドラゴンと肩を並べる火力を発揮できます。ただし、メガレックウザやメガガブリアス、オリジンディアルガなど、さらに上位のドラゴンアタッカーが存在する現在では、「最強格」ではなく「十分強いが一歩下の層」といった評価が現実的です。そのぶん、入手難度や強化コストのバランスが良く、ドラゴン戦力の層を厚くする目的で育成する価値は高いと言えます。
レイドでボーマンダを活かしたい場合は、天候「強風」でドラゴン/ひこう技のブーストを狙うと、さらに火力を伸ばすことができます。天候ブースト込みでのレイド100%CPや、メガシンカのタイミングを意識しながら使うことで、短時間討伐や少人数レイドの成功率を大きく高められます。
PvP・マスターリーグでの立ち位置

ステータスだけを見ると、ボーマンダはマスターリーグでも十分戦えそうに見えますが、実際のGOバトルリーグでの採用率や評価は高くありません。理由はシンプルで、技1の性能と技2のゲージ効率がPvP向きではないからです。
通常技のドラゴンテールはダメージ効率こそ優秀ですが、ゲージ増加量がそこまで高くなく、ゲージ技の多くが重い構成になっています。りゅうせいぐんは高威力な代わりに使用後に攻撃ダウンのデメリット付き、げきりんやそらをとぶもエネルギー要求が重めで、シールド駆け引き中心の環境では「回転が遅いポケモン」と見られがちです。
PvP解説記事でも、「技性能がイマイチで、現状PvP用としての育成優先度は低め」と評価されることが多く、マスターリーグの最強ランキングに名前が挙がることもあまりありません。同じドラゴン枠には、より器用でシールド駆け引きに強いカイリューやディアルガ、ザシアン・トゲキッスなどの強豪が並びます。
どうしてもマスターリーグでボーマンダを使いたい場合は、ドラゴンテール+そらをとぶ+りゅうせいぐん(またはげきりん)といった構成が候補になります。そらをとぶは優秀な飛行技で、シールド駆け引き用のメイン技、りゅうせいぐん/げきりんは決めにいくフィニッシャーとして使い分けるイメージです。ただし、技の重さゆえに安定した勝率を出すのは難しいため、PvP専用にフル強化するよりは、レイド用個体をついでにGBLで試す程度のスタンスがおすすめです。
ポケモンGO ボーマンダの育成と実戦テクニック
- 入手方法と厳選したい個体値
- 強化・技解放の優先度とコスト
- メガボーマンダ・シャドウの活用法
- 苦手な相手と対策ポケモン
- 初心者が失敗しやすいポイント
入手方法と厳選したい個体値

現在のポケモンGOにおけるボーマンダの主な入手手段は、タツベイ・コモルーからの進化、レイドバトル(ボーマンダ・メガボーマンダ)、フィールドリサーチ報酬などです。通常時はタツベイの野生出現やレイド、タマゴ孵化、リサーチ報酬がメインで、ボーマンダ自身が野生で頻繁に出てくることはあまりありません。
特別なイベント期間には、ボーマンダやメガボーマンダのレイドがピックアップされることがあります。このタイミングでは高個体値ボーマンダを狙うチャンスになるため、ドラゴンアタッカーを強化したい場合は積極的に参加しておきたいところです。レイドやタマゴ・タスクで個体値100%となるCPは、タスク報酬が1607(PL15)、レイド・タマゴ・報酬が2142(PL20)、天候「強風」時のレイドブースト個体が2678(PL25)となります。
個体値厳選の方針としては、レイドアタッカー用なら攻撃個体値15の個体を最優先し、HPと防御もできるだけ高い個体を選ぶのが基本です。理想はもちろんオール15の100%個体ですが、攻撃15・他も13以上程度あれば実戦では十分戦えます。PvP用途は前述の通り優先度が低めなので、まずはレイド・メガ用として1体、高個体値を確保できればOKです。
アメ集めに関しては、タツベイ系統を相棒にして歩いたり、ドラゴンタイプイベントでの大量湧き時にしっかり捕獲しておくことが重要です。メガボーマンダを視野に入れる場合は、通常アメだけでなくアメXLも大量に必要になるため、将来メガレイドで使う可能性があると考えているなら、早めにタツベイを集めておくと育成がスムーズになります。強風ブーストがかかる日を狙ってレイドを周回すると、高PL個体とアメXLを同時に集めやすく効率的です。
強化・技解放の優先度とコスト

