「ほしのすな」が足りない。
それはポケモンGOトレーナー共通の悩みです。ポケモンを強化したくても、新しい技を解放したくても、すぐに底をついてしまいます。
この記事では、そんな「ほしのすな」の効率的な集め方から、GOバトルリーグの報酬、ウィークリーボーナスまで徹底解説。
さらに、育成コストや交換に必要な砂の量、そして「ほしのかけら」の最適な使い時まで、あなたの「砂漠」を解消する全情報を網羅します。
- ほしのすなの効率的な集め方を網羅
- 「ほしのかけら」の最適な使用タイミングを解説
- ポケモン育成や交換の全コストを一覧化
- シャドウポケモンの育成コストの秘密
ポケモンGO「ほしのすな」の全入手方法と効率的な集め方
- ポケモン捕獲とタマゴ孵化での基礎収集
- GOバトルリーグとロケット団の報酬
- ウィークリーとイベントボーナス
- 「ほしのかけら」の最適な使用タイミング
ポケモン捕獲とタマゴ孵化での基礎収集

ポケモンGOにおいて「ほしのすな」を集める最も基本的な行動は、ポケモンの捕獲です。ポケモンを1匹捕まえるごとに、基本となる100の「ほしのすな」が手に入ります。天候ブーストがかかっているポケモンであれば、その量は1.25倍になります。
一見、地道な作業に見えますが、ここで差がつくポイントがあります。それは「ボーナスすなポケモン」を意識することです。一部のポケモンは、捕獲時にもらえる「ほしのすな」が通常より多く設定されています。例えば、ニャース(アローラのすがた)、シェルダー、パラス、スリープ、スターミーなどは、捕獲するだけで500以上の「ほしのすな」を提供してくれることがあります。これらを見かけたら、最優先で捕獲するクセをつけることが、日々の蓄積を大きく左右します。
もう一つの基礎は「タマゴの孵化」です。タマゴが孵ると、ポケモンのアメや経験値と同時に、まとまった量の「ほしのすな」が手に入ります。特に、孵化までに歩く距離が長いタマゴほど、もらえる「ほしのすな」も多くなる傾向があります。2kmや5kmタマゴも重要ですが、7km、10km、そして特に12kmタマゴは、貴重な「ほしのすな」の供給源です。常に「ふかそうち」にタマゴをセットし、歩くことを習慣づけるのが、砂漠から抜け出す第一歩となります。
GOバトルリーグとロケット団の報酬

日々の「ほしのすな」集めにおいて、最も効率的でアクティブな方法が「GOバトルリーグ(GBL)」と「GOロケット団」とのバトルです。
まず、GOロケット団のしたっぱやリーダー、そしてサカキとのバトルに勝利すると、報酬として「ほしのすな」が手に入ります。特にリーダー(クリフ、シエラ、アルロ)は、したっぱよりも多くの砂を落とします。毎日気球でやってくる彼らを欠かさず迎撃するだけでも、着実な収入源となります。
しかし、GBLはそれを遥かに上回る可能性を秘めています。GBLでは、1セット(5戦)の中での勝利数に応じて「ほしのすな」がもらえます。これが、時折開催される「GBLボーナス」期間中になると、報酬が3倍や4倍に跳ね上がることがあります。この期間中は、他のどの手段よりも時間効率よく「ほしのすな」を稼ぐことが可能です。
そして何より重要なのが、GBLの「シーズン終了リワード」です。シーズン終了時に到達したランクに応じて、一度に大量の「ほしのすな」がもらえます。例えば、ランク20(エース)に到達するだけで、10万を超える「ほしのすな」を受け取ることが可能です。これは「ボーナス」と捉えがちですが、上級トレーナーにとっては「年に数回の収穫祭」であり、次のシーズンを戦い抜くための「核心的な予算」です。この報酬をどう活かすかが、トレーナーの育成計画を大きく左右します。
ウィークリーとイベントボーナス

「ほしのすな」の管理は、日々の行動計画、つまりプロアクティブ(積極的)な姿勢が問われます。その最たる例が「ウィークリーボーナス」と「イベントボーナス」の活用です。
まず、「おさんぽリワード(アドベンチャーシンク)」は、毎週月曜日の朝に受け取れるウィークリーボーナスです。このリワードは、1週間に歩いた距離(5km、25km、50km)に応じて設定されており、距離が長いほど多くの「ほしのすな」がもらえます。特に50kmを達成した際のリワードは非常に大きく、貴重なアイテムと共にまとまった砂が手に入ります。健康のためだけでなく、砂集めのためにも、毎週50kmの達成を目標にしたいところです。
次に、そして最も重要なのが「イベントボーナス」の活用です。ポケモンGOでは、定期的に「コミュニティ・デイ」や「GOフェス」などの大型イベントが開催されます。これらのイベントでは、「ポケモン捕獲時のほしのすな3倍」といった強力なボーナスが発生することがあります。
ここで、トレーナーの姿勢が問われます。多くのトレーナーは、イベントが始まってから「ボーナスだ」と気づき、手持ちのボールで参加します。しかし、エキスパートは違います。彼らは数週間前からゲーム内の「ニュース」を読み込み、ボーナス内容を把握します。そして、イベントが「3倍ボーナス」と知れば、その日までにハイパーボールやパイルのみを数百個単位で準備します。この「事前の準備」こそが、イベント当日に得られる「ほしのすな」の量を文字通り10倍、20倍にするのです。
「ほしのかけら」の最適な使用タイミング

