「ポケモン サンムーン スイッチでできる」と検索してこの記事にたどり着いたあなたへ。懐かしのアローラ地方での冒険を、最新のNintendo Switchでもう一度楽しみたい、あるいは初めてプレイしてみたいと考えているのかもしれませんね。
この記事では、その疑問に明確にお答えするとともに、ポケモンバンクやポケモンHOMEを使ったポケモンの移動方法、そしてNintendo Switchで楽しめるポケモンシリーズの魅力について、詳しく解説していきます。
サンムーンのポケモンたちをスイッチの世界へ連れて行く方法や、スイッチならではの新しい冒険についても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
- サンムーンはスイッチで直接プレイ不可
- 3DS専用ソフトのためハードが異なる
- ポケモンHOME経由でポケモンは移動可能
- スイッチには魅力的なポケモン最新作多数
ポケモン サン・ムーンはスイッチでできる?その疑問に答えます
- 結論:サン・ムーンはニンテンドー3DS専用ソフトです
- なぜスイッチで遊べない?ハードウェアの違いとは
- ウルトラサン・ウルトラムーンも同様に3DS専用
- 中古ソフト購入時の注意点
結論:サン・ムーンはニンテンドー3DS専用ソフトです

『ポケットモンスター サン』および『ポケットモンスター ムーン』は、残念ながらNintendo Switchでプレイすることはできません。これらのゲームは、2016年11月にニンテンドー3DSシリーズ専用ソフトとして発売されました。
開発はゲームフリーク、発売は株式会社ポケモン、販売は任天堂が担当し、南国風のアローラ地方を舞台にした冒険や「Zワザ」などの新要素が人気を博しました。
しかし、これらは一貫して3DS向けであり、Switchへの移植版やリメイク版は公式には発表されていません。サン・ムーンを遊ぶためには、いずれかのニンテンドー3DSシリーズ本体が必要となります。
なぜスイッチで遊べない?ハードウェアの違いとは

ニンテンドー3DSとNintendo Switchでは、なぜソフトの互換性がないのでしょうか。それは、二つのゲーム機の「ハードウェア」、つまり機械の仕組みが根本的に違うからです。
3DSは上下2画面で裸眼立体視が可能でしたが、Switchはテレビ接続も携帯も可能なハイブリッド型で、Joy-Conというコントローラーを採用しています。内部設計、処理能力、ソフト媒体(3DSカード/Switchゲームカード)も全く異なります。
ゲームソフトは特定のハードに合わせて最適化されるため、3DS用に作られたサン・ムーンを、仕組みの異なるSwitchでそのまま動かすことは技術的に不可能です。過去にSwitch版の噂もありましたが、公式発表はなく実現していません。
ウルトラサン・ウルトラムーンも同様に3DS専用

サン・ムーン発売の翌年、2017年にはストーリーや機能が追加された『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』(USUM)が登場しました。こちらもサン・ムーンと同じく、ニンテンドー3DSシリーズ専用ソフトです。
USUMでは、新たな物語、伝説のポケモン「ネクロズマ」の謎、新キャラクター「ウルトラ調査隊」、行ける世界の追加(ウルトラホール)など、多くの新要素が加わり、アローラ地方の冒険をより深く楽しめます。
しかし、プラットフォームは3DSのままであり、Nintendo Switchでプレイすることはできません。USUMをプレイしたい場合も、サン・ムーンと同様にニンテンドー3DSシリーズ本体が必要です。
中古ソフト購入時の注意点

Switchで遊べないと知り、3DS本体と中古ソフトの購入を検討する方もいるでしょう。中古ソフトは手頃な価格が魅力ですが、いくつか注意点があります。
まず、ソフト(ゲームカード)の状態、特に端子部分の汚れや傷を確認しましょう。読み込み不良の原因になることがあります。信頼できる販売元から購入するか、状態を確認することが大切です。
また、ニンテンドー3DSのオンラインサービスは段階的に終了しています。「ニンテンドーeショップ」は2023年3月に終了し、ソフトのダウンロード購入や更新データの新規入手はできません。
サン・ムーンやUSUMのオンライン対戦・交換機能も利用できないか、近々終了する可能性が高いです。オフラインでのストーリープレイが目的なら問題ありませんが、オンライン要素を期待していた場合は注意が必要です。
ポケモン サンムーンのポケモンをスイッチに送る方法はある?
- ポケモンバンクとポケモンHOME:世代をつなぐ架け橋
- 転送のステップ:3DSからスイッチへのポケモン引っ越し手順
- 注意点:一方通行の転送と必要なもの
- ポケモンHOMEのプラン比較:無料と有料の違い
- スイッチで待つ新たな冒険:おすすめポケモンソフト紹介
ポケモンバンクとポケモンHOME:世代をつなぐ架け橋