ボーマンダのサードアタック解放には、ほしのすな75,000・アメ75個が必要です。いわゆる600族ドラゴンに共通する重めのコストで、メガボーマンダも同様の解放コストになっています。そのため、すべての個体に技解放をするのではなく、厳選した上位個体だけに投資するのがおすすめです。
まず優先したいのは、レイド用エースとして使う1体の強化です。ドラゴンテール+そらをとぶ、あるいはドラゴンテール+げきりん(レガシー)構成の個体を、手持ちやアメの余裕に応じてPL40〜50付近まで育成しておくと、多くのドラゴンレイドで主力として活躍してくれます。ボーマンダの攻撃種族値はレイド用として十分高いため、まずは1体を集中して仕上げ、余裕が出てきたら2体目・3体目を育てるイメージが効率的です。
技解放の優先度は、基本的には「ドラゴンテール+メインのゲージ技」が決まってからで構いません。レイド専用なら1ゲージ技でも問題ない場面が多く、そらをとぶかげきりんのどちらか1つを採用しておけば十分戦えます。ジム攻撃やロケット団バトルなども視野に入れるなら、ドラゴンテール+そらをとぶ+ぶんまわす/かみくだくといった構成にしておくと、ドラゴン・ひこう・あくの3タイプで広い範囲をカバーできます。
ほしのすなコストが重い以上、ボーマンダに投資するタイミングも重要です。ドラゴン枠の最優先候補としてメガレックウザやオリジンディアルガなどをすでに持っている場合は、ボーマンダは「2軍のエース」「メガレイドができない場面のドラゴンアタッカー」として位置づけると、無駄な強化を避けやすくなります。一方で、ドラゴン枠の戦力がまだ薄いトレーナーにとっては、ボーマンダを1〜2体しっかり育成しておくだけで、多くのドラゴンレイドがぐっと楽になるはずです。
メガボーマンダ・シャドウの活用法

ボーマンダはメガシンカに対応しており、メガボーマンダになると攻撃・耐久ともに大きく上昇します。メガボーマンダの最大CPは5688、攻撃310・防御251・HP216と、通常ボーマンダよりも一回り以上強力なステータスになり、タイプは変わらずドラゴン/ひこうのままです。
メガシンカポケモンは、そのポケモンと同じタイプの技の威力を、自分だけでなく味方のポケモンにもブーストする仕様があります。メガボーマンダの場合、ドラゴン/ひこうタイプの技威力が上がるため、自身もドラゴンアタッカーとして高火力を出しつつ、周りのドラゴン・ひこうアタッカーの火力も底上げできる点が大きな魅力です。
実戦での使い方としては、ドラゴンレイドでメガボーマンダを先頭に出し、残りのパーティをドラゴンアタッカーで固める形が王道です。メガボーマンダが場にいる間は味方の火力が上がるため、討伐速度を一気に高めることができます。メガシンカには1日の使用制限やメガレベルによるボーナスもあるため、ドラゴン系レイドの日に優先してメガボーマンダを使うと効率的です。
シャドウボーマンダについては、攻撃アップ・防御ダウンの補正がかかるため、さらに極端な火力寄りアタッカーとして機能します。こおり二重弱点という欠点がさらに際立つ一方で、ドラゴンテール+げきりん、ドラゴンテール+そらをとぶ構成では、通常個体を上回る爆発的なダメージを叩き出せます。レイドでは「多少の被弾は気にせず短時間で削りきる」運用ができるため、ロケット団イベントでやつあたりを消せるタイミングには、育成候補となるシャドウタツベイを確保しておくと将来役立ちます。
苦手な相手と対策ポケモン

ボーマンダが最も苦手とするのは、こおり技を使う相手です。タイプ相性上こおりが二重弱点となるため、等倍技のつもりで受けたこおりタイプ一致技でも、ほぼ一撃、もしくは二撃で倒されてしまいます。ドラゴンレイドではサブウェポンとしてこおり技を持つボスも多いため、「ドラゴンボスだから有利」と油断せず、事前に技構成を確認するクセをつけましょう。
レイドやジムでボーマンダを出す際は、相手がこおり技を持っていないか、攻略記事やシミュレーターでチェックしておくと安全です。例えば、こおり技を持たないドラゴンボス相手ならドラゴンテール+ドラゴン技でゴリ押ししてもよいですが、ふぶき・れいとうビームなどを覚えているボスには、マンムーやグレイシア、マニューラなどのこおりアタッカーを優先的に採用した方が安定します。
逆に、ボーマンダで相手を倒しやすいのは、くさ・かくとう・むし・ほのお・みずなど、こちらの耐性を突けないタイプのポケモンです。こうした相手には多少被弾しても長く場に残ることができるため、ドラゴンテールで削りながらゲージを溜め、そらをとぶやげきりんで大きなダメージを与える立ち回りが有効です。レイドでは、ボスのメイン技がこれらのタイプであれば、多少の被弾を覚悟して先発ボーマンダで押し切る戦法も取りやすくなります。
自分がボーマンダと戦う側になったときは、マンムー・グレイシア・マニューラのほか、こおり技を覚えたガラルヒヒダルマやグレイシア入りのパーティを用意しておくと攻略が安定します。これらのポケモンはボーマンダに対してタイプ一致こおり技で二重弱点を突けるため、短時間で一気に削り切れます。ドラゴンタイプで受けに行く場合は、相手のドラゴン技でこちらも大ダメージを受ける可能性があるため、こおり枠を1〜2体は必ず編成に入れておくと安心です。
初心者が失敗しやすいポイント