「ほしのかけら」は、30分間だけ「ほしのすな」の獲得量を1.5倍にする、非常に貴重なアイテムです。ショップでも購入できますが、無駄遣いは絶対に避けなければなりません。このアイテムの価値を最大限に引き出す方法は、ただ一つ。「大きな砂の塊に、さらに倍率をかける」ことです。
やってはいけない最悪の使い方は、「何もない日に、なんとなく30分歩く」ために使うことです。これは、100の砂を150にするだけの、最も効率の悪い使い方です。
「ほしのかけら」は、複数のボーナスが重なる「ここぞ」という瞬間に使う、戦略的なアイテムです。最適なタイミングは、以下の通りです。
- GOバトルリーグのシーズン終了リワード受け取り時これが最も重要です。例えば11万の砂を受け取る直前に「ほしのかけら」を使えば、それだけで16万5,000の砂になります。一瞬で5万5,000の砂を稼ぎ出したことになります。
- おさんぽリワード(50km達成)の受け取り時月曜朝9時のリワード受け取り直前に使いましょう。まとまった砂が1.5倍になります。
- タマゴの一斉孵化時10kmや12kmタマゴを9個や12個、同時に孵化させるタイミングで使います。特に「孵化距離1/2」イベントと重なると、絶大な効果を発揮します。
- 「ほしのすな3倍」などのイベント時「捕獲すな3倍」のコミュニティ・デイで使えば、「3倍 $\times$ 1.5倍」となり、すさまじい効率で砂を稼ぎ続けることができます。
ポケモンGO「ほしのすな」の賢い使い道とコスト一覧
- 育成コスト:ポケモン強化(レベル50まで)
- 交換コスト:フレンドレベル別の消費一覧
- 技解放コストと「ベイビィ」節約術
- シャドウ・リトレーンポケモンの特別コスト
育成コスト:ポケモン強化(レベル50まで)

トレーナーが「ほしのすな」を最も多く消費する行動、それは「ポケモンの強化」です。特に、ポケモンを最大レベルであるレベル50まで育て上げる道は、まさに「砂の沼」と呼ぶにふさわしいコストがかかります。
ポケモンの強化コストは、レベルが上がるにつれて増加していきます。特にレベル30を超えたあたりから、1回の強化に必要な「ほしのすな」の量が跳ね上がります。
そして最大の難関が、レベル40からレベル50への強化です。この領域は、トレーナーレベルが40以上でないと解放されず、強化には「アメXL」という特別なアイテムが必要になります。このレベル40から50までに必要な「ほしのすな」の総量は、ポケモン1匹あたり約25万にも達します。
これは、多くのトレーナーにとって「最大の罠」です。GOバトルリーグで1シーズンかけて稼いだ20万の砂が、たった1匹のポケモンをレベル50にするだけで、一瞬で消え去るのです。
| 強化レベル帯 | 必要なほしのすな (目安) | 必要なアメXL (目安) |
| レベル20 (レイド・タマゴ産) → 40 | 225,000 | 0 |
| レベル40 → 50 | 250,000 | 296 |
| レベル20 → 50 (合計) | 475,000 | 296 |
賢明なトレーナーは、このコストを知っています。レベル50への強化は、よほど思い入れのあるポケモンか、GBLのマスターリーグで必須となるポケモンに限定すべきです。レイドバトルで使うポケモンであれば、まずはレベル40のポケモンを6匹揃える方が、はるかに戦力アップにつながります。
交換コスト:フレンドレベル別の消費一覧

「ほしのすな」のもう一つの大きな使い道が「ポケモン交換」です。特に、伝説のポケモンや色違いのポケモンといった「特別な交換」は、膨大な「ほしのすな」を要求されます。
この交換コストは、「フレンドレベル」によって劇的に変化します。そして、この仕様を知らないと、まさに「100万の砂の無駄遣い」をすることになります。
最大の「罠」は、フレンドになったばかりの「なかよし」レベルのフレンドと、お互いが図鑑に登録していない伝説・色違いポケモンを交換することです。この場合、1回の交換に「1,000,000」という、天文学的な量の「ほしのすな」が必要になります。
しかし、このコストは「焦らないこと」で解決できます。フレンドとギフトを交換しあい、30日間待って「親友」になるだけで、コストは8万まで下がります。さらに90日間待って「大親友」になれば、コストは4万まで激減します。これは、100万の砂が、待つだけで4万になる、つまり96%オフになることを意味します。
| トレードの種類 | なかよし (1日) | 友達 (7日) | 親友 (30日) | 大親友 (90日) |
| スタンダード (図鑑登録済) | 100 | 80 | 8 | 4 |
| 色違い・伝説 (図鑑登録済) | 20,000 | 16,000 | 1,600 | 800 |
| 色違い・伝説 (図鑑未登録) | 1,000,000 | 800,000 | 80,000 | 40,000 |
この表が示す通り、「100万の砂」は、ゲーム側が用意した「焦りに対する税金」です。交換は、最低でも「親友」レベルに達してから行うのが、トレーナーとしての賢明な判断です。
技解放コストと「ベイビィ」節約術