サン・ムーンのゲーム自体はSwitchで遊べませんが、アローラ地方で捕まえたポケモンたちをSwitchのポケモンシリーズへ連れて行く方法はあります。その鍵となるのが、『ポケモンバンク』(3DS向けクラウドサービス)と『Pokémon HOME』(Switch/スマホ向けクラウドサービス)です。
ポケモンバンクに預けたサン・ムーンのポケモンを、ポケモンHOMEを経由して、Switchの対応ソフト(『ソード・シールド』、『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』、『LEGENDS アルセウス』、『スカーレット・バイオレット』など)へ送ることができます。
この二つのサービスが、世代やハードの壁を越えてポケモンたちとの絆をつなぐ「架け橋」の役割を果たします。大切なポケモンたちと、新しい冒険へ旅立ちましょう。
転送のステップ:3DSからスイッチへのポケモン引っ越し手順
サン・ムーン(ポケモンバンク)からポケモンHOMEへポケモンを移動させる具体的な手順を解説します。
- 準備(3DS側):
- 3DSに『ポケモンバンク』と必要なら『ポケムーバー』がダウンロード済みであること(※現在新規DL不可)。
- サン・ムーン等から送りたいポケモンをポケモンバンクに預けておく(バンク利用は現在無料)。
- 準備(Switch/スマホ側):
- Switchまたはスマホに『Pokémon HOME』をダウンロードし、ニンテンドーアカウントと連携(※Switch版とスマホ版は同じアカウントで)。
- ポケモンHOMEの有料「プレミアムプラン」への加入が必須。
- 引っ越し作業(HOME側):
- Switch版ポケモンHOMEで「ひっこし」→「ひっこしをはじめる」を選択。
- 引っ越し作業(バンク側):
- 3DSでポケモンバンクを起動し、「Pokémon HOMEへのひっこし」を選択。引っ越したいボックスを選ぶ。
- パスワード入力:
- Switch版HOMEに表示される「ひっこしパスワード」を、3DSのポケモンバンク画面に入力(3分以内)。
- 完了:
- パスワード認証後、引っ越しが開始され、選択したボックスのポケモンがHOMEへ移動します。
注意点:一方通行の転送と必要なもの
ポケモンバンクからポケモンHOMEへの引っ越しには、いくつか重要な注意点があります。
- 一方通行の転送:最も重要な点です。一度ポケモンHOMEへ送ったポケモンは、二度とポケモンバンクや3DSソフトには戻せません。慎重に判断しましょう。
- HOMEプレミアムプラン必須:引っ越し機能の利用には、ポケモンHOMEの有料プラン加入が必要です。無料プランでは利用できません。
- バンクの事前DLが必要:ポケモンバンク自体は無料化されましたが、2023年3月のeショップ終了前にソフトをダウンロードしている必要がありました。現在、新規ダウンロードは不可能です。
- アカウント連携:ポケモンバンク(ニンテンドーネットワークID)とポケモンHOMEが、同じニンテンドーアカウントに連携されている必要があります。
- 道具は移動不可:ポケモンに持たせた道具は移動しません。バンクに預ける際に元のソフトのバッグに戻ります。
これらの点を理解した上で、大切なポケモンたちの未来を決める引っ越し作業を行いましょう。
ポケモンHOMEのプラン比較:無料と有料の違い