ボーマンダ育成で初心者がやりがちな失敗として多いのが、「PvP用として中途半端に強化してしまう」ケースです。現在のGOバトルリーグ環境では、ボーマンダは技性能の問題から安定した勝率を出しにくく、PvPランキングでも上位常連という位置づけではありません。PvP用に個体値を厳選してまで育てる優先度は低く、まずはレイド・メガ用個体を仕上げる方が失敗が少ないです。
また、特別技のげきりんを知らずに通常技構成のまま強化してしまい、後から「レガシー技持ちを育てておけばよかった」と後悔するパターンもよく見られます。げきりんは現在レガシー扱いで、対象イベントやすごいわざマシン・スペシャルが必要になるため、ドラゴンイベントやコミュニティデイ関連の情報が出た際には、ボーマンダ関連の特別技情報もあわせてチェックしておくと安心です。
さらに、サードアタック解放やフル強化に必要なほしのすな・アメの量を把握せずに育成を始めてしまい、途中で資源が尽きるのもよくある失敗です。ボーマンダは技解放に砂75,000・アメ75個、PL50近くまでの強化にも大量のアメXLを消費します。手持ちのドラゴン枠全体の育成計画を立てたうえで、「ボーマンダをどこまで育てるか」を決めておくことが重要です。
最後に、こおり技持ちレイドボス相手に先発でボーマンダを出してしまい、技2を撃つ前に倒されてしまうケースも少なくありません。ボーマンダは確かに火力が高いものの、耐久は突出しているわけではなく、こおり二重弱点を抱えている以上、相手の技構成を確認せずに出すのはリスクが高い行動です。レイドに出す時は、まず対策ポケモン解説やおすすめパーティを確認し、ボーマンダが活躍しやすい場面かどうかを判断してから編成に入れるクセをつけると、無駄な抱え落ちを減らすことができます。
総括:ポケモンGO ボーマンダ育成でレイド戦力を底上げしよう
ボーマンダはドラゴン/ひこうタイプで最大CP4239と、攻撃寄りの高種族値を持つアタッカーです。こおり二重弱点をはじめ、いわ・ドラゴン・フェアリーに弱い一方で、じめん・くさ・かくとう・むし・ほのお・みずなど多くのタイプに強い相性を持ち、ハマる相手には長く居座りながら高火力を押し付けることができます。
通常技はドラゴンテールが最優先で、ほのおのキバやかみつくはサブ的な選択肢です。ゲージ技はそらをとぶ・げきりん(レガシー)・りゅうせいぐんを軸に、レイド用か汎用アタッカーかで使い分けるのが基本となります。レイドではドラゴンテール+そらをとぶ、もしくはドラゴンテール+げきりん構成が高評価で、シャドウ個体やメガボーマンダを絡めれば、ドラゴン枠の主力として長く活躍させることができます。
PvPでは技性能の問題からGOバトルリーグでの評価は高くなく、育成優先度はあまり高くありません。主な入手方法はタツベイ・コモルーからの進化とレイド・メガレイドであり、イベント期間中が高個体値厳選のチャンスです。レイド100%個体値の目安は通常時CP2142、天候ブースト時CP2678で、この数値を基準に厳選すると効率よく戦力を整えられます。
サードアタック解放にはほしのすな75,000とアメ75個が必要で、投資先の個体はよく選ぶべきです。メガボーマンダはドラゴン/ひこう技の威力を味方にもブーストできるトップクラスのメガアタッカーであり、メガレックウザなど最上位ドラゴンが揃っていない場合には、ドラゴンレイドで非常に頼れるエースとなります。
ボーマンダで戦うときはこおり技持ちの相手を避け、くさやかくとうなど耐性のあるタイプを相手にすると安定します。対ボーマンダ戦ではマンムーやグレイシアなどこおりアタッカーを編成することで楽に対処が可能です。PvP目的でのフル強化は控え、まずはレイド用・メガ用として1〜2体をしっかり育成するのが、ほしのすなやアメを無駄にしない現実的な選択と言えるでしょう。