GOバトルリーグやレイドバトルでポケモンを活躍させるためには、「わざの解放」を行い、2種類目のスペシャルアタックを覚えさせることが非常に重要です。この「技解放」にも、「ほしのすな」と「アメ」が必要になります。
このコストは、ポケモンの「相棒としての距離」に連動しています。
| ほしのすな | アメ | 相棒距離 | 該当ポケモン (例) |
| 10,000 | 25 | 1km | リザードン, ギャラドス |
| 50,000 | 50 | 3km | カイリキー, エレキブル |
| 75,000 | 75 | 5km | カイリュー, バンギラス |
| 100,000 | 100 | 20km | 伝説・幻のポケモン |
ここで、ゲームが教えてくれない、最も重要な「節約術」があります。それが「ベイビィポケモントリック」です。
ルカリオ(75,000砂)、エレキブル(50,000砂)、ロズレイド(50,000砂)など、進化後に高いコストが設定されているポケモンがいます。しかし、彼らの進化前である「ベイビィポケモン」(リオル、エレキッド、スボミー)の技解放コストは、例外なく「10,000」に設定されています。
つまり、リオルをルカリオに進化させてから技を解放すると75,000の砂がかかりますが、リオルのうち(進化前)に技を解放してからルカリオに進化させれば、コストは10,000で済むのです。この差額、65,000。これは、知っているか知らないかで、育成計画が根本から変わってしまうほどの「隠し仕様」です。ベイビィポケモンからの進化ツリーを持つポケモンを育成する際は、必ず進化前に技解放を済ませましょう。
シャドウ・リトレーンポケモンの特別コスト

最後に、「ほしのすな」コストの観点から、「シャドウポケモン」と「リトレーンポケモン」の特殊性について解説します。
シャドウポケモンは、GOロケット団から救い出したポケモンで、「シャドウボーナス」として攻撃力が常に1.2倍になるという、非常に強力な特性を持っています。レイドバトルでは、全ポケモン中トップクラスのダメージ効率を叩き出します。しかし、この力には代償が伴います。シャドウポケモンは、強化や技の解放に必要な「ほしのすな」と「アメ」が、通常のポケモンの1.2倍(20%増)かかります。
一方、「リトレーン(Purified)」は、シャドウポケモンを浄化することです。リトレーンすると、シャドウボーナス(攻撃力1.2倍)は失われてしまいます。その代わり、育成コストに「割引」が適用されます。リトレーンポケモンは、強化や技の解放に必要な「ほしのすな」と「アメ」が、通常のポケモンの0.9倍(10%減)で済むのです。
ここに、トレーナーの戦略的な「ジレンマ」が生まれます。
- シャドウのまま育てる道(エリートパス)1.2倍の「砂の税金」を払い、最高の攻撃力を追求する。GBLやレイドで最強を目指す、上級者向けの選択。
- リトレーンして育てる道(堅実パス)攻撃力ボーナスを諦める代わりに、10%の「砂割引」を受けて、少ないコストで育成する。
どちらが正解ということはありません。自分の「ほしのすな」の備蓄量と、そのポケモンに何を求めるか(最高の火力か、コストパフォーマンスか)によって、選択は変わります。この「砂と力」のトレードオフを理解することが、上級トレーナーへの道となります。
総括:「ほしのすな」は有限な資源、計画的な収支管理こそが最強への近道
この記事のまとめです。
- ほしのすなはポケモンの育成、交換、技解放に必須の資源である
- 最も基礎的な入手方法はポケモンの捕獲である
- ニャースやシェルダーなど、ボーナスがつくポケモンは優先して捕獲すべきだ
- タマゴの孵化、特に10kmや12kmタマゴはまとまった砂の供給源となる
- GOバトルリーグ(GBL)のシーズン終了報酬は、最大の砂獲得チャンスである
- GBL報酬は「ボーナス」ではなく、次のシーズンの「基本予算」と心得るべきだ
- ロケット団とのバトルも、日々の貴重な収入源となる
- おさんぽリワードは、毎週50km歩くことで確実に砂を蓄積できる
- イベント(コミュニティ・デイ等)は、準備次第で爆発的に稼げる
- 「ほしのかけら」はGBL報酬受取時やタマゴ一斉孵化時に使うのが最適だ
- ポケモンのレベル40から50への強化は、約25万の砂を要する「砂の罠」である
- 交換コストはフレンドレベルで激変し、100万の砂は「大親友」で4万まで下がる
- 技の解放は、リオルなど「ベイビィポケモン」のうちに行うと砂を大幅に節約できる
- シャドウポケモンは攻撃力が高いが、育成コストも1.2倍になる
- リトレーンポケモンは育成コストが1割引になるが、シャドウボーナスは失う