ポケモンバンクからの引っ越しに必須となるポケモンHOMEのプレミアムプランについて、無料のフリープランとの違いを見てみましょう。
機能 | フリープラン | プレミアムプラン (有料) |
預けられるポケモンの数 | 30匹 | 6000匹 |
ポケモンバンクからの引っ越し | × (利用不可) | ○ (利用可能) |
ミラクルボックス (同時数) | 3匹 | 10匹 |
GTS (同時数) | 1匹 | 3匹 |
グループ交換 (主催) | × (参加のみ) | ○ (主催・参加可能) |
ジャッジ機能 | × (利用不可) | ○ (利用可能) |
プレミアムプラン料金 (記事執筆時点、税込)
- 30日:370円
- 90日:610円
- 365日:1,960円
プレミアムプランは、預けられる数が大幅に増え、ポケモンバンクからの引っ越しが可能になる点が最大の違いです。GTSやミラクルボックスの利用枠増加、個体値を確認できるジャッジ機能など、本格的なポケモン管理にはプレミアムプランが有利です。サン・ムーンからのポケモン移動には、少なくとも作業期間中の加入が必要です。
スイッチで待つ新たな冒険:おすすめポケモンソフト紹介

ポケモンHOMEへ無事にポケモンたちを連れてきたら、いよいよNintendo Switchでの新しい冒険の始まりです! Switchには魅力的なポケモンシリーズが多数揃っており、HOMEから連れてきたポケモンたちも活躍できる可能性があります(※ソフトにより登場ポケモンは異なります)。
- 『ソード・シールド』(2019):広大なワイルドエリアとダイマックスバトルが特徴。DLCでさらに世界が広がります。
- 『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(2021):DS版『ダイヤモンド・パール』の忠実なリメイク。グラフィックが一新され、地下大洞窟もパワーアップ。
- 『Pokémon LEGENDS アルセウス』(2022):アクションRPG要素を取り入れた意欲作。昔のシンオウ地方「ヒスイ地方」で、新たな捕獲・バトルシステムを体験できます。
- 『スカーレット・バイオレット』(2022):シリーズ初のオープンワールドRPG。広大なパルデア地方を自由に冒険し、3つのストーリーを進められます。「テラスタル」という新要素も。
これらのSwitch作品は、ハードの進化と共にゲーム性も大きく進化しています。サン・ムーンの直接的なリメイクはありませんが、Switchにはこれらの新作や他のリメイク作品(Let’s Go! ピカチュウ・イーブイなど)があり、新たなポケモンワールドを楽しめます。
おすすめSwitchポケモンソフト概要
タイトル | 発売年 | 主な特徴 | HOME連携 |
ソード・シールド | 2019年 | ダイマックス、ワイルドエリア、DLCあり | 可能 |
ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール | 2021年 | 第4世代リメイク、原作再現、地下大洞窟 | 可能 |
Pokémon LEGENDS アルセウス | 2022年 | アクションRPG、ヒスイ地方、シームレス捕獲・バトル | 可能 |
スカーレット・バイオレット | 2022年 | オープンワールド、テラスタル、3つのストーリー | 可能 |
Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ | 2018年 | 第1世代リメイク、ポケモンGO連携、簡易捕獲 | 可能 |
総括:ポケモン サンムーンはスイッチでできる?
この記事のまとめです。
- ポケットモンスター サン・ムーンはニンテンドー3DS専用ソフトである
- Nintendo Switchでサン・ムーンを直接プレイすることはできない
- ウルトラサン・ウルトラムーンも同様に3DS専用ソフトである
- Switchでプレイできない理由は3DSとSwitchのハードウェアが異なるためである
- サン・ムーンのポケモンをSwitchに送ることは可能である
- ポケモンの移動には3DS『ポケモンバンク』とSwitch/スマホ『Pokémon HOME』が必要である
- 『ポケモンバンク』の利用は現在無料だが、事前のダウンロードが必要であった
- 『ポケモンバンク』から『Pokémon HOME』への引っ越しにはHOMEのプレミアムプラン加入が必須である
- この引っ越しはポケモンバンクからHOMEへの一方通行である
- 一度HOMEへ送ったポケモンは3DSソフトへは戻せない
- ポケモンに持たせた道具はHOMEへは送られない
- 『Pokémon HOME』は3DS、Switch、Pokémon GOのポケモンを一元管理するサービスである
- Switchにはソード・シールド、BDSP、LEGENDS アルセウス、スカーレット・バイオレット等のポケモン本編作品がある
- これらのSwitch作品ではオープンワールドやアクション要素など進化したゲーム体験が可能である
- HOME経由で送ったポケモンは対応するSwitchソフトで使用できる可能性がある